pralineさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.2

前作のイザベル・ファーマンがアナログ手法でもう一度エスターやるってだけで気になっちまったぜ。
ボディダブル使ってるので、画角がまぁそうなるよなってところとか気にならなくはないし、話も概ね前作と同じなん
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.7

涙が止まらず、胸が苦しかった。
誰もが喪った家族を取り戻そうとしていて、でもその想いは素直ではなかったり、遅すぎたりとすべてエゴにしかならない。
特に主人公のチャーリー。
死の間際に捨てた家族に寄り添
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.4

シャマラン好きなので甘めに見ちゃうけど。
非常に現代的で宗教的。
信じると言うことを試される作品。

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.8

ビッグバジェットにすげえキャスト揃えただけの絶対おもんないやつだと思っていた。
だってD&Dの実写化だし……。
ってことで最高すぎました。
クリパイに惹かれて観に行ってよかった。

ミシェルネキが安易
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.7

アルジェント版ICO。
イレニア・パストレッリのちょっと疲れた娼婦と賢い少年って組み合わせ、最高にイイね。

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

2.3

皆が言うほどハマれなかった。
元の「ある用務員」の二人のがいいかな。

あと配信で観たら芝居のナチュラルさもあってか音響バランス悪過ぎて、全然台詞聞き取れなかった。

ソフト/クワイエット(2022年製作の映画)

3.7

人はバイアスで人も殺せる。
SNSに蔓延っている正義厨もこんな感じじゃあないか?
ワンショットでの撮影手法も相まって、現実と地続きすぎるから怖いというより胸糞悪すぎる。
パワーがありすぎる映画だ。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.6

孤独と他者への愛と大いなる力を持つ者の孤独。
おそらくは大元の仮面ライダーをしっかりなぞっているこだわり。
その圧が受け入れられないって人もいるかもしれないけど、僕は好物だった。
特にケイはいいキャラ
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シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.2

ヘレン・ミレン美しい。
無印よりも家族の話って感じでよかった。
エンタメヒーローものは重過ぎず、これくらいのノリがいいなぁ。

アフリカン・カンフー・ナチス(2020年製作の映画)

3.1

トンデモすぎてゆるく笑って観られた。
尺も長過ぎないのがいいね。

エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

5.0

ファーストカットから心掴まれて離れない。
全ての人たちが心楽しく集う映画館を通して、少しだけ心通わせた良い思い出の話というのがたまらない。
不寛容の時代に、御伽話のようにうまくいかずとも、袖振り合った
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.3

シャラメは美しい。
わかりやすいマイノリティを人間じゃない者として描いていたけど、ミドルティーンからハイティーン世代向けな感じがした。
グァダニーノの画を以てしても、やはり同じコンビのCMBYNには敵
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対峙(2021年製作の映画)

3.5

子どもを亡くした者同士、辛さは同じでも立場が違う。加害者の親は悲しむことすら許されないのか。
しかし僕が被害者側なら、赦せるわけがないだろう。永遠の課題だ。罪を憎んで……なんてやつは当事者じゃない人間
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ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~(2019年製作の映画)

3.5

男社会の中で、女たちが生きるにはどうしたら良いのか?
しかし男が一概に悪いとも言えない、考えさせられる話。

マン・フロム・トロント(2022年製作の映画)

3.4

『ヒットマンズ・ボディガード』シリーズの監督でウディ・ハレルソンと聞いたらみるしかない。
アンジャッシュのコントのようなすれ違いから始まる巻き込まれ型コメディ。
主演のケヴィン・ハートは『ジュマンジ/
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アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.8

マッドマックスのジョージ・ミラー作品!と思って観ない方がいい。邦題にある『アラビアンナイト』でもない。
ナラトロジーの専門家のティルダ様と、小瓶の魔人イドリス氏の、舞台演劇のような語らい。
孤独と孤独
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.3

美しく賢いサンドラ・ブロックと、やっぱり筋肉系ナルシストバカなチャニング・テイタム、どちらも良いねぇ。
チャニングはこういう役でも憎めなくて可愛いなってなるのが魅力なんだろうな。
そしてカメオ的出演の
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

SNSでも見覚えのある男女の「奢り奢られ問題」に端を発し、ジェンダーから貧富、様々な“差”の話を経て人間の本能にたどり着く。小気味よくブラックな笑いをはらんでいるのでけらけら笑って観られるけれど、とて>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

実在の人物ベネデッタが基にしたというから驚き。
主の導きを代弁し上り詰める女は、果たして本当のことを言っていたのだろうか。
常々ヴァーホーベンの描く女性は強い。17世紀、信仰の名の下に厄介払いされた女
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ピノキオ√964(1991年製作の映画)

3.1

91年の作品なので、街並みが懐かしい。
しかしその時代のものとは思えないカメラワーク。今じゃ許されなさそうなゲリラ撮影ばっかりで凄すぎ。
日常に溶け込んだ非日常の画は特撮っぽさもあり、なんだか納得して
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デスパレート・ラン(2021年製作の映画)

-

何か起きそうで起きないような、起きたとしてもどうしようもないジタバタワンシチュスリラー。
テンポと展開が地味めであんまりハマらなかった。

RRR(2022年製作の映画)

4.4

追いつかないツッコミよりもカッコよが勝る!
ラーマなんて絶対みんな好きになるしビームは可愛い。バフバリみたくロマンスに振らず、時代遅れな言葉かもしれんけど男くさいのがいい。使命を果たす男たちの友情をこ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.7

マルチバース、下ネタ、おふざけ。これもゲロ映画。
A24なのに?みたいなこと言われてるのも見かけたけど、A24はお高くとまったアート映画ばっか撮ったり配給してるってわけじゃないよ。
むしろ根底のテーマ
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依存魔(2019年製作の映画)

3.4

精神の病を抱えた少女と孤独な少年の逃避行。
原題はAdoration。崇敬。
側から見てどうであれ、愛する人に尽くすことは、崇拝と敬愛ということか。
ベルギー闇の三部作の中では汚くないwむしろ純粋で美
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ホーリー・トイレット(2021年製作の映画)

3.3

ワンシチュエーションスリラー、かと思いきやちょっと展開がある。
使えそうなアイテムもうんぴっぴまみれで取りたくない。クソ災難。
かといってトイレに全て持って行かれたわけでもなく一捻りあり、かつ気楽に見
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心霊写真(2004年製作の映画)

-

Jホラーっぽかったはずなんだけど、あんまり覚えていないな……

ハロウィン THE END(2022年製作の映画)

5.0

マイケルの出番が少ない。あいつはなんだ。めちゃくちゃわかる。
トリロジーラストなのに、なんでよくわからんメンヘラ男が出てきたんだ。しかもマイケルはヨボヨボ。こんなん見に来たわけじゃない。
わかる。
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

シリアスに行きすぎて、アントマンらしくないってのはよくわかる。
愛すべき隣人、身近なトラブルを未然に防ぐ彼でいいのに……ってのはあるよね。

逆EDF、スターウォーズ。
最近のMCUは次の段階に移行し
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

クソ&ゲロ。
今年の前半、ゲロ作品多くね?と友人と話すほどには立派なゲロだった。
なのに汚物のあとには涙が掛かる。地獄のような映画讃歌だ。

チャゼル監督は映画というエンターテインメントを愛しているの
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.8

日々のルーティンが決まってしまうと、人間は死にたくなるのだろうか。
毎日同じ時間に出社さして帰宅したら同じ顔を見て、その生活とこの島にさほどの差異はあるだろうか。

僕は「退屈は人を殺すのか?」と問わ
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.7

流石のトミー・ウィルコラ節!
微グロサンタ版ホームアローン、げに面白き。
やる気をなくしたサンタが雑に強盗を殺すんでら殺され方も自ずと雑にwその雑さが残酷でいいw
意外といい話ではあるんだけど、子ども
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ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

4.0

偏見に晒されるマイノリティーを取り上げているんじゃなくて、友だち、人間、あるがままの姿ってのがいい。
なんとはなしの会話が面白いのは脚本と役者のなせる技。
岐阜は郡上八幡の景色と、そこに住む人々のまっ
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スランバー・パーティー大虐殺(1982年製作の映画)

3.4

王道ピザスラッシャー。
この時代でこれが女性監督だってんだから面白い。
女性監督だからこそな感じの、女同士のフワフワした会話とか、細部が男性監督とはちょっと違って面白い(差別じゃないぜ)。
長い電動ド
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