ミシナさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ミシナ

ミシナ

映画(299)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.0

前半は割と「こんなん誰だって殺したくなるわ」と思いながらアマデウスのキチ…奇矯で下品で破綻したメチャクチャさに面食らいました。

史実を結構変えてるらしいので事実とは異なるでしょうが、人格はヤバいのに
>>続きを読む

タイピスト!(2012年製作の映画)

4.5

まるでマイ・フェア・レディみたいで楽しかったです!ロマンチック〜

才能を信じて伸ばしてる「だけ」ではなく惹かれているはずなのにお互い踏み出せず意地の張り合いをしていたらすれ違ってしまう…素直になれな
>>続きを読む

アラビアのロレンス/完全版(1988年製作の映画)

4.5

頑張って見たぞ〜
イギリス人でありながらアラビアを愛した男、ロレンスはアラビアには愛されず…大きな失意の内にその地を去り、そして冒頭のバイク事故死に繋がっていく…細かい演出などでいろいろ皮肉なメッセー
>>続きを読む

オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.0

スペシャリストたちの本領発揮!
まさしく綿密な計画の元に最高の人員で組み立てられ進んで行く現金強奪。確かにハデな銃撃戦とかないのに、停電するタイミングがとてもハラハラして良かった。人にうまーく取り入る
>>続きを読む

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

5.0

あ〜楽しかった…いろんな意味でイタリアらしいコメディで見やすいし笑えるし最高でした。
様々な偏見や差別の中、とにかく見てもらわなきゃ始まらない。そのためにウソをつくことは必要な手段ですよね。そしてウソ
>>続きを読む

オーケストラ・クラス(2017年製作の映画)

4.0

娘とも上手くいってないし、音楽家としても行き詰まっているまさしく人生につまづいてるシモン。
こんな性格じゃ子供たちとやってけないのでは?と思ったら案の定うまくいかず衝突ばかり。だけれど、アーノルドの才
>>続きを読む

アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

4.5

「諦めない愛」を両極から描いた2つの物語は一方は破滅、もう一方は再生を描いているかのように正反対の結末を迎えます。

不倫という不実な行為を一度許してもらった夫のカレーニンをまた裏切り、そしてヴロンス
>>続きを読む

許されざる者(1992年製作の映画)

4.5

2度目のウエスタン。見所はよく落馬するイーストウッド(違う)
前半のヘタレというか弱腰な、これが残忍な人殺し〜??ってからの後半の冷酷無比そのものなコントラストですね…!!!

人間らしく扱われない弱
>>続きを読む

スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.5

いやぁ〜楽しかった!ロックは魂が震えますね…!かじってるぐらいであんまり詳しくないのにそれでも知ってるような大物バンドたちの曲や話やポスターばかりで楽しくなります◎

教師の資格を持っていなくても、生
>>続きを読む

オズの魔法使(1939年製作の映画)

4.5

いやぁ〜良かったです
特に魔法の国はカラー、現実はモノクロという演出はとってもシンプルにファンタジーであることを際立たせてて凄いですね。当時はビックリしただろうな〜

なんと言っても魅力的で行動力があ
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

「自己改善より自己破壊を」暴力的な破滅願望に身を任せ全米にテロリスト集団を作り上げた狂気の男。
積み重ねてきた大切な生活や社会的地位やブランドの家具でいっぱいの家を「何より大切なもの」と警察に熱く語っ
>>続きを読む

第三の男(1949年製作の映画)

4.0

バカチンのどシロートなのでよく言われている素晴らしい映像美については「確かに〜!!」ぐらいの事しか言えないのですが、死んだと思ったハリーが街中に急に浮かび上がるシーンはとても明暗のコントラストとジワジ>>続きを読む

ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

4.5

ほっこりといい話だった〜…。

辛く悲しくやり切れない、そんな人生を長く過ごして来たひねくれ者の飲んだくれのギャンブル狂いの老人と、と養子でいじめられっ子で世を冷めた目で見ている子供。
こういう「2人
>>続きを読む

マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

4.0

劇中ず〜っとノリの良い音楽と軽快なダンスで観ていてとても楽しかったです。

本当の父親を見つける事が重要なのではなく、ドナにとってもソフィにとっても自らを見つめ直し考え、気持ちをしっかりぶつけて、答え
>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

4.5

すっごく緻密で練られたプロットなんだろうなぁと思いました!とても複雑に入り組んでるようだけど「現実」「夢」「目覚める」とシンプルに考えれば納得、でも面白いからスゴい…。
やはり過去やずっと囚われている
>>続きを読む

オペラ座の怪人(2004年製作の映画)

4.0

怪人などと他人が勝手に呼ぶに過ぎず、ただ産まれた時から愛をもらえなかった哀れな子供です。結局は心無き人々と時代の被害者なんですよね…。
そんな怪物は歪んだ愛への妄執故に、天使のような存在クリスティーヌ
>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

音楽とカーチェイスの激しく楽しいコメディで、観たあとちょい疲れました…笑

かつて自分達の育ったカトリックの孤児院の危機を救うため…!なんて言えば感動モノの改心して真っ当になる話かと思えば、ず〜〜っと
>>続きを読む

幸せへのキセキ(2011年製作の映画)

4.5

やっぱり父子物って良いなあ〜母親とは違ってイマイチ息子に寄り添って汲み取れない不器用な父親と、つい素直になれず反抗的に突っぱねて甘えられない息子。同性が故なのか…しかしきちんとぶつかり合ったおかげです>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.0

ロマンチック〜なムーンリバーが頭に残りますね…。

自由でありたいと思い続けている時点で自由ではない、というか…名無しの猫と自分を重ね、真っ直ぐに人を愛することや人生から逃げてきた彼女を、突っ撥ねられ
>>続きを読む

ヘアスプレー(2007年製作の映画)

5.0

観終わるのが惜しくてたまらないほどとっても楽しいミュージカルでした〜!!!

差別なんてくだらないものに囚われ可能性や未来を真っ向から否定する頭の固い人間たち相手に「正しいこと」のために立ち上がり闘う
>>続きを読む

おとなの事情(2016年製作の映画)

5.0

サクッと観れて良かった!シンプルなんだけどとても面白いコンセプト。

エヴァがこんな提案を出来たのは、自分だけは浮気相手から何も来ない安全の保証があると思ってたからなんだなぁと…
結局、この中で唯一潔
>>続きを読む

ベン・ハー(1959年製作の映画)

5.0

はぁ〜圧巻…長さを全然感じなかったので、演出や構成が良かったんだろうなと思います。
信仰心が復讐に変わり、成し遂げた後には希望は潰えて…自らを投げやりに「助けてもらわない方が良かった」と言うベン・ハー
>>続きを読む

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.5

おもしろか〜〜った!!
鮮やかな手口で軽やかにかつ大胆に切り抜け詐欺を働くフランクのその中身は、ただただ不器用で父親への献身的過ぎる愛に振り切った年端もいかぬ子供…せつない…。他人を騙すために自分をも
>>続きを読む

甘い生活(1959年製作の映画)

4.5

むずかしいぃぃぃ…。かなり考えさせられました。
自らの堕落も空虚さも認めたくなく、都会のローマに出て来てその他大勢と同じように埋没していくマルチェロ。

お金持ち達のくだらない乱痴気騒ぎは「自由なつも
>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

4.5

次は誰が飛び出すんだ?!とワクワクしながらパリの歴史を彩る芸術家や作家達の登場に思わずニヤニヤしながら鑑賞しました。

黄金時代に憧れ、懐古主義ともとられるギルは最終的に大きな教訓を繰り返される歴史か
>>続きを読む

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

5.0

しみじみ良かった…。

ブッチはとにかくいい人なのに不器用で最終的に非情になり切れない所があり、そんな彼が好きになってて彼に人殺しをさせたくなかったフィリップの行動故の悲しい結末…;;脱獄犯と人質の奇
>>続きを読む

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

いやぁ〜!!!すっごく良かった!情熱と活力がみなぎった素晴らしい青春映画でした!!!

何より魅力的なランチョーの存在は見ていて波乱万丈、目まぐるしい展開でずっとワクワクでした。周りの人々がどんどん彼
>>続きを読む

屋根の上のバイオリン弾き(1971年製作の映画)

4.5

この小さな村アナテフカが村人たちにとって全ての世界。今の価値観ならば疑問に思ったりすることも、全てこの時代のこのように生まれ育ったユダヤ教徒のテヴィエにとってはこれこそが伝統を守る事であり、屋根の上の>>続きを読む

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.0

サマーの、真剣なのはイヤだし付き合って楽しいけど運命とは違うな〜というのも、恋に落ちた何気ない瞬間にやっと運命を感じるというのも分かる。でも一方でやっぱり根っからのロマンチストなので運命を信じてるトム>>続きを読む

地上より永遠に(1953年製作の映画)

4.5

それぞれ違うようで似ているプルーイットとウォーデン、2人の軍人は軍を取るか愛を取るかを天秤にかけた上で軍を選んだ訳ですが…
マジオを喪ったプルーイットの泣きながらラッパを鳴らすシーンは、本当に心打たれ
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.5

タランティーノ作品やっと2本目〜
やっぱりテンポが良くてスタイリッシュな音楽が楽しいですね!場面転換が急だけど時間軸の構成やそれぞれの人物の描写が上手く、飽きずにスッキリ観る事が出来ました。
いい感じ
>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

4.5

経験が無いことでオーディションの審査すら通れるか分からず諦めかけてるアレックス、彼女が正当に評価されるためにコネを使うニック。でもまあ結局のところまず「見てもらわなくちゃ始まらない」わけですもんね。>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

今だってなかなかなのに、もっと昔は精神疾患というものは深く深くタブーされ差別の対象なんですよね…。
一度押されてしまったダメ人間の烙印や呪縛からはなかなか抜け出せない患者たちは空虚で乾いて、とても哀れ
>>続きを読む

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

4.5

仕事と恋愛の両立は難しい!
完璧な仕事をこなし最高のものを作るためには自らの幸せや生活をも捨てて冷徹な悪魔になるしかないミランダ。
かたやジャーナリストとして夢の足掛けに誰もが憧れるランウェイでの仕事
>>続きを読む

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

5.0

はぁ〜最高にロマンチックだった…。
パリ、モンマルトル。思想とその追求のため生きるボヘミアン達の日陰の暮らしの中に咲く美しいムーラン・ルージュの花。

シェイクスピアの悲劇のように懸命に愛に生きた結果
>>続きを読む