MINAMIさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.8

濱口竜介監督

そこにある事
そこに居る人
そこに生まれる関係性

魔法(よりもっと不確か)、扉は開けたままで、もう一度、の三部作

会話劇で描かれる偶然。
なんとなくホン・サンス的な感じがした。特に
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.0

ウディ・アレン監督

フィクションがフィクションしてフィクションしてる。

ウディ・アレンの作品は、ちょっと気持ち悪くて、ダラダラ会話して、観るのちょっとダルいみたいな偏見あったけど、これは全くそんな
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.0

リチャード・リンクレイター監督

2人は再会するねん。
あの時の記憶を残したまま、忘れることはできない夜を丁寧に思い出すねん。
結局2回してんねん。
コーヒーとレモンジュースを注文して、タバコを吸い、
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.8

リチャード・リンクレイター監督

良すぎるなぁ
2人以外の他者がほとんど介入してこない恋愛映画って、これまであまり観てこなかったかも。
恋愛ものであり、会話劇であり、言語の素晴らしさを改めて痛感する傑
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

岨手由貴子監督

強いて言うならこの映画でいうところの水原希子的東京生活を送っている僕からしたら、到底理解し難い世界ではあるものの、なんだろう、、その度合いが絶妙だった。

現代における映画感は否めな
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あの夏、いちばん静かな海。(1991年製作の映画)

4.2

北野武監督

恐ろしいほど静かな海だ。
2人が過ごしたあの夏、あの海。

喋らなすぎて、言葉少なすぎて、こんな映画観たことないや。
皆んな何かができる代わりに、何かができない。
なんでもできるやつがた
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逃げた女(2019年製作の映画)

3.0

ホン・サンス監督

日常における会話や動きを日常のままに描き出していて、なんというかこれと言って特筆する場面が思い出せないけど、それがええのかも知れない。
髪切ったのね〜?イカれた高校生みたいだね〜っ
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そして人生はつづく(1992年製作の映画)

4.3

アッバス・キアロスタミ監督

人間の無力と有力を同時に描き出してるような素晴らしい作品でした。。
広い視点での人間は、人知を超えたモノ(ここでは地震という天災)には太刀打ち出来ない非力な存在である一方
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.7

黒澤明監督

黒澤ムービーあるある、てか古い日本映画あるあるなんだけど、言葉がすんなり入ってこないから、何言っんのか分かんなくて状況飲み込むまでになかなか時間かかる。 

ラストの矢を撃ち込まれるシー
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ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ(2001年製作の映画)

4.0

ジョン・キャメロン・ミッチェル監督

悲しくもPOWER溢れる物語
なんてか、映画ってより、ミュージカルって感じがしたなぁ

6インチを5インチ削ったけど、1インチ(アングリーインチ)残ったっていう曲
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永遠の僕たち(2011年製作の映画)

4.3

ガス・ヴァン・サント監督

少し奇妙なラブストーリーに胸がホカホカ致しました。
時迫る死と孤独であった生が入り混じり、2人だけの時が流れる。

ハロウィンの夜、森を分け入る2人の美しさたるや。。。
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ザ・プレイヤー(1992年製作の映画)

4.2

ロバート・アルトマン監督

はじめてのアルトマンでした。
こりゃ面白れぇ。
脚本の完成度が抜きに出てるのと、出だしの長回しがキレキレ。あのワンカットにキャスト何人でてくんねん。
男に尾行され続けるカッ
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スーパーの女(1996年製作の映画)

4.1

伊丹十三監督

凄い。面白すぎる。

スーパー大好き芸人の僕は、行く先々でスーパーに入ってしまう。近所のスーパーは用もなく入って一通り品物チェックしてしまう。そのくらいスーパーには何か魅力的なモノと、
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お葬式(1984年製作の映画)

4.0

伊丹十三監督

THE ジャパニーズお葬式。
日本の葬式はこんな感じ。なんかよく知らんおじさんとおばさんが沢山いて、その連れの娘とか息子とかその子供とかがなんとなくその辺に座っている。
あ、どうも、み
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タンポポ(1985年製作の映画)

4.2

伊丹十三監督

愛おしい。
食好きにはたまらないムービーでありました。
伊丹十三、何気ない日常と人間を魅力的に描く力がとんでもない。
コミカルラブリードラマって感じで日曜の昼下がりにぴったりの映画。
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.9

内田けんじ監督署

けっこう本気でくだらない話だけど、構成でこんなにも面白くなるの凄い。
こういう映画の作り方難しそう。

みんなテキトー、大体の場合自分がよけりゃなんだっていい
運命があるかは知らん
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.3

ガイ・リッチー監督

初めましてのガイリッチーだったけど、こりゃ最高だ。
オモロイ、カッコイイ、クダラナイ
この三拍子が揃えば基本的に怖いものはない。
ロンドンの裏社会で生きるヤング。クール。

金が
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生きちゃった(2020年製作の映画)

2.5

石井裕也監督

????
あんまり面白くなかった。です。
てか何がしたいのかよく分かんなかった。です。
あまりに無理矢理人が死に。ます。
男2人が妙にホモくさい。です。

ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

4.0


スケボーと映画の相性ってやっぱめちゃめちゃ良いよな。
mid90’sはスケボー映画で最高傑作や!とか思ってたけど、こっちの方がやっぱええかもしれない。
ラストシーンなんかクールすぎだぜ。

人家の空
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

3.6

アーサー・ペン監督

アメリカンニューシネマ

奪い取る金と鳴り響く銃声
大した話ではないけど、なんか愛おしい。
ボニーアンドクライド。

なんというか、特記事項は大してない。
序盤の顔面アップシーン
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(1955年製作の映画)

3.4

フェデリコ・フェリーニ監督

うーん。
ハッピーニューイヤーパーティが最も印象的。
あのパーティの感じ、フェリーニらしい。

女は男の未来だ(2004年製作の映画)

3.7

ホン・サンス監督

好きな人とは絶対に観ない方がいい映画ランキング18位

過去に現実としてあった三角関係的なモノと、現在の曖昧な3人の関係。
過去の記憶が欲情した現在。
今夜はというと結局抱けなかっ
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世界の中心で、愛をさけぶ(2004年製作の映画)

3.6

行定勲監督

これが純度100%、いや120%のラブストーリーであります。
こんな高純度ラブストーリーとか久しぶりに観ました。。
柴咲コウが美し過ぎるので、美しすぎます。
高橋一生が激若です。
森山未
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.6

今泉力哉監督

肌寒い11月の夜、2人で(できれば彼女の家で)観たい邦画ランキング36位

時系列の中で、色んな歯車が動いては止まって、止まったままになったり、また動き出したり、、

現実に起きたら、
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.8

前田弘二監督

まともじゃない、普通って何、、
誰もが考える問題でありきたりな題材っぽいけど、けっこう面白かった。

最後に2人が結ばれなくてホッとした。
短くてサクッとみれて面白かったけど、面白さを
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.7

ハーモニー・コリン監督

バッキバキに荒れ狂ってんなぁ〜と思って観始めたものの、終盤はなんだか暖かい。。
酒に女にハッパにとヒッピーさながらの日常。
この映画に緊迫感は皆無であります。
ビールでも飲み
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川崎競輪(2016年製作の映画)

-

水野さやか監督

これがリアル。
川崎に住む僕は、たびたびこういうおっさん達を目にする。
金がねぇ、酒飲みてぇ、死んでも金がかかる、、って行きどころのない会話。

素晴らしき日曜日(1947年製作の映画)

3.8

黒澤明監督

時間はあるが金がない。
35円で過ごす日曜日も悪くないッスよ。

未完成交響曲を聴きに雨降りの中傘もなく走る2人。
動物園に行けば、何だか逆に動物に見られてる気がする。
コーヒーを飲みに
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知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.8

今泉力哉監督

恋愛にまつわるエトセトラであります。
知らない人に、なんとなく恋をしている状態。それは果たして恋なのかどうかもわからないけど、人を好きになるのはきっと何となくがキッカケだったりするんす
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街の上で(2019年製作の映画)

3.5

今泉力哉監督

思ってた12倍くらい下北沢が出てきた。
少し前に下北沢に行くことがあって、あ〜見たことあるなぁここ!ってのがたくさんでした。そしてきっとそういう「親近感」を狙いにしているであろう本作は
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サッドティー(2013年製作の映画)

4.4

今泉力哉監督

こりゃオモロイ。
今泉力哉監督、人の感情を描き出す力すげ〜な〜。
ちゃんと好き、あなたのことが好きとか嫌い、好きになるタイミング、やっぱり好きじゃない、分かんない、みたいなことが繊細か
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クレールの膝(1970年製作の映画)

4.5

エリック・ロメール監督

めちゃオモロイ。
中年男と、初々しい少女のギャップが最高。
とっても気持ち悪いし、くだらない話しだけど、映像綺麗すぎてそれさえも美しく感じてまう。
あと女優人の美しさが異常。
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空中庭園(2005年製作の映画)

3.7

豊田利晃監督

偽り。破壊。再生。

小泉今日子と板尾創路のタッグ最高でした。
空中庭園にあるのは、なんでも正直に打ち明ける嘘偽りのない、嘘偽りファミリー。

ホテル野猿、行きたい。
あと瑛太がめちゃ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

土井裕泰監督

オモロかった。なんか悔しい。
商業映画として完璧に今を捉えてたし、今の若者の境遇を鏡かってくらいに映し出していた。

映画の半券を栞にしてみたり、なんとなくイラスト描いてちょっとした仕
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

5.0

デヴィッド・リンチ監督

2回目の鑑賞。
1回目は、美しいナオミ・ワッツに惚れ惚れして、映画の内容はワッツ??って感じだったけど、2回目は少し内容が分かった気がする。

夢と現実の錯綜で、ハリウッドで
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