むつおさんの映画レビュー・感想・評価

むつお

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関心領域(2023年製作の映画)

3.5

ワンカットが比較的長めで、家族の日常生活を淡々と描いていく。
その徹底ぶりに途中、「何を見せられているんだろう?」という気持ちになる。
不協和音のようなBGMでエンドロールが流れるなか、外の世界に対し
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ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

3.9

三作とも良かった。
ベタだけど人情ものは日本人のDNAなのか感動させられる。
他人の子に対して血縁以上の愛情を注ぐ登場人物たちに親の在り方を観る思いだった。

キッド(1921年製作の映画)

4.2

表情、動作とアクション、少しのト書きだけでグイグイ引き込まれる。
現代の説明過多な作品が多い中、時代を超えた映画の魅力が詰まっている。

ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

3.7

当時の国や政治の状況を予習しておくと、更にストーリーに没入できるかも。
ボブの才能はもちろん、時代もあるが、民衆に力を与える音楽の強さにも感動した。

ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

3.8

前作以上に人情が沁みる内容。
いつの時代でも、顔を上げて夕陽の綺麗さを感じる幸せを教えてくれるラスト。

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

3.8

戦後から高度経済成長へ入ろうとする時代、所有や拡大、発展が夢になっていた人々の暮らしはノスタルジーだけでなく良い時代だったと思う。
バブル狂乱期を経て閉塞停滞感漂う現代から見ると、一層その思いが強くな
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大河への道(2022年製作の映画)

3.9

脚本とキャラクター設定がよかった。
俳優陣も個々の演技何光る中、中井貴一と松山ケンイチの演技幅の大きさには感心させられる。
コメディあり、シリアスあり、伊能忠敬のことを描かずとも地図作成の苦闘をしっか
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.9

実話をベースにした作品とのことで驚いた。
単なるサスセスストーリーではなく失敗、敗北、挫折を経ていくので引き込まれていくので、想像できるラストも爽快感何残る。
父と息子の関係性にも感情移入できた。

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

3.9

VFXをふんだんに活用していると思いきや、人間ドラマが主軸で見応えがあった。
権謀術数の軍役人の中で真摯に取り組む青年と最後には得体の知れない沼にハマっていく…戦艦大和の神々しいまでの美しさ姿が帰って
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SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.7

日本語版を鑑賞。歌と動きが絶妙だった。故に声優の歌唱と表現力も大切な要素で、どのキャラクターも生き生きしていた。

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.8

オッペンハイマーからのクリストファーノーラン繋がりで鑑賞。
海、空、陸と個別の状況を短尺で連鎖させながらも臨場感があり、一人称のような感覚で生死の境を目の前で繰り広げられているようだった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

日米で原爆に関するシーンの受け止め方は違うだろうが、投下シーンが無くとも核の脅威は充分に描かれていたと思う。
国や個々人の思惑か絡み複雑な人間ドラマだったがオッペンハイマーの達成感、葛藤や苦悩が迫真だ
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SING/シング(2016年製作の映画)

3.7

爽快なエンタメーション作品。
それぞれのキャラクターも立っていて、テンポよく話が進んでいくので飽きさせない。
吹き替えでみたが歌の醍醐味もあった。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.6

途中まで対立構造や登場人物の多さについていけず、しんどかったが、事件が起こる度に理解も深まり最後はPart2も観たくなった。
スターウォーズ臭を感じた。

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん(2015年製作の映画)

3.9

シンプルな冒険活劇ながら登場人物の心理状況が伝わってきた。
絵そのものや動きも素晴らしい作品。

ひとよ(2019年製作の映画)

3.6

前半、それぞれの人物像が掴めなかったのでストーリーに入りにくかったが、途中から人情ドラマの様相を呈し、最後は事件が起こり、作品のテーマのひとつである家族(親、子、夫婦)のあり方を提起し、考えさせられた>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

3.6

杉咲花ほど影を持つ役の右に出る同年代女優はなかなか見当たらない。
消すことのできない過去とアイデンティティの狭間で生きる女性が求めていたものは日常的でささやかな幸福だったのかもしれない。

DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.9

「ジョーカー」のような闇のストーリーだが、鑑賞後にはある種の爽快感があったのは、
世間には受け入れらない独自の倫理観で法を犯すも、自らの足で立ち自らの意志で自由を守ろうとするラストシーン故か。
また、
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カラミティ(2020年製作の映画)

3.9

ストーリーも良かったが、独特な色使いの絵がとても綺麗で、見応えがあり、アニメーションの素晴らしいを再認識させてくれる作品。
監督の前作「ロングウェイノース」も見たくなった。

FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM 言霊の幸わう夏 @NIPPON BUDOKAN 2023(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

実際のライブに行った事はないが興味もあり鑑賞。
知らない曲も多かったが歌がしっかり伝わってきて良かった。
オープンニングの🎵少年に鳥肌が立ち、エンディングの🎵家族になろうよは目頭が熱くなった。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.7

アクション映画のような仕立て。
かんしょうまえから分かってはいることだが、何段まで続くのだろうか。
山崎賢人はキングダムとオーパラップすることなく杉本だった。

MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.4

嫌な気分になる。
「お母さんが好き」という息子の言葉は、この作品の救いになっていたのだろうか。
親だから、母だからの共依存の関係が悪事の理由になっていく。
ラストの悲劇に至るシーンでは「やめろ」と願う
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

光があれば影がある。
一日一日の積み重ねが人生を作っていく。
役所広司の泣きと笑いのラストシーンはそれを表現しているかのようだった。
PERFECT DAYも一瞬だ。
劇中にながれるナンバーが全て良い
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.6

人の心に内在する孤独や恐怖心が自らを縛り苦しめることをホラーを通して示しているような作品。
一人称から三人称、ゴーストと切り替わるアングルは良かった。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.6

元日、家族で鑑賞。
歌は良かった。
星のキャラクターがゲームキャラみたいで、アニメの雰囲気と違和感があった。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.0

静かながら深い感動を呼び、優しい気持ちにさせてくれる作品。
戦争が暮らしに暗い影を落とす時代背景ながら声高に戦争反対を叫ばずとも平和の尊さや当たり前の日常、人間の矜持を描いている。

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)

3.9

分かりやすいストーリー。子供のために創られた大人も楽しめる作品。
スタジオの出自ではなく、漫画が原作ではないアニメーションを観る時、知らず知らずにジブリや宮崎駿作品と比較してしまう事に気付かされた。
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.6

権力、国、民、妻…それらの全てを我が物とし、愛し、執着する統治者の人生。
ナポレオンが何故、民に愛されたのかをもっと描いてほしかった。

(2023年製作の映画)

3.6

天下取りに命を賭す者、狡猾に謀を弄する者、いずれも滑稽な生き様。
加瀬亮の狂気な演技が良かった。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

戦後が舞台のストーリー性とゴジラの迫力がとても調和していた。
退治までの人間ドラマも使命感を基に描かれていたので、感情移入できる場面があった。
IMAXで観て良かった。

SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.7

「つながり」が「しがらみ」に変化していく。
内と外で自分を呪縛する人や過去。断ち切るのは容易なことではない。

SKIN 短編(2018年製作の映画)

4.0

人事差別(区別)が憎悪の連鎖、結局は自らを滅ぼす輪廻だということを銃口と一緒に突きつけられたようなラストだった。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

長かった…
また、登場人物が多く、少し混乱した。
主人公が叔父の策謀により資産目当てに妻の家族の殺害に加担するも、妻や家族を大切さに目覚め叔父の罪を証言する過程の描写がやや中途半端に感じた。

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.8

あの時の感動が蘇る。
選考会議、パックステージの模様や選手達の葛藤など、表舞台では計りしれないドラマの一端を知ることができた。特に佐々木朗希の若い選手が大きなプレッシャーの中で戦っていた姿は胸を打たれ
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