南さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

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PTA監督は優れた映画作家だとは思う。

ただ彼の映画から漂う

「私の才能、すごいだろう」
「私は映画を作るの、上手だろう」

という才気走った空気、肩に力の入った圧が鼻につくことも少なくなかった。
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

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「予約がいっぱいで滅多に来れないと噂の高級レストラン。

やってきたのは若いカップル。

嬉しさでウキウキ落ち着かない男に対し、斜に構えた冷静な女は供されるメニューの異常さに気づき始める…」

という
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アンビュランス(2022年製作の映画)

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マイケル・ベイによる、『アンストッパブル』や『スピード』の系譜にあるアクション。

かつソリッドシチュエーション要素もある。

『ペイン&ゲイン』とかそうだけど、シリアスさと緊張感を失わないまま変な笑
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TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

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ムーミンの小説は子供の頃に愛読していたけど、トーベ・ヤンソン本人の事はほとんど知らず、気になって鑑賞。

「ムーミンの作者の話だし、ファンシーで可愛い描写が沢山あるのかな」

「ピーターラビットの作者
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アス(2019年製作の映画)

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敵家族の初登場シーン、得体の知れなさが素晴らしくとりわけ印象に残った。

照明の当て方やカラコレがうますぎる。

バーバリアン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

最高に楽しみました。

「禍々しい雰囲気の隠し通路や隠し部屋」

という舞台設定がツボすぎ。大好き。

以下の作品たちもそうだけど、怖くて仕方ないのにワクワクが止まらない。

『REC』
『呪詛』
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X エックス(2022年製作の映画)

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田舎の不気味な老夫婦によって、若者たちが次々と残虐に殺されていくホラー&スプラッター作品。

『ヴィジット』をより血生臭くしたような質感で楽しめた。

「成功してスターになりたい」

と強く思いながら
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

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低予算ながらレベルの高い合格点をオールウェイズ出してくれる、ブラムハウスの監禁モノスリラー。

シリアスであると同時に「こういうので良いんだよ」とライトなテンションで視聴できる佳作だった。

一般的に
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ウィッチ(2015年製作の映画)

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アニャ・テイラー=ジョイ主演の『ウィッチ』を観た!

森に棲む魔女の呪いで狂気に陥り、疑心暗鬼に駆られ、破滅に向かう一家を描いたホラー映画。

「ウィッチクラフトもの」でしか味わえない独特の気持ち悪さ
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Curve(原題)(2016年製作の映画)

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10分で観られる、非常にシンプルな作りのソリッドシチュエーション作品。

「生存本能」「普遍的恐怖」を扱っているそうで、細かい設定は語られない。

目の前に死が迫った極限状況と誰も助けてくれない絶望感
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

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「この人は…アレだから!」

2ch発祥の著名な都市伝説を下敷きにした異世界ホラー映画。

怖すぎた〜。満足。

映像面でいうと、真っ昼間かつ民家が立ち並ぶ集落なのに、人の気配がまったくない、という不
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樹海村(2021年製作の映画)

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「これ怖いシーンなんで、お願いだから怖がってください!」

みたいな押し売り営業感のある演出が目立ちすぎる。

邦画のホラーでよくある「恐怖演出の手が滑ってただのコンテンポラリーダンスになっちゃってる
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激怒(2022年製作の映画)

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新宿武蔵野館で鑑賞。

いい気になった権力者に対する怒りと叛逆。
究極的な暴力&暴力&暴力。

ラストの戦闘シーンでは「やりすぎだろ…」とばかり、劇場内に引き気味の笑いが起きていたのが印象深い。「すげ
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サマリタン(2022年製作の映画)

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引退して正体を韜晦するスーパーヒーローが、新しい悪党の登場により不本意ながら活動を再開する話。

『アンブレイカブル』なキャラ設定

『グラントリノ』なヒューマンドラマ

『マッドマックス』風味の
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スパイラル:ソウ オールリセット(2021年製作の映画)

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キチガイ連続殺人鬼 × バディもの × 「怖いお届けもの」で『セブン』感。

1作目のセルフオマージュ(元を辿ればマッドマックス)もチラッ。

褐色で統一された映像が好みだった。

モービウス(2022年製作の映画)

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昨今のマーベル映画でここまで邪悪な形相のヒーローは見たことが無かったのでビックリ。

戦闘シーンの緩急が気持ち良かった。

マット・スミス、近年まれに見る悪人ヅラで実に良い。
こんな顔の人ほかにいない
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

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こないだ観た『パームスプリングス』同様『恋はデジャブ』チルドレンの映画。

ループものにサスペンスとミステリーと学園ロマコメ要素が破綻せず同居してて美味しいちゃんこ鍋。

終盤の手管を弄さないキャット
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

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・プアホワイトたちの住む田舎
・とぼけた雰囲気の保安官
・行き当たりばったりで墓穴を掘り続ける主人公
・感情のやり場に困るブラックユーモア

などの要素にコーエン兄弟の影響が色濃く見られる快作であり怪
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レック2(2009年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

前作はPOV版『バイオハザード』な感じだったけど、2作目で『エクソシスト』な真相だったと明らかに。

ジャンプスケアの手法が前作と変わらないのでやや食傷気味ではあったけど楽しめた。

ゾンビの口にロケ
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

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ヴェノムが大暴れして色んなもの破壊するシーンが多くて気持ちが良い。

エディとのチワ喧嘩シーンも楽しい。

ウディ・ハレルソンがボニー&クライドする展開に『ナチュラルボーン・キラーズ』思い出す。

呪怨(2002年製作の映画)

5.0

友だちみんなで集まって鑑賞。

あまりに怖いのでみんなゲッソリしていた。

おれもゲッソリした。

ひとつ難点を挙げるとすれば、奥菜恵の圧倒的なかわいさがノイズとなり怖さに集中できないところ。綺麗すぎ
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ベイマックス(2014年製作の映画)

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「ロボットによる自己犠牲」がもたらす独特の感情のたかぶりについて考察したい(泣きました)。

『ターミネーター2』のシュワちゃん
『うしおととら』のクイン
『のび太の海底鬼岩城』のバギーちゃん
『ロー
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