mmmさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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エルヴィス(2022年製作の映画)

3.5

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トム・ハンクスの方が目立っていた。

バズラーマンなので、幼く突っ走る若者を描くのはうまいが、晩年のエルヴィスがどうしても若くみえてしまった。

少年時代のブラックミュージックをのぞきみする場面など、
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

3.3

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ドレスをみるのは楽しいが、ストーリー展開はよくあるパターン。

心穏やかにさせてくれる映画。

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.9

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ホラーパニック系宇宙映画かと思いきや、アメリカ映画へのオマージュと尊敬がみえる面白い映画だった。

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)

3.5

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久々の観賞。主役の二人が若く感じる。

キャバレーなだけあって、軽さを出すためか、無理矢理なインド風劇、時代考証無茶苦茶な挿入曲など、ツッコミどころも多い。

1899年のパリが舞台。
実際のムーラン
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

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初期映画を思い出させる演出も面白いが、時々挿入される風景が抜群に綺麗である。

風景の切り取りがうまい監督であることを改めて感じさせられた。

耳が聞こえないことで、感じにくいことをよくメディアはとり
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1999年(1999年製作の映画)

3.5

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初期映画のような、チェイスムービー。

ただ、カットをたくさん使い、編集によって永遠に二人が走り続けているようにもみえる演出がある。

校内を走りつづける二人を全く気にせず作業をしている他の生徒たちも
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無言日記 2016(2017年製作の映画)

3.3

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渋谷と猫が好きなのがわかる。

ナレーションや字幕は入らず、場所を特定しながら観るのが面白い。


空間に密かな動きがあり、三宅唱がつい注目したくなる対象を同時にうかがえる。

ゆめのまにまに(2022年製作の映画)

3.4

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コロナ禍の浅草の様子をみることができる。

想いを断ち切るために、熊本から浅草のアンティーク店にやってきて女性。

お目当ての店長には、なかなか会えない。

アンティーク商品たちのように、(気持ち)を
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ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ(2021年製作の映画)

3.5

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画面の色彩や光と影の表現が、絵画的で(途中、本当に絵画になる場面も)視覚的に楽しい。

ルイス・ウェインは、家庭教師としてやってきたのちの妻にに家族の重責から解放されたんだなと、画面にも変化があらわれ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.4

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とにかく映像が綺麗。

小津の影響を受けたという監督だけあって、真正面からのショットも多い。


家族って、人種って。
限りなく人間近いロボットが1日のうち数秒記録した映像をたどりながら、家族とは?愛
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あなたの微笑み(2022年製作の映画)

3.8

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映画愛につまった作品。

移動をテーマにするカーワイ監督らしく、ロードムービーを軸に始まった本作だが、

映画って撮るの大変なんだよ、、

映画って上映するの大変なんだよ、、

映画館維持するのって大
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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

3.4

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死体を運ぶおじいさんと孫のロードムービー。

孫娘役を本物のシリア難民が演じているようだ。

綺麗な風景に棺を運ぶ二人のシルエットが重なったり、死をまさに背負う二人は故郷を目指す。

運転手がやたらお
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青春神話(1992年製作の映画)

3.7

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日本のゲームがたくさん出てきたり、日本文化が浸透していることがよくわかる。

台湾の繁華街のごちゃごちゃしながら、目をひく風景があきない。


ストーリーとしては、よくある若者像だが、舞台が台湾になる
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四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

-

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リモコンの寿命長過ぎる。笑
テレビ版みたいな心の葛藤よりも、コメディ感や共同体(ファミリー)的要素強め。


オマージュ作品らしいので、元ネタ観てから再投稿予定。

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.6

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夫婦の形を問う作品。

子持ちシングルマザーと、彼女と結婚した男の話。

団地を舞台に物語が展開される。
息子をお風呂での溺死事故で亡くした妙子。

息子の父は、家出をしてそれっきり行方不明だったが、
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.4

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親子のやりとりは、ほっこりする。

ダイアナが抱いていたであろう窮屈感からの解放を画面を通して味わえる。


ラスト、みんなに愛されてるという手紙にあるように、誰も味方じゃないかのように思い込むダイア
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女神の継承(2021年製作の映画)

3.4

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設定は色んなホラーのかき集めだが、タイが舞台にならと雰囲気がかなり変わる。


自然豊かな風景は、そこに宿っている精霊の存在を照明するかのごとく。

姪ミンの奇行は、巫女になる証とされるが、結局その憑
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よだかの片想い(2022年製作の映画)

3.5

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松井珠理奈がなかなか奮闘していてよかった。

キャラクター性は前半好きになれず、
ラストに進むにつれて、好きになっていった。

(台詞:記憶が少し曖昧だが…)
ありのままみせることが恋愛じゃない、
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.4

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イナゴパニックムーヴィー

ジュラシックシリーズ好きならエンタメとして楽しめるが、虫嫌いの人は注意!

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.8

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みんなが優しい世界観。

沖田監督のテンポで社会に適合できないミー坊をみんなが優しく見守っている。

その優しさは押しつけがましくなく、とても謙虚。

観ていて癒される映画。

666号室(1982年製作の映画)

3.5

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映画とは何か?映画人が一人語りをする。

ラストは音声登場。
政府の弾圧により、映画祭に来られなかった監督の声だ。


結局、政治的圧力や、金儲けを重視する社会的構造とビジネスマン(映画会社やプロデュ
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緋文字(1972年製作の映画)

3.4

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規律とは?女を支配したがる男たち。

姦通罪で緋文字を背負うヘスター。
旅をしていた元夫の登場により、不倫相手探しが加速する。

ヘスターは娘と不倫相手と3人で逃亡をはかる。
しかし律儀に罪を告白する
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都市とモードのビデオノート(1989年製作の映画)

3.7

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日本人デザイナーのアイデンティティを探る映画と思いきや、山本耀司は日本人ということを特に意識していないと指摘する。

ヴェンダースは、映画とは何かを山本耀司の職人気質さから紐解こうとする。

マルチス
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甲州街道から愛を込めて(2022年製作の映画)

3.8

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癖あり不器用な若者たちが、プチ旅を通して、自分の今を見つめなおし、未来に向けて行動し始める。


今作は動物のモノマネはなし。
いまおか節がいい感じに出ている。

ラストの段ボール楽器を一生懸命奏でて
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(2022年製作の映画)

-

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ロマンポルノというよりは、性描写が多めの恋愛映画という印象。

監督目当てで来ている客層も多そうだった。

現代版のロマンポルノの傾向なのかは分からないが、
ロマンポルノというと、性愛と情愛でぐちゃぐ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.8

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キルビル風のアクション映画。

まさに、海外からみた日本像だが、
テンポもよく、コミカルさとバイオレンスさの融合が絶妙。

これは日本じゃないという野暮な目線ではなく、弾けた日本とみれば楽しめる。

なまず(2018年製作の映画)

3.1

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予告編に使われた冒頭のエピソードは、テンポも良く、構図も楽しかったが、
彼氏に焦点があってたから、だれていった印象。

ラストは、冒頭が伏線だったことをバンッと示して終わってしまい、驚きより、呆気なさ
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あいたくて あいたくて あいたくて(2022年製作の映画)

3.4

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ひとりひとりのキャラクターが可愛らしい。

探偵ナイトスクープが元ネタらしいが、なんとなく覚えている回だ。

すでに指摘されているが、本作は弾けた作品ではないが、穏やかな人間模様のなかに、ほんのちょっ
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遠くへ,もっと遠くへ(2022年製作の映画)

3.9

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男女の心情の変化を土台に、軽やかさと、色気と、自然美と、いろんな画を楽しめる映画。

お玉から鍋にかわり、次何かな〜と想像してしまった。

やさしい人(2013年製作の映画)

3.6

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話し合いは大事。

女がメンヘラ男製造機に違いないが、
支配欲ある男二人と一緒にいるかぎり、
好きなことに挑戦できる人生は難しいだろう。結局三角関係は解散していった。

やさしい男は女の急な音信不通に
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かえるのうた/援助交際物語 したがるオンナたち(2005年製作の映画)

3.3

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不思議な作品。

中途半端で人生の目的を失った二人の少女。

漫画家になる夢から援助交際が主となる生活になってた女と、服飾の仕事に憧れつつも、同棲中の男に二股かけられ別れられず彷徨う女。

二人は同居
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神田川のふたり(2021年製作の映画)

3.5

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前半のワンカット?長回しがどうなるんだろうとワクワクさせられる。また今作でも不思議なオレンジ男が現れる。

いつものアダルトな描写は封印され、甘酸っぱい男女の作品となってる。

前半が意欲的なだけに、
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れいこいるか(2019年製作の映画)

4.1

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震災映画だろうが、それを忘れてしまうくらいに、コメディタッチで淡々とどんどん状況が悪化していく様をみせていく。

ラストの新長田の鉄人28号と知的障碍者の変わらない姿が重なって終わるのがよかった。

みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

3.8

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7月の物語の方が個人的には好みだったが、今回も男と女の距離感の微妙な変化や、ユーモアがつまった作品である。

人物描写がとにかく絶妙で、自然なキャラクター性といい、脚本どうしてるのか非常に気になる。
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勇者たちの休息(2016年製作の映画)

3.4

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定年後の旅とは何か。
自転車旅のなかで、人間とはを考える年配の男性による語り。

もう少し年齢があがってからみると
違う風景が見えそうだ。

7月の物語(2017年製作の映画)

3.9

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人物描写がとてもうまい!
いるいるーと思わせる癖あり人物たちが何気ない日常の一コマを展開させていく。男女のストーリー。

ブラックユーモアもあり、楽しかった。
2部はラストに驚かされた。