ほぼ同時期に、同じような企画で作られた「ジョン・ウィック」と、この「イコライザー」シリーズ。その"一応の"完結作のそれぞれが到達した作風が対照的になった事は、中々面白い。
「ジョン・ウィック」が乗算と>>続きを読む
一体どういうテンションで観ろというのか、非常に困惑する。
エメンタールみたいなキャラが大好きなので、他はともかく、という感じ。
1作目を除けばシリーズ最高傑作。良い意味でひたすらにエモい。ありとあらゆる要素(キアヌの好きなあれやこれや)が過剰に"盛られた"集大成であり、原点にも立ち返ってもいる1つの締め括り的な位置付けの作品。>>続きを読む
濫造されるリング、呪怨作品に連なる1作品としては実はめちゃくちゃ好きな作品。
2つのブランドを1つの作品世界に落とし込むにはどうしたら良いか、という課題に対しての完璧な回答。
両作品に対するリスペクト>>続きを読む
新作公開というので、全く未開拓だったコワ過ぎシリーズを一気見。1作目からして何言ってんだコイツ?的な味わいが豊かで色んな意味で吹き出してしまうのだけど、白石監督の確かな腕からくる恐怖演出がまた興味と意>>続きを読む
面白いんだけど、この内容で大友克洋のクレジットが無いのはちょっとどうかと思う。
日本がさっさと童夢を実写化しないから。
アニメーション作品等からの引用に気づけばもう少し評価出来たのかもしれないが、ビースト戦士が目当てだったので彼らの存在感の薄さにはとても残念な気持ちに。
ベイ版と比べてドラマパートはよく描けている反面、>>続きを読む
あまりにも悲し過ぎてもう二度とは観られないかもしれない。(2回観たけど。)
映像表現とタイトルが秀逸過ぎる。
絵作りや撮り方がとても綺麗で前作よりオシャレ度は上がっている一方でお話自体の面白さは少し後退しているように思う。
今回の物語で語られる部分と、個人的に知りたかった部分がとてもズレていて、それが結構な消>>続きを読む
これはやられた。
前日譚としては、というより続編として、凄く良く出来ている。まさかそうくるとは。
エスターの渇望が皮肉にも彼女をより不自由にしていく…のだが。
少なくとも今後10年はこれを超えるアニメーションは出てこないんじゃないかと思わせた前作を、自ら超えてみせた大傑作。
これこそ、今後10年は(ry
多分、来年のビヨンドでまたやってのけるでしょう。
途轍>>続きを読む
ミーガンというキャラクター造形がとても良く出来ていただけに、最後の最後に放ったあのセリフだけはガッカリした。
カウンセラーが危惧していた話の方向性が個人的には興味があったのだけど、ジャンル映画としての>>続きを読む
うーーーーーーーん。
ロッキーシリーズとしてもクリードシリーズとしても、好きじゃ無いなぁ。
大好き。
ニコラス・ケイジって本当に良い役者だなぁと、しみじみと感動して涙が出る。
この映画は皆が思うニコラス・ケイジ、みたいなアクターとしてのエキセントリックな部分を強調して演出する事も出来たろう>>続きを読む
映画的文法を巧みに利用した手法で久々に上手い!と素直に唸らされた。
多少の力技もあれど、伏線回収も丁寧で話はよく出来てるし、役者は素晴らしい。撮影も凄く綺麗でおまけに上映時間も短く収めていて、とにかく>>続きを読む
ガンの映画が好き、という人でもこれは評価が分かれそう。動物や子供を使うのは流石に狙い過ぎな感もあるし、悪趣味、ブラックとよく言われる部分も含めたガンの「愉快さ」が随分とペイソスに抑え込まれているところ>>続きを読む
全てに説明や答えを用意するばかりが良いわけでは無いとは勿論俺も思うのだけど、これはまたそういう話とは別問題というか…。
実家にはそれなりに顔は出しましょうね。。
このレビューはネタバレを含みます
ペルシャ人であると嘘をついた人と、その嘘つきにペルシャ語を教わる人の話。まるで滑稽な話で芸人のショートコントのようだ。嘘をついたのがユダヤ人の囚人で、彼に学ぼうとしているのがナチスの将校で無ければ。>>続きを読む
物語にかける霧はもっと濃くても良かったのでは。どうせなら。
他人の原作ものにシャマランが手を加える時はどうにも具合が悪いのでオリジナルで頑張って欲しいとは思う。
結局、こうなってしまったかという感じ。
「ハロウィン」でこういうテーマを描きたいんだ、という作り手の思いは前作Killsから顕著に表れていて、それは物語を拡張させる部分でもあり、それそのものは「ハロウ>>続きを読む
ブニュエルが用意したこの空間だけで「何故か 」のお話が無限に考えられる。
大好き。超大好き。
シャマランがかつてそうであったように、個性というか、ある種のアクが強い作家が商業を意識したり、そういった界隈へのステップアップを意識して映画を撮ると、こういう感じになる、気がする。マイルドになった分、>>続きを読む
Despicable MeではなくMinionsシリーズであるならば、グルーよりもミニオン達にもっと尺を割いて欲しかったのが正直なところ。
前作のケビンらと比較しても、今回一応初登場のオットーはアイデ>>続きを読む
面白いけど、でもこれって…もうアレなんでしょう?という雑念が上映中ずっと拭えなかった。
とある所でその思いがピークに。そのために観ている訳ではない、と思いながらも完全に切り離す事も中々難しくて。
自分を貫こうとする事が周囲には特異に映る、というのはいつの時代のどこであっても同じことなんだろう。
とあるメディアでヴァーホーヴェンは理想としての現実と実際の現実の衝突を描く、と評している人がいて、そ>>続きを読む
運命にまつわる話をする人は多いけれど、ジョージ・ミラー程それに立ち向かう力を信じていて、そうする人々を気高く、美しく捉えている人もいないんじゃないか。
超インテリの超ロマンチストなんだよな。
ジンとい>>続きを読む
「スイス・アーミー・マン」の人らがオスカーを獲るなんて、一体何をやらかしたのかと思って観てみたが、やらかしたのはオスカーの方でダニエルズはスイス〜の頃と全く変わっていなかった。
スイス〜は死体を依代に>>続きを読む
それとこれとはまっったく別問題だろう、という感想しか出てこない。
ルカ・グァダニーノの事は基本好きだと思っていたんだけど、怪しくなってきた。
何なんだこれ?
ちょっとビターなクリスマス映画かと思いきや、ウィンド・リバーみたいな凄惨な銃撃戦もあってテンションの境目がアレなタイプ。