MJさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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マトリックス(1999年製作の映画)

4.4

素晴らしきコンセプトの映画。
「この世は現実なのか」という驀然とした想像を見事な演出で映像化している。
グリーン調のマトリックス。
ブラックトーンの衣装。
俳優たちのカンフーアクション。
細部へのこだ
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13F(1999年製作の映画)

2.7

マトリックスとの対比不可避。
仮想空間へ入る装置が完全に日焼けマシーン。
コンセプトのゆるいマトリックス。
ただアイデアはとても面白い。
インセプションの元ネタ?
キャストは地味。

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

2.7

すげぇ耳がアップされる映画。
なんでそこまで首つっこむのかわからん主人公の好奇心。
最後の展開はいくら考えても良くわからんかったが最後は幸せそうで良かった。
リンチ作品の割には理解しやすい方。

ディパーテッド(2006年製作の映画)

4.2

クッソ見ごたえのある映画。
ストーリーは元ネタが鉄板のうえ激シブな俳優達の素晴らしき演技。
加えてスコセッシ監督によるテンポの良い独特な会話シーンの演出。
全体を通して緊迫感に事欠かない。
ジャックニ
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

2.6

たけしのセリフが聞き取れない事以外はあまり思い出に残らない映画。
あと日本文化と中国文化はあと何世紀混同され続けるのだろうか(しかも中国資本映画なのに…)

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

3.0

とにかく長ぇ。そして3部作。
まんまRPGの世界はワクワクする。
ガンダルフの魔法使い感は殿堂入り。
ファンタジー映画の歴史の1つとしては見ておきたい映画。
ケルベロスの迫力が素晴らしい。
サムはグー
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

アカデミー賞なだけある。
理性的な黒人ドクと粗暴な白人トニー。
ステレオタイプを逆転することで受け手として感じる人種差別。
互いが歩み寄った変化の先には肌の色なんて関係なかった。
ホテルの階段で「昨夜
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レプリカズ(2018年製作の映画)

2.5

倫理観の弱い近未来クローンSF。
弱いというより「浅い」が正しいか。
ブレードランナーもチャッピーも人間とは何かを考える鏡としてクローンを登場させていたがこの映画にはそれが皆無。
結果テーマが何なのか
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.2

脇役達の演技力よ。
話は遠回りなラブストーリー。
とても若い時代あったような無かったようなこそばゆい感覚。
この映画でノラジョーンズのファンになった。
コマ送りみたいな映像演出はアジアっぽい。
なんで
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ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(1985年製作の映画)

3.6

昔ドリフで観た。
「これヤバイ薬」と一目で判る蛍光色がホントに好き。10歳のガキでも理解できる演出。
ストーリーはもう無茶苦茶。
とりあえずグロとオッパイで強引に成り立つ作品。
逆に現代では作り得ない
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死霊のえじき(1985年製作の映画)

3.8

至高のゾンビ映画。
「ゾンビ湧いた後の世界」設定のビギニング。
ゾンビのクオリティが高すぎて驚く。
臓物をむさぼり食うシーンにロメロ監督の強いこだわりを感じる。
学習するゾンビ・バブの存在が面白い。
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高慢と偏見とゾンビ(2016年製作の映画)

2.0

あまり無い18世紀舞台のゾンビ。
貴族の色恋沙汰にゾンビ要素を加えただけの作品。
いつの時代もゾンビにはヘッドショットが有効なのだと再認識。
サムライリーの日本刀がカッコいい。
しかし英国はゾンビよく
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

4.0

話は血みどろの復讐劇。
しかしツボを付いていてとても面白い。
RPGみたく出てくる謎の情報提供キャラ達。
いちいち入る古めのセンスなシンセサイザー。
北斗の拳の世界よろしく世紀末的なキャラ達と容赦のな
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ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

2.2

ダニーボイルの作った駄作。
隔離された「楽園」の闇と狂っていく主人公。
という展開具合がどうにも中途半端。
トレスポのレントンの「問いかけ」をトレースするような主人公の自分語りがさっぱり共感できない。
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地球が静止する日(2008年製作の映画)

2.1

「愛は地球を救う」という24時間テレビみたいなチープなテーマ。
マトリックスのネオがそのまま登場したようなキアヌの創造主代理人役はよくよく考えるといらない。
地球にとって人類は不要と70年に渡る実地調
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

4.3

傑作スパイ映画。
記憶喪失の暗殺者という難しい設定の役に素晴らしい演技のマットディモン。
脆さと強さの両極端な主人公。
この完璧ではないキャラクターがこの映画の醍醐味だろう。
欧州が舞台でどこかリュッ
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

2.3

ブルースWとプラピの豪華共演もストーリーが非常に残念なSFミステリー。
どうも観せたい箇所と観たい箇所にズレがある。
そのズレをただの若造の悪ふざけで片付ける大技。
そしてわざとらしく撒いておいた伏線
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シャーク・ナイト(2011年製作の映画)

2.2

サメのクオリティ高い。
演出はそれっぽいスタイリッシュ感。
ストーリーは浅い青春ドラマに毛が生えた程度。
最後ブロンド女が閉じ込められる檻は普通に出られる隙間あって笑った。
結論:B級感が足りない

レッド・ブロンクス(1995年製作の映画)

3.5

ジャッキー全盛期。
カンフーはキレキレ。アクションは命懸け。
街中でホバークラフト爆走させる演出が凄い。
ストーリーはフィクション色満載だがそれもジャッキー映画の味。
ホバークラフトとトラックの隙間に
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複製された男(2013年製作の映画)

3.5

「カオスとは未解読の秩序である」
冒頭に出てくる言葉だが話はそれほど混沌とはしていない。
しかしもしアダムとアンソニーがファイトクラブ的な設定ならば見え方が変わってくる。
ラストシーンのため息。
蜘蛛
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サバイバル・オブ・ザ・デッド(2009年製作の映画)

2.1

ロメロ監督最後のゾンビ映画。
人間社会における価値観の対立。
それをゾンビに投影し人間の弱さを悲観する教科書通りの内容。しかしそれにしたって地味すぎる。
ダイアリーOTDのPOV方式もパッとしなかった
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チャッピー(2015年製作の映画)

3.5

魂とはなんなのか。
この映画では人間の意識はデータであると定義している。
チャッピーが創造主であるディランに「なぜ死ぬ体で創ったの」という問いかけは人間が神に対して思う事と同義。
肉体は精神の容器でし
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リボルバー(2005年製作の映画)

2.7

毛のあるステイサム。アクション皆無…。
その代わりレイリオッタの小物ボス役が光る。
突然のアニメカットは永遠の謎。
結論はファイトクラブとほぼ同じ。
ハゲメガネが姪っ子助けるシーンがレオンばりに熱い。
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オーシャンズ11(2001年製作の映画)

4.5

緻密な計画に緻密な演出。
軽快に進むストーリーには無駄が無い。
ラスのいつもなんか食ってるキャラの遊び。
何度観てもスコンと抜ける爽快感。
豪華キャストを余すとこなく活かしてる良作。
特にマットディモ
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.1

銀行強盗にサイコパス。
爆破にブルースときて終盤怒濤のオッパイに血しぶきに吸血鬼にセックスマシーン!
こんなん面白いに決まってる。
回転オッパイの店に来た段階では終盤の展開は予想できないがその時点でも
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ミスト(2007年製作の映画)

3.3

胸クソ映画で有名なだけある。
モンスターがいる霧の事より極限状態に置かれた人間の弱さを最悪のストーリーで描いた作品。
メインのシーンはスーパーマーケット。
低予算感のある内容を設定と演出で上手く補って
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

4.0

すごく滑稽なストーリー。
いわゆる「忖度」の連鎖でただの不倫がCIA案件になってしまうブラックユーモアはコーエン兄弟の映画らしい。
無駄の無いキャストの中でチャド役のプラピが遊び心があって印象深い。
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コントロール(2007年製作の映画)

3.2

ブルー・マンデー。
結末の決まった悲しい伝記映画。
サムライリーのイアンカーティスっぷりが物凄い。
この後ニューオーダーが発生し後々のアーティストに多大な影響を与えた事を考えると、果たしてイアンの死に
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パニック・ルーム(2002年製作の映画)

2.7

フィンチャー作品としては物足りない内容。
何故か…?
この作品には狂人が居ない。
普通に良識をもった小物感満載の犯人達。
フォレスト・ウィテカーの安心感はミスキャスト。
撮影にゴタゴタあったのが影響し
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

2.8

変わったゾンビ?映画。
なんやかんやあって最後ベスがコンロ背負ってハイキングしてるシーンの画がシュール。
デイン・デハーンが若い頃のブラピを彷彿とさせる。いい俳優だと思う。
ゾンビ映画としては評価でき
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.9

風刺的雰囲気だがただの悪ふざけ。
独特な「間」とジャームッシュらしい風景映像を楽しみながら、アダムドライバーの(ライトセイバーより上手い)ナタさばきを鑑賞するストーリー。
(恐らく)アドリブのあのシー
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.5

犯人探しがメインではないサスペンス。
ストーリー進行を理解するにあたり、時系列・場所・人名をたまに巻き戻して確認しながらでないと置いてかれるスピード感。
感染症の様に事件に取り付かれて人生を見失ってい
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ゾンビシャーク 感染鮫(2015年製作の映画)

1.1

遂に鮫映画にゾンビ要素が!
とても楽しみにして観たこの悲しみを一体どうしてくれるのか。
無駄なシーン全部カットすれば10分以内に収まりそうな薄っぺらなストーリー。
肝心の鮫は池で泳ぐ鯉みたいなチープ感
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メン・イン・ブラック(1997年製作の映画)

4.3

最高のエンターテイメント映画。
テレビで昔やってたUFO番組のワクワク感が詰まったストーリー。
面白さを決定付けてる「クール」な要素の数々。
黒服&サングラス。タイトルロゴ。映画史に残るテーマソング。
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

3.0

連続猟奇殺人事件に「ハンニバル・レクター」という強烈なアクセントを加えることで非常に魅力的な作品に仕上がっている映画。
加えてジョディ・フォスターの演技力。
内面の脆さを印象付ける伏せ目が印象的だった
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ゴール・オブ・ザ・デッド(2014年製作の映画)

3.6

久々の当たりオブ・ザ・デッド。
前編は予想外に内容のあるドラマ風。
後編「地獄の感染ドリブル編」はしっかりとB級ゾンビ映画。(このタイトル素敵)
サッカー映画としての描写は稚拙ながら所々に光る演出があ
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