間さんの映画レビュー・感想・評価

間

蟹眼(2022年製作の映画)

3.1

蟹に侵されていく人々
音の気持ち悪さが結構いい
かなり蟹物語

ヘル・レイザー(1987年製作の映画)

3.3

独特の世界観〜
痛みで人々の快楽の幅を広げるためにパズルボックス仕掛けてる集団かなり面白い。
最後までいまいちよく分からない展開だったけど、ビジュアルがピカイチだね。ピンヘッドじゃない喉物理的に開かれ
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.7

第一次世界大戦末期、フランスのとある小さな国も被害を受け、残ったのは精神病棟のみ…
彼らが何の病なのかは分からないけれど、社会的に「ズレている」と見られる精神患者と戦争の狂気を対比して、果たしてどちら
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

アリアスターの嫌がらせ節が3時間続くが、ただこの人実家に帰りたくないだけで滅入ってるんだなぁ〜を前提に見るとかなり面白い。こんな拒否反応にバリエーションつけられるのに驚くし、アリアスターの底意地悪さが>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.4

公開当時ただの捻くれ故に観に行かなかったが、じりじり坂元さんが好きになったのでいい加減観るかと視聴。

サブカルの魅せ方や昨今志向のニッチ化する観客を取り込むのがうまい反面、2人がすれ違うのは現在の日
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伯爵(2023年製作の映画)

3.5

ミキサーで心臓ジュースを作るな🫀!
家のミキサーと機種が同じで気になってしかたなかった……笑

チリの独裁者ピノチェトが250歳の死にたがり吸血鬼だったら、、
もっとチリの歴史を知っていたら楽しめたん
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寫眞館(2013年製作の映画)

3.5

寫眞館の主人とお客さんの交流を通して、明治から昭和の激動の時代をシューベルでピアノソナタで駆け抜けていく。

私も曽祖母の家で明治時代の写真を発見したことがあった。発見した写真の中に曽祖母の母の写真が
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作大好きなので鑑賞
告知時点の衣装問題で少し意欲を削がれていたものの、びっくりするくらい配役も再現度も最高だった…(最近見た実写化系の中ではトップに入るくらいしっくり来てた)
背景に映る木すら当時の
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アタック・オブ・ザ・キラートマト(1978年製作の映画)

3.4

全然トマト襲ってこない😂優しい

博士の異常な愛情チックな政府の適当さと、急なミュージカルがとても笑えた。
ジョンデベロ監督は一体トマトに何の恨みがあるんだ🍅(一周回って大好きそうだけど)
あとリアル
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恐怖の報酬(1953年製作の映画)

3.7

これは面白い、、、!!
ただ超低速でニトロを運ぶだけで、
シリアルキラーがいるわけでも、裏切り者がいるわけでもない。誰もが想像できる通りに進んでいくのに、ありとあらゆる手法で緊張感を描いてくるから度々
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この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

3.2

岸田今日子の歌うとおりゃんせが不気味すぎる、、、
作品の中盤で犯人は確定するけど、どこで歪みが生じたのか考えながら観ると楽しかった。サスペンスは見る人の側によって全く異なるのが面白い

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

大好きな作品だから映像化嬉しかった🥲
でも若干テンポ感が悪くて、映像の醍醐味でもあると思うのでちょっと残念。
一方通行の古典映画鑑賞部は良い設定だった。(人生の中でも特に3年で刻まれた学生時代は、一瞬
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劇場版 HUNTER×HUNTER The LAST MISSION(2013年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

……怨?!

こちらも前作から引き続き、ん〜〜って感じ。懐かしい面々が見られるのは嬉しい反面、尺内に収まらないから出てくるだけ、独自設定と登場人物の背景説明も深掘りせずでちょっと中途半端な印象。
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劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントムルージュ)(2012年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ん〜〜〜〜
先生ノータッチだからコナンみたいに原作連動も新情報投下もできないし、前後の話に影響しないように主なキャラをオールスター的に出して戦わせなきゃ!感が滲み出てる脚本で、本筋と同じテンションで見
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.6

2005『チャーリーとチョコレート工場』ではなくて、1971『夢のチョコレート工場』の前日譚なのが推せる(原作に忠実なのは2005年版だけど)
『Pure imagination』とかウンパルンパの曲
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ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.3

2003年版の方がアトラクションや屋敷のゴシックなイメージ保たれてて好きだけど、これはこれで面白い。
しっかりコメディで笑えるところも多いし、怖すぎなく作ったんだろうなと思う。

メロディー・タイム(1948年製作の映画)

4.0

小さい頃よく見てた思い出の作品
ハチの交響曲も好きだし、りんごを植える話も大好き。「あれは雲に見えるかもしれないけれど、本当はジョニーが植えたりんごの木の花なんだ」って発想が素敵すぎる。
社畜の金曜日
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.2

前作があると知らず飛行機で見てしまい失敗…
普通に面白かったけど、話についていけなくて置いてきぼりになったから、前作を見てから見たかった…
ちょっと騒がしいけどアニメーション効果や音楽、デザインがずっ
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.2

ブラックすぎるジョーク
キューバ危機の2年後だったり、そもそも1960年代に公開できたことにも文化の違いを感じる。
オーバーに描いているけど、案外こういうくだらないことや意地の張り合いで均衡が崩れてい
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

つくづく映画は人生が詰まっているなと思わせてくれて、胸がじんわり暖かくなる映画だった。
映画には人生が詰まったいるし、どんな過去を持った人からも映画が生まれる。だから映画が好きだったんだと想い出させて
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ホラー?サスペンス?要素に加えて、60's UK文化満載で目も耳も楽しかった
『反撥』をオマージュしていると聞いたけれど、個人的にはそこまで思い出さなかった。
ミッドナイトインパリ然り、過去を美化して
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

100年も前にこんな臨場感のある映像作品を作ったなんて…今見ても新鮮に面白いから、当時は超革新的だったんだろうな〜
基本セリフがないことを前提に作られているから、演技も少し大振りでノンバーバルにこだわ
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バビロン(2021年製作の映画)

3.8

サイレントからトーキーに切り替わる時代のハリウッドを描いた「雨に唄えば」
「ラ・ラ・ランド」でもオマージュされていたくらいだから、相当好きなんだろうな。
本作では全体に細かなリスペクトが散りばめられて
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.4

宇宙と進化と知識
初の月面着陸の1年前である1968年にこの内容、映像を創り出したのは、それだけで価値があると思うし、単純に感動した。
宇宙船の内装とかアイテムのデザインが好奇心をくすぐられる。ペース
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

病に対する杞憂と人生に対する色眼鏡の話

オープニングのタロット占いのシーンが、どのシーンも画になっていて、彩色や構図がとても好きだった。
全体的に白黒と色の使い方がとても素敵。
クレオの心情の移ろい
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.7

単調なことが至極素晴らしい映画だった
個人的な意見だが、死にたいというのは、生きたいも包括している気持ちだと思う。生きたかったから、死にたいと思うんだと思う。
自殺の手助けを求めて彷徨う中で、生きるっ
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ルチオ・フルチのホラー・ハウス(1989年製作の映画)

2.6

ゴアなのかホラーなのか、家族愛なのかファンタジーなのか…
アザーズのようなイメージかと思ったがそうでもないし…方針が曖昧すぎてふわっとしている印象。

マーベルズ(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

意味深いかというとそうではないけれど、全部が全部意味を持ってなくても良いか!という気分だったから、ポップコーンムービー的に楽しめた。
気楽に映像を楽しめるのもアクションの良さだしね。
グース好きだから
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ザ・フォッグ(1980年製作の映画)

3.1

確かに…霧って防ぎようがなくて怖いかも。
本筋じゃないけどラジオのシーン選曲良いし結構好きだった

マウス・オブ・マッドネス(1994年製作の映画)

3.8

世界中で熱狂的に支持されているホラー作家が失踪して……という始まり方がわくわくする
こういう現実と精神の境が揺らぐ映画大好き

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.5

手毬唄の謎、恩田という謎の人物が良い仕掛けになっていた。
殺人の画が独創的で良い。
滝とか、通夜の集まりとか、コナンの好きなエピソード「そして人魚はいなくなった」を思い出した。
犬神家ほどじゃないけれ
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シャドー(1982年製作の映画)

3.6

フェノミナよりこっちの方が好きだ!!
小説家が新作販促のためイタリアを訪れる。熱狂的なファンによる小説を模倣したような殺人事件が起こり…という題材が面白い。
街並みもホテルも建築物も美的センスが高くて
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

明るい気持ちになる映画ではなかった。
執着って怖い。人のこととなると簡単に批判できるし、正しい距離感で見られるのに、自分のこととなると見失うのって人間の不思議なところだなぁと思う。
いずれも健全な愛じ
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ルチオ・フルチのザ・サイキック(1977年製作の映画)

3.2

初めてのルチオフルチ作品だったが、彼らしくない作品らしい。
ホラーというよりはサスペンス?
黄色のジダンが良い仕事してる

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

3.5

2人の男性がカフェで"変な出会い"を果たすところから始まるのが粋だなと思う。
机上には5杯のコーヒーが並び、口に咥えた煙草からは煙がのぼる。
「タバコとコーヒーは合う」
「でも君は飲みすぎでは?」
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(2023年製作の映画)

3.2

こういう緊張感ってこちらも息を止めちゃうよね🐍
家のセット真っ二つになってるのウェスっぽくて楽しい

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