おりさんの映画レビュー・感想・評価

おり

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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

前作ではかわいさとかっこよさに悶えてたけど、今作はおもしろさとかっこよさに悶えてた100分間。青春ゆる部活コメディのノリ!
ちさと・まひろコンビは変わらずかわいくて最高なんだけど、敵の兄弟コンビも憎め
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

字幕: 松浦美奈さん
2人の関係を運命じゃなくて、イニョン(縁)で表現するのがせつなくて、でも救われるようでよかった。今結ばれなかったとしてもその出会いは無駄じゃなくて、8000回の前世のうちの1回な
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.8

ジョン・ウィックの長年培ってきたであろう仕事上の人付き合いの丁寧さを見習っていきたい

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

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もっとぶっ飛んだお話なのかと予想して観たら、二転三転する展開で、しっかりとしたミステリー小説を読んだ後のような満足感!
嘘をつくと吐いちゃう、というファンタジー要素がスパイスになっててよかった。

白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

これ、みんな本当のこと言ってるんですかね?

原作未読。記憶は人の良いように書き換えられ、その人だけの真実にねじ曲げられてしまう。被害者(そのどちらも)ですら善人でない。twitterの表現がちょっと
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「女」だから存在する壁が今より大きく目に見えにくかった時代、4姉妹がそれぞれの生き方で幸せになろうとする姿に心打たれたし、生きている姿がとても愛おしかった。
「結婚が幸せだと思わない でも一人はさみし
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

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終始、圧倒的な気持ち悪さにぞわぞわさせられるケビン・スペイシーの怪演!
気持ち悪いけど映画としてとても面白い、もう一度観たいけど気持ち悪いという葛藤…。
登場人物それぞれに、彼らの人生の道を180度変
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

自分の背中に何百何千人もの命が背負われているのはどんな気分なんだろう。
ワンカットに見せたカメラワークが止まることのできない緊迫感を増長させて息が詰まりそうだっった。そこかしこに豪華な俳優陣が出演して
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劇場(2020年製作の映画)

3.0

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永くんのアレが全て「台詞」なのだとしたら、だとしても最後まで自分のことと自分の中の理想の沙希ちゃんのことしか考えていないんだなあ。
永くんの物差しで世界を測り続けているんだなあ。
松岡茉優さんの感情が
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

永遠に続いて欲しくてもはかなく終わる夏と絶妙な3人の関係
やっぱり運命は20秒待つんじゃなくて追いかけるもの
エンドロールが日英併記なのがいい
劇伴○

スキャンダル(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この現状が実際の出来事と思うと、アメリカに根付く格差と差別と分裂は思っていた以上に深いんだと実感した。おそろしくおぞましい事実と事件をこれほどエンターテイメントに昇華した映画にできるのがすごい。

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

スパイク・リー監督作品ということで前知識なしで鑑賞。自分のメッセージを伝える方法は多種多様にあるんだなと実感したし、余分なものを除いた「人間」だけのパフォーマンスは狙い通り目が離せなくて引き込まれた。>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ドルビーシネマにて。公開から3ヶ月以上経っているにもかかわらず劇場は満席!
観客を盛り上げることに100%注力したストーリー、BGM、カメラワーク、お金のかかったCG、全部が圧倒的であっという間の3時
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

特別感あふれる京都旅行!はすぐ終わって、いつものシロさんとケンジのいつもの日常が描かれていく。
職場の悩みや恋愛の悩みや、家族との関係の悩みがあるけど嬉しいこともあって、その間でおいしい料理を作る日々
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ワインスタインの性的暴行事件の告発記事ができるまでを描いた作品。
告発するのが正しいのはわかっているけど、言いたくても言えない、その被害者女性たちの気持ちを責めずに理解してくれるミーガンのタクシーでの
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ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

スピーチのシーンとそこへの盛り上がりの演出は素晴らしくて、SNSで広がっていく様子はまさに今のミュージカルという感じ。
もやもやしてしまうのは、その感動のスピーチもスタートが「嘘」 だということ。その
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CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

1.0

あまりにも内容が薄く、びっくりして本国版を視聴したのですが、これはリメイクとは言えない代物でした。
本国版はCUBEの存在理由にゾッとし、その中の極限状態で次第に露わになる人間の本質が見どころだったの
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.7

鑑賞後に「復讐エンターテイメント」って言えなくなるほど、悔しくて悔しくてたまらなかった。
出てくる男性たちはほんと胸糞。
「約束された将来」を捨てて、復讐に生きるキャシー。世間の言う「仕方ないこと」は
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

3.3

中村倫也さんの演技堪能映画。曜日ごとの人格演じ分けはもちろんだけど、ラブストーリーもサスペンスもあって盛りだくさん

トムボーイ(2011年製作の映画)

4.2

主人公の望む姿で過ごしたひと夏の出来事。
君のこれからの人生は長いんだよ、って良い意味で主人公の彼に語りかけたくなってしまう

主人公が自分の気持ちを吐露することはないけど、ふとした表情で全て伝わって
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.9

自分の中から突然湧き出た絶望、でもその救いも自分の中にある

音響賞に輝いただけあって、主人公の直面する絶望的な世界を耳を通して実感できる。最後のシーンにかけて主人公の気持ちとシンクロして引き込まれて
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

4.5

ずっと観たかったけれど気合が必要そうで、やっと鑑賞。
9.11で引き裂かれてしまう父子、序盤は少しファンタジー強めに感じたけれど、必死に父との絆を掴もうとする真っ直ぐで不器用なオスカーからは真っ直ぐす
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.3

予告から感じていたような、一般人がスパイの世界に入り込んでしまう緊迫感もあったけれど、思った以上に「情」のお話だった。ベネさんの当惑した時の口元の演技が最高 資本主義ビジネスマンの飄々とした軽さとスパ>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.0

大きな波もなく進んでいくムーニーたちの日常がドキュメンタリーみたいで、でもたくましい子どもたちの目線ではその日暮らしの人たちの集まったモーテルも楽しいアミューズメントに思えてくる
それでも最後のシーン
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