グッチーさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

グッチー

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さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

4.0

ロバート・レッドフォードの引退作。

快楽で銀行強盗を続けるという豪快なキャラクターは、ロバート・レッドフォードくらいの名優だから凄くかっこよく見えるのかなぁと。

「運び屋」のイーストウッドもそうで
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ビーツ、ライムズ・アンド・ライフ ア・トライブ・コールド・クエストの旅(2011年製作の映画)

4.0

90年代のヒップホップシーンで活躍したATCQの結成から解散、再結成へと至る流れをインタビュー等を通してまとめた作品でした。

印象に残ったのは、所々で日本が重要な場所になっているということでした。
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ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

5.0

創立から80年間ジャズ界の中心で活躍しているブルーノートのドキュメンタリー映画。

常にジャズ界を牽引してきた会社であるため、ヨーロッパからやってきた創業者2名の話をはじめ、モンク、パウエル、ブレイキ
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.5

ある日突然難聴になったらという設定や、無音や機械音を使った巧みな音響効果など、斬新な試みが非常に上手くいっている映画だと思いました。

難聴者のコミュニティに入りながらも、高額なインプラントによって再
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浪人街 RONINGAI(1990年製作の映画)

3.0

ラストの120対4の辺りは、久しぶりにチャンバラを見たなぁと満足できる内容で、迫力があって面白かったと思いました。

ただ、その他はそれ程印象に残っていないです。

奇跡の絆(2017年製作の映画)

2.5

感動の実話というありがちなセールスで何とかなっている作品という感じでした。

原作がどういうものか分かりませんが、映画としては非常に退屈でした。

黒人の過酷な人生を描いた作品はいくらでもあり、今回み
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.5

地上波でやっていたので、ダニエル·クレイグ版の007をはじめて見ました。

全体的にアクション多めって感じで、町中でド派手に活躍する感じは、なんか昔の007とは変わったなぁと。

あと、腕時計一つで基
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.5

毒のあるブラックコメディでありながら、ラストはちょっと感動するという辺り、どことなく「リトルミスサンシャイン」を思い出すような感じでした。

個人的には、デ·ニーロの賭け狂いのダメ親父役が凄くはまって
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狩人の夜(1955年製作の映画)

4.0

50年代の古い映画ですが、川の場面など、白黒映画の映像美のお手本のような作品になっていると思いました。

また、ロバート·ミッチャムの演技が良くて、普段はクールでも、計画が上手く行かないと激昂する辺り
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ミッドサマー ディレクターズカット版(2019年製作の映画)

3.5

元ネタとされる「ウィッカーマン」を見たので、改めてこちらのバージョンも鑑賞しました。

いつ見てもヘンリー·ダーガーの絵を思い出すような、可愛らしさと残酷さにまみれた世界観だなぁと思います。

元ネタ
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ウィッカーマン final cut(2013年製作の映画)

4.0

前に公開されたときに見逃したため、再度上映されていて良かったです。

上陸した島がああいう感じの狂気に包まれていたら、本当に嫌だろうなぁって思いながら見ていました笑

不気味な雰囲気の中、ある程度ヤバ
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.5

幻に終わったホドロフスキーのSF映画「DUNE」の構想から打ち切りまでの経緯に迫ったドキュメンタリー映画。

人の心のあり方を変えるというとんでもないテーマに挑んだホドロフスキー監督が、共に闘う戦士(
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アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

3.0

ボスニア紛争で起きた、スレブレニツァの虐殺を主題にした作品でした。

旧ユーゴ系の映画では、ちょっと前に「アンダーグラウンド」を見ましたが、あれとは対照的にストレートに紛争の残酷さ、過酷さを描いていま
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.0

上野のゴッホ展に行った流れで、Netflixにアップされていたため久しぶりに鑑賞しました。

基本的には、アルル以降のゴッホの辿った
人生を中心に描く伝記的な映画です。

主観的なカメラワークを多用す
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.5

架空の国(旧オーストリア·ハンガリー帝国か?)に存在するグランドブダペストホテルを中心に展開される、サスペンスあり、銃撃戦あり、コメディありのかなり盛り沢山な内容の映画です。

幅広い内容を盛り込みな
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.5

好評価されている映画なので、車にはあまり興味はなかったですが、鑑賞してみました。

序盤から中盤は、フェラーリにコケにされたフォード陣営が、大規模な予算を投じながら、新しいレーシングカーを開発するとこ
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砂の惑星(1984年製作の映画)

3.0

リメイク版公開前に、旧作を鑑賞しました。

リンチ監督らしい不気味な演出が随所に見られも、大作を2時間程度にまとめてしまっているため、後半のダイジェスト感が半端なく、急展開なストーリーについて行くのが
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バベットの晩餐会(1987年製作の映画)

4.0

NHKBSで深夜にやっていたので、たまたま鑑賞しました。

時間帯が遅すぎたため、所々記憶がありませんが、静かな村で起きた奇跡的な晩餐会を描いたとても綺麗な作品でした。

ただ、少なくとも、あの料理を
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ルディ/涙のウイニング・ラン(1993年製作の映画)

4.5

アメフトの映画は色々ありますが、ここまで熱いものは今まで見たことがありませんでした。

友達の死を契機に、憧れのノートルダム大に入るため、勉強や雑用に明け暮れるところや、練習でボコボコにされても立ち上
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.0

昔見たことがあったけど、あまり覚えていなかったので、再鑑賞。

友情とか恋愛とか、人生の大事な要素に効く大事な教えが詰まっているような作品だと思ったので、若い頃にちゃんと見ておくべきだったと、本当に思
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

アカデミー賞関係の話題で知ってはいましたが、見逃してしまっていたので、Netflixのおすすめ欄に出てきて本当に良かったです笑

何となく、現代版の「クレイマークレイマー」みたいな感じかと思い、見てみ
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.5

「ドライブマイカー」を見て、同じ監督の作品ということで鑑賞しました。

演劇へのこだわりとか、上からの俯瞰的なショットとか、色々と「ドライブマイカー」と被るところも多く、それが監督のスタイルなんだなぁ
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

4.0

少し前に読んだユーゴの歴史の本にタイトルが出ていたので、気になり鑑賞しました。

盛大な音楽の中で起きるどんちゃん騒ぎの連続で、喜劇なのかと思わせながらも、ラストに向かって、主要人物が次々に死んでいく
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アルゴ(2012年製作の映画)

3.5

鑑賞は2回目でしたが、ラストのハラハラする展開は、何度見ても同じくらい楽しめます。

実際にあった話を少し脚色して、ここまでのエンタメ作品に出きるって、脚本家はすごいなぁと思いました。

ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン(2005年製作の映画)

3.5

50セントの自伝的映画。

NWAの「ストレイトアウタコンプトン」みたいなお洒落な感じの映画が好きだったので、似たような感じかなと思って見ましたが、ラッパーになる前の薬の売人時代の話が中心で、ちょっと
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.5

討論会については、昔YouTubeで一部は見たことがありましたが、それの完全版のような感じで、当時の時代の熱が感じられるような編集になってました。

左翼全盛の時代背景もあり、討論で普通に出てくる単語
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前回の「ブラック·ウィドウ」がフェイズ3の延長みたいな感じだったので、実質的にはフェイズ4の始まりとして位置付けられる作品ですが、出だし好調という感じで中々面白かったです。

序盤から中盤は、ちょっと
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

4.0

「サマーオブソウル」を見た流れで、Netflixにあった本作を鑑賞しました。

デトロイトに集まった才能が結集して、今でも馴染みがある音楽が作られてきたというのは本当にすごいなぁと。

出だし10秒の
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サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

4.5

これまでウッドストックやライブエイドなど、歴史に残る音楽イベントは多く語られてきましたが、ウッドストックとまったく同じ年に、忘れられた(忘れさせられた?)伝説的な黒人による黒人のための黒いウッドストッ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.5

村上春樹原作の短編作品を、同じ本に入っている別の短編の内容を混ぜながら一つの長編に仕上げているところは、脚本の上手さが出ていると思います。

1時間経過してから、キャストの紹介が出てきたり、無音状態を
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WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ(2015年製作の映画)

4.0

見るのは3回目なので、結構好きな作品なんだなぁと思いました。

駆け出しのコールと次第に才能が枯渇してアル中寸前まで追い込まれているジェームズが対照的で、さらっとショービズの世界の残酷さが描かれている
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ベケット(2021年製作の映画)

2.5

「ローマ」とか「マンク」とか、最近はNetflix発の映画の勢いがすごいなぁというところで、ついに駄作を作ってしまったなぁという印象でした。

散々追い回された挙げ句、最後まで黒幕とかほとんど何も語ら
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タミー Tammy(2014年製作の映画)

3.0

Netflixにあったのでたまたま鑑賞。

見た目もやらかし具合も、「グーニーズ」のチャンクが女で、大人になったらこんなだろうなという感じでした笑

あと、おばあちゃんもキャラが濃くて中々破天荒な作品
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

3.5

男女差別のテーマも含まれていた本作に対してはちょっと失礼ですが、主演のアルマ·ホドロフスキーの可愛さで何とか持ちこたえているなぁという印象でした。
冒頭のパジャマ姿でタバコを吸いながら踊る姿だけで、一
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グンダーマン 優しき裏切り者の歌(2018年製作の映画)

2.0

かつて東ドイツの秘密警察に協力をしてしまった、ミュージシャンの実話を描いた作品。

複数の時間軸が絡みながら、ラストの過去の告白へと進んでいく展開になっていますが、個人的にはこれはかなり失敗だったよう
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.5

最近のBLM運動の流れに乗った作品という印象です。

全体を通して、目の前で黒人が警察に撃たれる現場を目撃した主人公が、黒人としての自分の不安定な立場を見つめ直しつつ、現実に向き合っていくような内容に
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