あおさんの映画レビュー・感想・評価

あお

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名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)(2006年製作の映画)

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みた!わくわくする設定。2006年ごろってこういう設定の小説やドラマをよく見ていたな、と懐かしく思った。

Winny(2023年製作の映画)

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裁判がどれだけ人の時間を消費するか。でも、裁判をしないという選択もあるわけがない。

プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.9

よかった。自らの人生へ仕事をどう位置づけるか見失いそうなとき、また観たい。いつかシュウウエムラのビューラーをお守りのようにメイクポーチへ携えようかしら。アンハサウェイのふとした表情に、過去の知人を思い>>続きを読む

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9

「夜明け前が一番暗い」からはじまる、夜についてのメモ。イギリスのことわざ。

男女の友情について「成立するかしないかに関係せず、助け合うことはできるはずですよね」と話す山添の姿。まさにこの作品のように
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

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たっぷり3時間半。「図書館とは本の置き場ではなく、知識を得たいと思う人々が主役の場所である」という、携わった建築家の言葉。ニューヨーク公共図書館の目指す姿をあらわした本質的なひとことで、最も印象に残っ>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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人間愛だった。内容のあるようなないような(もちろん確固としてあるはあるのだけれど)一作が救いになる日はあって、絶賛していた遠い知人にとってきっとこの作品がそうだったという事実が希望だと感じた。映画から>>続きを読む

ダンサー イン Paris(2022年製作の映画)

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バレエに対する私の解像度があまりに高くなく、観はじめてすぐは「ああ、小学校からずっとバレエに通っていた同級生のあの女の子たちはこんな生活を送っていたのかな」とか余計なことを想起していた。いつの間にか引>>続きを読む

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

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フラッシュバックと出会い直し。ストーリーの読み取り間違いを複数していたことにあとから気づいた。映画らしい体験だった。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.5

妻たちは自警団務めに興じる夫たちへ「あんたたちなにしてんの、戦争ごっこしてないでさっさと百姓仕事へ戻り」と言う。暴動を前にしても、静かに首を横に振って制止する(読み取り違えてなければ……)。でも、最初>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

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「今までもそしてこれからも、他の誰とも違う人生を歩むんです」。答辞をしたかったけれど、前年に送辞をしていたためできなかったあの日のことを思い出した。

選挙(2006年製作の映画)

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ナレーションやテロップが一切ないからこそ鮮明に写しだせる現実もあると初めて知った。制服を着た小学生が押し込まれる満員電車。来賓の政治家へ向かってグラウンドで礼と直れをさせられる、体操服の子どもたち。山>>続きを読む

言の葉の庭(2013年製作の映画)

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大江千里ではなかった「Rain」の流れるタイミングでふふってなっちゃった。新海誠はほんとうに、記憶に残り続けるタイプの綺麗なお姉さんの描き方が変態的でいいなと思う。

ファミリーファミリー(2019年製作の映画)

3.6

エンドロールがよかった。たしかに似ている。兄弟役の俳優さんがまるでほんとうの兄弟のように見える。

新聞記者(2019年製作の映画)

3.5

公開当時の評判から期待を寄せすぎていたのかも。事実に基づいたフィクションが撮られるとき、それはドキュメンタリー以上の何を生み出せるのかとは興味を持った。

水は海に向かって流れる(2023年製作の映画)

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原作にレヴィ=ストロースやマルセル・モースはじめ文化人類学畑の話がたびたび出てきた記憶があって観てみたけれど、ムービーナイズされているためかその面白さはあまり残っていなかった。ポトラッチ丼はしたい。「>>続きを読む

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.7

潔さ。サニー・スリッチの表情がずっとよかった。わたしはウォーターメロンマンしか分からなかったけれど、あの頃のグランジロックやhip-hopに詳しい人が観たらもっと受け取れる映画だろうなと思った。「劇中>>続きを読む

私のはなし 部落のはなし(2022年製作の映画)

4.0

千本や柳原の資料館は訪ねたことがあったけれど、知らなかったことも知らずにいようとしたこともまるで濁流のように溢れてやまないのだと再認識するような3時間半だった。どう自身の生まれやルーツを認識し、アイデ>>続きを読む

アザー・ミュージック(2019年製作の映画)

3.9

「ヨラテンゴだ!」とか「19位にコーネリアス!」、「坂本慎太郎やんか!」とキャッキャしながら観た。この店で醸成されたラインナップは「どんなアルゴリズムでも再現できないと思う」という店員の言葉。これまで>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.9

初日に行ったのに記録忘れてた。宮崎駿にそう問うてもらえる時代に生きていられたことが、壊れゆく世界に対する救いのひとつだった。素晴らしかった。明日への希望。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

3.6

この映画を「最高!」と喜んで観られたら幸せだろうなぁと思いつつ、今はまだハマりきれなかった。器楽隊がかっこよかった。

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

3.7

初エドワード・ヤン。影の使い方が美しかった。

表情が見えないことの意味をこんなにも映像で実感したのははじめてかもしれない。光や陽のもとにさらされる、人に見せるための行動。夜の闇に紛れる、自分のための
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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

4.1

ルイ・アームストロングとジャック・ティーガーデンの「ロッキン・チェア」。一番好きだった。過ぎる時間もほのかな眠気も忘れて観入る。ジャズがこんな技も為せる音楽だなんて、初めて知った。祖父のよく座っていた>>続きを読む

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

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まあ私たちも牛や豚や鳥や魚や卵を食べておりますし……まあね……

まーごめ180キロ(2023年製作の映画)

3.9

絶やさないお笑いへの魂。実家へ訪問した場面での父母との距離感が最も印象的だった。肥満さんへ投げかけられるどの言葉もきっと冗談のひとつではありながら、思ってもいないことでは決してない。呪いのように恐ろし>>続きを読む

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.8

2020/09/09……3.7
2023/07/04……3.8
2回目。やっぱり好きな映画だなと思った。「この人は一体誰だろう」と考えてしまうような、そんな素性も得体もしれない人と出会うとき観たくなる
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

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亀岡で撮ってたんだ……エンドロール後のワンシーンはよかった。村から出ていく若者。納得できる終わり方。

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