MKさんの映画レビュー・感想・評価 - 51ページ目

運命じゃない人(2004年製作の映画)

4.4

余韻しかないのだけれど、小気味よく裏切られて、清々しい後味だった。
監督のファンになり、以降の作品を観るきっかけになった。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

5.0

面白かった。
妹の心底腐った性格と姉のしょうもない努力のシュールな絡みが本気で笑える。
クラスの真面目な女子はきっとこんな面白いことを考えてたんだ…と身震い。

ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

-

科学的な検証なんてどうでもいい。ドラえもんだって鉄腕アトムだってありに決まってる。
それにしても恐竜はやはり緑か…。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.2

禁酒法は悪法だったんだろう。
社会の歪みを正すには相当量の労力を要する事が真に迫る。
圧倒的不利な男たちの潔さが素敵だ。

(1985年製作の映画)

4.3

極色彩の想像力の振り切った映画。
幻想的な世界が怖くも魅力的だった。

キサラギ(2007年製作の映画)

3.7

密室で繰り広げられるコメディ感は12人の優しい日本人を彷彿とさせる。
豪華キャストだけに理知的なコメディという印象。
もう少しおバカだともっと楽しかったかも。

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.3

愛がある作品。 削ぎ落として、削ぎ落として…二時間付き合わされて、大切なものが一つ見つかる文学的な感じは武さんの凄さだと個人的に思ってる。

ダーリンは外国人(2010年製作の映画)

2.9

笑ったけど、予告編を超えなかった。
井上真央さんは可愛らしいホント。

遊びの時間は終らない(1991年製作の映画)

4.2

予行演習を全力でやったら…。
そんな発想に尽きる映画。
どんどん明後日の方向に行く様がホント楽しかった。

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

4.5

サイバー空間の映像化っていろいろあったけど、斬新さを感じた。
ネットコミュニティと血縁っていう対極にあるものが少し露骨だったけど、とっても楽しい夏休みで憧れる。

武士の一分(いちぶん)(2006年製作の映画)

4.1

木村拓哉さんは作品を変えちゃう人だなぁ。
以外のひとだったらと想像してドキドキ。
檀れい可愛い。

それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

3.1

加瀬亮さんが素敵。 淡々と描かれるのだけれど、観てる方は心も揺れる感じ。 男子は他人事じゃないし。

フラガール(2006年製作の映画)

-

全体的にはストーリー性の滑らかな気味の良い楽しい作品。
最後の蒼井優さんのダンスは見とれた。

告白(2010年製作の映画)

-

中島哲也監督の作品はどれも楽しい。 監督というお仕事が何となく理解できる。 エンターテイメントで極度に彩られると主体がボヤけるのではなく浮き彫りになる。
肉迫する感情が豪華に恐ろしい。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

1.0

語られる言葉に共感出来ないのは歳をとったからに間違いない。
主体を客体から描き出す作風は面白かったけど、私小説のような個人の感情に依拠した物語から普遍的な概念や言葉を拾い出すことはできなかった。

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幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)

4.1

結末が分かってたのに面白かったのは、武田鉄矢さんや桃井かおりさんの個性に依るところが大きいと思った。

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

4.2

めっちゃ笑った。
内容わすれたんだけど、シュールな感覚に大いに笑ったのはよく覚えてる。

クラッシュ(2004年製作の映画)

5.0

アメリカの実情は知らないけど、この国のある断片なんだろうとは思う。
自国の嫌らしい問題とか、やるせない事情を露わにしても、最後にこの国を素敵に感じさせたこの作品をみて、脚本賞に注目するようになった。

アーティスト(2011年製作の映画)

4.1

回帰的な作品と言えばそれまでになってしまうけれど、チャップリンとも少し違う良さがあった。セリフがないから、映像のメッセージにより気付くことが出来た気がする。
犬が最高。

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.2

コミュニケーションの不連続な感じと、雑多な東京の街並みが印象的な世界観を作り出してる気がした。
タイで汚い水瓶に咲いてる蓮の花を撮影しちゃうのと、外国人がスクランブル交差点を撮影しちゃう感覚は似てるの
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.4

かなり嫌な気持ちにさせられた映画。
その嫌な気分はクセになるらしく、慣れてくるとその中にある別の感情に気づく。
辛いラーメンにコクを感じるようなものかしら。

JUNO/ジュノ(2007年製作の映画)

3.5

ドライな感性は諦めと違う気がする。
何か欲しそうなのに求めないクールさって、十代の時に背伸びして手に入れるものなんだろうな。

ブラック・スワン(2010年製作の映画)

4.2

精神状態の揺れだけで2時間持たせるなんて凄い。
何かに支配される感覚は大なり小なり共感できる。
兎にも角にもナタリーポートマンが美しすぎる。

CUBE(1997年製作の映画)

4.5

理系なせいかこの手の話に弱い。
この空間に誘われた経緯とか、背景はよく分からないけど、空間内での一定のルールの中でのやり取りとしては最高に面白かった。
回をますごとによく分からなくなって行った気はする
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

5.0

物凄くシーンとしては限定的なのに、ストーリーが壮大。
緊迫感のあるやり取りと、びっくりのラスト。
とっても印象的な映画。

はだしのゲン2(1986年製作の映画)

4.4

この作品を幼自分に読んだ感想は、気持ち悪く、薄気味悪かったということ。
なんて酷い感情を抱くんだ自分、と小さいながらに自己嫌悪があったのだけど、人間を物の怪のように悍ましい姿に変えてしまう力が存在する
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火の鳥 鳳凰編(1986年製作の映画)

5.0

思春期の頃、人生観に最も影響のあった漫画だったことは間違いない。
人間のスケールとか時間軸なんて宇宙スケールだと、近似でゼロだな、みたいな。

トップガン(1986年製作の映画)

3.9

分かりやすく、爽快な映画。
ビバF16な雰囲気が、今思うと冷戦だったんだと、気づかされる。