mickさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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黒衣の刺客(2015年製作の映画)

3.3

なんの予備知識もなく、初めてホウ・シェオシェン監督の作品を観た。
言葉数少なく、ほとんど映像の表現力だけでストーリーが流れていくのはこの監督の作風なのだろうか?

そのため、理解出来なかった所が多々あ
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

3.1

スケキヨのマスクを剥がすシーンはトラウマ級に気持ち悪かった。
あまりにも有名なシンクロさながらの水死体の足のシーンが出て来た時には「これこれ!」と感動すら覚えてしまった。

それにしても、若かりし頃の
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.0

ごめんなさい。
私が大人になってしまったからなのか…
場面が盛り上がるほどに引いていく自分…
乗れなかった、、、

動きや劇伴が盛りすぎている印象があった。
海のシーンはキレイ!

市川実和子と小松菜
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.0

喜び、悲しみ、怒り、劣等感、迷い…

上手く言えないけど、そんな人間の感情の全てを包んで肯定してくれるような作品だった。

みんな生きて行くのはちょっとずつ辛いけど、ちょっとずつ楽しい事もある。
特別
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

5.0

鑑賞後、胸の中心をポッカリくり抜かれてしまったような虚無感に襲われた。

自分の大切な物を失くしてしまったかのような感覚で苦しい…。
それ程、この映画に感情移入させられ、のめり込んで観ていた。

決し
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THE NET 網に囚われた男(2016年製作の映画)

4.1

ズシンと重い余韻が残る作品。

対立し合う国の狭間で翻弄されながら、家族のために祖国に帰るという自分の信念を貫き通した男の真っ直ぐさに胸が熱くなった。

地位や富を優先し、他人を傷つけても自分にとっ
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家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

4.2

横尾忠則さんが手掛けたタイトルバックが昔っぽくもあり、一周回って今っぽくもありカッコいい。

前作に続き、平田家のドタバタ劇のなかで家族の面白さや温かさが軽快なタッチで描かれている。

コミカルな中に
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

4.5

良い話だー!

自宅の近くが舞台となっている事もあって親近感が湧いたし、宮城に所縁のある羽生くんや地元タレントの本間ちゃんの出演でより楽しむ事が出来た。

演技が上手い人やぎこちない人、いろんな演者が
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

4.0

サザエさん的な安定感のあるドタバタ劇の中に、家族の温かさや懐かしさを兼ね備え、手放しで楽しめる面白い映画でした。

ベタにコケるところや効果音で笑ってしまう。

東京家族のキャストがそのまま引き継がれ
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裏切りの街(2016年製作の映画)

3.5

結末にどん引き…。

心の芯は強い方だと思うので、この人たちの気持ちの全ては一生分かり得ないと思う。
お母さんのご飯が落ち着くし一番美味しいけど、たまには外食も良いよね。的な感覚なのかな…,?

みん
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愚行録(2017年製作の映画)

4.0

オープニングのバスのシーンが最高のスパイスになっていると思った。
あのシーンだけで一気に不穏な空気が漂い始める。

妻夫木聡、満島ひかりの圧倒的な演技力がさらに物語の不穏さを加速させ、
初めは良心的な
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ぼくたちの家族(2013年製作の映画)

5.0

これは好き!
石井裕也監督作品の中でダントツ。

最近暗い作品しか観ていなかったので、なおさらこのエンディングにグッときて、ささくれた心がリセットされた。
さらに自分もパワーをもらえる。

心が荒んだ
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.6

富裕層ってこんな世界で生きてるの??
みんな早く帰れよ!(笑)

牽制、嫉妬、欲望の狭間で感情のコントロールが出来なくなる過程がリアルで、観ているこっちまで、巻き込まれているかのような気持ち悪さだった
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

4.5

面白いんだけど、
笑えないよ、全然笑えないよー!

いつか実際に電気が使えなくなる日が来るかも知れない。

便利になり過ぎた現代社会は、人間の本能的な感覚をどんどん鈍くしている。
もはや人間は電気がな
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

4.5

えっ?!
なんでこの人が死ぬの?!!

終始そう思い、ヒリヒリしながら観ていた。

実際に起きた事が元になっているから「面白い」と言う言葉は適切じゃないかも知れないけど、良かった!

SCOOP!(2016年製作の映画)

4.2

キャスティングが良かった!

是枝監督作品の中の福山雅治が好きだ。
福山雅治の使い方ってパブリックイメージが強いだけに難しいと思うのだけれど、大根監督もとても上手いと思った。
色気ある中年カメラマンに
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セブン(1995年製作の映画)

3.5

「ミュージアム」が“'和製セブン”と紹介されている記事を観て、本家を見て観たいと思い鑑賞。

ラストシーンにそこまで驚く事はなかったけど、充分楽しめた。

ミスト(2007年製作の映画)

3.3

なんだこりゃー!
終わり方が笑えるほど気持ち悪い。
(最高で最悪!)

静かに始まるストーリー展開にホラー的要素を感じでいたのに、急にオカルト的になったりCGのバケモノが騒ぎ出しだり…!

とにかくい
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蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.7

無邪気で時に妖艶な赤子を二階堂ふみが好演!

衣装がとにかく可愛くて、金魚の尾鰭のようにヒラヒラと揺れる真っ赤なドレス。
その裾の間からちらりと覗く二階堂ふみの程よい肉感のある脚のラインもたまらない。
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葛城事件(2016年製作の映画)

3.3

後で感想書こうと思ってて、しばらく放置していたら、すっかり内容を忘れてしまった。
私には、記録に残っても、そこまで記憶には残らない作品でした。

ただ、ラストシーンだけは鮮明に覚えている。
人間って馬
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

4.0

今ではもう、どうする事もできない社会の闇が見え隠れするこの作品が持つ深みを、自分の中で噛み砕いて理解しようとしている。

見終えてから、ずっとモヤモヤしているのだけれど、消化できる日は来るのだろうか…
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ひそひそ星(2015年製作の映画)

3.4

SFファンタジー映画だと謳われていたけど、私はノスタルジーで繊細な映画だと感じた。

配達員の鈴木洋子が降り立った星は30dB以上の声を出したら死んでしまう星だった。
荒廃した風景の中で何かを隠すよう
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バンコクナイツ(2016年製作の映画)

3.4

ながーーーい!
お尻が痛くなりました(汗)

でも、先の展開が気になる内容だったし、音楽はカッコいいし、ダレる事も少なく最後まで鑑賞。
中盤はstillichimiyaメンバーが登場でより楽しめた。
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

3.0

映像が綺麗!特にイグアスの滝の。
内容は、私にはちょっと難しかった…。

ガーゴイル(2001年製作の映画)

3.5

気持ち悪い終わり方をするので好きな作品!もう一回観たいかと言われるとそうでもないんだけど…。

ある性格が覚醒していくに連れ、どんどん表情が変化していくヴィンセント・ギャロが良かった。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.0

カッコーの巣の上で…
間に受けて鳥の話かと思ってました(笑)
精神病院を表す言葉だったとは、、

ジャック・ニコルソンの笑い顔が堪らなく良い。この人はイカれた役がとても似合う。

観終わった直後は何も
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ミュージアム(2016年製作の映画)

3.4

序盤、ニートの家にカエル男が忍び込む場面はホラー映画さながらのスリル感だった。妻夫木聡の演技が振り切れていて、彼の新たな演技の幅をみた気がした。
後味が悪い映画が好きな私にとって、なかなか見応えある作
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

2.7

ホラー的な要素は少ないので怖くはないが、自分が同じ目にあったら…と考えるとやっぱり恐ろしい。

聖の青春(2016年製作の映画)

3.7

体重を増量して村山聖役に挑んだ松山ケンイチ。その佇まいに私が知っている松ケンの面影は全くなかった。

私生活は荒んでいるけどバカがつくほど将棋を愛し、体が次第に病魔に蝕まれていきながらも将棋に打ち込む
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怒り(2016年製作の映画)

4.5

『悪人』以来の李相日×吉田修一のタッグ。そして錚々たるキャスト陣。この面子を見て公開まで期待せずにはいられなかったのだか、今年観た映画の中でもトップクラスに胸を打たれた。

正義と悪、その間で生まれる
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何者(2016年製作の映画)

3.1

全然刺さらなかったのは私が就活を経験していないからなのか…。

SNSなんて自己肯定や自己アピールしたい人のツールだし、一歩引いて見ていたいと思うからなのか…。

観終わってしばらくして気がついた。
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繕い裁つ人(2015年製作の映画)

3.1

これは中谷美紀のための映画だと思う程に市江役がハマっていて牽引力があった。

中谷美紀が醸し出すお洒落感や上品な仕草、ちょっと変わり者なところが私の好みだった。
もし市江役が他の役者さんだったら観る気
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海街diary(2015年製作の映画)

4.6

おいおい、こんな美人過ぎる姉妹に感情移入出来るわけないよー。

…と思っていたけど、
4人それぞれが個性的なキャラクターを持っていて、お互いを想い合う気持ちや感情の揺らぎが繊細に描かれていて、すごく見
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