晴海通りさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

晴海通り

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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

3.0

さすがにいま見ると時代がかってますかね。仕掛けがきついというか。テーマパークに近い。見所を見出せないまま終わってしまった。自分大好きっぽい感じのトム・クルーズは嵌まってた。しかし逃げるときに家財道具ぜ>>続きを読む

愛を歌う花(2016年製作の映画)

3.5

男女の三角関係という意味ではよくある話だけど、舞台が大きいと話もデカくなる(笑)大戦末期という時代考証的に「?」な部分も多いようですが、華やかな衣装とハン・ヒョジュの演技に目を奪われました。

個人的
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.9

トム・フォード、監督作品2本目にして堂に入ってます。確固たるビジョン。BGMまで制御する。美の何たるかを知る人。『シングル・マン』で見せつけた隙のなさをコントロールし、その完璧さを発揮するシーンは本当>>続きを読む

トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.8

紫のキャデラックにもぎたての桃のようないいナオン(女)とクスリと発砲!バカ・アメリカン、というかもうヤンキー文化の真骨頂。出会って即恋に堕ち入籍し体に刻む2人の名前。純と愛。こんな危ないベロチュー逃避>>続きを読む

香華 前後篇(1964年製作の映画)

3.8

全然違うんだけど、前編は脳裏で椎名林檎の『歌舞伎町の女王』が流れる展開。いやあんまり違わないかも。ちょっと大きな都市には必ずあった花街。男が金を握り、女は色や芸を売ってそれを得る。しかし「アレが済んだ>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

3.4

感想が「難しい」のオンパレードですね。私もおおむね同意。キャストが良かったのでギリ寝ずに済んだ感じ。もうめんどくさい冷戦なんかやめちまえと思いました(男ってなんで戦争すんの?笑)体制の前で個人の幸せや>>続きを読む

パレードへようこそ(2014年製作の映画)

4.5

未知との遭遇(笑)

「1人と1人が腕組めば♪ たちまち誰でも仲良しさ♪」

歌いました。小さいとき。子供のころ繰り返し歌った曲に大人になってから励まされることがある。ハッとすることがある。『アンパン
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.4

驕れるものは久しからず。なぜならみんなが妬むから。

もはや世界共通の題材となった宮廷ドロドロもの(アメリカには作れないが)。人って論理じゃなくて感情で動く生き物だとほんとに思う。感情や欲。愛への渇き
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昼下がり、ローマの恋(2011年製作の映画)

2.9

デ・ニーロ、出ねーの?(失礼)、と思ってたら3部構成のラストにお出ましですか。原題も「愛のマニュアル3」と。若干のジャケ詐欺感。

ちょっと、あの、全体的に集中力に欠ける展開ですね。1本目の彼は『ロー
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警視ヴィスコンティ 黒の失踪(2018年製作の映画)

3.0

おおぅ。。これは後味悪い。。

ロマン・デュリスの演じっぷりはさすが。あとヴァンサン・カッセルのダメっぷりもよい。2人の演技合戦…というにはちょっと物足りず、ヴァンサンの息子とのエピソードもパズルのピ
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ザ・ミスト(2018年製作の映画)

-

なんでこんな評価低いのかなと思いながら見始め、あーこりゃ仕方ないなというか(^^;;特にコロナ以降の世の中では、町中に有毒ガスが蔓延してる中をあれこれ動き回ろうとしてる主人公がめちゃくちゃ非現実的すぎ>>続きを読む

シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

3.7

情熱のありか。

ミッドライフクライシス。中年のキツさ。昔ほど健康じゃない。仕事も先が見えてる(気がする)。家族には疎まれてる。あるいは疎んでくれる家族もいない。モテない。金もない。それでも日は沈み、
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.0

最近映画で見るアジア系アクターのオンパレード(笑)ハングオーバーのクレイジー・チョウが出てきて笑った(笑)いやーしかしテンション上がりますね。インスタでシャネルの小物アップしてる似非セレブなんて全くお>>続きを読む

恋するための3つのルール(1999年製作の映画)

2.9

なんかこの時期プチマフィア映画が流行ったんでしょうか。『アナライズ・ミー』とか…って思ったら似た映画でサジェスト出てた。

まぁちょっとコメディとしてのテンポに欠けますかね…あとはヒロインがあんま魅力
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

3.5

女「忍耐と犠牲…それだけが女の役割?」
男「さぁ…考えたこともなかった」

イタリア語だしストーリーはあってないようなもんだし、先は見えないんだけど不思議と退屈ではない。むしろその芯の座った静けさと色
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スナッチ(2000年製作の映画)

3.5

ずっとみんなファッキユーと言っている。話しが錯綜し、お話しの後半まで人が判別できず(笑)でもかろうじて分かってきた所でファッキンハッピーエンド(笑)若きブラピのファイトシーンは最高に絵になる。ユージュ>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.8

色彩が美しい。薄曇りの空の下、スモーキーなコバルトブルーと、ロイヤル・コペンハーゲンのお皿の色、パウダーブルー。その対照色であるレトロなオレンジや黄色。運河沿いに立ち並ぶおもちゃのような家々。ふとフェ>>続きを読む

メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.6

もうまるっきりディズニーランド。ディズニーランドを出るときの、あのやり切れない寂しさまで同じ。夢のように美しい1日。胸躍らせる時間。子どもも好きだけど、大人にこそ必要なとき。

皆さんお上手ですが、メ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

いやぁもう35歳・バツイチになってて良かったです(笑)。20代半ば〜後半で観てたら、泣きすぎて多分劇場の椅子から立ち上がれなかったかも。みなとみらいの観覧車とかドンピシャだからやめてくれ〜(泣)公開前>>続きを読む

ぼくのおじさん(2016年製作の映画)

3.2

ダメなおじさんにしては龍平のルックスが良すぎる(笑)モサ髪さえおしゃれ。いやいいんだけど…兄役のクドカンがやった方が良かったんじゃなかろうか。逆にいっそ龍平眼福映画にしちゃうとかね。面白いような掴めな>>続きを読む

ねことじいちゃん(2019年製作の映画)

3.4

やはり岩合さんの猫撮りは秀逸のひとこと。こんなに魅力的に猫を撮れる人いないでしょう。もう全てのアングルが愛おしい。「猫に演技指導するのは小説家にムーンウォークを仕込むより難しい」とは村上春樹氏の弁です>>続きを読む

追いつめられて(1987年製作の映画)

-

ふた昔前の王道アメリカ映画って感じでいいですね。ヒロインと出会ったその日にリムジンの後部座席でもう股間に火がついたみたいに致し始めちゃうのでびっくりしましたが…(笑)

まぁ王道ってことでちょっと飽き
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.6

全てをまるっきり鵜呑みにするわけじゃないけど、彼がエンジニアじゃなくアーティストだったんだなという点は腑に落ちた。そして彼は、音楽だけじゃなく電話もカメラも(iPhoneの細かい歴史は知らないですが)>>続きを読む

ナイト&デイ(2010年製作の映画)

3.8

清々しいほどのトム・クルーズ様プロモーションビデオ(笑)立派な中年のはずですが、全く年齢を感じさせないでっかい目とムキムキマッスル。彼がサングラスをかけ空港でボストンバッグを提げてるだけで、あら不思議>>続きを読む

ワンダとダイヤと優しい奴ら(1988年製作の映画)

4.0

なんで借りたんだっけシリーズ。1988年作。

筋肉バカのケヴィン・クラインと、もうフジ子ちゃんみたいに男を手玉に取りまくるワンダ(キスがめちゃエロい)のコンビが相当笑える(笑)4人の悪党が組んでダイ
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

3.7

全編に詩的な奥行きを感じる。開放的で、暗示的で、静謐で。

原題は『Youth』ながら、テーマは完全に老いについて。かつて努力もせず有していた若さというもの。健康や柔軟さや性欲に代表されるそれは、気付
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ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)

3.4

なんか複雑な気持ちになるエンディング。レオン程じゃないけど、なんか、ねぇ。いいのかそれで。

パパは奮闘中!(2018年製作の映画)

3.4

原題は「Our battle」ということで、邦題からイメージする「おとーさん頑張るけんね!」みたいな朗らかドタバタホームコメディではないです。暗くはないけど。

確か糸井重里氏だったと思うんだけど、
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オアシス(2002年製作の映画)

4.1

どうかこの2人に、いつか白い鳩のような優しさが舞い降りますように。

決して見目楽しい映画じゃない。出会いから馴れ初めなんか割と最悪だけど(笑)、でもこの2人の幸せを祈らずにはいられなくなる。はみ出し
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ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

3.6

自由への跳躍。

今も東欧圏から天才的バレエダンサーが現れるとヌレエフに例えられる。その体躯もあって“洗練された”とは表現し難いが、彼の踊りは、そのほとばしる熱は、まさに舞台を制する。「凄いものを見た
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ミルコのひかり(2005年製作の映画)

4.0

「守ってる」フリをして実は「制限してる」仕組みの多さよ。あるいは、自らを守ってるふりをしながら、挑戦していないことの多さ。

この映画で言うと盲学校での紡績や電話交換手の訓練は、彼らが卒業後食べるに困
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.5

オンライン英会話の先生に勧められて鑑賞。当時すごい流行りましたよね。え、公開2001年?20年前?もうちょっとこっち側じゃなかった???(笑)日本公開は2003年らしいですが…

20年前ということで
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アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生(2014年製作の映画)

3.8

ファッションとは生き方そのもの!

「アドバンスト・スタイル」ということで、いくつになってもファッションと恋と人生を楽しむ女性たち。そりゃ年なりのシワやシミはありますが、表情は本当に生き生きとして美し
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

民主主義とは?報道とは?

始まりの明るく軽いトーンに油断してたら、中盤から何という展開に。血を流し、涙を流し抵抗する無防備な市民を切り裂く銃弾。

最後の何気ない日常のところで涙が止まらなかった。あ
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希望のかなた(2017年製作の映画)

3.8

そこで終わるかー

暗明るい。果たして善意や親切は、悪意や暴力を凌駕するのか?私は凌駕すると信じる。そのために行動する。自分のいる世界がそうであるために。

突然のスシ屋のシーンに爆笑。ワサビのスクー
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真実(2019年製作の映画)

4.0

いい映画でしたよ。

本当に記憶というものは曖昧で、自分がすっかり忘れてるのに周りの人が覚えてたことに後から驚かされたり。というか、そもそも自分の目から耳から入ってくる情報ってすごく限られてて、知らな
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