peripateticSさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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とても味わい深かった。
ただ流れていく景色がそれだけで尊いと思えるのような

しかしまだ日本では、当事者キャスティングは稀だなあという残念さも。

エンドロールはもう満点。
いつもエンドロールで無理矢
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人でなしの女(1924年製作の映画)

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アートに明るい知り合い2人から、それぞれ別の機会で良かったと聞いたので、期待を胸にいそいそと庭園美術館に行って観た。確かに尺は長いけど、視界に入るものがアールデコばかりで眼福。100年前の映画とは思え>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

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ジェンダー、ルッキズム、ダイバーシティの文脈でよく参照される作品のためずっと気になっていたやつ、ようやく鑑賞。

「内面の豊かさ」と題しながらも、登場人物の内情は十分に描かれていたようには感じない。見
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象は静かに座っている(2018年製作の映画)

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もし本当に、映画というものに監督の人生観が投影されるようなことがあるなら、私はこの作品の監督の内情がとてもよくわかった気になれているので見方としては正解

死人に口なし、邪推は無用

すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

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「生きることと延命は違う」

たとえ相手が不治の病だろうが、死を望む積極的な意志を持とうが、自ら人生を終わらせることだけはいまだ社会的に許されない風潮がある。ひらけたイメージのあるフランスですら、安楽
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犬王(2021年製作の映画)

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語られることの恣意的な側面を見事に捉えていたと思う。つまるところ、語ることは、語られないことに支えられている、ということ。

個人が私的な物語を記録できるようになったのはほんの数百年の話で、たいてい切
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そばかす(2022年製作の映画)

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苦しくなった

「二人がうまくやっていく方法はないのかな」

プラトニックな関係性の求めるところは、きっとこの一言に行き着く。恋愛感情の有無は問うていない。そこにあるのは、純粋に「うまくいくこと」を望
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美しき結婚(1981年製作の映画)

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おもしろすぎた。ファニーの意味でも、インタラスティングの意味でも。

ネタになるレベルでプライドの高い女性なのだけど、時たま確信めいたこと口にする。愛をとてもよくわかっているのか、全くわかっていないの
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

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よくあるプロットーー身分の差という障害に阻まれるラブストーリー、ではあるのだけど、観た後妙に気持ちがいい仕上がりなのはなぜだろう・・・。

単なる「ラブストーリー」という枠組みに収まらない気がする。情
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

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『シェルブールの雨傘』で、ジャックドゥミのミュージカルなら観られると思ってチャレンジ。でも今回ちょっとキツかった。

前回大丈夫だったのは、セリフがあまりにも自然だったから。結局、過度な脚色と演出が苦
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娘は戦場で生まれた(2019年製作の映画)

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撃ち抜かれた死体であろうが、血の海であろうが、たった今子どもを亡くし発狂する母親であろうが、執拗に追いかけ撮り続ける姿は、さすがに狂気じみて見えた。

ファインダー越しの世界を主観から切り離して眺めつ
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静かなふたり(2017年製作の映画)

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フランス行きたくなった記念。
猫を愛でる映画。やはり一緒に住むなら猫だな

プロットはともかく、セリフが少ないのがよかった。

新宿タイガー(2019年製作の映画)

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よく見掛ける人の謎を知りたくて。

薄っぺらに見えて奥深いのかと思いきや、やはり薄っぺらく感じてしまった。何かしら秘めているのか、もはや何にもないのか...それすら愚問か。とにかくわたしにはまだ魅力は
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