猫目さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

今回は(も)変だけど、変態的な展開ではないです。史実もあるし18世紀設定なので変態貴族が出て来ても不思議はないし(言い方)。
いやー素晴らしかった👏なんと言っても女性3人の演技合戦が最大の見どころで、
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ノースハリウッド(2021年製作の映画)

3.4

定期的に観たいスケボー🛹とブラザーフッドを掛け合わせた映画。高校卒業という人生の岐路に立ち、自分は何を目指すのか何者にもなれないのか?誰しも思い悩んだことがありそう。ラスト、それまで流され気味だったマ>>続きを読む

マジック・マイク(2012年製作の映画)

3.3

ハロウィン🎃👻にあげようか迷ってたのか今までのびちゃった。
チャニング・テイタムと言えば毎年プライベートでのハロウィンコスチュームが話題。こちらもある意味コスプレ感があるので。
チャニング氏自身の経験
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.6

「一つの怒りで人は一つ老い、一つの笑顔で一つ若返る」
マドレーヌのこの言葉(実際はマドレーヌのお父さんからの言葉)、忘れないぞ。

何もかも上手くいってないパリのタクシー運転手のシャルル。偶然乗せたマ
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線は、僕を描く(2022年製作の映画)

3.3

タイトルに惹かれた!
ドラマ向きのストーリーでした。水墨画の世界観を奥行き深く長尺で丁寧に納めていったら、かなり良いお話になりそうでしたが、映画なので仕方ないけど、唐突にいろんな出来事が押し寄せてきて
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

エグいツラいキツい
絵的に大きな事件が起きる訳ではないのに、ずっと啜り泣いている、揺さぶられる映画でした。
最後の最後、それまで正しさを求めて天秤⚖️を水平に保って来た由宇子が、ちょっとバランス崩して
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オールドマン(2022年製作の映画)

2.8

舞台劇のようなワンシチュエーション。山小屋で一人暮らす偏屈じいさんの元に道に迷った一人の若者が辿り着く〜登場人物はほぼこの二人だけの会話劇で、先の読めない不穏な駆け引きが面白かった。オチもそういうのも>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.5

自国の惨事は自身のお国で解決してくれないかなーと思い続けて2時間近く。アメリカの判断も日本の強硬な姿勢にも理解を示しつつ。日本てあんなことしかけてくるかね?穏便に済まそうとするタイプかと…
いや、そん
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ダークグラス(2021年製作の映画)

3.2

オープニングの間(マ)があの時代のホラーを彷彿とさせますね。時代設定も80年代くらいなのかと思ったら違った。魅せ方に拘り、これから怖いの来るんだぞ!な始まりかた。血の赤色の使い方とジャケ写、映像の荒さ>>続きを読む

SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.5

偶然にも父親と娘の絆を確かめるような映画が続いてしまった。
オープニング、フェラーリ爆走からホテルに移るBGMが良い。あぁこれは寂しい映画だ。定点カメラの長回しを多用して、観てる側がいたたまれなくなる
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.2

クライム映画を期待していると、なんというか、シェフも素材もロケーションも良いのに随分薄味な懐石料理をいただいた、という感じを受ける。反戦ソングとして有名なCCRの♪「Fortunate son」が、こ>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.6

余命宣告されて病院で同室になった二人。何故か病室の冷蔵庫にテキーラが入ってる!神の思し召し?飲んじゃえ🧂🍋!「今、天国では海の話が流行りなんだって」「え?ワシ海見たことないのよー」酔っ払った勢いで病院>>続きを読む

プリズン・エクスペリメント(2015年製作の映画)

3.3

「es」(2001年独)の逆輸入版!と思って観たら展開が違った。モチーフは同じ1971年に行われた「スタンフォード実験」。こちらの方がより心理的に追求されているように感じます〜人は地位を与えられるとそ>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.1

あんなイカツイのが武装してノックノックしてきたら警戒するよね。しかも世界を救うために一人犠牲(生贄)になれとか訳わからんこと言い出す。あーそうですか、それなら私が✋ってなるー?自分達の安全領域が侵され>>続きを読む

ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

3.5

バックトゥーザ・フューチャー✖️ハッピー・デス・デイ✖️スクリーム??
ホラーとサイエンスの融合も、組み合わせ方でここまで楽しくなるのですね。
Z世代のジェイミーが35年前にタイムスリップして当時のテ
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.6

観たかった「バーバリアン」。ビル・スカルスガルドが出るホラーってことしか情報入れずに観たよ。野蛮人とは暗喩なのか?直喩なのかー?本当の野蛮人とは?
伏線を丁寧に引いて惹きつけておいて、ぐいっと逸らすと
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アナベル 死霊人形の誕生(2017年製作の映画)

3.5

死霊館ユニバース新シリーズが公開中なので、過去作を見返していましたら、こちらだけ未見であることが発覚!
ウォーレン夫妻が好きなので、アナベル人形はまぁいいか、と傍に置いていた模様。
磁器人形アナベルの
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

2.8

そもそも日本のホラーを観てきてないのに昨晩何故私は再生ボタンを押したのか?覚えていないところがホラー。
ジャパニーズホラーのイロハを知らずに書くので的外れでしたらごめんなさい



【ネタバレと感想】
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伯爵(2023年製作の映画)

3.6

自国の独裁者を吸血鬼に見立てて、今も生まれ変わりが残っている設定にするなんて、チリ🇨🇱のパブロ・ラライン監督、斬新。自国を憂いているようにも感じる。しかし、映画における世界感とは、言い切り型で良いのよ>>続きを読む

バレリーナ(2023年製作の映画)

3.5

ランボルギーニに乗って連れてかれたところがあんな胡散臭いホテルだったら嫌だ

韓国版の必殺仕置人でしょうか。韓国映画ってラストシーンで引っ張るよね。
おしゃれなポップノワールでした
現代の韓国カルチャ
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次元大介(2023年製作の映画)

3.0

エンディングの波止場が一番「次元大介」っぽい。
私が次元大介を知らないだけなのか?私が知ってる次元大介ではないのか?あんなに真正面から銃撃戦を構えるとは思わず、裏の要塞からスニークインするのかと(それ
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

3.8

「イコライザーfinal」で18年ぶりの共演と言われていたデンゼル・ワシントンとダコタ・ファニング。その初共演の作品がアマプラにあったので。こちらを先に観ておけば良かった。
身代金誘拐が頻発するメキシ
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6アンダーグラウンド(2019年製作の映画)

3.2

重いのが続いたので、何か気軽に観れるものをと探してライアン・レイノルズ主演、マイケル・ベイ監督のこちらを。
Netflixとマイケル・ベイ監督ってド派手演出で相性が良いのではないでしょうか。
ドンパチ
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.7

繋いだその手を自由にするのはいつなのか?海辺のシーンが対比で良かったですね。
ジャケットから受ける印象とは随分とかけ離れたお話でした。


【ネタバレより感想反省多め】
子育てとは人としてやってはいけ
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ある過去の行方(2013年製作の映画)

3.7

全くハッピーではないけど鑑賞後の感想は「素晴らしい」です。
私はあまり受け入れられない(心が狭いのよ)。
自由奔放な母親の家族再構築に振り回される子供達と二番目の夫、三番目の夫とその子供の姿を丁寧に描
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消えた声が、その名を呼ぶ(2014年製作の映画)

3.5

1915年実際に起きた、オスマントルコ帝国によるアルメニア人虐殺事件により、家族と生き別れになったアルメニア人ナザレット。強制労働に搾取されて声を失いながらも運良く動乱を生き延びたナザレットは双子の娘>>続きを読む

アラビアンナイト 三千年の願い(2022年製作の映画)

3.2

ジョージ・ミラー監督が千夜一夜物語からインスピレーションされたお話を映画化⁉︎スタートダッシュ💨でぶっ飛ばして行くかと思いきや全然違った。もっと物語を聴いて想像を侍らせる大人なお伽話だった。

ナラト
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.4

ブレンダン・フレイザーの寂しげな表情、ファットスーツ(立ち上がった時、本当にホエールに見えた)演技、時折入る頭の後ろを引っ掻かれるようなノイズ音楽、監督独特の沼底にいるような不安感満載の映像、相変わら>>続きを読む

ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.3

海から上がってきた人魚の姉妹
陸では足があり、水に濡れると尾に変わる。恥美的なファンタジー。この尾ひれがヌメっとしていてリアル魚。ナイトクラブに人魚として雇われ一躍スターに!あらすじに書いてある通りの
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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

いやー良かった〜‼︎

ファイナルって本当なのかな(一応本国の予告にもfinal chapter とはありましたが)?こういう強くて頼れる必殺仕事人は観ていて清々しいですね。100分でこれだけのアクシ
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.7

オットーは嫌われ者ではないんじゃないかな?愛する奥様と地域の安全を守るために奔走していたら口煩くなっちゃったという感じ。それを知ろうとしない現代社会にも問題があるように見えました。ご近所さんに頼りにさ>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

3.8

1980年代中盤でもなお軍事政権を推し進めようとしていた韓国。市民の民主化運動が激化し大統領はやむなく憲法改正に応じたけど、まだ数十年前の話なんですね。六月民主化抗争に関わった人々を描いた壮絶な群像劇>>続きを読む

ナイン・デイズ(2020年製作の映画)

3.2

「この世」に生まれる前の魂が選定を受けている空間。海辺のような広野のような空があって風が吹く爽やかな場所。そこでどの魂を誕生させるか九日間かけて選定し、誕生後も魂の一生をモニタリングするウィル。ある時>>続きを読む

ブレイブハート(1995年製作の映画)

3.9

30年近く前の大作を見逃していたので鑑賞。いまさら泣かないぞと決めて3時間後、号泣しちゃいました笑

13世紀のスコットランド、実在した英雄ウィリアム・ウォレスが反乱軍を起こしイングランド王に立ち向か
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.7

原作もあるそうですが、ウェス・アンダーソンワールド全開なお話でした。
目に優しいパステルな色彩がいいですよね。舞台劇のような場面展開も、矢継ぎ早なセリフも、いかにもなファンタジーでその世界に浸れました
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G.I.ジョー バック2リベンジ(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

開始20分で観る気失くした。チャニング・テイタム死ぬー?マーロン・ウェイアンズは?ジョセフ・G・レヴィットもいないの?前回からの居残りはイ・ビョンホンだけですか?あとザルタン。黒いスーツの最新系が見た>>続きを読む