晴海通りさんの映画レビュー・感想・評価 - 25ページ目

晴海通り

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ニューヨーク、アイラブユー(2008年製作の映画)

3.6

NYの、coolでdryでそれでもいろんな人種が集まり小さな空間の中で出逢い心を通わせる(=I love you)様がどの話にも表れてて好き。

ショート・カッツ(1993年製作の映画)

3.6

キャストが盛りだくさんで、それぞれのストーリーが少しずつ関連しながら段々と話が進んでいく。
何が怖いって、登場人物がみんなどこか少し「ズレて」いるところ(例:赤ん坊をあやしながら自宅で+旦那の目の前で
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リバティーン(2004年製作の映画)

2.7

予想をはるかに上回る下ネタのオンパレードで度肝を抜かれました。そんな中だからか、サマンサ・モートンと互いを求め合うシーンは切実さが引き立っていたように思う。吉井和哉の曲『リバティーン』は、できた経緯や>>続きを読む

チェンジリング(2008年製作の映画)

3.7

『帰ってきた息子は別人だった』というようなキャッチコピーから勝手に「世にも奇妙な物語」みたいなものを想像してたんだけど、全然違った。「強い・負けない」イメージのアンジーが演じていなかったら最後まで見続>>続きを読む

恋愛寫眞 Collage of Our Life(2003年製作の映画)

3.5

松田龍平に「…何してんの?」と訊かれた広末がマヨネーズを入れたカップヌードルをかき混ぜながら「料理。」って答えるシーン、多分この2人しか醸し出せない空気感が良かった。当時プッツンとか言われてたのが少し>>続きを読む

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)

3.2

ゆるー(笑)まほろのモデルになった町田という土地のザラつきや猥雑さを知ってるとより楽しめるかも。松田龍平の馴染み感はさすが。鈴木杏に「大丈夫だから」って言うシーンはゾクっとした。そして久しぶりの片岡礼>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

3.9

都会派サスペンスとでも呼びたい一作。片足を骨折したカメラマンと、その彼女でお金持ちのグレース・ケリー(なんで家の中でそんんなドレッシー?!と言いたくなるほど笑)。彼のアパートメントの窓から垣間見える人>>続きを読む

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.9

この複雑な要素が絡み合う濃密な話が、ほぼたった一間のセットで繰り広げられているということに気付くと本当に驚いてしまう。閉塞感のあるセットで撮ったからこその息苦しさが物語の緊張をより一層高めているのかも>>続きを読む

世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

3.6

どことなくクラシックでロマンティック。ジュリア・ロバーツがやっぱり上手い。どんな役もナチュラルなのが本当にすごいと思う。ピッチピチで弾けそうな魅力のドリュー・バリモア(ピンクのワンピースがほんとに似合>>続きを読む

こわれゆく世界の中で(2006年製作の映画)

3.0

ロビン・ライトという硬質な美しさを持つ妻と、柔らかく受け入れるタイプの美しさのジュリエット・ビノシュという真逆とも言える女性2人の間で揺れるジュード・ロウ。ずっと抑えたトーンだったロビン・ライトが最後>>続きを読む

ハッシュ!(2001年製作の映画)

3.8

「邦画=なぜかつまんない」と思い込んでた私の目を開かせてくれた一本。ゲイのカップルに孤独な女が混じり、居場所を見つけて行くというストーリー。徐々に変化していく3人の距離感がいい。特に高橋和也と片岡礼子>>続きを読む

チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.6

ジャック・ニコルソンがセクシー。最近の俳優さんではあまり感じない、濃密なパルファンと葉巻の煙が混ざったような危険な大人の色気。1度かいだら忘れない類の。でも昔の映画だからかフェイ・ダナウェイを普通にビ>>続きを読む

ブロウ(2001年製作の映画)

3.4

ペネロペが鮮烈。ぜんぶ持って行った。出逢いから絶頂、転落までお見事。初めて見る人でもきっとこの子は誰!?って目を見張る。

ドンファン(1995年製作の映画)

3.2

マーロン・ブランド=渋いベテラン名優というイメージが冒頭から覆されました。晩年はこういう感じだったんですね…ジョニー・デップはちょっと可哀想な役。ドン・ファン時のコスチュームの着こなしはさすが。オチの>>続きを読む

山猫(1963年製作の映画)

4.0

もうこんな映画撮れないだろうなという一作。あるイタリア貴族の隆盛と衰退(世代交代)を、貴族の監督が撮る。映像の奥行きと重厚感は家のテレビじゃ収まりきらない。最後の銃声が象徴的。たぶん監督はクラウディア>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

3.8

初めてアラン・ドロンを観た映画だったかな?エンディングといいアラン・ドロンのルックスといい、衝撃的でした。マット・デイモンの『リプリー』の方は蟻地獄的にズルズル…と堕ちていく感じですが、こっちはもう一>>続きを読む

リプリー(1999年製作の映画)

3.8

救いのない悲劇。面と向かって罵倒されたりこの悲劇が果てないことを予感させるラストだったりで、アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』よりも救いがないかも。やっと覚えたカクテルをニコニコと嬉しそうに、でも垢抜>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

4.0

彼女がデ・ニーロを抱きしめるシーンで涙が止まらないのは、デ・ニーロの演技が本当に迫真もので、その素晴らしい喜びが限りなく一瞬に近い奇跡のようなものだということを否応なしに感じさせるからだと思いました。>>続きを読む

アナライズ・ミー(1999年製作の映画)

3.6

ロバート・デ・ニーロがトラウマを抱えて涙もろく・いろいろ弱っちゃったマフィアを熱演。あのキレのある啖呵調のセリフ回しが急変して泣き顔になるなんて、この人しかできないでしょう(笑)続編は失速気味でイマイ>>続きを読む

プロデューサーズ(2005年製作の映画)

3.0

マシュー・ブロデリックの美声が一番の見所。最後にユマ・サーマンの超絶スタイルが見られます(コスチュームはアレですが笑)。元はミュージカルだったという作品。下ネタ・ミュージカル系が大丈夫な人向け。

Dr.Tと女たち(2000年製作の映画)

3.0

珍作。心が通い合わなくなった妻から「私は大丈夫」が口癖の娘から物分りのいい(都合のいい、と思ってた)女友達まで色んなタイプの女に取り囲まれたリチャード・ギア(産婦人科医。彼に診察されるのを楽しみに着飾>>続きを読む

ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

4.8

ショーン・ペンはどこからどう見ても破滅型天才ギタリスト(根本的に自分のことだけ大好き・社会的規則は守らない・プライド高い)だしサマンサ・モートンはこういうイノセントな役ピッタリだし、最後すっごく切ない>>続きを読む

ニューヨークの恋人(2001年製作の映画)

3.8

ひたすらヒュー・ジャックマンの紳士っぷりに熱が出る作品。笑っちゃうくらいのイギリスアクセント!白馬でセントラルパーク!椅子ひいてくれた!!最後に踊るシーンでメグ・ライアンが着てるドレスは、フロントは現>>続きを読む

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

3.0

原作への思い入れが強すぎるので「期待しすぎないで観よう」と予防線を張っていましたが、思ったより良かったんじゃないかと感じました。YMOの2人がピッタリの雰囲気で登場してたり。ただ、全体的に「みかんだと>>続きを読む

007/カジノ・ロワイヤル(2006年製作の映画)

4.0

観終わった後はマティーニをあの調合で注文したくなる!(笑)エヴァ・グリーンが妖艶だったりピュアだったり、様々な表情でボンドを惑わします。
007シリーズは数々の役者さんが演じてますが、ショーン・コネリ
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狂った果実(1956年製作の映画)

3.3

まずびっくりするのが「セリフが聞き取れない」。みなさんものすごく早口なんです。字幕が欲しいと思ったくらい。若かりし日の津川雅彦氏が見られたり、分かるようなわからないような石原裕次郎の魅力が垣間見えたり>>続きを読む

ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう(1972年製作の映画)

3.6

6つ(だったよな)の小話から成る作品。面白いほうのウディ・アレン。徹底的にくだらなくて面白い。タイトル通りの内容を期待して鑑賞すると裏切られます。ウディ・アレンが演者として出てる話のほうがピリッとして>>続きを読む

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.6

これはハッピーエンドなのか否か?
DV夫との暮らしに倦み果てた主人公の心の支えは映画と銀幕スター。ある日そのスター演じる役が「いつも見てくれてるね」とスクリーンを抜け出して自分を愛し始めたら?そして現
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セプテンバー(1987年製作の映画)

2.9

見所は「役者は背中越しに絡める手だけで昨夜の情事・2人の熱い気持ちを表現できる」ってとこですね。なんだか鬱々とした映画でした。いつもながら個々のキャラクターがしっかり描かれていてすごいと思ったけど。

デューデート 〜出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断〜(2010年製作の映画)

3.5

『ハング・オーバー』シリーズのスピンオフみたいな雰囲気。ザック氏はそのままアランじゃないかと思うほど。ハッパでラリっちゃうシーン、ロバート・ダウニーJr.は昔を思い出して…?!なんて思ったりして。粉末>>続きを読む

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える(2011年製作の映画)

3.4

前作よりグロさが増したのでややマイナスだけど相変わらずぶっ飛んでました。チャウの笑いがしばらく耳から離れません。。

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.7

アラン×チャウの迷コンビ誕生の瞬間。そしてなぜかおっぱいポロリしてくれるヘザー・グラハムとNG集でまで笑わせてくれるマイク・タイソン。いや〜笑った。

100歳の少年と12通の手紙(2009年製作の映画)

3.5

分かってたけど、ズルイよと思ったけど、ボロっと泣いた。
寒色が支配する小児病棟に登場する、オペラピンクのスーツを着たデリピザ配達のおばさん。ピンクは欧米では健康を象徴すると言われる色で、それだけで彼女
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メッセージ そして、愛が残る(2008年製作の映画)

2.8

なんだかどこかで見たことがあるようなアイディアが色々と組み合わされてるな?デジャヴ?と感じた作品。。なんかもったいなかった。ロマン・デュリスはやっぱりフランス語で観たい。

Dr.パルナサスの鏡(2009年製作の映画)

3.2

映画館で鑑賞しましたが、DVDジャケットは男性が仮面をかぶってますね。製作中にヒース・レジャーが急逝してしまったために、他の3人が遺志を引き継いで?撮影継続。この映画のギャラを全てヒースの遺児に託した>>続きを読む

さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

3.4

激動の時代に飲まれていく京劇演者のストーリー。芸術にはお金がかかるから大勢や時の為政者におもねらざるを得ない側面があり、それが彼らの運命を大きく弄ぶ一因にもなっている。。
という細かいことよりも、主演
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