MINAMIさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

MINAMI

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第三世代(1979年製作の映画)

4.0

ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督 

おいおい、脳味噌破裂するって。。
めちゃめちゃクールな映像が脳にグイグイ入り込んでくるのだけれど、物語が一向に入り込んでこないのだ。(僕の頭が悪いのか?)
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.4

ケリー・ライカート監督

「あぁもうなんでもええよ、人生を浮遊して海に辿り着きたい」って気分の時に観るべき映画ランキング9位

なんなんこの映画…と、やばいなこの映画最高!のちょうど間を行く感じが妙に
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たぶん悪魔が(1977年製作の映画)

4.7

ロベール・ブレッソン監督

一応若者である今に観れて良かったと思う。

自殺願望を持つ美しき少年。
静かで、穏やかな闘志を世界と自らに向ける。
“僕は僕でありたいだけだ”って本当にそうだ。

不協なパ
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.5

スティーブン・スピルバーグ監督

ミュージカルには体系的に苦手意識があるが、この映画はそんなことどうだっていいと思えるような良作でした。グランドシネマサンシャインのIMAXでド派手に映画体験をしてきま
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ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

4.5

Get back ~
Get back ~
Get back to where you once belonged

ポールマッカートニーの甘くてたくましい声と、ジョンレノンの風のような風格。
オノ
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ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.9


素晴らしきブルーノート史

何が言いたいかというと、Miles Dewey Davisは天才、Thelonious Sphere Monkは神だということ。

Art Blakeyはこんなかっこいい
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.7

ウォン・カーウァイ監督

序盤と終盤はすんなりと理解できるけど、途中が違う映画になった?というほど内容が変わった。
もう少し一貫性があったほうがいいかも…

どこを切り取ってもザ・ウォンカーウァイ作品
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PASSION(2008年製作の映画)

4.5

濱口竜介監督

人間の愚かさと欲望、曖昧で成り行き任せな発言と行動を凝縮させてもう一度昇華させたような、これぞドラマという傑作でありました。。
この人間世界には、大体の場合男性と女性がいて、理性と欲望
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.4

松居大悟監督

色々な意味で(いや、意味は一つかもしれない)忘れられない映画となった。(いや、なりそうな気がしてる、いや、なる。)

一緒に観に行った人は、この映画を観て、前の彼氏を思い出した。と言っ
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雪の断章 情熱(1985年製作の映画)

3.7

相米慎二監督

これまで、いわゆる家族愛を描いた作品は幾度となく観てきたが、血縁関係のない家族(みなし家族)を描いた作品はあまり観たことがない。

人と人との間に生まれる信用みたいなものは、何をもって
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浅草キッド(2021年製作の映画)

4.0

劇団ひとり監督

面白かった。芸人の泥臭い成り上がり話しを爽やかに映し出す。劇団ひとりパイセン、マルチだなぁ。

笑われるんじゃねえぞ、笑わせるんだ。
カッコええ〜

麦ちゃん大好きなんだよバカヤロウ
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.2

トラン・アン・ユン監督

原作を読んだことのある人間に向けて撮られたような作品ですな。小説読んでないと、よくわかんないのでは?とさえ思うよ。
それかもしくは、小説を先に読んでいる分、映画の物足りなさを
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

3.8

エミール・クリストリッツァ監督

規模と熱量が凄まじい映画でしだ。一体どれだけの予算と時間を費やしているのだろう。
これが映画だ!と言わんばかりの迫力でした。
ただ、ごめんなさい、ぼくのちんけな脳みそ
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空白(2021年製作の映画)

3.8

古田恵輔監督

重…重い…
ボクシングならスーパー・ミドル級

人間の不甲斐なさ、過ぎゆく時の儚さ。
近くにいた人が死ぬことは、生きる人になんらかの影響を及ぼすが、こういうパターンは想像もつかない。
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

4.2

ジム・ジャームッシュ監督

再鑑賞。
早稲田松竹でこの映画を観れた。

ニューヨークの退廃的な姿
孤独と共に彷徨う男
自由を求めて孤独を忘れるため、終わることのない休暇を歩き続ける

ドップラー効果の
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菊次郎の夏(1999年製作の映画)

4.5

北野武監督

素晴らしい。おもろすぎる。

僕が映画に求めていること、それは、
「現実的であって、どこか少しだけ非現実が織り混ざっている。でも、僕の頭で考えられる範疇のコトが起こり、僕の頭で理解できる
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静かなる男(1952年製作の映画)

3.8

ジョン・フォード監督

村上春樹パイセンは、どうにもこうにもうまくいかない、八方塞がりな時には、この映画を観るそう。

ふたりの人魚(2000年製作の映画)

4.2

ロウ・イエ監督

初めましてのロウ・イエ。
中国の雑多な雰囲気と、男と女。
色んな意味で湿度の高い映画でした。(やたら雨降ってたなぁ)

失った過去、現在はその過去を取り戻すためにあった。
空白の時間
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夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

4.0

相米慎二監督

やはり死。そこには死がある。
生きゆくものには死があるんだ。

小学生史上最も深すぎる夏休みの自由研究的映画。
終盤の相米節は相変わらず凄すぎる。

今には過去があって、変わることのな
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情事(1960年製作の映画)

3.6

ミケランジェロ・アントニオーニ監督

うーーーーん。うーーん。
アントニオーニのBrow-upが大大大好きで、これはどうかな?と思って観たけど、うーーん。
タイトル通り、”情事”を描いてるのだけれども
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めし(1951年製作の映画)

4.3

成瀬巳喜男監督

「無限な宇宙の廣さのなかに 人間の哀れな営々としたいとなみが 私はたまらなく好きだ」
林芙美子

はじめての成瀬さん。
素晴らしい。ワンダフル。でした。
夫婦とは。生きるとは。女とは
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.0

ホン・サンス監督

ホンサンス映画は気持ち悪さが丁度いいよなぁ、うんうん、ちょうどいい気持ち悪さだ(男目線)

失敗パターンと成功パターンを、1作で教えてくれる、大人のありがたき教育映画です。(?)
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気のいい女たち(1960年製作の映画)

3.9

クロード・シャブロル監督

面白いんだけど、別に人にオススメとかはしたくない映画ランキング9位。

ヌーヴェルヴァーグ期を代表するこの映画、躍動的で激しい…
後半にかけて、畳み掛けるようにガラリと映画
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コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.5

ジム・ジャームッシュ監督

再々鑑賞。

正真正銘、最強のオムニバス映画な訳ですよ。
何曜日でも何時でもどこで観てもおそらくフィットしてしまうこの映画の、いわゆる”日常”感がたまらない訳ですよ。
休日
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サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス(1974年製作の映画)

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ジョン・コニー監督

混沌(chaos )とはまさにこのこと。
カオス、ケィアォス(発音イイね)なのだ。

何をもってして、この映画が面白い!とか最高!とか全然ダメやん!って言えるんだろう。

サン・
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あ、春(1998年製作の映画)

4.5

相米慎二監督

あっぱれ!さすがは相米慎二監督!
ストーリーもおもろいが、なんというか、相米監督の死生観が窺える。

人は生まれたら死ぬだけで、それでいて繰り返すんだ。みたいな永劫回帰的な考えが表立っ
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.2

城定秀夫監督

面白い!
ここ最近観た邦画でもかなり面白いほうでしたよ。
本気で。いや本気で。

園田に彼女いる(ってか吹部のあの子)と知った宮下さんの額からツーッと流れる汗、たまらん。。。
野球のカ
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ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.0

松永大司監督

村上春樹、ハナレイ・ベイを最近読みましたので、さぁ観てみよう!てことで鑑賞。

なんというか、うん。原作読む前に観れば良かったかな。うん。て感じでした。うん。
原作を忠実に再現されてい
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クレアのカメラ(2017年製作の映画)

3.5

ホン・サンス監督

ん〜こりゃ何とも言い難い。
無利益無利害な感じ。
ホンサンス映画を観るぞ!と意気込んで本作に挑んだが、この作品はいわゆるホンサンス感みたいなモノが薄かった。

まぁとりあえずキムミ
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それから(2017年製作の映画)

4.0

ホン・サンス監督

ホンサンスに食事シーンは必要不可欠で、ホンサンスが創り出す食事シーンの美しさと人間らしさはピカイチです。

完全に男が悪いやん、っていう恋愛劇で、食卓を介して対面し合う2人が入れ替
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mellow(2020年製作の映画)

3.8

今泉力哉監督

人生における誰かに対する”憧れ”と、第三者が介在する恋愛についての物語。

何というか、ただ単な恋愛ではなく、人が人と関わることに重きを置いている感じ
この監督のこんな映画、あり得ない
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緑の光線(1986年製作の映画)

4.5

エリック・ロメール監督

自分に他者が入り込んでくる感覚というのは、時に絶頂の気持ちよさがあり、時に最悪のトラウマとなる場合がある。
その他者を、自分に取り込む(取り込める)度合いというものが人それぞ
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

4.0

アンドレイ・タルコフスキー監督

今晩は食後に何か軽く映画でも観ようかなぁ〜、というお気持ちで観るべきではない映画ランキング7位。
ある程度心に余裕があって、心の状態が文化的な日の夜で且つ、ワインを1
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.2

スパイク・リー監督

愛してやまないTALKING HEADS とDavid Byrneパイセン。
好きなアーティスト(音楽)は?と聞かれたら、迷わず「トーキングヘッズです!」と答えてきた。そんな僕は
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蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

2.0

おもんなかったなぁ

やりたい事はわかる、社会や業界に対する風刺的なことを表現して、、、、
なんかもうええよ、、ってなった。

なんというか、この4作ならオムニバスにする必要を感じまへんでした。

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