明治〜昭和戦後の大阪商人二代。前半がリズミカルな反面、後半はちょっと冗長かな。脚本の問題のような気がする。前半だけでも観る価値はある。
登場人物ではひとりしか死なないのに、死のにおいが全篇に充満している。「小早川家の秋」なのにずっと蝉が鳴いている。
フィンランドのどこか→タリン→フィンランドのどこか。ロードムービーとは向こう側に"突き抜けて"しまう物語だが、片割れだけが帰ってくるのは珍しい(全員帰ってくるのが「マッドマックス怒りのデスロード」)。
インテリの老いらくの恋をたらたら流すだけのメロドラマを真面目に観るには歳を取りすぎたので、途中で観るのをやめた。トリュフォーはアメリカ映画からいったい何を学んだんや。