グッチーさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

グッチー

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Everybody's Talking about Jamie~ジェイミー~(2021年製作の映画)

4.5

ドラッグクイーンに憧れる高校生をテーマにしたミュージカル映画。

2021年末は映画館でも配信でもミュージカル映画が多かったイメージですが、その中でもこの作品は中々良かったと思いました。

ジェイミー
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

予告編だけだと、何か感動的なミュージカルなのかなぁと思って見に行きましたが、あんまりそういう感じじゃなかった印象です。

SNSによるフェイクによって、単純な共感を集めて人がどれだけ簡単に踊らされるの
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炎628(1985年製作の映画)

4.0

これは本当に衝撃的な映画という以外表現できないと思いました。

戦争の残酷な話は色々と聞きますが、映像でここまで過酷なものを表現したのはこの作品が最初なんじゃないかなぁと。

段々と顔が老けていく主人
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ビートルズと私(2011年製作の映画)

3.5

色々な人のビートルズにまつわる思い出を集めた作品。

誕生日にリンゴの家で映画観賞したとか、ジョージとのファーストキスの話とか、知ってても知らなくてもいいような話ではありますが、ビートルズファンなら楽
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RENT/レント(2005年製作の映画)

3.5

「チックチックブーム」を見てからの、連続の鑑賞でした。

作曲家のジョナサン·ラーソンが、生前に残して亡くなった作品と思ってみると、感動がより高まった気がします。

NYの家賃が支払えない若手の芸術家
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.5

ミュージカル「レント」を世に送りだした、ミュージカル作曲家の伝記的作品。

たまたま年齢が主人公と同じだったため、一曲目の「30/90」から、一気にやられてしまったような感じでした。

30前になって
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さらば愛しき大地(1982年製作の映画)

3.5

茨城県のダンプ運転手が女や薬物で段々と追い詰められていく感じが生々しく描かれた作品でした。

娯楽もあまりなく、東京に行こうとかいう主人公が結果的に薬物から抜け出せなくなる感じが、地方の閉塞感のような
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SAYONARA AMERICA(2021年製作の映画)

4.5

コロナが拡大する前の2019年に行われた、NYとLAでのライブドキュメンタリー。

ほとんどがライブの映像なので、細野さんの音楽を十分に楽しめる作品だったと思います。

また、自分を育ててくれたブギウ
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.5

ポーランド映画祭2021で鑑賞。
映画館の環境ではもう見ることができないと思っていた作品が見れて本当に良かったので、10周年を迎える映画祭に感謝です。

内容的には、共産党政権に対する愛国者的なレジス
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アンジェイ・ワイダ 私のインスピレーション(2016年製作の映画)

4.0

ポーランド映画祭2021のオープニングで鑑賞。

アンジェイワイダ監督がインスピレーションを受けた絵画を紹介しつつ、映画の一場面にどう反映されとぃるかが分かる内容でした。

普段はあまり聞かないポーラ
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ソルジャーブルー(1970年製作の映画)

4.0

西部劇のひとつの時代を終わらせた歴史的作品。

お決まりの野蛮なインディアンと白人部隊の銃撃戦というお決まりの展開は残しつつも、有名なラストの虐殺シーンを付け加えることで、アメリカの歴史の残酷な部分を
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(2017年製作の映画)

3.0

音声ガイドを作る主人公と、次第に視力を奪われていくカメラマンの二人を中心に描いた作品。

映像はきれいで良かったけど、ストーリー展開がいまいちピンと来ない感じでした。

何であのタイミングでカメラを捨
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

4.5

昔は中々見ることができなかったこういう作品が、アマプラでいつでも見れるというのは驚きです。

当時のサーカスで見せ物になっていた実在の人々をキャスティングし物議をかもした本作ですが、こういう普段は隠れ
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ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償(2020年製作の映画)

4.0

ブラックパンサー党にスパイとして潜り込んだ黒人の話でした。

似たようなストーリーの作品としては、スパイク·リー監督の「ブラッククランズマン」がありますが、あっちは黒人がKKKに潜入するような感じで、
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

5.0

ただの脱獄映画に見えて、かなり宗教的かつ哲学的な要素が多い作品だという印象でした。

刑務所のなかで決められた型を破っていくルークの姿は、明らかにキリストをイメージして作っているのが分かる感じで、卵を
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.5

警察と暴力団が手を組んで、サイコパスな無差別殺人犯を追う展開が、中々新しくて面白いと思いました。

殺人の目的とかラストとか、色々と謎が多かったですが、アクション多めで、カーチェイスとかもあるので、ま
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

モリカケ問題をテーマにしたような感じで、新設される大学医学部を巡る、国家と新聞記者の探りあいが中々楽しかったです。

内調の暗い感じとか、細菌関係の研究とか、どう見てもショッカーのアジトのような感じで
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.5

映画を見るのは今回がはじめてでしたが、音楽はかなり有名で、絶対にどこかで聞いたことがあると思います。

溶接工をしながらダンサーを目指す主人公役のジェニファー·ビールスがただただのかわいい感じでした笑
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あの頃。(2021年製作の映画)

4.0

ドルオタの仲間たちとの出会いと別れ、ドルオタを続けることへの不安とか、色々なテーマがあったような感じでした。

一曲のMVである日突然アイドルにハマる感じとか、推しの握手会の緊張感とか、アイドルが好き
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ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

3.0

時間を遡って行く感じは中々面白い表現だなぁと思いました。

また、映画に出てくる音楽などの当時のカルチャーが、懐かしくも新しい感じで、なかなかエモい作品になっていました。

サブカルと言えば、これまで
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グレン・ミラー物語(1954年製作の映画)

4.0

ビッグバンド時代の有名なジャズミュージシャンのグレン・ミラーの伝記映画。

全体的に、バンドの演奏シーンが多めで、グレン・ミラーの名曲がたっぷりと聞ける感じで、非常に良かったです。

また、ストーリー
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ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野(2021年製作の映画)

3.5

ジェイZプロデュースのスタイリッシュな黒い西部劇って感じでした。

オープニングがかなり強烈で、これは良いかもと思いましたが、中盤で少し飽きてきたような感じでした。
ただ、最後の撃ち合いは結構面白かっ
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ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー(2010年製作の映画)

3.5

ヌーベルヴァーグを代表する、ゴダールとトリュフォーの両監督の友情と決別までを描いたドキュメンタリー作品。

当時の時代背景と合わせて、両監督の作品がどのような位置にあったのかが分かるような構成でした。
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Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

3.5

見るのは2~3回目で、内容を覚えていても笑えてしまうのが良いところだなぁと笑

レストランの生牡蠣のシーンとか、音楽に合わせて寸劇を披露して小銭を稼ぐところとかが好きでした。
(レストランのシーンで、
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リスペクト(2021年製作の映画)

4.0

アレサ・フランクリンの伝記映画。

初監督作品ということもあり、これまでのミュージシャンの伝記映画としての枠組み(成功→私生活の問題→復活)のお決まり感を拭いさることはありませんでしたが、ジェニファー
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.5

酒女博打の三拍子揃ったダメ親父と、いじめられっ子の掛け合いが面白かったです。

ダメ親父の適当発言かと思いきや、ラストで明らかになるダメ親父の真実は感動的で、聖ヴィンセントにふさわしいなぁと笑

現実
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.5

MCUの新作。

「ノマドランド」のクロエ·ジャオ監督ということで、最初は雰囲気的にマーベル系の映画と合うのかなぁとか思っていましたが、実際に見てみるとエンドゲーム並みに面白くて最高だと思いました。
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十九歳の地図(1979年製作の映画)

4.5

中上健次の原作を柳町監督が映画化した作品。

新聞配達のバイトをしながら予備校にかよう主人公が、町中の人々に×をつけつつ、公衆電話から脅迫電話をかけるという感じの内容です。

人が死なないデスノートっ
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ビーン(1997年製作の映画)

3.5

MR.ビーンの劇場版。

アメリカの美術館を舞台に、ビーンが色々とやらかしてくれます笑

途中は色々ありますが、なぜか最後は上手くはまってハッピーエンドになるあたり、普通の映画なら不自然ですが、この作
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イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)

4.0

前日に同じロックウェル監督の「スウィートシング」を見て、1週間限定上映のこっちも見たいと思い、連日見に行きました。

白黒の作品のため、結構古いのかなぁと思いきや、普通に90年代はじめの作品で驚きまし
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ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬(2011年製作の映画)

3.5

MR.ビーンでお馴染みのローワン·アトキンソンが007っぽい感じでスパイを演じる作品。

爆笑というわけではないですが、随所に笑えるシーンあり、最初から最後まで楽しめました。

個人的には、縄梯子と間
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国道20号線(2007年製作の映画)

3.5

「サウダーヂ」と同時に上映されていたため、合わせて鑑賞しました。

消費者金融やパチンコなどが並ぶ国道沿いを中心に、若いカップルが次第に追い込まれていくストーリー展開で、地方都市が抱える閉塞感のような
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サウダーヂ デジタルリマスター版(2011年製作の映画)

2.5

空族映画ははじめてでしたが、ちょっと自分にはハマらなかった感じです。

荒廃していく地方都市に住む若者や出稼ぎ外国人などの人々の生き苦しい世界が描かれているんだと思われますが、3時間の長尺でも全体的に
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スウィート・シング(2020年製作の映画)

4.5

インディー映画界で有名なロックウェル監督の新作。

内容としては、子供が大人になって行く途中の通過儀礼のような冒険の話で、どことなく「スタンドバイミー」や「ストレンジャーザンパラダイス」を思い出すよう
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ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR(1976年製作の映画)

4.0

こういう作品がアマプラにあるのは本当にありがたいなぁと笑

日本の暴走族で一番有名だと思われる、ブラックエンペラーの新宿支部について密着したドキュメンタリー作品。

白黒の映像の中、バイクのヘッドライ
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クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代(2018年製作の映画)

3.5

昔映画館で見たものをアマプラでたまたま見つけたので、再鑑賞。

この映画が上映された頃は、確か上野とか六本木でクリムトとかシーレの作品の展覧会がやっていたので、何か合わせて見に行ったような感じだったよ
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