Minoさんの映画レビュー・感想・評価

Mino

Mino

映画(87)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.6

昨晩観た1作目に続けて視聴。007やミッション・インポッシブル同様、このフォーマットであればいくらでも続編が作れると思ったら、amazonでシリーズ化したらしい。もちろんトム・クルーズではないので、ど>>続きを読む

アウトロー(2012年製作の映画)

3.6

アクション映画で頭を使わせず、ヒーローは死なない後味保証のハリウッド映画を、という条件でパーフェクトな選択。大ボスの最期はあれで正解なのか疑問は残るが、求めていた映画ではあった。

星の旅人たち(2010年製作の映画)

3.5

以前ドキュメンタリーを観て、いつか歩いてみたいと思っていたサンティアゴ・デ・コンポステーラが舞台の映画ということで、相変わらずつまらない週末のテレビを切り上げて視聴。ストーリーは何となくありきたりの展>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

冒頭、良い時代を知る知人の子供に自らの境遇をHomelessではなくHouselessと言う姿に、現代のノマドの本質が込められているように思う。自ら選んでいる生き方である事、バンという愛すべきHome>>続きを読む

プライベート・ライフ(2018年製作の映画)

4.0

テレビのつまらない土曜日の夜、何かしらのエンタメを探して夫婦で視聴。客観視すれば人間悲哀的なコメディ要素もあるが、しっかりと心の機微が描かれているドラマとして良作。たまたま我が家も不妊治療の経験がある>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.2

端的に言って期待値を超えた面白さ。ビジネスサクセス、ヒューマンドラマ、カルチャーなど、リアルタイムを知っているのもあってグッと引き込まれた。既成概念を壊すことの難しさ、誰もが(本人までも)無理だと思っ>>続きを読む

ザ・キッチン(2023年製作の映画)

2.0

イギリスを代表する俳優が多数出演的なコメントと比較的短めでサクッと視聴出来ると思ったが、稀に見る肩透かし。SF近未来?設定よりも人間ドラマを期待していたが、薄い!薄過ぎる!何の深みもなく、残念のひと言>>続きを読む

PLAN 75(2022年製作の映画)

4.0

重いテーマだが母が後期高齢者だけにリアリティを持って鑑賞。自分の命をどう終えるかは自分が決めたい。決められない不自由さと不安を持ちながら、いつ来るとも分からないタイマーのカウントを待つ怖さが、自分に置>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

ヴィム•ベンダース監督作品を映画館で観たのはブエナ•ビスタ•ソシアル•クラブ以来、25年ぶり…。正月休みの最後の駆け込み鑑賞だった事で最前列の端っこという過酷な鑑賞環境だったが…好きだわー。淡々とした>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

4.0

年初から天災や事故のニュースが続き、落ち着かない雰囲気の中で観る新年1本目。フィンランド映画という食べ慣れない作品を選んだ気分は、混沌と予期せぬ展開を求めていたのだろうと自己分析。全編役者が無表情で進>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

実家帰省中の妻と子不在のお盆休み、同じ境遇の友人を誘って親父ジブリ。前情報の一切ないマーケティングに乗って賛否両論分かれる話題作を遅い最終回に鑑賞。
結論、素晴らしかった。思い出のマーニー、ハウルの動
>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

何度も観たシーンもあったが、チーム内部に潜り込んだかのような初めて観たカメラアングルが、感動を新鮮な目で再体験させる。佐々木投手が打たれて試合を壊してしまった悔しさと涙、その後チームメイトが追いついて>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.9

レビューには賛否両論あると思うが、結果的に観たいものをある程度の期待値を上回るか裏切ることで高い評価に繋がる。逆に集中力が続かず見ていると細かな機微を見逃しまい、結局伝わるべきものが伝わらないままに低>>続きを読む

ローズ島共和国 ~小さな島の大波乱~(2020年製作の映画)

3.9

実際にあった嘘のようなストーリー。前例のない発想とトレンド感のある話題性にメディアが飛びつき、政府が介入するレベルかも微妙だったスケールの話しが、イタリア軍を動かさざるおえない状況にまで発展。
事実は
>>続きを読む

バッド・シード(2018年製作の映画)

3.7

久しぶりのフレンチ鑑賞。重いテーマを軽やかに扱うところにセンスを感じる。
辛い境遇の中で生き抜くために身につけた術が、人生を切り拓く武器になっていく。バイオレントなシーンは無音になったり、観客に残すべ
>>続きを読む

ヤング≒アダルト(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

プロットはシンプル、アメリカのほとんどの土地を代表するような田舎町を舞台に、土地を捨てて成功を夢見た者と、土地を出ることなく身の丈に合った幸せを手にする者が交錯するドラマ。シャリーズ・セロンの演技に引>>続きを読む

マイヤーウィッツ家の人々(改訂版)(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ダスティン・ホフマン、ベン・スティラー、アダム・サンドラーが親子のコメディドラマ。マイナー映画ばかりが続いていたので安定感のある作品を選択。名優の名優たる所以がよく分かる。終盤で彫刻家の父親が自分の名>>続きを読む

海へ行くつもりじゃなかった(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

34分の短編映画。伝えたいストーリーを絞り込んでいくとここまで削ぎ落とせるんだなと分かる良作。最後の最後でパントマイムの終わりを告げるような演出が、短編ならではの面白さを活かしている。タイトルがいまい>>続きを読む

ハッピー・アニバーサリー(2018年製作の映画)

3.6

可もなく不可もなし。キャストがマズい訳でもなくプロットが特別退屈なわけでもないが、すべてが及第点な印象。ラブコメにありがちな演出が続き、なんとなく既視感のある世界観から眠気を誘われてしまった。今夜はも>>続きを読む

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

2.9

設定も展開もありきたり。珍しく2点台の低評価。TikTokでワンシーンを見たことがあり期待して観たが、想像していたストーリーではなかった。安っぽい演出でアイドル俳優を起用するだけの残念な作品。

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.4

設定の面白さはあるが、ラスト30分の演出は若干理解の範疇を超えてきた。こんな映画もあるんかな、と言う印象。

僕が大人になる前に/ビッグな僕の青春(2019年製作の映画)

3.9

キング・オブ・スタテン・アイランド以来のピート・デイビッドソン。キャラ設定がまるで続編w。まぁこちらはよりドラマ性が強く、歳上に憧れる高校生の成長はうまく表現出来ていたと思う。ふたりの関係性が交差する>>続きを読む

そして俺は、ここにいない。(2019年製作の映画)

3.6

淡々とドキュメンタリーのようにメキシコのスラムで生きる少年の葛藤を描く作品。独特の髪型に自らのアイデンティティを表し、音楽と踊りに仲間との繋がりを持つ。それはひょんな事故で言葉も分からないニューヨーク>>続きを読む

パドルトン(2019年製作の映画)

3.8

テレビのつまらない今夜も、サクッとショートに観れるドラマムービーをピックアップ。前回視聴した作品の流れで候補にあがったマーク・デュプラスのダブル主演作。
末期がん患者をあつかう重いテーマだが、コメディ
>>続きを読む

ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)

4.0

日曜日の夕飯は準備が簡単なタコスと決まり、1時間20分という短さに惹かれて視聴。元恋人との会話劇の中に、お互いの探り合いや駆け引き、そこからの真実の告白が、登場人物を極限まで絞り込み、モノクロで色数ま>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.7

週半ばの休日、ダークコメディというジャンル以外の前情報無しに視聴。ストーリーが死の恐怖というテーマ上、少し難解だが品のある知的なコメディで包まれているため最後まで飽きずに観れた。エンディングに突然ミュ>>続きを読む

とんかつDJアゲ太郎(2020年製作の映画)

3.8

2月の暖かな日曜日、上手に揚げられた豚カツのように軽〜いエンタメを所望。以前から観ようと思っていた作品にロックオン。期待値にドンピシャの軽さと、良い油を使っているような後味の軽さで、スコア3.8はかな>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

レビューを書く必要もないが、期待を超えるアニメ映画の金字塔となり得る作品だと思う。CGによるリアリティのある描写に慣れた我々にとって、カメラワークや無音といった使い古された演出でも、これだけ作り込むと>>続きを読む

ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

3.9

2時間越えのインド映画を連休最終日の昼から視聴。カースト制という絶望的なシステムが未だ残るインド。冒頭の鶏小屋のシーンが抜け出せない運命をよく表現している。
テンポの良い展開は長さを感じさせないが、メ
>>続きを読む

はちどり(2018年製作の映画)

3.7

明日から仕事始めの一本に長らくウォッチリストに入っていたこの作品を選択。大人と子供のはざまで揺れる中学生の日常と心象を丁寧に描くストーリーは好みが分かれるかもしれないが、今日の気分には比較的マッチ。>>続きを読む

エンディングノート(2011年製作の映画)

4.1

新年初の視聴に選んだこのドキュメンタリー。前情報もなしで外したくないところだが、サムネの古い写真から良作との予感。
エンドロールに是枝監督プロデュースと分かり、撮影した砂田監督の手腕に納得。だが何より
>>続きを読む

ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

テレビでLiLiCoさんが薦めていたので視聴。移民法の不備で苦しんでいる人がたくさんいる事を訴えるストーリーは良いのだが、展開のあちこちにどうでも良いツッコミどころがあり、キャストの演技が悪くないのに>>続きを読む

キング・オブ・スタテンアイランド(2020年製作の映画)

4.1

学生時代にニューヨークに住んでいた時、アパートを借りる前に居候させてもらっていた友人のアパートがスタテンアイランドにあった。映画にもチラッと出てくるスタテンフェリーに乗って朝8時台の授業に出る為には、>>続きを読む

タロウのバカ(2019年製作の映画)

3.5

キャストに惹かれて視聴したが、監督が伝えたいメッセージが解らなかった。親ガチャという言葉が昨今使われるようになったが、自分たちが意図していなかった方向へと進んでしまう危うい年齢を描き、何を考えさせよう>>続きを読む

バスターのバラード(2018年製作の映画)

3.9

コーエン兄弟らしい世界観の6本のオムニバスが1冊の物語のように構成。メジャーな俳優がたくさん出演しているわけではないが、丁寧な作り込みが上質なエンタメにしている。人間の不条理、ストーリーを観た後の何か>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

クラシックな反戦テーマが原作であるドイツで初めてリメイクされた作品。戦争映画と一括りにするには、やはりドイツ語でドイツ人によって作られる意義を知る必要がある。
戦闘シーンの迫力も見応えはあるが、時おり
>>続きを読む

>|