mistyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

3.9

相当妖しく危険な映画。車、官能、そして死。素晴らしい取り合わせ(形象)。役者がみんな凄すぎる。みんなエロいし完全にイッてるのが美しい。

原作のバラードの小説とはだいぶテイストが違うのではないか。音楽
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メイド・イン・USA(1967年製作の映画)

2.4

自分の教養不足ということを思い知らされてしんどい鑑賞になってしまった笑 カリーナ目当てだったのだが…

1968年というフランスにとって大事件、いわば記号にもなっている当時の世界情勢をちゃんと頭の片隅
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.0

まさに桜桃の味、ほの苦くどこか甘い香りの漂う作品。
ある事情を抱えた男性が主人公。
どうしても主人公の言うことに付き合いたくなくてスタコラ逃げてしまう若い男性兵士が良かった笑
クルド人、アフガン、トル
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.6

水、草、鏡、そして火。
この中では、鏡が1番人間に近い。ジャック・ラカンを持ち出すのは気が引けるが、鏡に映った登場人物たちはどこか暗い。死んでいるかのようだ。対照的なまでに水や草が綺麗。
火は、なぜあ
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

3.9

リドリー・スコット。本作を観ながら、ずっとフィリップ・K・ディックのことを考えていた。
ディックの作品は『電気羊』に限らず、壮大で幻想的な世界を登場させながら、極めて説明を省き、不透明さを残した物語を
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フルメタル・ジャケット(1987年製作の映画)

4.5

スタンリー・キューブリック作品。内容が第一部と第二部に分かれている感じでどちらも最高にクレイジーだった。
戦場でのミッキーマウスの歌…怖すぎる。ベトナム人たちが下手な英語で性産業を吹っかけてくるのもと
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.8

映像にひたすら感動。彗星のシーンはもうひたすら見蕩れていました。
細かい設定を作り上げ、何回も見ることで観客にも少しずつ全貌が分かっていくという系の作品、あまり好きではありません苦笑 よく分からなく
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『ハート・ロッカー』の監督キャサリン・ビグローの大作。これはアメリカ帝国の正義を描いたものでは勿論なく、テロリズムとそれに対する報復戦争をどこまでもリアリスティックに問いつめた作品である。
CIAの新
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

3.9

人間!て感じ(違う) よくありそうな物語だけど、壮大な音楽が情感を作り上げ、とても綺麗なものを魅せてもらったという感触。色彩へのこだわりがすごい。ジャック・ドゥミ監督。
あまり好きになれそうにないタイ
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ドラゴンボール超 ブロリー(2018年製作の映画)

4.0

これからDBの世界に入ってしまった(笑) アクションシーンがとにかく速くてかっこよかった! 野沢雅子さんすげー笑 すっごく面白かったです、他のシリーズも早く見たい。

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.1

噂には聞いていたけどホントに怖い笑 これくらいの造りが一番怖い。バイオハザード4ってこれからきてたのか…
しかもストーリーは複雑で、一見しただけでは細かい所が分からない。南極という極寒の地である舞台が
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

2.9

最初の15分間めちゃめちゃ好きだ!って思ってそこからテンション変わらなくてすぐに退屈した苦笑
ベルモンド演じる主人公のいちいち書籍や文学を関連づけようとする癖にはイライラするし、アンナ・カリーナに対し
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

2.5

マーティン・スコセッシ監督の代表作。時代的な作品なんだと思う。この作品に直接出てこない(或いは僅かに言及されるにすぎない)要素が大事なのかもしれない。
デニーロ演じる主人公がとにかく痛々しい。しかし彼
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

4.1

アル・パチーノ演じる二代目のドン・マイケルが、人間としてどんどん自らを壊していく哀しい話だった。ものすごく暗い。Part1のマイケルとケイの日々を思うと悲しい。キューバ紛争なども取り入れられ、華やかさ>>続きを読む

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.1

訳分からなかった笑 考察ブログを幾つか見てしまいました……
ベティ&リタの謎めいているけどどこかワクワクする冒険のような話が良かったので、終盤の目まぐるしい(というか意味不明な)展開に頭がついていけ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.9

味わい深い作品で、作中に幾度も出てくる濃度の高い酒のよう。大体の人物が死ぬ() コルレオーネ一族のドン役を演じたマーロン・ブランドがマジでドンにしか見えない。
最初の入りが良かった気がする。哀れなエ
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ガンジー(1982年製作の映画)

3.9

とても丁寧に作られた作品。ガンディーだけでなくネルー(ネール)役の俳優がまたこれ似てるんだ……
念願の英国支配からの独立を達成しても、インド国内にある多数の宗教のためにガンディーの求める統一からは程遠
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お茶漬の味(1952年製作の映画)

3.7

小津安二郎作品。最初このテンポについていけるか?と不安になったけど途中から慣れて後はただただ癒された。不思議な映画でした。淡島千景さん綺麗すぎる推したい!() 彼女が出ている作品を追うというのもちょ>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.5

衝撃のラストw いやー単純なようで難しく感じた。まず1960年代の作品だとはとても思えない計算された?チープさ。物々しい音楽、稚拙なゾンビの動き、変なショット切り替え。ここから「B級映画」という呼称の>>続きを読む

ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.3

デヴィッド・リンチ初体験。こんなに奇抜な映画は初めてだったけど楽しかった笑
音楽がいいなーと思ったので挿入歌探して聞きたい。
エロいのはこの人の作品では仕方ないんすかねえ。出てくる俳優がみんな美麗イケ
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メアリーの総て(2017年製作の映画)

3.5

最後の30分でテイストが変わり一気に印象が良くなった。文学者たちの人生を通して、男性たちと女性たちの闘い(争いではない)が力強く描かれている。メアリー・シェリーとパーシーの全てを描かずに、『フランケン>>続きを読む

ダークナイト(2008年製作の映画)

3.6

前作とはまた雰囲気が変わって暗い調子に。派手なアクションシーンは素晴らしい。しかしやはり話の細かいところが分かりませんでした。
やりきれない物語だと思う。レイチェル役の俳優が変わっていたのは残念だった
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ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)

3.7

主演を担った女優が凄すぎる。そこまで役に徹していたのだろう……。熾烈な戦いの中で女性兵として活躍するも、年頃で普通の人間として恋を繰り返す。リュドミラの中に同居する非人間性と人間味をありのままに描いて>>続きを読む

めまい(1958年製作の映画)

2.9

初ヒッチコック。主人公の目眩や悪夢の描写は面白かった。同じ事が繰り返されるのが興味深い。色彩も面白かった。

サスペンス映画で、実はミステリーの核心部分がよく分からなかった苦笑 少し冗長に感じたので
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バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

3.7

台詞が良かった! バットマンたちのワケありな生い立ちの描写も深みがあって良かった。アクションではカーチェイスが特に良かった! 話の細かいところがよく分からなかったけど、あの辺はファンにはお馴染みの設定>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

長い塹壕のセットから凄まじいなと思っていたら、折り返しで主人公の意識が途切れるシーンを除いてワンカットのシームレスな作り! 迫力はすごいし劇場で見たかったです。音楽もすごく良かったです。
途中から1人
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とうもろこしの島(2014年製作の映画)

3.6

背景が自然と知りたくなる深い作品。ジョージア国の位置さえ知らなかった。政府からの独立を主張するアブハジア勢というのが本作のポイントだ。
それにしても手作りのロケ地が素晴らしく、映画の最初から、儚いとう
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映画ドラえもん のび太の新恐竜(2020年製作の映画)

4.4

もう涙腺が崩壊するどころではなく……笑 とてもいい映画だと思いました。
映像の迫力。ドラえもんを映画館で観たのは初めてですが、音響も家で鑑賞するよりも良かったです。
今作はのび太と恐竜のキューの友情
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

わけわからん笑 いや、ストーリーは単純すぎるほどで前半と後半で分かれるのだが、スカッとする終わり方になっている。女優陣が個性的でとても良い。会話もよかった。タランティーノは毎回ピザを喰らうシーンがとて>>続きを読む

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

4.6

極めてハイレベルな映画だったように思う。本作は”狂ってしまった”米軍兵士カーツの所在を主人公が追うというストーリーがあって緊張感を失わさせないが、画面構成や、特に最初の1時間は凄かったと思う。ヘリコプ>>続きを読む

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.2

いい所が多々あるだけに……笑 蒼井優もオダジョーもすごく良かった。オダジョーに関しては泣いている姿さえかっこよかった。
トリッキーな場面が幻想的にうまく働いているシーンもあれば、不自然すぎるものもあっ
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ドラゴン危機一発(1971年製作の映画)

3.6

動くブルース・リーが観れただけでも……笑 荒い作りには楽しく笑わせてもらった。しかし、話が悲しい。続きがあるのが救い。
マリア・イーなど、美しい女性俳優が多いのも魅力のひとつだ。

ドラえもん のび太と銀河超特急(1996年製作の映画)

4.1

WOWOWでやっていたのをまるごと見ました!夢がある!笑 様々な惑星(レジャーランド)で遊ぶということで、西部劇や恐竜ランドなど、いちいち飽きさせない。今回はのび太がかっこよすぎる笑 塩沢さんの声か>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.4

大丸明子監督綿矢りさ原作。ありふれた人の孤独が美しく描かれていると思いました。後半からが辛かった。イチはフェードアウト笑 松岡茉優の独白が素晴らしかったです。

ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.5

マーティン・スコセッシ監督作。
終盤はお手本のようなグダグダ、狙ってやったとしてもひどい脚本だ。しかし、3点代にしたいのはもうダニエル・デイ・ルイスのカッコ良さよ!マジでカッコいい笑 この人が最初の闘
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エデン、その後(1970年製作の映画)

2.4

アラン・ロブ=グリエ監督作品。好きじゃないな~と感じたのは後半からで、それも主演のカトリーヌ・ジュルダーンに対する嫌悪感が強まっていったからだ。最後まで見るとなんとなく意味が通じるような通じないような>>続きを読む