晴海通りさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

晴海通り

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テルマエ・ロマエII(2014年製作の映画)

3.0

前にも増して阿部さんの顔芸と肉体美を眺める映画に…(笑)てか何回日本にワープしてんだ。そしてもはや歌うフリすらしないオペラ歌手風男性。上戸彩はほんとに別嬪さんです。美背中入浴シーンあります(星0.5加>>続きを読む

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

3.4

個人的にミュージカル映画には「いつまで踊ってんだ」と思うものと「踊りはまだか」と思わせるものの2パターンあると思ってまして(笑)、もちろん前者より後者の方がよく、ほんとはどっちも感じずバランスもテンポ>>続きを読む

プラネタリウム(2016年製作の映画)

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DiorとChanelの共演(笑)

絵はひたすら美しいが、リズムとテンポに欠けるので退屈でした。ナタリー、『ブラックスワン』が2010年なんで個人的にそろそろなんか手ごたえのある1本に出て欲しいとこ
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イースター・パレード(1948年製作の映画)

4.2

なんというディズニーランド的世界!(笑)

芸達者を超えた天才2人の共演が本当にすごかったです。ジュディ・ガーランドが歌い始めた瞬間は鳥肌が立ちました(当時の遅刻癖が劇中でいじられてる?のがなんとも)
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細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

4.1

えぇもん見さしてもらいましたわぁ

となぜか関西ことばで言いたくなる(笑)4姉妹のそれぞれの美しさ。そして中でも全てを黙らせる吉永小百合。140分と長めですが全く飽きずに鑑賞できました。

しかし日本
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テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)

3.7

無性に観たくなってひっさしぶりに鑑賞。バカバカしさもここまで振り切ってしまえば大したものという好例。【Bilingual】じゃないわ(笑)上戸彩がツルツルのピカピカでほんと可愛い。阿部さんいい体♡>>続きを読む

大病人(1993年製作の映画)

3.4

病院で患者さんも医者も煙草バカスカ吸ってる信じられない時代(笑)

93年てことは27年前か。医療は日進月歩なんだけど、こういう映画見たらガンは罹ったら死に直結していて治療に関して患者さんの人権はなく
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.8

“明日死ぬかのように生きろ”とはよく言いますが、なかなかできるもんじゃない。なぜなら普通に生きてれば死は遠い山の向こうにある、まさに人ごとだから。

どうすればこんなに骨と皮だけになれるんだと思うくら
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それから(1985年製作の映画)

3.6

茫洋と白昼夢の中にさまよっているような藤谷美和子が美しい。左右対称に整った白い顔。それを引き立てるあざやかな着物。当時22歳。現実味のない世界のヒロインとして申し分ないと思います。

漱石の作品世界を
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ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男(2014年製作の映画)

3.5

その深く澄んだ目に驚かされた。人と映画への愛に動かされた人生だったのだろう。コケようが出資がなかろうが作りたいものを作る。職人気質と言ってしまえばそれまでだが、その意思を貫く姿勢をきっと映画人たちは愛>>続きを読む

モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

2.0

あぁーもう!焦ったい!間が悪い!もう!豪華キャスト揃えといてこういうことしないで欲しい!(笑)

40歳でカウガール役を担ってくださるゴールデンスタイルのキャム様、イギリス王・キングスマンにしてパンツ
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.8

もう19年も経つのか。突然テレビで流れてきたショッキングな映像。生中継で世界中に放映された惨事。事態が飲み込めないままに再度の飛来。そして崩壊。その後も沢山のニュースで再三、更なる目を覆いたくなるよう>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

もっくん超かっきょえ〜絵になる〜〜お花見でちょっとカラオケするシーンが、小説家にしちゃやっぱりちょっと上手くて笑った(笑)

妻を喪ってから初めて涙を流し手帳に書き留めた一言。本当にその通りだと思う。
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用心棒(1961年製作の映画)

3.9

セリフが聞き取りづらくてストーリーはwiki見ながらになってしまった^^;個人的には『椿三十郎』の方が好みかな。

美しさと哀しみと(1965年製作の映画)

3.7

老若男女全てを狂わす加賀まりこの、耳と唇と声のエロス。計算なのか本能なのか、無邪気なのか有邪気なのか。その真っ黒な瞳に宿るのは、当人でも押さえられない底知れぬ狂気。妻は、母は知っている。そういう女の怖>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.4

なんかすっごい泣いてしまった(笑)

生きてると自分に価値がないと思う瞬間が残念ながらいくつかある。思い通りにならなかったことも数え切れないほどある。それでも、近くにいる人を大切に誠実に生きてきたこと
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映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

3.9

主演ジャクリーン・ビゼットの美しさ。儚くもないし誰に媚びてもいない、自立した美。上目遣いなんてとっておきの時にしか繰り出さない。

初めてのトリュフォー作品。映画製作の裏側という意味ではロバート・アル
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麻雀放浪記(1984年製作の映画)

4.0

すごい、センスの塊。かっこいい。これほんとに84年に撮ったの?ってくらい戦後の雰囲気(知らないけど…)を感じる。映画愛に溢れた和田誠さんの監督作品。そしてメインキャラクターの鹿賀丈史・加賀まりこの存在>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.6

日本語聞き取りにくいな!(笑)ウェス氏、日本にゆっくり滞在していろいろ見てくれたんだろうなぁと感じました。おそらく歌舞伎からフツーの居酒屋まで行ったんだと思います。宿泊先は増上寺のプリンスかな?(笑)>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

正直なところ、昨晩鑑賞してから適切な感想が浮かんでこない。なんて言っていいかわからない映画なんて久しぶりである。好きか嫌いかさえ明言できない。

でも映画館で身を乗り出して観た。『パラサイト』ってそう
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.7

いや、うん、そうだよ、「ニ」君の方がというかニ君みたいな人の方が幸せにしてくれるよ人生。最初はウザいけどムカつくけど鼻につくけどめんどくさいけど、ね。そりゃイチ君みたいなね、王子様的なね、追っちゃうけ>>続きを読む

ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.3

ずっとヒヤヒヤしながら見てました。ん?この映画のタイトルは『女王陛下のお気に入り』だっけ?的な。ジュディ・ディンチの演技はお見事ですが(衰えていく感じとか…)、アブドゥルが取り立てられていくステップは>>続きを読む

俳優 亀岡拓次(2016年製作の映画)

3.4

なんか気になる俳優、安田顕。好きである。飲み屋で隣に座ってたらちょっと嬉しい。会話したらちょっとめんどくさくて、少しがっかりするところまで想像できる。

作中でも名(迷?)脇役ぶりを発揮しておられます
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.2

イケメンである。そして紛れもない天才である。自分も、バレエ教室の端で彼をモジモジと見つめる女の子になってしまった気分になる。

彼の腕はこの上なく優美な線を描き、重力を無視した跳躍は時を止める。慣性の
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

美しき絶望。いや絶望。彼の時計は止まってしまった。

常々「孤独は人を殺す」と思ってますが、こんな残酷な殺し方あるでしょうか。生きながらの死。虚無。でも「偽物の中にも本物が…」って、そう信じるしかない
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モーリス(1987年製作の映画)

3.7

『日の名残り』と同じ監督と知って納得。飲み込んだ思いの表し方や鏡の使い方がうまい。

主人公モーリスと学友クライヴのクロニクル。同性愛への偏見が強かったイギリスでの2人の変化。皆さんお上手です。若きヒ
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ブルー・イン・ザ・フェイス(1995年製作の映画)

3.5

2020年映画初め!

あの映画『Smoke』のB面的作品(“B面”て言葉も伝わらなくなっていくのかな。ブサイクって意味じゃないですよ)

なんかNHKの『72時間』(でしたっけ)ぽいですね。定点カメ
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ベロニカとの記憶(2017年製作の映画)

3.6

噛み締めるような映画。人生で忘れてしまっていることの、なんと多いことか。

自分では色んなことを覚えているつもり。特に青春時代のあんなことやこんなことは。鮮明に記憶に刻まれて、あるいは心を温め、あるい
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ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

2.8

家で年賀状書きながら見たせいか、びっくりするくらいハマらなかったです…(^^;

確かに最初にコーヒー買いに行くシーンとかオシャレで「GAPのCMみたーい」と思ったり、「カフェとかで流れてる映画っぽー
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鳩の翼(1997年製作の映画)

3.3

破滅、と思ったけど。

なんでこのタイトルなのかなと思って調べたら、鳩の翼は「英国では『無垢』を意味し、限られた時を生き、 自由への飛翔を望んだヒロインを象徴する」らしい。なるほど。

ミリーは自由に
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マシュー・マコノヒー マーシャルの奇跡(2006年製作の映画)

3.7

絶望しても時計は進む。悲しみの中でも残された者は生きなければならない。時間はかかっても何かを残すために、何から始めるべきか。

アメリカの国技ともいえるアメフト。今年初めてまともにラグビーの試合を見て
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.7

はぁーきゅんきゅんしますねぇ〜中高時代は先生に恋をし、新入社員の頃は上司にときめいてた(両名ともに20歳ほど年上)身としては、こんな小松菜奈のように顔ちっさく色白手足長族じゃないけど(笑)、なんかこう>>続きを読む

2重螺旋の恋人(2017年製作の映画)

3.4

官能サスペンスってとこでしょうか。双子がテーマ。月のような美しさのマリーヌ・ヴァクト。月は人を狂わすと言うが、狂っているのはマリーヌかはたまた恋人となった男の双子か。

母親がしていた猫のブローチが気
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ロミーとミッシェルの場合(1997年製作の映画)

3.5

なんだ、最後のダンスは!(笑)でもBGMにシンディー・ローパーのTime After Timeを流されたらずるい。気付いたら泣いてた。

女2人がわちゃわちゃするの、定番だけどいいですよね。喧嘩したか
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決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.4

忠臣蔵といえば歌舞伎でも人気の演目だし、小説でも映画でもTVドラマでも沢山の重厚な名作があるお話し。なのであくまで異色作としてものすごーくハードル下げて(失礼)鑑賞しました。そのせいかクスクス笑えまし>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.7

ケビン・スペイシーがスキャンダルにより降板し、クリストファー・プラマー氏を後任に据えて急遽(本当に急遽)撮り直したというエピソードが有名になってしまった作品。まぁ正直そんな風には全然見えないプロフェッ>>続きを読む