MKさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

咲 Saki(2016年製作の映画)

2.5

ドラマ版を観ていないけどふと鑑賞。
部活モノだけど題材が麻雀ってゆう。
なかなかアイドルモノだけにガチの麻雀解説とか戦術は掘り下げていないので浜辺美波ちゃんの化け物じみた強さだけが印象的だった。

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ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.9

レビューしてなかったんだ…
知人が劇伴をしていた関係で鑑賞して、山田杏奈ちゃんを初めてみた作品。

さらには清水尋也郡司はもちろん、今泉力哉監督のあの頃、街の上ででイカした関西女子を演じてた中田青渚ち
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

言わずと知れた名作をまだ見いてないというツレのリクエストで久しぶりに鑑賞。
ビックリするほど忘れていたお陰でビックリするくらい感激できた。

お酒のトラブルもあって自覚もないままに妻の殺人容疑で逮捕、
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大コメ騒動(2019年製作の映画)

2.8

米騒動という言葉は知っていたど、つい先日、国営放送の番組でその内容を知る機会があったため鑑賞。

また別の作品で一揆は飢えと貧困に苦しむ農民のなりふり構わずの反乱ではなくて、政治的なツールだったことも
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.0

言わずと知れたダイアナのお話。

ただ前情報を何も入れずに行ったため、没後24年?隠された非業の死の真実が明らかに!みたいな期待を持って鑑賞したため少し拍子抜けだった。

物語はといえば邦題のとおり?
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.2

根本宗子さんの脚本原作ということで観賞。クズ男(そう呼ばれていたのでそのまま)4人と彼らと関わりを持つ4人の女性の物語。

クズ男。

少なからず好意を持って付き合うか接近した男がいつ、どこでクズ男に
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

2.0

自分に合わなかった。。

会話のセンスとか笑わせのツボとか自分のそれとは違ったみたい。

若い頃ならサマータイムマシーンブルース観た時みたいに楽しめたのかな…

これ以上でも以下でもなかった。

アジアの天使(2021年製作の映画)

3.8

日本と韓国それぞれのチグハグな兄弟と親子にまつわるロードムービー。
どうしてもベイビーブローカーが思い出されてしまうけどそれはそれ。
どちらもそれぞれに個性のある温かい家族を描いた物語だった。

愛す
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七人樂隊(2021年製作の映画)

4.0

香港の監督七人が作品を提供したオムニバス映画。
それぞれの監督さんの背景は存じ上げないけど個性があってどれも楽しめた。
香港のノスタルジーが共感できていないと思うから多分感想も和風で。

『教育』
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

4.2

この国の社会は底が抜けちまった。
自己責任といっては弱い奴らに責任を押し付けるんだ…

渋谷のバス停ホームレス殺人事件をモチーフにした作品…かな。

実家との確執を抱えながらジュエリーデザイナーという
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バビ・ヤール(2021年製作の映画)

4.0

第二次対戦中のウクライナを占領したドイツ軍による、ユダヤ人虐殺にまつわる映像。

占領して虐殺して奪還して糾弾して虐殺して。。
国益、民族紛争、宗教対立…なんでもそうだと思うのだけれど、いつも対立、衝
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さがす(2022年製作の映画)

4.1

本当に死にたい奴なんて
今まで一人もいなかったよ

私は本当です
あなたは間違ってないと思いますよ
私はいらない人間だから

違う
人間が
いらないんです

激烈に重かった。。

不治の病に犯された妻
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総理の夫(2021年製作の映画)

3.4

アイロンがけしながら観てたら気になって最後まで観ちゃいました。。
女性初の総理大臣と財閥御曹司で政治にも経済にも無関心な坊ちゃん亭主がおりなすバタバタコメディ的な物語。

政界の人間模様とか、将来に向
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

ネタバレほどでもないと思うけど、これから観る方は閲覧をお控えください。。

英語のおさらい、broken。
壊れた、故障した、衰弱した、打ちひしがれた…私のマリコ。

自分の前から壊れていなくなった大
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アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.9

フィールドが一度も出てこない青春野球映画?

舞台っぽいなぁと思って見てたら原作はそうみたい。練り込まれた会話のセンスとテンポの良さに徐々に飲み込まれていって、最後には笑いながら鑑賞させてもらった。
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アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)

4.0

うんうん、泣けた。
オリジナルのstill lifeも素敵だったんだけどやはり私は日本人なのだなぁと実感。
心の機微に洋の東西があるのはやはりというか、いいものだなと思った。

日本で言うところの無縁
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暴力をめぐる対話(2020年製作の映画)

4.5

奇しくも時代革命を観たユーロスペースで再び鑑賞。

どちらも国民たちのデモにまつわる映画…でもどちらがどちらの国か正直わからなくなった。

もちろん国家のイデオロギーも獲得しようとしている自由も権利も
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川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.2

かもめ食堂が好きでその後の監督の作品はすべからく鑑賞しているが、今回も大満足だった。

ハラがコレなんで、マザーウォーターを観た後に似た温かみがあった。

前科者で流れ者の青年。憂き目を見ない、人に欺
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

1.5

上映時間がバッチリだったのと、挙動不審キャラ大好物の桜井ユキさんが出演していたので鑑賞したのだけれど…苦手な感じだった。

お化け屋敷感覚で没頭できれば良かったのだけれど、物語の展開に合わせて必要なツ
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おみおくりの作法(2013年製作の映画)

4.0

アイ・アムまきもとの原作ということで鑑賞。このスタンスでこのテーマを扱えるスタイリッシュさが洋画を観る一番の醍醐味かもしれない。

死。
とても便利なこの世の中、嫌というほどのメディアやツールで繋がっ
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ひらいて(2021年製作の映画)

3.4

十代で芥川賞を受賞して、当時はかなり時の人だった綿矢りささん。
受賞作の蹴りたい背中、その他インストール、夢を与える、勝手に震えてろぐらいは読んだな。

おとなしそうとか、可愛らしいとか安直な発想で教
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スクリーンで観る高座・シネマ落語&ドキュメンタリー「映画 立川談志」(2012年製作の映画)

4.8

立川談志にまつわる知識は何もない。

ただ、媒体、落語を聞いて、ただならないほどに面白いおじさんとだけ思って。
自分を身が捩れるほど笑わせてくれた人、ぐらいの記憶しかない。

イリュージョン。

落語
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ぜんぶ、ボクのせい(2022年製作の映画)

4.2

『夢でもし会えたら素敵なことね
あなたに会えるまで眠り続けたい』

ラブソングとして聴いていたこの歌…エンドロールを迎えて、これってすごい悲しい歌なのかなとさえ思えてしまうほどだった。

でもきっと目
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夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.8

なんだか夏の終わりにいい年してほっこりさせてもらいました。
とっても可愛い作品、メインの二人もとっても素敵。

実在するかはわからないけど、丁寧に描かれた海辺の町と生活の雰囲気、誰にも打ち明けられない
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

4.0

どんなに離れていても 
愛することはできる
永遠を思うときに
あなたの笑顔抱きしめる
かなしみさえよろこびに変わる
-LOVE LIFE-

観終わってから感想?がどうにも散らかってしまって自分でもよ
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新章パリ・オペラ座 特別なシーズンの始まり(2021年製作の映画)

2.5

バレエ好きの知人に連れられて鑑賞。
バレエの知識なんて皆無。
でもダンサーの身体能力とかストイックな上昇志向とか、とっても素敵で好奇心をとてもくすぐられた。

一日踊らなければ自分が気づき、
二日踊ら
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さかなのこ(2022年製作の映画)

4.0

夏休みを利用したお昼を挟んでの鑑賞。
作品の印象としては、前田司郎さんが脚本に加わっていることもあってか、横道世之介に似た、一人の人物とその周辺を彩る人たちの時の流れに寄り添うような作風。

笑わせに
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サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.2

フライヤーのお陰で作品が目に止まったものの、いい意味で作品への先入観、期待値を全く超えてこなかった…泣いてまった。

天変地異でもなきゃいやでも毎日会うのに、何度も「またね」、「またね」って。
あんな
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.6

善意、好意、悪意、恣意?
同じことをしたりされたりしていても、お互いの気持ちの組み合わせは星の数ほど。

そんな人間の心のありようが、ネット社会を通じて浮き彫りになるようなやるせ無い物語だった。

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ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス(2018年製作の映画)

4.0

ガッチリ骨格の自分は決して着れないお洋服。でも日本以外の好きな国はと聞かれれば間違いなくイギリス。
インターネットなんてない時代に十代前半を過ごしたけれど、一番カッコよかったのはモッズでパンクで、さら
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生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄県知事(2021年製作の映画)

5.0

きっかけは島守の塔。
そして奇しくも自分の誕生日、終戦記念日にこの作品を観てるなんて。

これほどの大人物の存在を知らなかったのか、知らしめるメディアがなかったのかと色々気になりたどり着いた動画を鑑賞
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時代革命(2021年製作の映画)

4.0

観終わって思い知らされたのがこれがデモ隊と警察の対立であり、民主主義と自由を勝ち取るためのデモ活動に過ぎないということ。それなのに目を覆いたくなるような惨状と、作中の言葉のまま、香港人たちの自由を勝ち>>続きを読む

島守の塔(2022年製作の映画)

5.0

誰かが、どうしても行かなならんとあれば、言われた俺が断るわけにはいかんやないか。俺は死にたくないから、誰か代わりに行って死んでくれ、とは言えん。

鑑賞後まもなく『生きろ 島田叡 戦中最後の沖縄知事』
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マイ・ダディ(2021年製作の映画)

4.2

死なせない お父さん連れてくるから

血の繋がらない親子と血の繋った子を産んだ母と、血の繋がった無責任な父親たちの物語。

どうでもいい…作中の言葉だけど無償の愛ってもしかしたらどうでもいいって開き直
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世界の果ての通学路(2012年製作の映画)

3.8

いってらっしゃい 象に気をつけるんだぞ
学校に無事着くよう 神のご加護を

テレビの情報番組でも扱うような僻地に住む子供たちの命懸けの登校に密着した映画。

でもやっぱり向き合うととても自分が恵まれて
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.1

なんの前情報もなかったんだけど、捨て子や養子縁組の闇、みたいなものが描かれているんだろうなと勝手に思い込みすぎてて、素直に笑えるシーンなんかも楽しめなかったな…組織的な犯罪の中に巻き込まれたいち私生児>>続きを読む