想像を具現化する表現の根源的な気持ち悪さとか奇妙さを切り取ってて個人的にはだいぶ面白い
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特に冒頭の周りの大人の欺瞞に満ちている感じとか、すごく身に覚えがあって、泣いてしまったし、宮崎駿も人が病んでいく過程をよく知っている人だと思いました。
孤高の天才が、この歳になって発表する作品は、欺瞞>>続きを読む
めっちゃ面白い
制作に演劇系の人多かったけど、公演期間中は同じ舞台をループしてるわけだから、こんな感じなのかな、しらんけど。
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本当はみんなで仲良くしたいだけなのに、過去の因縁やプライドで引き返せない道に進んでしまう愚かさや、失うまで気づかない浅はかさを第4の壁を通して俯瞰で見せているところが素晴らしい。
これだけ技術のある俳>>続きを読む
うっかり他人より得してることも、なんとなく損したような気分になることも、全部ひっくるめてみたら意外とバランスがとれているのかもしれないと心に余裕がもてる作品でした。
マリオとルイージの兄弟愛と、ピーチの国への愛が物語の主体になっていて、極めて現代的に正しく改変されていたと思います。ただ、潔癖すぎる気はしました。
そんなに言うことはないのですが、エリック21歳に見えなく無い?とは思いました。
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観る前は『水は海に向かって流れる』というタイトルから、物理的な意味は分かるけど、何が言いたいか分からないという印象だった。
自分の抱えた問題に取り合わず、我慢してなかったことにすることでやり過ごそ>>続きを読む
『リトルマーメイド』の主人公はアリエルではなく、父のトリトン王なのではないかと思う。
というのも、映画を通してマインドの変化があるのがトリトンだけだからだ。妻を失ったことで、トリトンは娘たちへの束縛が>>続きを読む
自分の意思を持たずに、生きながら死んでいるような3人が生きる意味を見つけていく話。衣食住はあっても、精神的に生きるエネルギーが枯渇していく感覚は、現代に生きる誰もが少なからず持つものだと思うけれど、あ>>続きを読む
岸辺露伴や泉くんが主体で話が進むことで、割と重い話を展開するのに、少年マンガらしくミステリー仕立てで軽くまとまっているのが面白いし、すごいところ
P.S
フォロワーの方が100名を超えました。
大>>続きを読む
須郷の過去と、征陸と宜野座の関係性が描かれるお話。若いころに、宜野座と妻を大切にしなかった後悔から周りの若い同僚や、反発してくる宜野座に対して深い愛をもって接する征陸の懐の深さがかっこいい。
狡噛や常>>続きを読む
東南アジアで贖罪の旅を続ける狡噛が、戦争によって家族を失った子供の面倒を見る話。
人民による統治にせよ、完璧で最大多数の最大幸福をもたらしてくれるシビュラによる統治にせよ、個人のレベルで考えれば、抗い>>続きを読む
アニメシリーズ第一期の完全なるシビュラシステムのもと、人はどのように生きるのかという問いから、シビュラシステムの恣意性を暴くシリーズに代わってきている気がしないでもないが、権力や自分が組み込まれている>>続きを読む
アニメシリーズ1期で常守朱は、この世界で自分にしかできないことは何かを知りたいと言っていた。この映画の結末は確かに常守朱にしか出来ないことだけれど、でもあまりに辛すぎる。
世の中みんなキレイぶってステキぶって楽しぶってるけどざけんじゃねえよって言われているようでした。
(↑これは岡崎京子の『リバーズ・エッジ』の中に出てくるセリフですが)
原作マンガの時点でキャラクターの作りこみが半端じゃないし、実写になると人間の狂気がよりリアリティもって、ファンタジーの域を超えてくる。
マイキーや一虎のように、一見矛盾するように見える複雑な感情を持つ>>続きを読む
音楽は素晴らしいけれど、さすがにちょっとキツかった。
ディズニーがフル3DCGで『ライオンキング』をリメイクしたように、ちゃんと猫にした方が良かった気がする。
『The Fantastics』といい、>>続きを読む
2月にシアターコクーンで上演されていた、宮沢りえさんの舞台『アンナ・カレーニナ』を観たので、こちらも。
あの長い話が2時間でまとまるのかと思ったが、さすがトム・ストッパードの手腕で綺麗にまとまってい>>続きを読む
今回はシビュラシステムが、紛争地域・シーアンに試験的に輸出される話。
日本も江戸から明治に開国する時に、ドイツのワイマール憲法を参考に憲法を作ったくらいだから、先進国の司法制度を手本にすることくらい>>続きを読む
最近の子供向けミュージカル映画でも見かけないくらいのトンデモ設定だったけど、曲の良さとキャラクターの可愛らしさで楽しく観られました。
ゆるいアニメーション映画かと思いきや、たった24分で、ちゃんとメッセージ性が感じられた。
20年前の作品で、主要キャラに手話を使うキャラがいて、それだけで観る価値があると思う。
学校に行かずに働く>>続きを読む
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ニチアサの戦隊モノのように、ヒーローが敵を倒してカタルシスを感じられるものなら、きっとここまで賛否が別れることはなかったのだろうけど、この作品が描きたいのは、戦うことへの葛藤や、人はどのように人と関わ>>続きを読む
塚原あゆ子監督が好きなので観ました。
最後まで飽きずに観られましたが、この作品を通して何を伝えたいのかが掴めず…
清霞や美世の葛藤が意外と描かれないので、シンデレラがイケメンスパダリに出会った話>>続きを読む
この作品と私とでは、時代も言葉も何もかもが違うけれど、それでも面白かった。
いいものは残るし、伝わるものはちゃんと伝わると思えて、とても嬉しい。
いつかこの話が、深夜ドラマや映画など、視聴者を選ぶ時間帯やメディアではなくて、月9みたいなみんなが目にするところで当たり前に放送されて欲しいな
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まさか、21歳にもなって『ドラえもん』で泣くと思いませんでした笑
なんでも叶うユートピアで楽に暮らそうと、いつもの魂胆で移住するものの、システムが統治し、人間性を奪われる社会をドラえもんやのび太が拒>>続きを読む
少年の持つカメラを通して、温かいホームドラマに収まらず、撮ることの罪深さやそれでもそこから逃れられない業まで描いていて、美談や映画愛でまとめない所に信念を感じる。
昨年の『ウエスト・サイド・ストーリ>>続きを読む
たった2時間で、音楽の才能の持つと持たぬと、壁に当たってそれを乗り越えていく姿、表現するとは、音楽を通じたコミュニケーションのとり方、プレイヤーとして、人としてのあり方、私が芸術を通じて20年くらいか>>続きを読む
ますますよく分からないけど、よくわからなくても面白い。
わざわざこんなに大人の事情をしっかり描く必要ある?
最高で最低で、ラスト15分はめちゃめちゃ泣いて、個人的にぶっ刺さり映画だったので、冷静に批評できませんでした。
映画はメディアでコミュニケーションツールだから、実態を持たない。
スクリーンで映写機か>>続きを読む
応援上映という概念を確立し、3DCGアニメーションで作られたダンスシーンのクオリティもすばらしい。
アニメーション映画のなかでも色物枠ではあると思うが、それだけで観ないのはもったいない。(私の映画論の>>続きを読む
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愛は与える側じゃなくて、受け取る側がどう思うかなのか
龍太が地獄だけじゃなかったって思えたなら、浩輔のエゴも全て愛になるのかもしれないと思った。
宮沢氷魚の存在としての説得力ハンパないし、瞳の色がきれ>>続きを読む
ものづくりの残酷さや過酷さをポップなアニメーションにすることで、エグくなり過ぎずに演出していて面白かった。
でも、クリエイターの内面の暗黒部分や狂気はあんな可愛いもんじゃないよなと思ってしまった。
同>>続きを読む
だれかと生きるとしても、ひとりで生きるとしても、自分の足で立って、自分のためにご飯食べて、寝て、お風呂入って、化粧できないといけない。
誰かの期待に応えるために頑張るのは簡単だけど、自分のためには全>>続きを読む