みのうぐんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

みのうぐん

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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『散歩する侵略者』

★★★★★★★★★☆

面白かった。

人間から『概念』を奪うことで地球を侵略しようと目論む宇宙人と、それに翻弄される人類の話。(邦画なので、作中の舞台は日本で、日本人の役者しか
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残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

『演出ではほとんど怖がらせようとしないホラー映画』というのがとても斬新で、⁡⁡原作に忠実なシナリオの展開だけど、原作よりも面白かった。⁡

「ホラー×ミステリー」のストーリーと、「ドラマ×ドキュメン
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VAMP(2019年製作の映画)

4.2

「面白いかどうか」
と聞かれると、手放しで絶賛は出来ないけれど、個人的な嗜好にはめっちゃ刺さって良かった。

「吸血鬼×百合」の組み合わせがとても良く、後半はアクションシーンが多くなるけれど、全体的に
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ステーキ・レボリューション(2014年製作の映画)

5.0

映画「ステーキレボリューション」
★★★★★★★★★★

この映画を観終わったあとは、猛烈にステーキが食べたくなること間違いなし。しかも、単純にステーキが美味しそうという直球の魅力に加えて、各国の畜産
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

1.0

鑑賞前から悪い予感がしていたけど、やっぱり駄目だった。
あの頃の『マトリックス』のような期待はしない方が良い。

海炭市叙景(2010年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

佐藤泰志のオムニバス純文学を映像化した作品。
原作は未読。

島崎藤村の私小説のような終始陰鬱とした展開が続く話で、前半の30分くらいは退屈だったけど、そこからは次第に作中の世界観に惹き込まれていく不
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

『マリグナント』

★★★★★★★★★☆

普通にめちゃくちゃ面白かった。
音響やカメラワークの演出、脚本のストーリー展開も全てかなり良く出来ていた。

黒沢清作品の数々、13日の金曜日、死霊のはらわ
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

2.5

実話を元にしており、個人的には内容を既にある程度知っていたので、新たに得られるものが特に無くて退屈だった。
途中、何度か寝てしまいそうになった。

キューバ危機に関する歴史上の知識がそんなに無い人にと
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R100(2013年製作の映画)

3.9

Amazonプライムの『松本人志・庵野秀明』の対談で、松ちゃんが今後のダウンタウンの漫才についての見解を話していたので、本作のことを思い出して、公開時から久しぶりに観返してみたけど、やっぱり面白かった>>続きを読む

大日本人(2007年製作の映画)

4.7

『漁港の肉子ちゃん』を観た後に、松ちゃんの『大日本人』のことをふと思い出して久しぶりに鑑賞してみた。

本作は『娯楽作品』として傑作なので、コレをつまらないと思う人は、単に『面白さ』について興味が無い
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漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー、演出共に良く出来ていて、とても面白かった。

『漁港の肉子ちゃん』を観て「文学作品だ」という感想を言う人もいるけど、娯楽の要素も充分あって、その配分が絶妙だったと思う。
たぶん、西加奈子さ
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

単なるクソフェミ映画だった。

自分も20代前半くらいまでは、あくまでも合意の上だけど、女性を身体目当てで、性のはけ口として使うことも多かった。
いま思い返しても、それが悪い事だとは別に思わない。そも
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ストーリー展開のテンポと演出は良かったけど、恋愛要素はほんとーーに蛇足だった。特に忍がウザすぎる!!!

細田守は、基本的に観客というか人間を信用していないのに(だからこそとも言えるけど)、いつも綺麗
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猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

5.0

思わず何回も声出して笑ってしまった。
特にラストの小山田の部屋のシーンが最高で、笑いを堪えるのに大変だった。

今年観た映画の中で今のところベスト。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0

個人的に、既に知っていることしか無かったけど、ポリゴンによる臨場感があって面白かった。
ご都合主義の薄っぺらい人間愛をテーマにした作品よりも、よっぽどヒューマンドラマだと思った。

人間は、基本的に於
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作小説は未読で鑑賞しに行った。

富野作品は、70年代前半頃によく見られた、マルクス主義史観が作品の根幹に強く根付いており、今作でも相変わらず「貧民階級が反乱を起こすが、貴族階級がそれを鎮圧する」と
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アサイラム 監禁病棟と顔のない患者たち(2014年製作の映画)

4.5

ラストのどんでん返しが予想を裏切られたので一本取られた。
そんなにお金はかけていないけれど、脚本が練られていれば、映画は面白くなるというお手本のような作品。

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます


フツーに面白かったけど、EoEの方が好みだった。

今作だと、劇中の彼らのセリフが、一つも自分の心に響かなかったので、全体的に上滑りな感じが拭えなかった。
個人的には、わけわからん女だらけの現実に還
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私は確信する(2018年製作の映画)

3.5

音声映画としては面白かったけど、動機も死体も見当たらないのに、被告人に容疑がかかっている理由が最後までまったく分からなくて、置いてけぼり感がすごかった。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.0

「真面目は、別に美徳でも何でもないよねー」という感想以外、作品そのものには特に何も感じなかった。

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

3.5

『バトル・ロワイアル』と似た設定で、バトル・ロワイアルよりも登場人物は少なくまとめていて、ストーリーの構成自体は単純だけど、話がテンポ良く展開していくので、最後まで観ていて飽きなかった。

エンタメ作
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場公開当時に、映画館で鑑賞したのだけど、その時は展開が退屈だったから、たぶん30分ほどで退席してしまった作品。

アマプラで配信されていたから、もう一度キチンと最後まで見直してみたら、所々面白いシー
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.5

面白かったけど、個人的には、やっぱりなという予想通りの展開でした。

でも、やはり、若い女性のケツを追いかける中年って、本当に滑稽ですね笑

恋するナポリタン〜世界で一番おいしい愛され方〜(2010年製作の映画)

3.7

個人的には大大大好物で、製作スタッフの方々は、あえてヘタウマを狙っているとしか思えない構成だけど、鑑賞された人たちのほとんどは、単に駄作としか評価しない作品だと思った。

話の筋も展開もチグハグだから
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

普段、自分からは進んで恋愛映画は観ないものの、ウディアレンの場合は、例外的に好きな作品が多い。

clubhouseで勧めて頂いた、『(500)日のサマー』という恋愛映画を観ながら、何となくウディアレ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

全体的な印象としては「面白かった」し、評判が良いのも納得だけれど、エンタメ作品の物語として、「メタフィクション」的な仕組みと、「最初に謎を提示せずに伏線を張る」という展開をしたところの2つが気になった>>続きを読む

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

原作も未読だったので、思っていたよりも10倍は良かった。


アラを探せば、色んな作品の影響が見えるなとか、ストーリーの展開や演出がチグハグで緊張感が無いとかあるけれど、初めての作品にしては上出来すぎ
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バイオレンス・ボイジャー(2018年製作の映画)

4.0

個人的には、前作の『燃える仏像人間』のほうが好みだけど、『バイオレンス・ボイジャー』は、なんか全体的にマヌケなバカバカしさがあって、エンタメ性はたぶんこっちのほうが上で、面白い>>続きを読む

いばらの王 King of Thorn(2010年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場公開当時に、一度鑑賞しているのだけど、10年ぶりに見直してもやっぱりめちゃくちゃ面白かった。

B級映画とSFの美味しいところだけを寄せ集めて、テンポ良く展開していくので、個人的にはこの作品は大好
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