MJさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

実は最初のシーンに答えが。
謎の男カイザー・ソゼ。
彼のやり方はよくよく考えると回りくどい方法なのだが推理モノなので良しと取る。
フェンスター役のベニチオ・デルトロが若い細い。
この映画はとにかくキャ
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メメント(2000年製作の映画)

3.3

時系列と記憶をバラバラにする演出。
それをパズルの様に再構築して理解しないといけない難解さはノーラン監督らしさ。
そこを面倒と捉えるか刺激的と捉えるかは人それぞれだろう。
主人公の「記憶は記録ではない
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300 スリーハンドレッド 帝国の進撃(2014年製作の映画)

3.7

筋肉の続編。
このシリーズでとても良いのは「筋肉→味方 黒装束→敵」というビジュアルの分かり易さ。
おかげで敵味方入り乱れる戦闘シーンでもメインののアクションに集中出来る。
話の中身は「エヴァグリーン
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ミミック(1997年製作の映画)

2.0

虫が苦手な方は無理なヤツ。
デルトロ監督で期待してみるも及第点。
遺伝子操作やら擬態やら色々あるが、なにはともあれ爆破でオール解決!
やっぱ困り事の解決は爆破一択だな。

トータル・リコール(1990年製作の映画)

3.5

ひと昔前の近未来感。
リドリー・スコットと違うのは未来への「夢」が描かれている所。
そういう意味でドラえもんとテーマが同じだが、真空状態で目が飛び出る演出や、ミュータントの描き方にがホラー要素があり子
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.0

タランティーノが好きな曲を延々聴かされる映画。
目的が恐らくそれであり且つ最高の演出である。
タイル壁の端から平面エスカレーターでパム・グリアが流れていく激シブなオープニング。
冒頭のオデールとボーマ
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.5

浮気する→危うく殺人犯(死刑)にされそうになる。
その事を責める→勝手に妊娠される。
こんな嫁は嫌だ。
文句言いながらもなんだかんだ優しいウチの嫁さんの株が本人の知らんとこで上がった映画。

地獄の黙示録(1979年製作の映画)

3.2

無音エンドロールの映画は初めて観た。
頭から「ドアーズ/THE END」で憂鬱になる。
ベトナム戦争批判の映画だが終始テーマが曖昧。
調べたら監督本人も「作ってるうちに分からなくなった」とのこと…。な
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.0

よくある結末のストーリー。
オチが分かってから最初から観直すと主人公とタイラーの入れ替わりが楽しめる。
ファイトクラブ自体はストーリー上の要素の1つ。
睡眠て大事だぜ、という教訓かな…。

ロブスター(2015年製作の映画)

2.8

とても奇妙なストーリー。
前半は謎の施設で縛りルール婚活。
後半はさらに謎のレジスタンス活動。
「動物に変えられる」設定を置き去りに話は淡々と進み着地点不明のままヌルっと終わる。
観たあとなぜか宮沢賢
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

タイムスリップではなくて「逆行」というアイデアが素晴らしい。そしてややこしい。
最後の「逆行」が入り交じる戦闘シーンはもう何が何やら。「逆行」組からしたら結果は判るはずでは…。いや、過去を変えに来てる
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シャーク・イン・ベニス(2008年製作の映画)

1.2

いや、サメは?
肉弾戦はいいからサメは?
だから銃撃戦はいいからサメは?
予算と手間をかけるとこ完全に間違えたサメ映画。
ノリノリでアクションシーン撮ってる監督の満足そうな顔が浮かぶ(しかも無駄にクオ
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ブレイブハート(1995年製作の映画)

3.0

スコットランド独立戦争の話。
凄い数のエキストラ。そして長い尺。
その甲斐あって壮大感はよく出ている。
メルギブソの老け顔がよく似合う。

マシニスト(2004年製作の映画)

3.8

ジャケットが秀逸。
内容はラスト10分に向けて伏線の嵐。
最後の拘置所が真っ白なのは贖罪を意味してるのだろう。やっと眠れるのね。
クリスチャン・ベイルの痩せ方がヤバイ…。
命削って役作りしてる。

キラー・シャーク 殺人鮫(2005年製作の映画)

1.2

洋タイトルは「Shark Man」。
なんと水陸両用の人間×サメのハイブリッド!
この設定でワクワクしながら観てたのだが…。
活躍するのはIT部門の太った彼。
銃をもった傭兵を素手で制圧し電子ロックド
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告発のとき(2007年製作の映画)

3.5

ほぼトミー・リー・ジョーンズのしかめっ面で完走する映画。イラク戦争に派遣された兵士達の闇が徐々に明らかになるサスペンス展開のせいで観てしまう。犯人の供述シーンは淡々としててなんか怖い。
BGMの少なさ
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

3.0

怖くないゴースト映画。
あの声はレイの心の声ってことか。
確執があったままの父親との関係修復のためにトウモロコシ畑球場が必要だったってことか。
昔観ても今観てもよくわからない。
このストーリーに合理性
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ルームメイト(1992年製作の映画)

2.8

ヤベー女・ヘディを引きながら観賞する映画。
絶妙に美人ではないジェニファー・ジェイソン・リーの配役が吉。序盤と後半で表情が別人の鬼気迫る演技が凄い。女ジャック・ニコルソン。
各所に90時代を感じるがブ
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インセプション(2010年製作の映画)

3.5

脳が疲れた…。
まさに夢の中を映像化したような作品。
階層が深くなるたび変化する舞台。
現状把握に頭が追い付かない。
最後のトーテムはどっちとも取れる演出。
そもそも最初から現実なのか疑ってしまう。
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.7

ヤベー奴のドキュメンタリー映画なんだが、自己肯定感を求めて夜の街をさまようトラビスの姿は異質ながら大衆の一側面も捉えているように見える。
デニーロの若さで映画発表当時から流れた月日が分かる。
クライマ
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ドライブ・アングリー3D(2010年製作の映画)

2.0

ハードボイルドな悪魔映画。
話の内容はうっすい醤油味。
悪魔だの地獄だのは最初から出しとけば…。
見所はウィリアムフィクナーの首ポキ。
この人はもう黒服の追跡者しか出番ない。
最近のニコラスケイジなん
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

深いテーマはターミネーター2と同じ。
ショットガンをプラトニックな愛に置き換えたT2。
やけに多いエキストラの真ん中でスマホに話しかけてるホアキンが滑稽。
だが、有りそうな未来を描いて興味深い。
やや
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ゾンビランド(2009年製作の映画)

4.2

ビル・マーレイ愛に溢れる優良ゾンビ映画。
セオリールールの裏をかくような演出。
ゾンビ映画にはかかせないヘビーメタル。
絶体絶命にはならない程度のコミカル色。
ジェシー・アイゼンバーグによる童貞シャイ
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

どこかブレードランナーを彷彿させる世界観。
敢えてひと昔前の「近未来」を描いており、
そこが妙にリアルを感じさせる。
テーマはやがて起こり得る優生思想への警鐘。
清潔で無機質な「ガタカ」とエリートから
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ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

4.3

サメ映画の傑作。
人工的に造られた巨大知能サメ!
凝った内装の海洋研究所からの脱出。
食べられる順番が全く読めない展開…。
パルプフィクションに恨みでもあるのかって位、サミュエル喰われるシーンは監督の
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ペット・セメタリー(1989年製作の映画)

2.5

話が散らかった映画。
「埋める→甦る」設定は独特。
そこに生死の倫理観を絡めて味付けしてるのは良いが、ストーリーが無理矢理。
ナビゲート役として例の幽霊(いい奴)の出番多すぎだろ。そこんとこからB級映
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.8

幾何学的なビジュアルの怖さ。
霊的な怖さより直感的に人間が「怖い」と感じる何かが描写されている(特に双子の姉妹の怖さよ)。
あと奥さんの怖がり方がリアル。
ブチ切れるまでテイク重ねたって話はマジで狂気
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.8

ロマン詰合せ映画。
どうしてもマトリックスと比較してしまうがスピルバーグ作品は安心安全設計。闇が無い。
ガンダムvsメカゴジラってだけで映画1本作れそう。男の子なら釘付けのシーン。
あとシャイニングの
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

ディカプリオ版マルホランド・ドライブ。
長い長い伏線を最後に巻き取る。
スコセッシの古典的だが独特なカメラワークが面白い。
会話中、微妙に異なるカットが混在するシーン。
奇妙かつスリリングな演出で印象
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スティーヴン・キング 痩せゆく男(1996年製作の映画)

2.0

ジャケットの芸術ポイントが非常に高い。
最近では絶対に無い絶妙なセンス。
映画の内容は…呪いより何より人が怖いよねって話なんだろうけど、途中ランボーかな?っていう銃撃戦があったり志村けんのコントみたい
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.4

考え過ぎるとあり得ない内容。
(CIA本部の中枢コンピューター室の排気口があんなユルユルセキュリティなわけ無い…etc)
なのでエンターテイメントとして受け入れると楽しめる映画。
例の宙吊りは90年代
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バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

2.5

シリーズ完結お疲れ様。
最後のシリーズなのに既視感のあるストーリー。
あれだ「CUBE」だ。懐かしい。
もはやゾンビ映画とは言えず使い古された演出がダラダラ続く内容に途中で飽きてしまう。
結果1作目が
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.5

未知のウイルス感染シュミレーション映画。
現在のコロナ禍を予知したかのような内容だが、日本政府がマスク2枚配布するのは流石に読めなかったようだ。
看護師スト、ワクチン摂取の優先順位などリアルな問題を予
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グーニーズ(1985年製作の映画)

4.2

映画は「観せ方」だって事がよく分かる映画。
狭い空間でも状況がよく分かるカット割り。
わざとらしい位のキャスト達の立ち回り。
無理矢理なストーリーも違和感無く、むしろワクワク感途切れること無く最後まで
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シド・アンド・ナンシー(1986年製作の映画)

3.1

伝記映画っぽくない伝記映画。
アナーキー過ぎて観てると心配になるシド・ヴィシャス役のゲイリー・オールドマン。
そして凄まじい存在感のナンシー。
オノヨーコなんてかわいいもんだった。
最後のタクシーは死
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ザ・ミスト(2018年製作の映画)

2.6

酸素ボンベ万能映画。
爆発しようが水に落ちようがバイクで事故ろうが絶対に外れない安全性能。
そして母の命懸けの行動が10分後には無駄だったと判明する残念なストーリー。
やたら徒歩移動に拘るのは視界が悪
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