てれさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

モンスーン・ウェディング(2001年製作の映画)

4.0

インド、パンジャブ人の中堅層のリアルな結婚式の準備が見られて文化の勉強にもなる良い映画だった。

娘の結婚式を盛大にしようと奔走する父、結婚を控えるも秘密を抱えた娘、親族から幼い頃性的虐待を受け男性に
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タイガー 伝説のスパイ(2012年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

インドのRAWとパキスタンのISIという対立するそれぞれの情報局のスパイ達が禁断の恋をする、アクションとスパイスを詰め合わせたRomeo&Juliet(でもバッドエンドじゃないので良かった)

インド
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少女邂逅(2017年製作の映画)

4.5

淡い、汚い、儚い、強い、美しい、醜い、悲しい。全てが幻想と現実の境を縫うように張り巡らされていて、感傷でも虚無でもない、確かで不確かな世界。

邦画は観ず嫌いだった。予告編で恋愛要素ばかりを全面に押し
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ミラル(2010年製作の映画)

3.1

第2次世界大戦終わり~パレスチナ自治区が出来上がるまでの歩みとそれに関わった人々の物語。ただ、広く浅くという感じでもう少し登場人物自身にフォーカスして描いて欲しかった。
実話に基づくとあり、ミラルの元
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別離(2011年製作の映画)

3.3

初めてのイラン映画/ペルシア語映画。

もう誰が嘘をついてるのか分からなくなっていた。誰も悪くないし誰も正しくない。

シャリーア(イスラム法)に基づき事を進めるのはイスラム教国ならではの光景だが、裁
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

2.2

ポスターの気だるげな美女(ユマ・サーマン)にひかれて観てみようと思ったら裏世界のヤバいお話だった。
時系列が異なり、後半になるに連れて全て繋がった時は楽しかった。
最後のサミュエルLジャクソンの一連の
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ホーム・アローン2(1992年製作の映画)

3.4

ああもう推しのティム・カリーが最高だったとしか言えない。いつも期待を裏切らない怪優。

ケビンと鳩のおば様のくだりは感動したので好きです。

タゴール・ソングス(2019年製作の映画)

4.3

タゴールが紡ぎ出した、美しく香り高いベンガル語の詩の数々。彼の詩がインドのベンガル地方、バングラデシュの人々の生活に根付き今も生きていることに感動した。

彼のたくさんの詩の中から、自分の人生に深く結
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URI/サージカル・ストライク(2019年製作の映画)

3.4

ヴィッキー・コウシャルがとにかくカッコいい。今まで助演だった彼を見てたので、主役をやっているこの映画で実力のある俳優さんなのだなと思いました。

パキスタンのテロ組織を集中攻撃するインド軍のお話。兵士
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WAR ウォー!!(2019年製作の映画)

4.0

念願の観賞。
個人的に期待がリティク・ローシャン寄りだったがタイガー・シュロフの演技力も輝いていて、映画館で観て本当に良かった。

ストーリーはネタバレ厳禁…どんでん返し喰らってこの衝撃が堪らない!で
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ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.3

初めて観たアラビア語映画/パレスチナ映画。
パレスチナ自治区についてはイスラエルと対立し、毎回パレスチナ人が犠牲になってしまうということがもともと知識として頭に入っていたので観ていてすんなりと内容が入
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クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

これは映画館で観れば良かったと後悔してしまった…楽しかったので。
行く先々の国での景色が凄く好き。日差しの明るさだとか、人々の衣服の色だとかに心がリフレッシュした。
アジャは元気そうだけど生い立ちに悲
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アルターフ -復讐の名のもとに-(2000年製作の映画)

4.0

凄い情報量だ…!キャストも豪華!
カシミールを舞台に、カシミール解放過激派と警察の対立が愛と憎しみの間に大きく揺れ動く。

若き日のリティク・ローシャンが演じるアルターフはいつも儚くて脆い、今にも泣き
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英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

4.8

インド・パキスタンがイギリスから独立するまでの歴史を追える良作。
計り知れないヒンドゥー教徒、イスラム教徒、シク教徒の犠牲者の上に成り立った両国であるのだと終始食い入るように観ていた。

統一インドか
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ラブリーボーン(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

アマゾンプライムビデオで観よう観ようと先延ばししてたら今日で配信終了だったので滑り込み💦

ロッキーホラーでファンになったスーザン・サランドンが出ていたので観てみた。主人公の女の子のお祖母ちゃん役で、
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.5

描写が汚すぎてとっても良い(笑)
トイレや汚物まみれになるシーンだったりもう生々しくて気持ち悪いのに笑ってしまう。この監督さんは汚いモノの描き方が上手なのか。

観る人を選ぶ映画だと思うけど、個人的に
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ロケットマン(2019年製作の映画)

5.0

最高!
イギリスのミュージシャン、エルトン・ジョンの伝記映画とだけの予備知識だったのでミュージカル調だったのは意外だったけど、それが凄く楽しかった。それぞれの場面での音楽の使い方が本当に上手。

両親
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ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

神の恵みの地、その美しさに息を呑んだ。

映画の最初~半ば辺りまでは、どこまでも続く荒涼とした寂しい牧場の大地は主人公のジョニーの空虚な心を反映しているかのように見えた。彼の荒みきった心が行きつくのは
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DEVILデビル/ラマン・ラーガヴ 2.0 ~神と悪魔~(2016年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

実在の連続殺人鬼ラマン・ラーガヴに影響を受け自らも殺人を次々と犯していく男、ラマン役のナワ様が鉄パイプを持って引き摺りながら"獲物"を定める姿…恐ろしすぎた。頭イカれてしまってる連続殺人鬼役、本当に怖>>続きを読む

落下の王国(2006年製作の映画)

2.0

なぜ舞台をインドにしたのかなと思うほどインドが使われてるわりにはインドの良さが伝わってこなかった、かも。
映像は本当に綺麗だった。衣装や自然や建物が色鮮やかで美しい。

Baazigar(原題)(1993年製作の映画)

4.0

しばらくシャールクカーンから離れていたので観ようと思って観たらやっぱり面白い。後半の復讐に露骨に燃えるシャールクの狂った眼差しも良いが、前半のメガネをかけたルックスが何とも気味の悪い雰囲気でゾワッとし>>続きを読む

イシュク(原題)(1997年製作の映画)

3.5

アーミル・カーンとアジャイ・デーヴガン、ジュヒー・チャーウラーとカジョールという豪華な顔ぶれ。
全体的には凄く面白い!コメディ、ロマンス、怒涛の急展開色々あってあっという間に観てしまった!けれど疲れる
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バタフライ ルーム(2012年製作の映画)

2.4

結局何がしたいんだとイラッときたがデカダンを感じさせられる映像は良かった。蝶の標本を作る、一見穏やかそうな老後を過ごす女性アンの話。少女に対し歪んだ愛情をもっていて、少女自身を標本にして支配しようとす>>続きを読む

踊るツインズ(1997年製作の映画)

3.3

若い頃のサルマン・カーン主演作。マッスル強めの今とは違う、ほっそりしていてキュート系なサルマンにキュンキュンしちゃいました(まあでもこの頃から筋肉見せびらかしてる)

サルマン演じるラージャーとプレー
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Dil(原題)(1990年製作の映画)

3.9

若い頃のアーミル・カーン×マードゥリー・ディークシット主演作品!

アーミル演じるラージャーとマードゥリー演じるマドゥーは初対面の印象はお互いに最悪で大嫌いだあんなヤツ!とバチバチしていたがふと気づい
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Bangalore Naatkal(原題)(2016年製作の映画)

5.0

これもムービープラスで放映されたタミル語映画で、こちらは既に視聴済みだったのだがフィルマークスに追加されていなかったためマークできなかった作品。追加されて良かった。ムービープラス放映時は「バンガロール>>続きを読む

ルドラマ・デーヴィ/ルドラマデーヴィ 宿命の女王(2015年製作の映画)

4.0

ずっと前のムービープラスの録画を消化。
バーフバリで誇り高く勇敢な王女デーヴァセーナを演じたアヌシュカ・シェッティがここでも惚れ惚れするような女戦士を見せてくれた。彼女の演じるルドラマデーヴィは国の危
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ダバング 大胆不敵(2010年製作の映画)

3.5

これはサルマン・カーンの筋肉大サービス映画だと断言したい(笑)
予備知識なしに観たのでサルマン演ずる主人公チュルブル・パンデーが汚職警官ということに笑いながら驚いてしまった😂 汚職警官でもちゃんと悪を
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シンデレラ(2015年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

記録

「あなたを許します」に鳥肌が立った。彼女の独り勝ちだ……

ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

3.0

わりとホラーでビビりましたww
あり得ないくらい気持ち悪いしグロいしそしてそれが良い。ホラーコメディだった。ゾンビと化したベスの狂いっぷりがトラウマになりそう。

デイン・デハーンはいつも薄幸な顔して
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オスカー(1991年製作の映画)

4.0

シルヴェスター・スタローンの作品はこれが初めて故に彼への先入観なく観られた。勘違い、すれ違いコメディでかなり面白かった。
お目当てのティム・カリーは言語学を愛してやまない博士である一方、恋愛に奥手だと
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IT/イット(1990年製作の映画)

3.0

凶悪クラウンのイメージが独り歩きしてたけれど、作品自体は子供達の絆がフォーカスされていて、そんなに怖くなかった。グロはあったけど。スタンド・バイ・ミーみたいだな~と思ったのだけど調べれば原作者が同じだ>>続きを読む

マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

4.5

ムービープラスで放送されたものを観たのですがヒンディー版で、元のテルグではないことがかなり残念でした…(なるべく原語で観たい人間なので)
しかしこれ本当に面白い、なぜハエに生まれ変わっちゃうの…ww
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.0

「君の名前で僕を呼んで」を観てからちょっと気になってるティモシー・シャラメ氏。このビューティフルボーイはストーリー的には前後の繋がりが分からない所がちらほらあり手応えなし…でしたが、シャラメ氏の演技に>>続きを読む

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

4.5

初めてのフレッド・アステア。小柄なのかな、と思ったけれどタップダンスの足さばきはとにかくカッコいい。動く芸術。そしてヒロインのシド・チャリシーの体が本物のバレエダンサーで美しかった。細くて強い。
本当
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