まさなつさんの映画レビュー・感想・評価 - 61ページ目

クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

3.5

ひょっとすると多くの方々がそうであるように、私も「オトナ帝国」「戦国大合戦」からこのシリーズに参戦しました。

原恵一監督が離れてどうなることやら、、と心配しましたが、笑わせるだけ笑わせておいて、最後
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ホワイト・バレット(2016年製作の映画)

3.7

あぁ〜やっぱりジョニー・トー!好きだなぁ〜こういうの。

あいかわらず、これでもか〜なスタイリッシュさ。
ジリジリジリジリ、焦らす焦らす、、。でも、その焦らされ中も、どこに、何が仕掛けてあるのか、一瞬
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.7

全身全霊、蒼井優ですね。

折れそうな程か細い身体から発せられる半端ない熱量!そら惑わされますね。

噂の鳥ダンス?は、結構出てくるんですね。もう完全に吹っ切れてる感じが、美しいような痛々しいような、
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お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)

3.6

娘34歳、お父さん74歳、娘の恋人の伊藤さん54歳。

この3人の年齢差が20歳ずつというのが、いいんです。伊藤さんは、本来は娘側なんですが、間に入ったりします。

演じるのが、上野樹里、藤竜也、リ
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牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.5

間違いなく映画史に残る暗闇!

そして、その暗闇の中で繰り広げられる、少年少女たちの、行き場のないエネルギーの彷徨い。思春期の心の揺らぎがとても切ない。

「シティ・オブ・ゴッド」を思わせる少年たちの
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スター・トレック BEYOND(2016年製作の映画)

3.5

新シリーズは、1、2作目までは劇場で観て面白かったのですが、3作目は観に行けなかったので、仕方なくDVD借りました。

やはり、こういう映画は劇場向きですね。
エンタープライズ号が攻撃を受けるどころが
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イップ・マン 葉問(2010年製作の映画)

3.7

イップマン2作目。舞台は香港。

前作は日本人で空手。
今作はイギリス人でボクシング。
まさに、異種格闘技戦。格闘技好きには、たまりません。

今回もドニーさんは、キレッキレ。動きが流麗です。さすがで
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特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

3.7

特捜部Qシリーズ第2弾。

このシリーズの雰囲気、好きです。2作目も継続してます。
それと、始終不機嫌な顔で強引で破滅的なカールと、気が利いて人当たりも良いアサドのコンビがいいんですね。孤立しがちなカ
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クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.5

久しぶりの香川さんは、やはりあの香川さんだった。

いっときはどの作品観ても出てる状態だったのに、歌舞伎の方が忙しいのか、映画では久しぶりに観た気がします。らしい役ですね。どこか楽しそうです。

そこ
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雪女(2016年製作の映画)

3.4

小泉八雲の怪談の中のあまりにも有名な一話。

有名だけど、本当のところ、あまりよく分かっていない。
小林正樹監督の「怪談」の中の一話としては観ました。岸恵子さんが雪女を演じていて、美しかった印象のみ残
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キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.7

怪獣映画、、、好きなんです^_^

昔から、子供の頃から、好きなんです。もう、理屈ではないです。楽しいです。
フォローしてる方々も、結構観ているので、何だかホッとします^_^

コング、、いいですねぇ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0


危険な地区、ドラッグ、売人、ヤク中毒、育児放棄、いじめ、暴力、、これらのマイナスな言葉から類推されるステレオタイプな黒人映画ではありませんでした。
そんな偏見を軽々と超えて、オール黒人キャストで、肌
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.9

レビュー100本目は、やはりこの映画で。

日記の類はいつも三日坊主で挫折してきたのに、とりあえずはここまで続けられたのは、いろんな方々のレビューを読み、感激したり共感したり嫉妬したりと、様々な刺激を
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.7

なめたらいかんぜよ!

あまり期待なく軽い気持ちで観たのですが、もうハラハラ、ドキドキで、、楽しかったです。

お約束の、海底からの鮫目線、、効いてますね〜。

ブレイク・ライブリー、、名前ぐらいは聞
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ティエリー・トグルドーの憂鬱(2015年製作の映画)

3.4

痛いです。サラリーマンである私には、とても人ごととは思えないです(^^;;

中年の主人公が、工場閉鎖かなにかでリストラされ、フランスの職安のようなところで、就職のための研修を受けたけど、自分とは全く
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FAKE(2016年製作の映画)

3.7

オーム真理教を内側から描いた「A」「A2」が面白かったので、期待してました。

佐村河内氏がゴーストライターを使っていた騒動はTVで観た程度で、あまり知らないんです。
オームに比べ、対象としては弱いん
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汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年製作の映画)

3.9

まずは、これを製作し、上映したことを讃えたい。

巨大な権力(国家や大企業など)に立ち向かう個人を描いた作品は、大好物なんですが、今作はそんな単純なものではなかったです。

もっと突っ込んで欲しいとこ
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世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

3.7

ウッディ・アレンのミュージカル。

これ、往年のハリウッドミュージカルっぽいですね。ウッディ・アレン的なシニカルさは控えめの、ラブコメ風ミュージカルです。
だから、家の中や街中や会社や病院やお葬式など
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イップ・マン 序章(2008年製作の映画)

3.7

「イップマン 継承」の予習として、前から観たかったイップマンを、ようやく観たした。

でも、シリーズ作なんですね、、1とか2なら分かりやすいのですが、どれから観ればよいのか迷い、とりあえずこれを借りま
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神に誓って(2007年製作の映画)

4.1

イスラーム映画祭2にて上映。

おそらくパキスタン映画は初めて。
土着性の強い地味な映画を想像していましたが、全く違いました。
意外にも、宗教、民族、紛争、家族、恋愛、サスペンス、裁判、音楽、9.11
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.7

何とも重苦しい空気感。

通り魔殺人の加害者家族を描いた作品。そういえば、この監督の「その夜の侍」も重苦しかったなぁ。今作はさらにパワーアップしてますね。

通り魔殺人のような犯罪を犯すのは、その家庭
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.2

ケン・ローチ監督の映画を劇場で観るのは「麦の穂をゆらす風」以来久しぶりです。

そういえば、あの作品もカンヌでパルムドールを取ったのでした。
今作も劇場へ行くか迷ったのですが、フォローしてる方々の熱い
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.9

なるほど、これは面白い。

関西では、日常会話の基本動作?とも言える「ボケとツッコミ」が、とても自然に「どうでもいいような」会話に溶け込んで、独特な間とともに笑えました。時々入ってくる人も、どこか可笑
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アシュラ(2016年製作の映画)

4.0

最強韓国月間。とりはこの作品。春なのに、濃すぎる3月の3本。

「俺は人間が嫌いだ」で始まる、悪党+悪党、いや、悪党✖️悪党の大混乱。いったい正義はどこへいってしまったのか⁉︎、、って感じで、最後まで
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栄光のランナー 1936ベルリン(2016年製作の映画)

3.6

最近、アジア映画ばかり観てたので、久しぶりにアメリカ映画でも、、と思ったら、これアメリカ映画ではなかった(・_・;。

大戦直前のベルリンオリンピックで4つの金メダルを取った黒人選手の実話です。

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哭声 コクソン(2016年製作の映画)

4.0

いや〜とんでもない映画でしたね。その点では、裏切られなかったです。

普段は、なるべくネタバレしないように書くのですが、今作は、そもそもネタ自体が何なのか?自分でも分からないので、これから観る人は、観
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フェーンチャン ぼくの恋人(2003年製作の映画)

3.9

「すれ違いのダイアリーズ」
が、とても良かったので、この監督の前作を観ました。

前作と言っても、5人での共同監督とのことです。オムニバスでもないのに、どんな分担をしたのか不思議ですが、1本の映画とし
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いのちぼうにふろう(1971年製作の映画)

4.1

小林正樹監督生誕100年記念特集上映。

東京へ出張に行った時に、たまたまこの特集の最終日の最終上映がこの作品で、何とか行けそうと分かった時、飛び上がるぐらい嬉しかったです。ハロウィンで仮装した人が集
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PARKS パークス(2016年製作の映画)

3.6

大阪アジアン映画祭クロージングで上映。

井の頭公園100周年記念で制作された日本映画です。

公園の100周年記念で映画が作られるなんて、素敵なことです。
井の頭公園には、相当昔に行ったことあるだけ
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キタキタ(2017年製作の映画)

3.5

大阪アジアン映画祭で上映。

北海道を舞台にした、フィリピン映画です。

北海道とフィリピンという組み合わせが意外でしたが、中々面白かったです。
足湯とかダルマとか日本的なものと、フィリピンの料理とか
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黙示録の子(2015年製作の映画)

3.2

大阪アジアン映画祭で上映。

あまり観ることのないフィリピン映画です。
コッポラの「地獄の黙示録」がフィリピンで撮影されたことは有名な話ですが、そこからこんな話を創作するとは!
あの映画の撮影が、相当
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カム・トゥゲザー(2017年製作の映画)

3.7

大阪アジアン映画祭で上映。

大学受験で一浪している娘と共働きの両親の三人家族のドラマです。韓国映画です。

いや〜観ていて、本当に痛いです。受験生を持つ親御さんが観たら、なおさらと思います。
三人が
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海の彼方(2016年製作の映画)

3.2

大阪アジアン映画祭で上映。

台湾から沖縄の八重山諸島に移民した台湾人家族を撮ったドキュメンタリー。台湾映画です。

昨年の大阪アジアン映画祭で公開された「湾生回家」は、日本から台湾へ移民して、台湾で
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さよならも出来ない(2016年製作の映画)

3.0

大阪アジアン映画祭インディーズ部門公開作品。

今年の映画祭には、仕事の合間にボランティアスタッフとして記録係と会場係をやりました。
記録係として観た一本目です。日本映画です。

しばらく、あまり知ら
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.9

全く観る予定がなかった作品てすが、フォロワーさんのレビュー見て、無性に行きたくなりました。

女性ばかり満席の劇場で、かなり浮いてましたが、観て良かったです。
LGBT関係の映画にハズレなし、、は、邦
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特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.6

このシリーズ、中々評判良いようなので、まずは1作目から。

デンマークということで、北欧ミステリーといえば「ミレニアムシリーズ」ですね。そのスタッフが作ったのかぁ〜確かに北欧の寒ざむとした空気感は似て
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