saodakeさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.5

ユダヤ人迫害が始まっていく中での家族の反応にリアリティがあった。
最初は割と明るく反応してたんだなぁと。そりゃまさかゲットーに押し込まれて最後は毒ガスで殺されるなんて予想できないわな…。
あの家族がど
>>続きを読む

グレートハンティング/地上最後の残酷(1975年製作の映画)

4.0

残酷に次ぐ残酷!動物も人間も野蛮が本性だ!というメッセージ性を美しい自然映像で見せてくるこの感じがたまらないんだよな。
もちろんヤラセや演出を感じさせる場面もたくさん出てくるわけで、そのいかがわしさ、
>>続きを読む

ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956年製作の映画)

3.5

この発想の元になったのはなんなんだろう。時代背景からすると赤狩りあたりなんだろうか。
最近で言えばQアノンが騒いでたゴム人間なんてまさにこの映画そのものだし、陰謀論者が共鳴しやすい内容かもしれない。
>>続きを読む

劇場版 センキョナンデス(2023年製作の映画)

4.5

配信のセンキョナンデスも観てたので、どうせ同じ素材を流すんだろ?と思っていたが、配信番組では流れなかったシーンも多くてよかった!
いつも配信で見てる番組がちゃんと映画になってたなぁ。音楽も熱くて良い。
>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

普通にアクション映画としては面白かったけど、普通に面白い程度の満足度に留まる出来だったなぁ。
過去二作がすごく良かっただけに残念。
終始気になるのは画面の暗さ、なぜこんなに画面が暗いのか?人間の顔が見
>>続きを読む

愛の嵐(1973年製作の映画)

3.0

有名なダンスシーン2箇所は確かに凄い絵力があった。ナチスの持つこの官能性の高さは何なんだろう・・・。
デザイン性の高さが持つ力ということなのか・・・。映画史に残るのも納得の映像だったな。
2人の倒錯し
>>続きを読む

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

結局ベネデッタは聖人だったのかインチキ狂言師だったのか?またはその両方を持ち合わせた人間だったのか?解釈は観た人間に委ねるということなのかなぁ。まぁ子供の頃からあれだし、ラストで町に戻っちゃうくらいだ>>続きを読む

ラビッド(1977年製作の映画)

3.0

コロナ的な感染パニック。こんな昔の作品なのに満員電車で感染が広まる恐怖を描いてるのは凄い。
相手がモンスターになっても愛せるか、というテーマも入っていてザ・フライに通じるところもあり。

バビロン(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

バビロンという言葉が意味するところを知らずに見に行った人は驚いただろうなぁ。
オープニングからこれぞバビロンというゴージャスな酒池肉林の光景をスコセッシのような巡るカメラワークで映すのが最高だったね。
>>続きを読む

銀平町シネマブルース(2022年製作の映画)

1.5

映画っていいだろぉ~?ロマンだろぉ~?みたいな感じがひたすら続くのが俺にはキツかった。俺もミニシアターに結構行く映画好きの一人ではあるけど、そういうノリってほんと無理なんですよね。
あと居酒屋なんかで
>>続きを読む

コレクター(1965年製作の映画)

3.5

ウィリアムワイラーは何でも出来る人なんだな〜
誘拐される女がザ・ブルードで終始切れまくっていたあの奥さんだった。
微妙に関係性が変わっていくがどこまでが計算でどこまでがリアルだったのか。
あの女が言う
>>続きを読む

パメラ・アンダーソン、ラブ・ストーリー(2023年製作の映画)

4.0

子供の頃に見てたドラマ「V.I.P」くらいでしか知らなかったパメラ、お騒がせ的な話題と90年代のセックスシンボルな印象。
実際軽んじられ見下されてきたし、頭の弱いあばずれってイメージだったんだろうな。
>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.5

やっとトミーウィルコラ監督作を劇場で見れた!これだけでもう嬉しい。
トミーウィルコラといえばゴア描写だが、今作はさすがにぬるいかと思ったら部分的には結構きつい描写も入っていてさすがだ。さすがにお得意の
>>続きを読む

永遠のユダヤ人(1940年製作の映画)

-

ナチスがユダヤ人をどういう思考回路で差別していたのかが少しは分かる。
実際のところ現代のヘイトスピーチと大して変わらない陰謀的な内容なのがかえって恐ろしい。ネトウヨの朝鮮人差別と重なる部分も結構あるな
>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.5

どんな気取った創作料理よりもチーズバーガーが美味しそう。
料理通には身につまされる映画なのか?グルメには縁のない貧乏人なのでそこの感覚はよくわからず。
単純に映画としては面白くて良い。この調理スタッフ
>>続きを読む

オーメン(1976年製作の映画)

4.0

我が子が悪魔の子だと分かったときに人はどうするのか?ローズマリーの赤ちゃんと若干共通するテーマだった。
グレゴリーペックはさすがの名演技。
不穏な場面になるとかかる音楽が物々しくてざわめく。素晴らしい
>>続きを読む

ラブ&ソウル(2012年製作の映画)

4.5

素晴らしい作品、二人が酔って街を闊歩するシーンにガチで泣いた。そしてラストもうるっときた。
城定監督最高だよ。ハートフル珍道中な作品だが、こんなに幸福な映画にできるとは。
吉岡さんも良い味出してたなぁ
>>続きを読む

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

5.0

やはり名作中の名作。自分の中ではスピルバーグで1,2を争う傑作。
今回は以前見たときよりもずっとラストのシンドラーの台詞が重く感じられた。
以前よりナチスやホロコーストについての知識を身に着けたからだ
>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

4.0

いや〜青春っていいですね
彼らは本気になって人生変わったんだな〜
短い時間ながら色んなネタ詰め込んで見応えたっぷりの作品に仕上がってたな。さすが城定監督。
総合運動場の通路を久々に見てすっげー懐かしか
>>続きを読む

ショーガール(1995年製作の映画)

4.5

評価が悪いからどんなものかと覚悟して見たら全然面白いじゃん。っていうかすげえ良い映画だろ。
なぜこの作品がラジー賞を総なめにしたのか本気で理解できないねぇ。
裸でダンスすることがそんなに卑猥に見えるの
>>続きを読む

ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦(2016年製作の映画)

2.0

ブレブレの手持ちカメラがしんどい。グラグラ揺れまくって見づらいだけ。
緻密な計画を立てて暗殺したのかと思いきやこの映画を見るといきあたりばったりだったんだなぁ。
ハイドリヒ役がかなり似てた。
事実をそ
>>続きを読む

輪廻(2005年製作の映画)

2.0

後半の展開は面白いんだがそれまでがダルいねぇ
Jホラーって全部ダルい話運びなのはなんなの…
優香は頑張って一生懸命演技してる感じがよかった。
それにしても優香が可哀想すぎる話でしかなかった

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.0

意外と安っぽい画面作りだし裁判の場面も短くて消化不良。
原作があるみたいだし、そっちを読んだほうが良さそう。
なんつーか勝つべくして裁判に勝っただけでドラマ性があまり無いような…。
裁判の戦略にはなる
>>続きを読む

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

4.5

これはまた凄い映画を見てしまった。
会議の議題がユダヤ人を絶滅させる方法についてでなければ、普通のビジネス会議と何ら変わらない様子なのが恐ろしくなる。
人道、兵士のメンタルケアを気にする人間がユダヤ人
>>続きを読む

猿の惑星(1968年製作の映画)

4.5

名作中の名作。全くダレないね。
最後に見たのは子供の頃だったので気づかなかったが人類への警告を鳴らした映画だったのか。
猿社会が現実社会の格差や宗教を模していたり見どころが沢山あった。
人間狩りシーン
>>続きを読む

オーガズモ(1997年製作の映画)

5.0

あまりにもくだらないが最高に笑った。笑い疲れるくらい。
しょうもない内容なのに映画として上手くて普通にクオリティ高いしいい話っていうね。なによりモルモンの描写が完璧すぎる。
善人だが薄情者という絶妙な
>>続きを読む

チェチェンへようこそ ーゲイの粛清ー(2020年製作の映画)

2.5

まぁ酷い迫害だけどイスラム圏なんて大抵どこもこんなもんだろう。殺されるのが普通。
残念ながら世界中でありふれている事なのでショックはなかった。
チェチェンの同性愛者差別の根幹に何があるのかは触れられて
>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

これは面白い!素晴らしいパニック映画!
鑑賞中には軽く咳をするのも憚られる空気になってしまう。コロナの影響で映画館で見ている人が全員マスクを着けてこれを見ているこの状況も面白いなぁと思った!
こんな映
>>続きを読む

理大囲城(2020年製作の映画)

4.5

劇場に遅刻し、数分遅れで鑑賞。そのため大学から出れなくなった経緯が分からなくて残念。
去年上映された「時代革命」や今作の予告を見ると東大安田講堂と似てるなあ程度にしか思えなかったが、内側視点で見たらま
>>続きを読む

ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

4.0

タイトルでネタバレしているが分かっていても面白い!
まずこんなヒステリックな女は未だかつて見たことがない。この前に一体何があったのか…。
とにかくキレまくり…。

ブルードの顔がまたおもろすぎる(笑)
>>続きを読む

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993年製作の映画)

2.0

はっきり言ってつまらない映画でした。
しかしバートン的な世界観と造形美だけで最後まで見れてしまう所は良いですね〜

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

多分原作はもっとちゃんとした人物描写があってさらに面白いんだろうなぁと感じられる。
不登校をテーマにしている点は新しいし学校のいじめ描写もかなり良かった。
ラストでアキを救う場面は確かにグッと来たんだ
>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

戦争まっしぐらな今の日本に生きる人間はまず見るべき映画だった!
自民党のクソ議員どもも戦争の愚かさを知れ!
部屋でぬくぬくと11時を迎えたあのハゲは許せないなー

ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.5

あまりにも胸糞悪い内容だがリアリティが高くて凄い…
貧富の格差が生み出す悲惨な末路の一つがこの映画で描かれる世界なんだろう。
ディストピア映画というジャンルなんだろうが限りなく現実に近いのが怖い。
>>続きを読む

ダンボ(1941年製作の映画)

5.0

やっぱりBaby Mineは泣いてしまう。
ティモシーは古今東西全ての映画の中で最高のナイスガイだと思う。
動物たちの仕草がほんと可愛くて良く出来てる映画なんだよなぁ。

ビリーバーズ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

宗教映画としてもエロ要素もそこまでハマらなかった。
原作の方はもっとエロいのかなあ。
どうでもいい感想だが岩の上でセックスなんてできるのか?絶対足痛いでしょ…と考えてしまう。
良かったのは主役3人の演
>>続きを読む