みんとさんの映画レビュー・感想・評価 - 47ページ目

みんと

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あん(2015年製作の映画)

4.3

静かに涙がすーっと流れる作品だった。

「あん」というタイトルからしてもストーリーに於いても、あらゆる面で「日本」を感じる作品だった。

“なにものにもなれなくても生まれてきた意味がある”

そっと背
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

4.2

「静」の部分と長いカットが多く特別何かが起こるわけでもないけれど何故か心に触れる哲学的な作品だった。

“ロスト・イン・トランスレーション”で感じたと同じ、捉えどころのない けれど観終わってみると捉え
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.2

実在するNASAの技術士の物語。
夢見ることの素晴らしさを教えてくれる作品だった。

舞台はどこか暗い田舎の炭鉱町。
パッケージからも映像からもキラキラした希望のイメージは全くないのに、少年達の心の中
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.1

久々に邦画を鑑賞。
これはタイトル通り海よりも深く心に響く作品だった。

樹木希林さん演じる母の言葉の何とも重いことか、味わい深いことか…

どこにでもある日常をただ切り取っただけと言えばそれ迄だけど
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.5

名作とはいえジャンル的にそこ迄ハマらないかも?なんて思って見始めたら…

冒頭からデ・ニーロの魅力、いやもはや魔力と言った方がしっくりくる底知れぬオーラにハマってしまった。

特にモヒカンへと変貌した
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LIFE!(2013年製作の映画)

4.5

まさに人生のバイブルのような作品だった。

きっと誰もの心の中を見透かされたような、でも主人公ほどの行動力は現実的に難しくて。
願望を満たしてくれる疑似体験も妄想シーンも心の靄がすーっと晴れてゆくよう
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

3.9

全く想像に反したタイムパラドックス作品。
これはSF?それともファンタジー?
いやいやサスペンス?
どのカテゴリーにも入るほど要素が盛り沢山、ある意味贅沢な作品だった。

ただ私にとっては毎回頭がこん
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.8

も~幸せが溢れ出す~✨
ハッピーがぎゅうぎゅう詰めの作品だった

人間って複雑で奥が深くて…
そんな事思い違いもいいとこって思える作品。
物事は至ってシンプル!
シンプル・イズ・ベストなんだ!
シモン
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.7

旦那さんチョイス作品を鑑賞。
自分じゃきっと選ばないだろう作品だけど、実は旦那さんよりハマってしまった。

最近見た中では“ ROMA” に似て、いやそれ以上に淡々としていて特別な事は何も起こらないス
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.6

眩しいほどにキラキラした美しい作品だった。
北イタリアの風景の美しさ、一貫して音楽の美しさ、ほろ苦くて切ない恋の美しさに心の持って行き場を失った。

タイトル“君の名前で僕を呼んで”…
正直ずっと意味
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ドリーム(2016年製作の映画)

5.0

数学ものが好き、実話が好き、そしてサクセスストーリーが好きとなれば
これはも~ケチのつけようがなかった!

NASAの宇宙開発において重要な役割を担った黒人女性3人。その努力、意気込み、行動力に随所で
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スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.5

素人の私が観ても感じる脚本力の素晴らしさ!そして登場人物の確立されたキャラに圧倒されっぱなしだった。

序盤から何故かワクワクする様な興味をそそられる展開に、常に頭の中にあったのは
“いったい何処に着
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.9

先ず独特のカメラワークと色使い、その映像センスに驚きの作品だった。

かなり癖の強い主人公ビリーはオープニングからどうしても好きになれない最悪の印象。加えて言いなりのレイラにもイライラがつのるばかり。
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

3.6

旦那さんの好み&伝説の映画という事でお付き合い的に鑑賞。
ベッタベタのストーリーが潔いまでの作品だった。

序盤から80年代のロックな雰囲気に引きずり込まれ、ラストは誰もが一度は聞いた事のあるあの曲で
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.3

この類のファンタジーは苦手な筈が…
思いの他引き込まれた。

序盤こそ受け入れ難い半魚人も話が進むにつれ愛おしくさえ思えてしまう不思議。

サリー・ホーキンスのあの独特の演技はどうやら相性が良いらしく
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アルカトラズからの脱出(1979年製作の映画)

4.0

イーストウッドの知的な脱獄囚、
少々不謹慎ながらもやはり好きだった!

一時期「プリズン・ブレイク」にハマり過ぎて“シーズン 1 ”に至っては何度も見直した程。なので予想通りグイグイ引き込まれた。
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ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.2

オープニングから捉えて離さないアーティスティックな映像美!
これ以上ない掴みに引き込まれた。

そしてなんと言ってもルーニー・マーラ演じるリスベットの他を寄せつけない程に放つオーラに痺れた。これはもう
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.8

人間が最も耐え難い状況とは孤独なのか?!

新たな居住地を求めて宇宙船に乗り込んだ希望者達。向かう惑星到着までに120年を要する為冬眠状態で時を待つ…

なんと斬新で、けれど近未来に現実に起こってもお
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.0

序盤のトム・クルーズの印象が少々強烈過ぎて3時間持つだろうか?と思ったのも束の間!どんどんハマっていった。

単純にオムニバスと言えない、むしろ誰にスポットを当ててもスピンオフ作品が出来そうなくらいの
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

名作と聞きながら知識はゼロそして前作は未見からの続編鑑賞。
それでもオープニングでの丁寧な説明のお陰で楽しめた。

壮大なスケール感とキャラ設定が素晴らしく新型レプリカントKを演じるライアン・ゴズリン
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最後の恋のはじめ方(2005年製作の映画)

3.9

たのしい!たのしい!最高~!!!

笑って、笑って、ちょっとホロっと…

ありがちなストーリー展開?と思いきや、いやいや!かなりの核心を突いてくる恋愛論。やっぱり恋は頭でするものじゃなくて感覚なんだよ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.1

王道のサクセスストーリーもガガ様の驚異的な歌唱力の前にはすっかり別物だった!

ブラッドリー・クーパー&レディ・ガガの歌い上げる“Shallow”はもう毛穴と言う毛穴がゾワゾワする程に鳥肌モノ!!
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.1

イーストウッド×トム・ハンクスなんて
私の中では最強の2人!!!

感動しない訳がなかった…

「キャプテン・フィリップス」のあの感動からさほど経ってない事もあってか、こう言った重厚且つ品格を持った人
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ショコラ(2000年製作の映画)

3.9

チョコレートの甘~い誘惑とジョニー・デップの並外れたカッコ良さにメロメロになる作品だった。

古い村の昔からの悪しき因習をヴィアンヌと娘、そして一粒のショコラが変えてゆくとても優しいファンタジーの物語
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.7

じわ~っと押し寄せてくる感情が何なのか分からない不思議な作品だった。

モノクロの映像はどこまでも美しく淡々と何気ない日常を映し出し、終始どこか物寂しさを感じて止まないのは時代のせいなのか…

197
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おとなの恋の測り方(2016年製作の映画)

4.2

素敵だ~~~✨
や さ し い ~~~✨

フレンチ感漂うお洒落さの中にクスッと笑えるユーモアの数々。
ベタなストーリーの中にワクワクと切なさが絶妙なバランスで詰め込まれた大人のラブストーリーだった。
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告発(1995年製作の映画)

4.7

「アルカトラズ刑務所」…
きっと私の頭の中に大きく記憶として残るであろう実話の物語。

冒頭、延々と続く虐待シーンに心が折れそうになる。けれどどんどん引き込まれてゆくケヴィン・ベーコンの渾身の演技。
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世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.1

他は考えられないくらいの配役だった!

特にルーの生命力溢れる弾けんばかりの明るさが希望に満ち溢れていてぴったりだった。そしてぽっちゃりした体型が愛らしくて可愛くて仕方なかった。

テーマと言えばとて
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

4.3

も~ワクワクがいっぱい!ハッピーがギューッと詰まった作品だった!!!

子ども心だけでなく大人の心をも鷲掴みにするメルヘンなストーリーに心の底から満たされる感覚を味わった。

そして魔法の言葉の数々が
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オーケストラ!(2009年製作の映画)

3.8

クラシック音楽の奥深さ、そして魂を揺さぶる程のチャイコフスキーバイオリン協奏曲に陶酔する作品だった。

ストーリーはコメディタッチな部分と社会派要素が合い混じりツッコミ所も満載だけれどベースにはしっか
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.8

淡々として何処かノスタルジックに感じるお洒落でアートな作品だった。

何より登場する女性がみんな逞しくてカッコイイ!そしてそれぞれが抱えている悩みや複雑な感情が沢山の素敵な音楽によって代弁されていた。
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

4.1

心がじわっと温かくなって小説的な台詞にグッとくる作品だった。

偏屈で不器用で潔癖症の中年男メルビン。
いや~ムリ!ムリ!ってなる所だけれど知れば知るほど惹かれていく大人の魅力。
嫌いからの好きほど奥
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.0

ちょっと話題のケビン・スペイシー主演の少々難解な作品だった。

死刑制度と冤罪をテーマに伏線に次ぐ伏線からのどんでん返しに次ぐどんでん返し。

終始怪しげな空気を醸し出すケビン・スペイシーの圧倒的な存
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

4.1

面白かった!!!

ダークナイトからのライジング、そして最後にビギンズで締めるって…どうなの?!って感じだけど普通に文句無く面白かった。

ヒーロー誕生秘話はアメコミ的に捉えると当然リアリティなんて欠
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スリーパーズ(1996年製作の映画)

3.7

ずっしり重くて底知れず強い友情を感じる物語。

これは実話なのか?見解の別れる作品だった。ただ実話であるならば余りに辛く救われない4人の人生。

子供時代にはましてや男の子ならばイタズラの一つ二つあっ
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エスター(2009年製作の映画)

3.8

サスペンス作品の中でダントツだった!

あまりにもストレートに恐怖心を煽られ、逃げ場がなかった。
「怖い!」のどん底まで突き落とされた感じ。

エスター演じる子役の演技がただただ凄すぎて、もしや子供の
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