マチダさんの映画レビュー・感想・評価

マチダ

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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

元使用人が戻ってから謎が明らかになるまでの不穏な空気痺れました。地下室に繋がる暗闇が怖すぎ。
貧富を連想させるロケーションや微妙な表情の変化で感情を読み取らせるところなど、映画ならではの映像表現を活か
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ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

5.0

これから作られるホラー映画全てフラナガン監督に撮ってもらいたいほど、すっかり彼のファンになってしまっています。
三時間のディレクターズカット版も楽しみ。

アダム・チャップリン(2011年製作の映画)

3.5

なぜかDVD所持してて、見せ場の数シーンだけ定期的に観返したくなるヤツです。Fatality集みたいに。
ゴアゴアもやりすぎるとコメディになる良い例。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

ラストの廊下でのダンスとコミカルなドタバタ劇を見て、この作品大好きなのを確信した。
この映画自体ジョーカーが仕掛けた盛大で意地悪なジョークなんやと思った。

リトル・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.0

予告から一風変わったゾンビコメディを期待しましたがそんなことはなく・・・・
特徴なさ過ぎて翌日には全ての内容忘れてそう。

スリー・フロム・ヘル(2019年製作の映画)

4.0

主要三人が、監獄・郊外・メキシコとそれぞれの小編で、昼夜問わず人間やめたのかと思うぐらいの気狂いぶり発揮してて満足。特にシェルムーンが良くて、裸の女性を追いかけまわすとこと、なぜか弓矢で応戦するとこが>>続きを読む

スケアリーストーリーズ 怖い本(2019年製作の映画)

3.0

いまいちすぎて途中でギブ。怪物の造形は良いが他に見どころがない・・・自分がデルトロ作品に感じてる部分が見事に継承されていました。

デスペレート・リビング(1976年製作の映画)

4.5

張りぼて王国の乱痴気騒ぎ楽しかったー。比較的まともに見えそうな人も、もれなくヤバいという異常な世界。女王役の常連俳優の存在感、クセになる。
毎回やけど素晴らしい美術センスがこの監督の作品支えてるなーと
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ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

5.0

役者全員素晴らしいんやけど特に母親役凄い。心優しい人物から狂人まで完璧にこなしてる。虚ろな目でテレビを見ながら(窓越しに微笑みかけてくる表情が不気味すぎてトラウマなった)、状況が一変するきっかけになる>>続きを読む

The house of the devil(原題)(2009年製作の映画)

3.5

後半20分ぐらいのテンションはなかなか凄かった。別の映画が始まったかと思うぐらい。ピザを注文して欲しくてたまらない伯爵,呑気な屋敷探索、日食と悪魔が点滅する描写が好き。7,80年代を意識したみたいやけ>>続きを読む

クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

4.5

主人公が水泳選手やのが良い。水に抵抗ないし、ワニから逃げる描写も割と説得力あってスリルさ増してたと思う。競技続けてたのも無駄じゃなかったんやと思わせるシーンがいくつかあった。ワニの噛みついてから回転す>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

明るくパステルカラーな淡い画面で,エロもグロも普通そんなとこまで見せへんやろってとこまでしっかり見せてた。ダニにとっては結果的に周囲の雑音全部焼却して、ゼロからまた新たな人生始まる!みたいな感じになっ>>続きを読む

ホーンテッド 世界一怖いお化け屋敷(2019年製作の映画)

4.0

面白かった。登場人物とお化け屋敷を追体験できる作りになってるのが良い。仮面外しても仮面付けてるように見えるやばい風貌の殺人鬼達。情報漏れたのを逆手にとって同じトラップで復讐するラストは見ててスカッとす>>続きを読む

ファブリック(2018年製作の映画)

3.0

マネキンを愛撫する女と、それを外から興奮して眺める男を窓の反射を利用して一つの画面に収めたショットが好きやったな。サスペリアの魔女みたいなショップ定員達は不気味でよかった。赤ドレスはもっと活発に殺人活>>続きを読む

フィメール・トラブル(1974年製作の映画)

4.0

途中まで頭のおかしい人しか出てこんので、そういう世界線の話かと思ってたら違ったのでなんか安心した。似た者同士集まると狭い世界でそこが全てと錯覚しちゃうな。これコメディ要素なかったら貧困の暗い境遇ばかり>>続きを読む

第七の封印(1956年製作の映画)

3.0

難しかったす。カルト集団の大行進!とか懺悔してる相手が実は死神でした!とか魔女の火あぶり!とか随所に分かりやすい面白さはあったから最後まで見れました。メメントモリ的な世界で唯一影響を受けてなさそうな芸>>続きを読む

アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

3.5

アマゾン?での撮影が終始大変そうやったから、自然との闘いみたいな感じで見てた。オープニングで場違いな人たちが大自然に挑むも、ラストでは完全敗北。主人公一人その他死体だらけのいかだの上で、野生動物たちが>>続きを読む

ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)

4.0

役立たずの教授が最後に美味しいとこ持っていったなと思ったら逮捕されてて可笑しかった。大量のネズミを乗せたドラキュラ船が漂着するのは考えただけで恐ろしい。夫が完全にいかれちゃってるのに愛情をもって接し、>>続きを読む

ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス(1989年製作の映画)

4.5

下品すぎて最高。可愛い人形やからどんな表現でも許されてる感ある。こういうのサウスパークチームの専売特許やと思ってたから、それよりだいぶ前に作られてたのはびっくり。

小人の饗宴(1970年製作の映画)

4.0

人間みな等しくクズってことかな。監督が健常者やったらすごい悪意を感じる。小人たちの悪行を純粋に可愛いなと思って見てしまってる自分はどうなのか。どんな感想持っても内にある差別心につながりそうなのが怖いと>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

権力者が重要な決め事をするときに、その場のノリに近い形で決められていくのは下々の人間にとってたまったもんじゃないなと思った。魚眼レンズ風の画作りは何か意図があるんやろうか。動きが少なくてほぼ静止画みた>>続きを読む

エレメンタリ ~鍛冶屋と悪魔と少女~(2018年製作の映画)

4.5

残酷なおとぎ話みたいな世界観大好き。悪魔業界の設定が作りこまれてていろいろ想像が膨らんで楽しいです。悪魔の性格描写が自分の好きなタイプ(ねちねちと地味ないたずらをしたり打たれ弱かったりする)やったのも>>続きを読む

ウィジャ ビギニング ~呪い襲い殺す~(2016年製作の映画)

5.0

最初の家業を説明する一連の下りからもう良作感出てる。MF監督作は過激な描写や音に頼らなくてもしっかり怖いのが凄いと思う。小さな恐怖を積み上げていく感じとか。母親が微妙に鈍感なのが面白かったし、逆に家族>>続きを読む

サイレンス(2016年製作の映画)

5.0

とんでもない不利な状況やからこそ余計に彼女を応援したくなります。小説家の想像力を活かして逆境を乗り越えていく彼女に拍手。ここぞというところのバイオレンス表現、反撃を決意する演出、内と外の音の使い分けな>>続きを読む

死神との時間(2011年製作の映画)

4.0

自分を迎えに来た死神を追い返そうと奮闘するおじいちゃんかわいい。死神はどこか哀愁漂ってていい感じです。

クリシャ(2015年製作の映画)

4.5

最初の長回しで一気に引き込まれた。映像と音楽で精神崩壊していく様子を表現するのが上手すぎる。親戚がいっぱい出演してるみたいやけど大丈夫か。

オーヴァーロード(2018年製作の映画)

4.0

超人血清ゾンビに対抗するには自分も超人血清ゾンビになるしかない。この展開好き。

REVENGE リベンジ(2017年製作の映画)

4.5

めちゃ良い!これが女性監督ってのが驚き。
現実でムカつく人を投影して八つ裂きにしてるんやろかとかいろいろ考えちゃう。バイオレンス描写が最近のフランスホラー特有のやつやったけど何かノウハウとか共有したり
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Beyond the Black Rainbow(原題)(2010年製作の映画)

3.0

こういう抽象的で映像全振りの作品は、テンポを上げて20分ぐらいに収めてほしい。

The Devil's Candy(原題)(2015年製作の映画)

3.0

悪魔の力を借りて絵画を完成させていくまではわくわくしたけど、その後どんどん凡庸な作品になっていった印象。

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