晴海通りさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

晴海通り

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真実(2019年製作の映画)

4.0

いい映画でしたよ。

本当に記憶というものは曖昧で、自分がすっかり忘れてるのに周りの人が覚えてたことに後から驚かされたり。というか、そもそも自分の目から耳から入ってくる情報ってすごく限られてて、知らな
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誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

4.0

面白い。やや重だけど。

ハビエル×ペネロペの配役が効いてる。

幸せのピークみたいな序盤の式のシーン。映画のエンドロールみたいに。そこから急転直下、どことなく危なっかしかった美しい少女が誘拐される。
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黒猫・白猫(1998年製作の映画)

-

なんで借りたんだっけシリーズ。観ながらも「なんで借りたんだっけ??」と思ってた(笑)

平日夜のサラリーマンにはツラいシリーズでした。『リアリティのダンス』とは違うけど、うるさいわややエグいわずっとビ
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マーズ・アタック!(1996年製作の映画)

3.4

A級キャストの、A級キャストによる、A級キャストのための…B級映画(笑)こういうのとか『永遠に美しく…』とかが金ローや水曜洋画劇場で流れてた時代に戻って欲しい…最後のキーとなる曲は日本でいうと加山雄三>>続きを読む

ファンタスティック Mr.FOX(2009年製作の映画)

3.7

皆さんが『天気の子』を見ている間に私はこれを観てました。ずっとPrime Videoのウォッチリストに入れていて、ようやくプライム帯がついたので。

ジョージ・クルーニー×メリル・ストリープという豪華
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.7

ビリー・クラダップがシェアハウスの同居人にいたらたまらん!!(笑)

1979年というのは、カルチャー的には“谷間”なんでしょうか。ビートルズは去り、葉っぱ文化が残り、それに飽き足らないエネルギーをパ
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マイ・ブラザー 哀しみの銃弾(2013年製作の映画)

2.9

んー、どうですか?自分の奥さんをキャスティングして興行的に成功した映画、あんまり無いんじゃないですか?(笑)

ビリー・クラダップの顔がたまらなく好き。垂れ目で優しそうで。兄のクライヴ・オーウェンもい
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.7

ひと世代前の警察捜査は、国を問わず今より多分荒っぽかったんだろうなぁ。医療も日進月歩ですが、DNA鑑定とか諸々の技術も今の方が良くなっているんでしょう。

この映画のモデルになった事件は2019年に真
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長いお別れ(2019年製作の映画)

3.3

山崎努氏若かりし日の写真、これは『天国と地獄』のころでは!

んーまぁなんとなく困った映画です。トーンとかテイストとか…介護のリアルという感じでもないし…盛り込むエピソードとか…登場人物の少ない『東京
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ウィズネイルと僕(1988年製作の映画)

3.2

なんか日本でこういうのありましたね?『火花』か。未鑑賞ですが。イギリスでは売れない役者、日本だと売れない漫才師になるのか。

若い男2人の踏んだり蹴ったり。お涙頂戴のセンチさは微塵もない。ただただ金が
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天外者(2020年製作の映画)

-

おそらく充分大河ドラマが撮れちゃう(少なくとも年末テレ東3夜連続…)くらいの話し。朝ドラではディーンフジオカ氏が演じていた五代友厚。映画版ということで色んなエピソードが大分駆け足で進んでいきます。>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

4.0

『セブン』のデヴィッド・フィンチャー×『氷の微笑』のマイケル・ダグラスです。そしてこのパッケージ…普通だったら絶対手に取らないテイストなのになんで借りたんだっけ…

うはーーーーやられた。腰抜かした。
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ロープ(1948年製作の映画)

3.2

密室の会話劇で舞台っぽい、と思ったら元は舞台の作品だったんですね。三谷幸喜氏が好きそう。

もうちょっとあの問題のチェストを開けそうになるシーンがあったりとか、ハラハラ感があっても良かったかも。最後の
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とらわれて夏(2013年製作の映画)

3.9

思春期の僕の前に現れた男臭い脱獄囚フランク。女盛りを持て余したお母さんは瞬く間に惹かれ、お父さんが欲しかった僕も悪い気はしなくて、なんだか新しい“家族”が作られた気がした…

この先どうなっちゃうんだ
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アドベンチャーランドへようこそ(2009年製作の映画)

3.4

うーん、ちょっとテンポが遅くて早送りしちゃった。今やCHANELの顔となった、シャープな迫力が出てくる前のクリステン・スチュワートが新鮮。しかし主演の2人、共演多いな(笑)こういう系ではプールサイド・>>続きを読む

私の中のあなた(2009年製作の映画)

3.4

重い話っぽい…と思ってなかなか観られず、見始めたらやはりそれなりに重い。小児がんとドナーの話ですから。妙に明るくしてないのは良かったかと。でも構成がしっちゃかめっちゃかなのが勿体ない。もっと話の時系列>>続きを読む

Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

3.6

もし無人島に持って行くなら村上春樹の『遠い太鼓』というエッセイを選ぶんですが、そこには1985年頃のイタリアが描かれてまして、全然働かないのに脱税だけは頑張るコネと賄賂にまみれた公務員や、極度のマザコ>>続きを読む

エレファント・ソング(2014年製作の映画)

3.4

サイキック患者さんに翻弄されるパターンは結構ある。1番有名なのは…レクター博士か?違うかな。話を構成する要素それぞれは興味深かったけど、あのエンディングに繋がるにはちょっと弱いような気も。職場に押しか>>続きを読む

ウォルト・ディズニーの約束(2013年製作の映画)

3.9

いい話でした。

最近『嫌われる勇気』という本を読んで、“人は過去のトラウマからは完全に自由である”という件にとても感銘を受けたんですけど、実際はなかなかそう簡単にいくものではない(あ、本はとてもお勧
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.5

なんかずっと家族内で怒鳴ってるので、見てて心臓がドキドキ(悪い意味で)してました。ドラン、どんだけハデなおかーさんとマニッシュな男が嫌いなんだろうと思ったり。

たかが世界の終わり。自分がいなくなって
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ディオールと私(2014年製作の映画)

4.1

働くということ。トラヴァイエ。

登場人物みながプロフェッショナル。皆がずっとクチュールのことを考えてる。最高の熱意と技術を持って。人が動くのは熱意なんだと…(金銭面はもちろんだけど…)、つくづく思う
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アメリカン・ニューシネマ 反逆と再生のハリウッド史(2003年製作の映画)

4.0

面白い。映画史を時代背景・文脈とともに理解する作業ってやっぱり必要だなと思う。「時代背景が分からなくても面白いのが真の名作だ」だとも思うし、一方でどうしても「時代背景がわかってないと面白みが全然わから>>続きを読む

ミックス。(2017年製作の映画)

-

アマプラで見始めて途中でなぜか切れちゃったんだけど、まぁいっかと思って視聴中断。序盤イントロの部分は結構笑ってたんだけど、試合に出るあたりから「えっみんなもうそんな上手いの??いきなり実業団とかと戦え>>続きを読む

エタニティ 永遠の花たちへ(2016年製作の映画)

3.4

多産…(笑)いや笑い事じゃないんですが。この連綿と繰り返す無常感が途中から怖くなってきた。

印象派の如く美しい光景の中、紡がれていく次世代たち。全員美男美女。まぁ全く生活感のない感じで…まじで収入源
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

4.2

数年前の大晦日、かの伝説的プリマであるシルヴィ・ギエムが日本で引退公演を行った。演目はこの映画のクライマックスで踊られている『ボレロ』で、多数の男性ダンサーが雄しべのように彼女を囲み淡々と、しかし確実>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.8

あの時代、初めてThe Beatlesの音楽を聴いた人たちの衝撃を思いました。主人公が海岸で初めてYesterdayを爪弾いた瞬間、涙が止まらなかった。まるで初めて聴くみたいにYesterdayに触れ>>続きを読む

マイ・ファニー・レディ(2014年製作の映画)

3.7

確かにウディっぽい(笑)もっと引きで撮って、BGMにジャズが多用されてたら分かんなかったかも。群像劇。面白いですよ。場所は自分で決めるもの。確かに。収まるとこに収まりたいものです。

まぁアレだ、若い
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ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(1999年製作の映画)

4.0

これは面白い(笑)ハチのひと刺し。古いか。

舞台はシンプルだけど思いのほか先が読めない。際立つのはリーズ・ウィザースプーンの小鼻のヒクつきと笑っちゃうくらいの上昇志向。マシュー・ブロデリックの小市民
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セクレタリー(2002年製作の映画)

3.5

「グレイ」という名前はイギリス人(欧米人)にとってちょっと“特殊性癖”のアイコンなのか?(笑)中学生の時に学校で読まされた『ドリアン・グレイの肖像』をチラと思い出す。

歪んでいながら噛み合っている。
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シェフとギャルソン、リストランテの夜(1996年製作の映画)

4.0

ボーノ!トゥッタベーネ!ボーノ!!

アメリカの料理といえば、クッタクタのべっちょべちょの…ひたすらデカい…量半分でいいから半額にしてくれという…料理ばかり。ヤツら、美味しいものなんて知らないんじゃな
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めぐり逢わせのお弁当(2013年製作の映画)

3.8

巡り合ってるのか、すれ違ってるのか。

踊らないインド映画と思ったら制作にはヨーロッパの方も関わってるんですね。心は巡り合ってるのに、この2人の物理的な距離は遠い。古式ゆかしく、味気ないメモパッドで手
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ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)

3.6

登場1分で「コイツあかん別れなよw」と思わせる婚約者もなかなかいません(笑)そして運命?の彼はもうちょっとかっこいいと嬉しかったですが…

私がジュリエットに手紙を書くとしたらどんな内容になるかなぁ、
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

3.7

国民が政府とマスメディアをしっかり見張っておかないといけないということです。フェイクニュースの怖さよ。

まぁ正直ちょっと長いなと感じるんですけど、最後はその信念に打たれます。

めんどくさくても、最
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ファミリー・ツリー(2011年製作の映画)

3.5

夫婦のことはよく分からない。自分の親を見ても、友人たちを見ても。私も少しだけ経験したけど、全然分からなかった。少なくとも一朝一夕に何かが成る事はないのだろう。良いことも悪いことも。ひとつだけ言えるのは>>続きを読む

ヒステリア(2011年製作の映画)

3.0

なんだこの映画(笑)

「明治維新のころにタイムスリップしてみたい」と思うことがあるんですけど、長居はごめんですね。ウディ・アレンも映画の中で言ってますが、ワクチンやアスピリンもない。。麻酔もない時代
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

なんちゅう“お馬鹿フィルター”映画…私は頭痛くなりました(笑)でも面白い。巻き込まれたくないけど。全然共感できないけど。“成功中毒”の女。ドパミン・アドレナリン全開にして、瞳孔かっぴらいて勝利の道を突>>続きを読む