MKさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

恋するシェフの最強レシピ(2017年製作の映画)

3.5

清純派の女優さんが意外な一面演じちゃいますけどなにか?的な作品、

このGWはチョウドンユイちゃんなしには語れない?ほどに3作もみてしまった。

…だって可愛いんだもの。

超大金持ちの拗らせ系グルメ
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ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

4.5

一番苦手なもの
HIPHOP

でもこの映画のお陰で2PACを知ることができたし、THUG LIFEという欧米社会に根強く蔓延る闇も知ることができた。
もちろん上っ面の上澄液だけ、ちゃんと文化を理解さ
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あの日のオルガン(2019年製作の映画)

3.6

ラストにアン・サリーの満月の夕は反則すぎる…泣いてしまった。

阪神淡路大震災にあって作られた曲とは知っていたけど、瓦礫のなかで望まずに奪われた命と遺された人々の虚しさと哀しみは変わらない気がした。
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銀河鉄道の父(2023年製作の映画)

4.4

宮沢賢治もその父も、トシのことももちろん知らなくて、でも宮沢賢治の作品やエピソードに便乗して優しい気持ちになれるものが自分の中に捏造されている。

予告を観た時からそんなものに久しぶりに触れたくて鑑賞
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グッドバイ、バッドマガジンズ(2022年製作の映画)

2.0

エロ雑誌というニッチなジャンルを扱ったものづくり映画?それこそ「舟を編む」あたりを舞台チックに皮肉でも込めながらコメディに昇華させてくれるのかしら…なんて。

そんなことはなかった。

人間の性欲を扱
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少年の君(2019年製作の映画)

4.1

いじめた少年たち、
いじめられた少年たち。
傍観した少年たち。
超監視国家にあって犯罪を未然に防ぐことはなくても、純粋な少年たちの恋心には決して報いてはくれない我儘な集権国家とか。

公平公正のなかの
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ビー・バップ・ハイスクール(1985年製作の映画)

2.5

ラッキーパンチの警棒が鼻に当たってダウン。謎に手錠で二人を繋いだ挙句バックドロップで頭を打ってダウン。
喧嘩というより事故っぽい。

昔の映画はやっぱり雑でいいなぁ。

そしてミポリンが無駄に可愛い 
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デリシュ!(2021年製作の映画)

3.2

フランスにおいて大衆向けのレストランを初めて創設した料理人のお話。
フランス革命、貴族間のいざこざ、性別をルーツとした切なげや描写などなど。。

色々と要素が散りばめられていてのめり込めなかった感あり
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サンザシの樹の下で(2010年製作の映画)

4.0

「初恋のきた道」のチャン・イーモウの作品ということでリンク的に「活きる」に続き鑑賞。

戦後の中国史を理解していないため、「活きる」同様、物語の理解が不十分だとは思うけれど、私からすれば、個人の自由、
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ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい(2023年製作の映画)

4.0

優しくて居心地の良い場所に居続けることの是非、居続けられることの大切さを考えさせられるとても良い映画だった,
ぬいぐるみ、植物、お墓、ペット、自然、自分自身…相手ではない何かに話しかけることって自分に
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活きる(1994年製作の映画)

4.2

タイトルで活着って書いてあって調べてみる。活きるという動詞というよりは生きている状態を指し示すような言葉?
私にはそちらの方がしっくりときた。

生きてるだけで物語になる。
理不尽なことや不条理なこと
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ディオールと私(2014年製作の映画)

4.5

面白かったなぁ…動画配信しないかなぁと思っていたら展覧会のタイミングに合わせてなのかアマプラで配信、感謝!

ラフ・シモンズが紳士的でそれでいてデザイナーの気質と信念を失わない輝かしい眼差しが本当にカ
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トリとロキタ(2022年製作の映画)

4.0

移民の姉弟の絆…予告ではそんな印象を受けたけど、フィクションとはいえ世の中…世界情勢はそんなに甘くはなかった。

移民の冷遇、少年少女にまとわりつき、搾取する大人たち。困窮してドラッグや売春といった犯
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.3

人生にはいろんなことが起きるけど、どんな些細なことも、素敵なことも最悪なことも過ぎてしまって振り返ってみれば凝縮された人生を司る大切な一部になってしまっていて、それをいい人生だった、或いは最悪の人生だ>>続きを読む

HOMESTAY(2022年製作の映画)

3.5

アニメ映画「カラフル」の実写版ということで鑑賞。

アニメ版が何の気なしに手に取って、観てみたらとても後味のよい映画だった、ということしか覚えてないので挑戦…良かった。

死の淵に瀕した少年の身体に生
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GOLDFISH(2023年製作の映画)

4.0

日本のパンクバンド、アナーキーをモチーフにしたバンドの生い立ちと再結成ライブまでの物語。
国鉄職員の制服に腕章というビジュアルが本当にかっこいい。
スターリンとかコブラとか少しずつ聴いたけど、前向きで
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志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

4.2

この物語の主人公というか元凶はキクチに違いない。この存在に現在の問題というか精神的課題が凝縮している気がする。

また観たけど本当に善い映画。
歪な友情がはたから見ると本当に優しくて大好き。

喋れな
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水上のフライト(2020年製作の映画)

2.8

水が清すぎて飛ぶどころか死んでしまうほど爽やかな映画だった。

オリンピック出場を有望視されていた陸上選手が交通事故に遭い、両足の自由を奪われたところ、パラカヌーと出会ってってゆう。

負け知らずの傲
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

なんか賞を取ると構えてしまうというのか…デュシャンの泉を初めてみた時のような衝撃と戸惑いとでも言えば良いのか…

マルチバースだの言われたから構えてしまって…パラレルな時空間に個人が同時存在するとか言
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ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.8

フッツーに面白かった!!
演劇みたいなドタバタ感とちょっと長かったけどラストには回収もあってよくできたコメディだった。
出演者も本当に豪華!
小ネタ満載、キャラもしっかり立ってて満足できた。
関水渚ち
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ほとぼりメルトサウンズ(2021年製作の映画)

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プーパッポンカリーという何とも不思議な歌を聞いて変わったアーティストだなぁと思っていたxiangyuさん主演ということで鑑賞。しかも作品のベースも彼女というからびっくり。

彼女の独特の個性というか雰
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.2

どこかのサッシメーカーのCMではないけど、とても窓越しに見える世界が印象的な映画だった。

幼き子を残してこの世を去ることを余儀なくされた父の里親探しを通じての葛藤と苦難の日々をとっても優しい目線で見
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

2.5

アニメとか漫画から遠ざかり始めた時、友人が「この漫画、面白くて読んでるんだけど良かったら読んでみて…と言われてその週のうちに出てる単行本を全部買ったのをよく覚えてる。

漫画で泣いたのは当時、三国志以
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湯道(2023年製作の映画)

3.2

お名前を存じ上げなかったけど、ウィキってみたら大いに楽しませてもらった数々の番組に携わられていた放送作家さん小林薫堂さんの湯道をモチーフにした映画とのこと。

湯道って本当にあったんだ…本作のために構
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.8

カンヌがどうの…ってことを耳にしなかったら手に取ってなかったのかなぁという、ジャケやタイトルがそこまで魅力的に映らない作品。コンパートメントno.6って6号室的な意味?かなぐらいに思うし。

自分のい
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

すごくニコニコできる映画だった。
観終わった後、少しだけ原作を読んでみたけど、映画のちひろさんの方がより好きかも。

小さな港町の弁当屋さんでお弁当を売る、元風俗嬢ちひろさんと、奔放なちひろさんに魅せ
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.2

たくさん観てる石井裕也さんの作品。
いつも人間ギリ最高って思わせてくれる。
本作は…傷過ぎる物語ばっかり。
嫌な人、馬鹿とか愚かとか使い分けることすら嫌悪するような人ばかり。

正しいことをしようとル
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

2.5

将校の軍服を手に入れた若者が言葉巧みに徒党を組み、挙句囚人たちを処刑して行く…という実話を題材にした物語。

発覚すれば即処刑な緊張感しかない状況下にあって、着衣はともかく周囲の人間たちにその存在を信
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KAPPEI カッペイ(2022年製作の映画)

2.0

くだらなかった 笑。
役者の無駄遣い感が半端ない。

終末の戦士として異性との交流を禁止され。世の中のことも教えられず鍛えられてきた三十オーバーのおっさんたちが街に放たれるっていう。

原作を知らない
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ラスベガスをぶっつぶせ(2008年製作の映画)

2.0

NHKの番組で取り沙汰された際に映画があると知って鑑賞。
正直のめり込めなかったな。
カードをカウントするということ、残カード数やディーラーとの超頭脳戦、イカサマまがいの行為を行う超頭脳派集団と古参警
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破戒(2022年製作の映画)

4.4

デリケートなテーマだけに感想が書きづらいというか、自分なりの差別との距離感を確かめるような時間だった。

存在はもちろん知っているものの、原作も読んでないのだけれど…部落差別を扱った作品。

武士とい
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銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

4.5

面白かった…超タイプ。

劇中の台詞のような、観終わった後観客が席立てなくなるような衝撃的な作品…ではなかったけれど、もう少し観ていたかったなぁと素直に思える、自分的には最高の観覧車ムービーだった。
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すべてうまくいきますように(2021年製作の映画)

4.0

脳卒中を契機に自らの死期を決めることにした父親と娘二人のはなし。
最近父を亡くした自分にとって胸を締め付けるようなテーマだった。

他のレビュアーさんのレビューを拝見していて「この映画をメッセージでは
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

5.0

久々の鑑賞。
知的ハンディ、言葉の選択が不適切かもしれないけど…をもつ父親と愛する娘とのラブストーリーはなんとも。。
カタにはめてくるベタベタの物語は本当に好み。時々みては勝手に優しい気持ちになってる
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あつい胸さわぎ(2023年製作の映画)

3.0

なんだろ?
自分のメンタルもあって少しお涙頂戴を期待してたのかな?

恋愛経験ゼロ、彼氏なし。
そんな20歳前後の女性が乳癌を患ってしまうというお話。

高齢の母が乳癌と闘病中ということもあり、なんと
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犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.6

怖い。夫婦怖い。。
はたから見たら円満夫婦、そんな夫婦も不満たらたらの奥様目線で見てみたら明日殺すリストのNo. 1は他でもない最愛?の夫、死ね、ではなく死んでくれ、な存在なのだとか。

夫婦双方の悩
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