miraikakoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

みなさんの絶賛のレビューに背を押されて。


難しかった。
でも、マリアンヌの知性あふれる視線の力強さ。時代のなかで女であることと向き合う強靭さは、秀でた才を持つからか。
エロイーズの頑なさ。抗うこと
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.2

季節くん、堪能。

いたいた、こういう男子たち。
あの頃だけの、特別な感じ。
大人にならなくちゃいけないけど、大人になるっていったいどうなることなのか見えなかった。
もがきかたは、いろいろで、
なんと
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滑走路(2020年製作の映画)

4.7

不穏な都心を避けていたら
近場でやってました。

近い人間を自死で失ったことがあるので二の足踏んでいましたが
脚本の勝利でしょうか。冷静に観れたし後味も悪くないです。

死にたいほどのモノを抱えた人が
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

4.0

公開できて良かった。

原作の重さがかなり軽くなるような改編があちこちにあるので、原作ファンからは賛否両論ありそうですが、わたしは、アリだと思いました。おもいっきりエンタメに振りきるにはこういううまさ
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感謝離 ずっと一緒に(2020年製作の映画)

3.0

二人暮らしに戻った老夫婦の片割れとして、


なーんて、(* ̄∇ ̄*)


尾藤さんと中尾のミエ姉さんの
その二人が並び立つだけで
チケット買いました。

尾藤さん、そこは
「立つんだ、立つんだ、ジョ
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

やっと決心つけて観に来た。

観て良かったです。



いろいろ、思い返したり思いを馳せたり耽ったり。

親の温度が、とても良かった。


追記
書き忘れ。エンドロールに
河野美代子先生の名前があって
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空に住む(2020年製作の映画)

3.5

監督の訃報に打ちのめされ
もう一度観ました。

公開時の感想、ひどいねわたし。

あのときにはなにも刺さらなかったんだなぁ
ま、今回も刺さらなかった。

でも
監督のやりたかったことは
くみとれたかも
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

ざっとレビュー読んだけどみなさん大人。
わたしは、彼があの人でなかったらもっと物語に入り込めたのにと、不機嫌。またああいうの、はまる。彼の使い方ほんとにこの監督は上手い。


で、そこにイラつきながら
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星の子(2020年製作の映画)

4.3

「選べない親のもとに生まれてきた子」の話。

前作motherと同じ。
どこかおかしいと、子なりに感じるけれど抜け出せないし、親を求めるのも、親にとってよいこでいようとしてしまうのも、同じ。
親が子を
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.6

ネトフリで。

配信になったので早速観ようというくらいには出演者がはじからはじまで、豪華で、裏切らない。すごい。

ピエール氏が氏でなければこうはいかないという存在感で、なんか嬉しかった。

主演二人
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パヴァロッティ 太陽のテノール(2019年製作の映画)

4.5

良かったー‼️

ピークを過ぎてスキャンダラスなニュースばかり取沙汰されていた頃の記憶と、あの圧倒的な声の記憶がないまぜで、どうしようかなと思っていたら友人が誘ってくれて。

いやー、観て良かった。
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

4.0

ネトフリにて

いやー、何気なく観て夢中(笑)
単純におもしろかった。
シャーロックかっこいいし。
シャラメっぽい美青年もいたし←そこか

貴族社会の終焉、抗う人たちの妄執
政治に興味のないシャーロッ
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

3.0

話題作なので。


評判もよかったのですが
わたしには響かず。


彼女たちの現状を訴えることが目的ではなかったと思うのだけど、
どうしても熱演されればされるほど、そこの苦しさが際立ってしまい
からだ
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マティアス&マキシム(2019年製作の映画)

4.0

認めたくない歩き方をしている彼と
大事に抱え込んで離れて生きようとする彼と。


二人の間の微妙さに
気付いていたり
いるからこそ、冗談にしようとしたり
気遣ったりする
古い悪友たちや、婚約者。

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愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)

3.0

女優陣がめちゃ良い。

清原果耶ちゃんも
成海璃子さんも
オマケに出てきたみぽりんも(笑)

あとは言うまい。

2020/9/24

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

初日!

平日なのにいっぱい人がいた。
なかなか拝めない。映画大変だなぁと思う。

それはそれとして
ヴァイオレット、良かったよぉ😭
君は幸せになるべきだ。素直になったお兄ちゃんもよか。少佐はハンサム
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窮鼠はチーズの夢を見る(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

酷評です。目にしたくない方はスルーでお願いします。忖度せず感じたままを誰に向けるでもなく吐き出すアカウントですので。









どうしても映画館でするべきことがあり
ついでにあんまり乗り気では
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スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話(2019年製作の映画)

3.8

痛い。

「仕方なく」こういう施設を許可することになったのが、そんななんだという驚愕。遅れに遅れている日本ではなく人権大国フランスでの、話。
いや、もう世界的に「普通ができないヤツは生きなくていい」感
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宇宙でいちばんあかるい屋根(2020年製作の映画)

4.2

初日。

ファンタジーなんだけど
思春期の閉塞感に寄り添う大人は
ほんと大事。

歳をとればなんでもできるわけじゃもちろんないけど
失うものも減っていくから
腹を括りやすくはなるかなぁ(笑)

会いた
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映画 ギヴン(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ニヤニヤが止まらない(笑)

こういう青い時代の
性指向とか関係なくグレーゾーンにいるまんま
真面目に恋愛したり音楽したり自分や仲間と向き合ったりする作品って
案外少ない。

アニメをネトフリで観て
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ソワレ(2020年製作の映画)

3.6

二人のプロデューサーのこれからを見守りたいなと観に来た。

女の子の再生の道すじさえ示されなかったのは残念。見落としてますか、わたしが。

性犯罪の加害者の描かれ方が通りいっぺん過ぎるし、だからこそ被
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(2020年製作の映画)

3.5

楽園のあとの、瀬々監督作品。
違いすぎ(笑)

楽園が考えても考えても深かったのに
まーなんて、わかりやすい物語!
泣けないし。

ただやはりこの監督のモノなので
淡々と平成という30年がある視点から
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ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)

3.9

風景と
人の業、かな。

死に行くとき
心配なのは身近な家族たちに違いなく

愚息よ、、と自分も投影して苦笑った。
イザベルの表情ありき、フランス映画らしい気がする。
日本だと、俳優の存在ありき、みた
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ハニーボーイ(2019年製作の映画)

3.8

ルーカス、さすがだ。
痛々しいけどとてもわかる。

更正施設の教官たちの
鍛えられたプロとしての向き合いかたがもう、たまんない。ほんとにこういうプログラムが早く日本にカモンである。

日本は更正施設は
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8日で死んだ怪獣の12日の物語(2020年製作の映画)

3.8

配信も楽しみに観て
劇場版へ。

違うものになっていました。

その筋では著名な一流の大人たちによって作られたメッセージ映画なんでしょう。
現代アートの香りがします。

のんちゃんの存在感を語るかたは
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.7

大泉さんの
底抜けに明るくあざとい感じは
得意じゃないんだけど
それでも彼のやることは目を引き付ける。
役者が苦手なのに作品は好きだったりもする。おかしいな、、

三作の中ではパンが一番好きです。(な
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もののけ姫(1997年製作の映画)

5.0

観てきた☺️

何十回観ただろうか、というくらい観たのは、子どもたちのお気に入りだったから。虫が嫌いとか言うくせに兄も妹も、この機会に観たようだ。

きれいな絵と深みのある音
米良さんの透明度高い声
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.5

私事ながら
わたくし、甲子園のアルプススタンド経験者です。
夏の大会で優勝したときの一年生。
バスに乗せられて動員されましたー😱

クラスメートには野球部員がいたし
プロになった人もいたし
なによりあ
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同級生(2015年製作の映画)

3.4

映画館で上映しているとも知らず
なにげなくNetflixで。

なんかね、こんな甘くないよねとか思わないんだよな、この映画は。
キャラ設定が良いのかなと思う。

いろいろなものがたりがあるようなので原
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.0

ネトフリにて。

誰だっけ誰だっけのオンパレード(笑)

死ねなくなった美女と
ラストクリスマスの幽霊さん❗️

途中の真相を暴こうとする辺りはおもしろかったけど
なんだか人を信じられなくなる話だった
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ぶあいそうな手紙(2019年製作の映画)

4.4

良かった、とても。
情緒もあり音楽も、情のやりとりも。

ビアとの未来が拓けちゃったらやだなぁと(笑)思っていたんだけど

友情、親子愛、親愛、人情
老いるということ
迎える死のこと

息子もこの人に
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劇場(2020年製作の映画)

3.3

これはあれよね、松岡茉優を観る映画よね

山﨑賢人のビジュアルはとても良かったけどこの人はやっぱり独白させるより動かした方が魅力的。
ラストシーンの畳み掛けるような夢の話からの演劇シーンが一番良かった
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パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

4.0

いやー、面白かった。

こういうの、好き。

正義とか権力とか権威とか肩書きとか幸せとか

公共性とは何で
国とか自治体がすべきことは何か。
今の日本に最も不足している一面

本、知識、知恵、

友だ
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かぞくいろ―RAILWAYS わたしたちの出発―(2018年製作の映画)

3.4

映画館では観ないタイプの映画ですが
疲れたからだにふわりと映画の空気をまといたいときに最適でした。

たぶん何かの映画の合間に見た予告編でおおよその筋がわかっていて
役者の質からいって、そう大きく外れ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.5

話題のサントラムービー

響かなかったんだよな、残念ながら


映像の美しさとか
ティーンエイジャーの脆さとか
大人の弱さとか
再生とか許しとか
良かった材料はいっぱいあるんだけど

好みの問題かな
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

4.5

初日。観たいものあったけどこれを選んだ。観れる体力ある気がしたから。

観て良かった。
申し訳なかったり恥ずかしかったり
身の置き場がないような気持ちにもなったし、手を合わせたくもなった。
うちらの国
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