miporingoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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マイ・バッハ 不屈のピアニスト(2017年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

バッハ好きなのにジョアン・マルティンスのこと知らなかったの不覚。ほんと、絵に描いたような「映画みたい」ってこのことかと思うような人生。芸術を極めることは狂気に陥ることというオスカー・ワイルドの言葉が観>>続きを読む

シェイクスピアの庭(2018年製作の映画)

4.0

筆を折ったシェイクスピアがロンドンから故郷のストラットフォード・アポン・エイボンに帰って、20年も会っていなかった家族と向き合うという話。愛する息子は亡くなっており、残る家族は妻と娘二人という女性三人>>続きを読む

カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.9

イギリスの田舎町に住むパキスタン移民の高校生が、ブルース・スプリングスティーンの音楽と出会って、アイデンティティを確立していく映画。家族を見限って家を出ていくと思いきや、ちゃんと最後は家族と向き合う選>>続きを読む

チェンジリング(2008年製作の映画)

3.5

1920年代に起きた少年の行方不明事件を描いた実話ベースの作品だそうで、当時のロス市警がいかに腐敗していたかがよくわかる。映画では犯人の目的がよくわからなかったのだけど、wikiで「ゴードン・ノースコ>>続きを読む

ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーサスペンスとしての出来栄えもよかったし、モラハラ夫が最後ちゃんと制裁を受けるのがよかった。正当防衛だしね。しかしこういう男っているのですよね。女を生活に必要な道具のひとつくらいにしか考えてい>>続きを読む

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

読書好きの、とくに海外文学好きさんにはおすすめ。一冊の本が人生を変えることがある。ラブストーリーとしては若干予定調和的ではあるものの、目が覚めて生き方を変えようとすればおのずと選ぶ相手も変わるのだとい>>続きを読む

繕い裁つ人(2015年製作の映画)

2.0

わたし自身洋服が好きでミシンも踏むので期待が大きすぎたか、残念な映画だった。ひとりひとりの人物描写は浅いし、服作りの楽しさもこだわりも着ることの喜びも伝わってこない。先代のお葬式も夜会も気持ちが悪いだ>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

3.8

何度観ても見飽きることのない映画。俳優さんたちの歌の上手さには舌を巻きます。愛することや許すことで、自分や相手が変わっていく様が感動的。地味だけどわたしの感動ポイントは、革命の後にジャベール警部が自分>>続きを読む

ジョー・ブラックをよろしく(1998年製作の映画)

2.0

彼女が愛したのは、カフェで出会った彼なのか、死神の彼なのか? 見た目は同じでも別人格なのに、なんだかおかしくない? 最後、「なんだかよくわからないけど、素敵だからいいや」みたいないい加減な感じがとても>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.0

格差、差別、結婚、女性の自立と幸福。答えが出なくても考え続けなければいけないこと。読み継がれ、語り継がれるものには、普遍的テーマがきちんと組み込まれているんだな。難解な映画を高級と持てはやす傾向とは別>>続きを読む

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.8

うーん、なぜこの映画がそんなに評価されるのかよくわからなかった。ライアン・ゴスリングのピアノと、明け方の景色は美しかったけど、それだけな感じが…。歌も踊りも素人っぽかったし、なぜあのようなエンディング>>続きを読む

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女(2009年製作の映画)

3.7

ハリウッド版もよかったけど、こちらもいいです。ですが、ハリウッド版にもこちらにもない原作のエピソードが抜けていたのは残念。ミカエルとリスベットがハリウッド版に比べて美男美女じゃないところもリアルでいい>>続きを読む

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

3.8

「いちばんしあわせなときは?」「いま」「いちばん悲しいときは?」「いまよ」。恋愛って、恋愛って、そういう感じですよね。苦しい思いをすると知っていて、なぜ人は誰かを愛してしまうのでしょう。まあでもいちば>>続きを読む

チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.7

好きで何度も観てしまう。子ども向けと思って観たら、ぜんぜんそうじゃなかった。いい感じのパロディも入っていて先人へのリスペクトが感じられる。とにかくチャーリーが可愛くていい子で癒される。最後、孤独だった>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.7

フィンチャーらしいサスペンス。このままでは相手を傷つけて支配しようとするだけだという夫にシラッと「結婚ってそういうものでしょう」と言い放つ妻。ある意味真実だから怖い。「恋愛」「結婚」という、誰にでも身>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.4

キャストがよかった。伊藤沙莉が、けっして美人ではないけれど可愛さと同時に包み込むような母性的なものを感じさせる魅力を発揮していたし、森山未来も各年代無理なく自然に演じていていい俳優さんだなって思った。>>続きを読む

1922(2017年製作の映画)

3.0

同じスティーブン・キングでも、グリーンマイルのジングルスは可愛かったのにこちらのネズミは怖い。特に尻尾が。
因果応報と言えるけど、じゃあどうしたらこの家族は幸せになれたのかと、考えてしまう。

レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.8

ディカプリオがサバイバルして生き抜いていく、その知恵と生命力と、美しくも過酷な自然の風景に圧倒される。先住民に対するリスペクトが感じられるのもよかった。

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

男の方が不器用なのだとも言えるし、ある意味、強いとも言える。そして女の方がしたたかだとも言えるし、弱いとも言える。
いずれにせよ、人はいくら孤高でありたいと思っていても他者と関わらなくては生きていかれ
>>続きを読む

愛を綴る女(2016年製作の映画)

3.7

DVDにて。原作は『祖母の手帖』ミレーナ・アグス著。