jajaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

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話の大筋としては面白いのだが、細部をもう少し丁寧に作って欲しかった。たとえば、成瀬が異動した後に、捜査会議の場に割って入るなんていうのは凡そリアリティがないし、その後彼が音楽隊に馴染むまでが早すぎて興>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

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昔、レンタルビデオが隆盛だった頃、「TSUTAYAだけ!」のシールが張られた映画はほとんど外れだった。だが、今のNe tflix Presentsとある配信映画も負けちゃいない。ほとんどB級である。だ>>続きを読む

フォーエバー(2023年製作の映画)

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思っていたよりずっと面白かった。女子の友情はよく分からんが、意外とある意味男子よりも固いのかもしれない。だが、どんなに固い絆で結ばれていても、いずれ人生のどこかで離ればなれになるのだよね。

クライシス(2021年製作の映画)

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三人の物語が同時並行的に進む。途中で、そのうちの二人の物語が合流するが、あと一人との接点が見いだせない。ラスト30分となったところで、これ、この後ホントに収集つくのかと心配になった。未だ全然つながりが>>続きを読む

アイ・ケイム・バイ(2022年製作の映画)

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途中までは意外と面白いかもと思って観ていたのだが、3分の1を過ぎた辺りからオチは読めてしまい、見事その通りのラストを迎えて、何だかなあという映画だ。どうもNのマークの映画はその傾向が強いように思う。面>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

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なんだか、最後ごちゃごちゃし過ぎてよく分からなかったけれど、まあ何となくそういうことなのかと思えたから良しとするか。ジェニファー・ローレンスを堪能できたしね。▼こうしてみると、スパイというのはいつだっ>>続きを読む

火口のふたり(2019年製作の映画)

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このところ、瀧内公美の出演している映画を連続して観ている。どうやら私は彼女が好きらしい。

こう言ったら甚だ失礼だが、絶世の美女というわけではないし、可愛いというタイプでもない。どちらかというと険のあ
>>続きを読む

見えない目撃者(2019年製作の映画)

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色々とまあツッコミどころは満載ではあるんだけど、よかったんじゃないでしょうかね。

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

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これって、迷路の意味があったの? ストーリー的にも映像的にも迷路の特性がほとんど生かされていないような気がした。てか、迷路でなくてよくね? 3部作なんだ……。あと2部も迷路を引っ張るのだろうか? だと>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

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終盤、優里は「私、やっぱり貴方が嫌い」と病室のベッドで田母神に呟く。その後に続く「でも、ありがと」で、田母神も観ている者の多くは留飲を下げるが、私は「貴方が嫌い」が本心だと思う。彼女はきっと田母神も自>>続きを読む

すべてが変わった日(2020年製作の映画)

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なんとも後味の悪い映画である。いや、観てる途中から、あの家族が胸糞悪くて……。いずれコイツ等と一戦交えなければならないのだろうなと思うと、それだけで気が重くなった。▼そして、それはその通りとなって、あ>>続きを読む

彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

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あの日が来るまでは、彼らも我々と変わらぬ当たり前の日々を過ごしていたはずだ。笑いの絶えない幸せな毎日だったかどうかは分からないが、普通に喜怒哀楽のある毎日だっただろう。それがあの日を境に、街の風景も人>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

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「人は自分を誇示するためにマッチョだと見せたがる。だがそれが何になる」とマイクは言った。その通りだと思う。しかし、それにしては映画は、あるいはクリント・イーストウッド監督自身が、未だそれを捨てきれてい>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

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思っていたよりずっと好かった。本邦でもこれだけのクライムアクションが撮れるようになったのだな、と感心さえしたほどだ。もちろんそれには、岡田の鍛えられた背中の筋肉が、リアリティを与えているのは間違いない>>続きを読む

ハウ(2022年製作の映画)

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ラストがちょっと呆気なさ過ぎた。あそこは、やはり自分が元の飼い主であると名乗り出るべきだった。▼いや、じゃなければ遠く青森から民雄に会いたい一心で戻ってきたハウに申し訳ないではないか!(民雄はそんなこ>>続きを読む

スイートガール(2021年製作の映画)

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私も若いころ妻を癌で亡くしているので、遺された家族の気持ちはよく分かる。だが、期待していた新薬の発売が無期延期になったからって、製薬会社を恨むなんてことはないだろう。▼そしてそれが巨悪と関係しているこ>>続きを読む

グッド・ナース(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

途中まで、このままコイツが犯人だったら何のひねりもないから、きっと何かの勘違いか、偶然が重なっているのに過ぎず、真犯人は別にいるのだろうと思っていたのだが……、なんのことはない。400人? 実話? し>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

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大泉洋が主演と聞いて、どうせしょうもないコメディなのだろうと思っていたが、意外にも良かった。▼書籍は取次を介して一緒に流通する雑誌に依存していて、雑誌は広告に依存している──という出版業界の構図が、こ>>続きを読む

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

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このところ、観たものすべて毒にも薬にもならないものばかりだったので、久しぶりにガツンと来た映画だった。というか、重すぎて途中で観るのを一回止めたほどだ。この先の展開で何か光明を見出せるのか? その可能>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

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オープニングの映像が、いかにもB級っぽかったので、観るのを止めようかと思ったが、なんだかんだで最後まで観てしまった。まあ、それなりに時間つぶし程度には面白かったってことかな。▼しかしそれにしても、あん>>続きを読む

忘れられし愛(2023年製作の映画)

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うーん、ビミョー……。大きなストーリーはよいとして、細部がいろいろ気になった。なぜ娘は、このいけ好かない伯爵家のドラ息子が好きになったのか? 説得力に欠けた。やっぱり金持ちの美男子が好きなのかよ、と突>>続きを読む

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

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すべてが表層的で、何の深みもない。薪能をもう少し効果的に関連付けたかったところだ。

空に住む(2020年製作の映画)

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やべぇ、まったく意味不明だった。一つひとつの出来事が、何にどう繋がっていくのか、あるいは何を意味するのかと思いつつ観たのだが、最後まで観終わっても結局何一つわからず仕舞い。登場人物の台詞も一つひとつ意>>続きを読む

ブラック・クラブ(2022年製作の映画)

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途中までは、薄氷をスケートで進むスリルがそのまま伝わって来て面白かった。しかし、届け物の中身が分かってから物語が変容してしまった。したがって、終わり方も一向にスッキリしない。もっとも、じゃあどういう終>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

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そうさ、妹はいつだって俺たちの犠牲になって生きて来たのさ。ん、犠牲? 犠牲というのはちょっと違うかな。でもまあ、俺たち──つまり耳に障害を持つ親父とお袋、それに俺──のために生きてきたのはたしかさ。あ>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

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まともとか、フツーとかって、数学で言えば平均値のようなもの。たとえば、学力テストで平均点ぴったりを取るのは、この上なく難しいのである。皆、大なり小なり平均点とはかけ離れているのだ。取ろうとしたって取れ>>続きを読む

ノイズ(2022年製作の映画)

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私の夫・泉圭太は島に来た前科者の小御坂という人と島の町長・庄司さんを殺したかどで服役しています。何でこんなことになったのか──、娘の恵里奈と三人で、いや夫の親友で私の幼馴染でもある純も交えた四人で幸せ>>続きを読む

ザ・シークレット:デア・トゥー・ドリーム/ザ・シークレット 希望を信じて(2020年製作の映画)

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話としては良く出来ていると思うのだが、どこかで見たようなストーリーで既視感はぬぐえない。言ってしまえば、よくあるシンデレラストーリーなのである。▼百歩譲って、それは致し方ないとしても、ラストがいただけ>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

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始まって数分はかなりグロい。一旦そこで観るのを止めてしまったほどだ。▼数日後、気を取り直して続きを観たが、最後まで観てもそのグロさだけが際立ち、自分とあまりにもかけ離れた存在に、共感はもちろん、理解す>>続きを読む

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女[完全版](2009年製作の映画)

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もう一度観たいと、ずっと思っていた映画である。スウェーデンの冬の風景が印象的な独特の世界観があって、私の中の北欧ミステリー・ブームの火付け役となった作品だ。

その後、ハリウッドでリメイクされたが(も
>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

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劇中、主人公ちひろ(有村架純)が風俗嬢をしていたときのシーンで、ちひろに膝枕された客が
「人は皆、人間という箱に違う星の人の魂がそれぞれ入っている。だから分かり合えなくて当たり前……」
と語る。たしか
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軽い男じゃないのよ(2018年製作の映画)

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【昭和のままでも首相のせいじゃない】

支持者の方には申し訳ないが、私は岸田文雄首相をほとんど評価しない。下を向いて官僚の書いたペーパーを読む人だと思っている。あるいはテレビの会見で、左右のプロンプタ
>>続きを読む

プロヴァンスの休日(2014年製作の映画)

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私の息子は東京で暮らしていて、既に二人の子持ちである。したがって、私には孫が二人いることになる。いることになるなどと微妙な書き方をしたのは、孫たちにほとんど会ったことが無いからだ。上の子はたぶん5歳く>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

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とある女子プロボクサー(彼女は耳に障害を持つ)の一時期を切り取ったドキュメンタリーのような映画である。ストーリーに起承転結はない──ようにみえる。

だからたとえば、悩み続けたケイコが最後に勝って終わ
>>続きを読む

ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

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観るのはおススメしない映画である。というのは物凄く今日的な問題──死ぬ権利をどうするか──を扱っているのに、途中から単なる快楽殺人などという安直な話にすり替えてしまっているからだ。▼たとえば、犬養の娘>>続きを読む

特捜部Q Pからのメッセージ(2016年製作の映画)

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この手のシリーズ物は、だんだん面白くなくなるのが常だが、今回もなかなか。▼だが、無神論者のカールを追い詰めても、犯人の望むこと──神を貶める、あるいは神が無力であることを知らしめること、すなわち信仰心>>続きを読む