宮本亮さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

宮本亮

宮本亮

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バービー(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

俺は男だから、この映画内で描かれる内容なら男社会のほうが魅力的だったな。幼稚で馬鹿で助平で自信がなくて助け合って戦争しても最後は仲直りって良いじゃない。洗脳っていう言葉を使うことで強引に男を悪者にする>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

3.0

同性愛で普通の恋愛ものなのは目新しかった。
女の子とイチヤイチヤしてるときのティモシー・シャラメは勃起してるように見えた。だから同性愛のときがテンションで誤魔化してるように感じてしまった。

葛城事件(2016年製作の映画)

3.0

観客を不快にさせたいという作者の思いが強すぎて登場人物たちが犠牲になっていると感じた。でも不快にさせるアイデアはおもしろかった。
断片的かつ一方的に結果が示されるが、俺は過程を見たかったのでこの映画と
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RRR(2022年製作の映画)

3.4

嫌なことが沢山あったのに対して解決が物足りなかったけど、おもしろかった。ワンピースみたいだった。火と水にこだわった場面設計は好感が持てたけど、そもそも水って感じじゃないよなとは思った。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.8

作者が才能を示そうとしたのは伝わったが、多過ぎる要素がてんで別々の方向を向いて散らかってるのを雑にかき集めて箱に投げ入れて終わった印象だった。期待外れだけど、ここまで過度な高評価を受けるつもりで作った>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.3

ミニマムだけど壮大なことを扱ってそうだから興味を惹かれたけど、ひねりも新しさもなくいまいちだった。
選択を迫られる側の葛藤や描写が足りなさ過ぎた。
登場人物たちのパワーバランスを慎重に維持したのは、安
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.0

群れで行動したがる青くて細長い宇宙人が目的もなく喧嘩したり和解したりする話。

映像は誤魔化しなく隅々までベストを目指した品質だが、ストーリーは段取りのようにありきたりで、キャラクターはたくさん出てく
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ビースト(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ワンカット長回しへのこだわりが際立つ映画。
でも監督がカッコつけたがるタイプなので「こんな半端な画のときはライオン来ないな」とわかってしまうから長回しが緊張感をなくしてしまっている。

あまり恐怖や緊
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

2.3

MCUがこの先おもしろくなるのをあきらめるくらいおもんない。
見てるのが恥ずかしくなるくらいおもんない。
カーンの紹介にすらなってないくらいおもんない。

よくわかんない力で無敵級に強くて理由はよくわ
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ダイアナにとっては初めての彼氏で忘れられない大切な存在なのだろうけど、俺にはこのスパイの男の魅力がさっぱりわからなく、ほぼ無敵に近いワンダーウーマンの弱点としての機能としか見れないので、この物語のすべ>>続きを読む

ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.0

アクションシーンは格好良いが、それ以外はだいたいイライラしながら見てた。
ダイアナに敬意が払われずイライラする。何故かスパイの男主導で話が進むのでイライラする。男性の仲間を何人も集めるが、どう考えても
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金なら返せん!(1994年製作の映画)

-

あれくらいの毛量でもハゲ扱いされる厳しい時代だったが、いまはギャロップ林でさえハゲてないと言われるようにまでアップデートされた。

プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

2.9

人生が感じられなかった。内面の変化具合が中学生が高校生になったくらいの時間経過の話なら納得できたかも。

オープニングのクレジットでウォンカーウァイの名前が出るところがカーウァイっぽい画になってた。

ゾンビコップ(1988年製作の映画)

3.5

テレビ放送用に短くカットされたものしか見てないかもしれないと思って見返した。
特撮は見ごたえがあり、アクションシーンにはアイデアがあって印象的だ。80年代の軽薄なユーモアも良い。ストーリは途中で話が飛
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スマイル(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

眼の前であんな自殺をされたからショックで精神的に不安定になったってことは普通に相談できるし誰からも理解を得られるだろうに、そうはならない。
同じ目にあって死んだ博士の妻にも信じてもらえない。マジで納得
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.0

語るべきストーリーはなにもないけど作らなきゃならないから恐竜スリラーをノスタルジーとパロディで飾ってシリーズのオマケとして作られたような映画。
前作でジュラシック・ワールドとなった世界で、人類との共存
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人魚伝説(1984年製作の映画)

-

思想が強すぎてかなり雑になったストーリーを裸とセックスで誤魔化そうとしている。最後も謎に全裸を見せる周到さ。
ラストの決め台詞をいろんな角度から何カットも重ねて言うとこ格好良かった。

パンドラム(2009年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

いろいろな思いやネタを込めすぎた結果「なんのこっちゃ!」な話になってしまった。

冷凍睡眠から目覚めたら宇宙船内が人食い人種だらけになっていてサバイバルするというアイデアはおもしろいんだけど、前半で教
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

なんとなくミッドサマーに着想を得たのかなと思うような感じだけど、とても上手いことやっている。
ワンシチュエーションでショックと不快を連続して緊張を維持するけれど、安易に性、排泄、人肉に手を出さないない
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

暴風雨の描写やワニのビジュアルがよくできてるだけに、安っぽいホラー的な危機の作り方に納得できるかどうかが焦点になる。
俺は駄目だった。
でも暴風雨と洪水の描写はめっちゃいい。

安全を確保することに興
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私を信じて -リサ・マクヴェイの誘拐-(2018年製作の映画)

3.1

カメラがゆっくり寄って刑事の決め台詞のときに虫が顔の前を横切ってた。

丁寧なつくりが好感持てる。
この内容をジャンルに特化させて映画的な仕掛けやケレン味を足すとシャマランの『スプリット』になるな。
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スーパー!(2010年製作の映画)

3.3

多少強引でもハッピーエンドにしてしまうことはとても大事なことだと思う。香港映画みたいだ。
エリオット・ペイジもこういった役をやってほしいな。本人が嫌でなければ。
ケビン・ベーコンもいい演技してた。役者
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リンク(1986年製作の映画)

3.1

実は屋敷そのものがスタンドだった!となりそうな映画。
音楽がグレムリンみたいだなと思ったら音楽ジェリー・ゴールドスミスだった。
猿たちを操るの大変だったろうな。俳優たちもどうだったんだろ。エリザベスシ
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の見た目が荒々しそうたったから、もっと爽快なハチャメチャアクションを期待したけど、真面目な内容だった。
主導権が入れ替わったらノリノリの音楽がかかって人物中心で画面がぐわんぐわん動くの気持ち良か
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ハードコア(2015年製作の映画)

3.6

3D酔いに怯えながら見たけど大丈夫だった。

単調にならないようにするアイデアと工夫が嬉しい。敵ばかりでなく味方も次々死んでいくのが良い。ふざけ具合も良い。もっとふざけても良いくらいだ。こんな内容をシ
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ブラック・リッジ(2020年製作の映画)

2.2

恐怖を作る技術が低い。イメージが貧困。そして困ったらすぐ暗転させる。

ロケ地はかなりの雪山で、風景の迫力はすごい。ただでさえ寒そうな場所を顔と手をむき出しで歩き回り、川にまで入る。マジで心配だ。宿泊
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.3

ビジュアルが良い。

ちょっとでかくて素早い猛獣くらいのこのクリーチャーに人類が滅亡寸前まで追い込まれるとは思えないが、そう言うならそれは受け入れよう。

埠頭で捕まったとき、手話を知らないとわからな
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

-

みんながあの手この手でずっとイキってる。
小ネタばかりの映画で小ネタにほぼ既視感があるのはいいのか。
みんな楽しそうに演じてて良い。衣装美術も良い。仲良さそう。

さらば青春の光(1979年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ちんこ見れます。二本。

見た目も言動も好きになれない若者(でも32歳くらいに見える)が他人を舐め腐ってはしゃいだ毎日を過ごしている。
嘘を付きコソコソ逃げ回ってはニヤニヤしている嫌な連中の一味だ。口
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.0

ギレルモ・デル・トロとは好みが合わないので見てなかったけど、賞狙いホラーの源流だと思うので見た。

小道具の使い方が抜群にうまくてわかりやすい。
きっかけのところを「そういう人物だ」ってことで省略して
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.0

導入部から語りがうまくて引き込まれたけど、どんでん返しのせいで、いやじゃあ見てきたこと何やってんてなったわ。様々なやり取りの全てが意味なくなってしまってるし、無理あるし。そうなってみると冷静に思い返せ>>続きを読む

カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

3.3

ライマンだったりリーマンだったり各社足並みをそろえる気がない監督名の日本語表記。そこの主導権争いになんの意味があるのか。

設定の伝え方がうまかった。
スパクル絶対なんかあったやろ。結構重要ななんかが
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.4

俺がウルトラマンで好きだった要素は正体を隠して活躍するワクワクと、怪獣が街を破壊するドキドキなんだけど、そのどちらもなかった。

過去の技術的な不自由さを再現するのではなく、技術的な不自由さがありなが
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