みやびさんの映画レビュー・感想・評価

みやび

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笑の大学(2004年製作の映画)

3.5

単純におもしろかった。

爆笑ではなく、くすっとした
笑いの連続で。

役所広司さんの表情すばらしすぎます。
色々な感情のないまぜになった顔、絶品でした。

個人的には思い入れのせいか
ずっと涙を流し
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いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

5.0

すてきなファンタジー。

幽霊って聞いてたけど、
幽霊じゃないよね??


他の選択肢を捨てて、
愛する運命の人と結ばれる。
たとえ、終わりが見えてても
今を幸せに生きる。

すてきでした。

大好き
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春夏秋冬そして春(2003年製作の映画)

3.0

神の視点。

淡々と流れる事象。

自然に、
留まることなく
澱むことなく、
移り変わり
繰り返される
水の流れ。


仏教的観念、大の苦手なのですが、
そういうの取っ払っても、心に響きました。

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ピクニックatハンギング・ロック(1975年製作の映画)

5.0

女の子でもなく、女でもない
少女と呼ばれる一刹那。

「少女」を好きな人には
是非観て欲しい作品。

とにかく、綺麗。
色々なモノが綺麗。

そして、不可思議。

ひとりでこっそり観て
ひとりでこっそ
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完全なる飼育(1999年製作の映画)

2.0

純愛?
異常な心理と性欲でしょ?

まぁ、それも名前をつければ
普遍化して安心できるか。

御都合主義のエロ漫画読んだみたい。

竹中直人と小島聖に救われたかも。

ドッグヴィル(2003年製作の映画)

5.0

道は何処かに通じているべき。
行き止まりは澱みにとらわれ。

かき混ぜれば澱は舞い上がり
隠れたモノを晒しだす。

けれども、また静かに沈降し
同じ顔を見せるのだろう。
繰り返し繰り返し。
同じ澱では
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バッファロー’66(1998年製作の映画)

5.0

探して 探して
探し求めて
這いつくばって
探し求めて

ついには
手に入ったのだろうか?

こんなに優しい人知らない。
不器用で、素直じゃなくて
どうしようもなくまっすぐで
同性ながらかわいいなぁ、
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吸血鬼ノスフェラトゥ(1922年製作の映画)

5.0

「橋を渡れば幽霊が出迎えに来る」

ドイツの表現主義派の監督だけに
映像美はさすが、の一言。

この吸血鬼の倒され方、
かなり気に入ってます。
最初に見た時、ビックリしました(笑)

サイレント白黒映
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

5.0

眠り男の囁き声。真実を告げるその声に
耳を塞いでも、もう手遅れさ。

ドイツ映画の黄金期(?)の作品。

書き割りの背景が織りなす夢幻な世界。
芸術なんてよくわかりませんが、引き込まれます。
展開もシ
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12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

5.0

ほっとします。

絶対お勧め。

場はほとんど会議室一室のみで、進行は会話中心なのに、
不思議と目が離せない。
よけいなシーンは一切無い計算された構成。

三谷さんだと、最近は「笑の大学」ですが、
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夢みるように眠りたい(1986年製作の映画)

5.0

林海象監督のデビュー作。

ゆったりゆったりと、優しく、
一枚一枚、覆った布をめくって
ゆくような展開。

最後に現れるのは美しき想い。

優しい映画です。
良い意味で、眠くなります。

奇をてらった
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

5.0

運命は変える必要すら
ないものなのかも。

真実を知る者は、
全てを得るか
全てを失うか
その二択を迫られる。

語るモノは、いつも
不具者のカタチで現れる。

この世の理。

鏡を見ろ
そこには
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ユートピア(2003年製作の映画)

5.0

「夢に見たの?」
「いや、僕がそう望むから」

悪夢に苛まれる人の為の処方箋。

未来に生きる男。
現在に生きる女。
過去に生きる男。

そして、「理想郷」。

サスペンス部分もあるんだろうけど、
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