桃子さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

桃子

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グランド・ジャーニー(2019年製作の映画)

4.6

「是非大画面で」

たしか「WATARIDORI」は映画館で見たような気がする。大画面で見たから印象に残っているのではないかと思うが、私の記憶は超がつくくらい脆弱なので請け合えない(^_^;) レンタ
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ショック療法(1972年製作の映画)

3.5

「次回は是非とも無修正版で」

久々に見たフランス映画(^^) ドロン様見たさに鑑賞したのだが、なんでこんな映画に出たの??という疑問が炸裂した。ヒロインは「若者のすべて」で共演したアニー・ジラルドだ
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アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

4.8

「地獄のジャングルクルーズ」

この映画を見ることにした理由は、マーティン・スコセッシ監督が「映画監督をめざす人にすすめる映画」というのをリストアップしていて、その中のひとつだったからである。私は別に
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

4.0

「追悼」

エンニオ・モリコーネが亡くなった。同居していた舅も、自宅で転んで入院し、数日で逝ってしまった。高齢者は転倒が命取りになる。モリコーネ翁は91歳というご長寿!心よりご冥福をお祈りいたします。
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ゼロの焦点(2009年製作の映画)

4.0

「真っ赤なコート」

鑑賞する映画の90%は予備知識なしで見ている。映画館で予告編を見て(絶対映画館で見たい!)と思って見に行く映画というのもおつなものだと思うけれど、さらに少ない確率で、予告編どころ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.4

「この世で一番コワイのは人間」

前作「ロブスター」のレビューを書いた時、フォロワーさんに「次は聖なる鹿殺しですね」というコメントをいただいた。その時はいつも見ているアマプラの見放題に入っていなかった
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

4.1

「夭逝と長寿」

ブルーノ・アントニーを演じているロバート・ウォーカーの遺作である。彼について検索したところ、かなり悲惨な人生だったことがわかった。演劇学校時代に同期だったジェニファー・ジョーンズと結
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80日間世界一周(1956年製作の映画)

4.2

「最初のカメオ出演映画」

映画本編より、映画音楽の方がずっと世に知れ渡っているという作品がある。ちょっと思いつくだけでも「いそしぎ」「男と女」「シャレード」「シェルブールの雨傘」「第三の男」「ひまわ
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ブロンテ姉妹(1979年製作の映画)

3.3

「原語(言語?)不一致」

今日はイザベル・アジャーニの65回目のお誕生日である。バースデー記念リスペクト企画(どんな企画やねん)ということで、彼女出演の映画を見てレビューを書くことにした。選んだのは
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モロッコ(1930年製作の映画)

5.0

「圧巻のラストシーン」

最近ハマっているのがマレーネ・ディートリヒである。1本見ると、次から次へと彼女が出ている映画を見たくなる。理由はわからない。不思議な女優さんである。
最初はまさかハマるとは思
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

5.0

「伏線回収が楽しみ」

地元の映画館で、当初は4月10日から上映の予定だった。ところが例の緊急事態宣言が出て、映画館は閉鎖。今月になってようやく再開された。予告編を見て絶対に見たいと思っていた映画だっ
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カリガリ博士(1920年製作の映画)

4.5

「ホラー映画の原点」

見終わった時、終わり方が(あの映画にそっくり!)と思ったのだが、その映画のタイトルを言うと思い切りネタバレになるので言わないでおく。この映画もまた昔に見たことがあったような気も
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第七の封印(1956年製作の映画)

4.3

「映画監督冥利に尽きる」

鑑賞したのは1か月くらい前なので、記憶が薄れないうちにレビューを書こうとして途中まで書いた。ところが昨日の朝、突然PCの調子がおかしくなった。慌ててクラウドに下書きのファイ
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砂塵(1939年製作の映画)

4.1

「もぐもぐ」

悪徳市長が、いつも口をもぐもぐさせている。もぐもぐしながらしゃべる。こういう絵面は生理的に無理!だいたいお行儀が悪いじゃない。なんて思っていたら、ヒロインのフレンチーを演じているマレー
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ポランスキーの パイレーツ(1986年製作の映画)

2.9

「コメディ映画??」

ロマン・ポランスキーという有名な監督さんの映画なのに、日本では劇場公開されなかったそうである。見終わって、どうして劇場にかからなかったのか、納得してしまった。面白くない。大金を
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

「ほぼ母親のせい」


3か月ぶりに映画館に行った。地元の小さな映画館だけれど、自宅のPCやテレビやアイパッドで見るのとはやっぱり違う。座席数を減らしているので、ぎりぎりに行くと端っこの席しか空いてい
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フラワーショウ!(2014年製作の映画)

3.6

「癒し」

ずいぶん前、社宅暮らしをしていた時にベランダ園芸に凝りまくったことがあった。セントポーリアに凝ったこともあったし、戸建てに引っ越ししてからは、薔薇の栽培に夢中になった。植物を愛で育てるのは
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ハリー・ポッターと魔法の歴史(2017年製作の映画)

3.5

「夢中でした」

19年前、病気を治すために手術を受けたことがある。1週間ほど入院した折に、父が見舞いに来てくれて「面白いから読んでごらん」と本を1冊渡してくれた。それが「ハリー・ポッターと賢者の石」
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ビリー・ザ・キッド 幻のガンマン(2017年製作の映画)

1.0

「煙の中の銃撃戦」

本気なのかテキトーなのか、よくわからない西部劇である。最初の1分で、マジで見るのをやめようと思った。でも、途中で見るのを放棄した映画は、今までに1本もないのが私の自慢(笑)。何が
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

5.0

「孤立無援…」

西部劇の邦題には「…の決闘」というのがよくある。ちょっと思いつくだけで「OK牧場の決闘」「荒野の決闘」「ガンヒルの決闘」「白昼の決闘」etc。この「真昼の決闘」も西部劇ファンなら絶対
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必死剣 鳥刺し(2010年製作の映画)

3.8

「血糊!!」

藤沢周平原作の時代劇は、以前に「たそがれ清兵衛」を見たことがある。あまりに面白くて感動して、映画館に2回行った。たいてい映画館で1回見ておしまいなので、私にしては珍しいことだった。
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ライト/オフ(2016年製作の映画)

4.1

「好みのツボ」

以前に「アナベル 死霊人形の誕生」を見たとき、監督さんのことは全くチェックしなかった。このアナベルシリーズの監督に起用されたのは、前作の「ライト/オフ」が成功したからだった。デヴィッ
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プロディッジー(2019年製作の映画)

3.0

「自分の子供がなんか変…」

映画はコンスタントに鑑賞しているのだが、レビューを書く方はすっかりスランプで筆が止まっている。このまま感想を書かずに放置していると、見たそばから忘れてしまうので、リハビリ
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フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

4.0

「可愛くて可哀想」

原作者メアリー・シェリーがこの物語を書いたのは、まだ彼女が19歳の時。彼女は18世紀末に生まれているので、物語が出版されたのは19世紀初頭である。映画云々より、こっちのほうが驚愕
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(1961年製作の映画)

4.2

「愛の不毛」

ロケ地はミラノ。おしゃれだし、アントニオーニ監督の見せ方の手腕はさすがという他はない。映像美という言葉がよく似合う映画である。
主人公のジョヴァンニ(マルチェロ・マストロヤンニ)は小説
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宇宙戦争(2005年製作の映画)

2.9

「大画面でないと…」

「宇宙戦争」で検索をかけると最初に出てくるのがこの映画である。監督はスティーヴン・スピルバーグ、主演はトム・クルーズ、ナレーションはモーガン・フリーマン。こんな豪華な映画を、恥
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ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

3.5

「ライフル銃が主人公」

西部劇に登場する武器と言えば、リボルバー、ショットガン、ライフル、そしてたまにマシンガン。ガンファイトシーンで登場するのは9割方がリボルバーだが、この映画ではライフルに主役の
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世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

3.7

「一粒で3度美味しい」

ドロン様目当てで昔見たことがある。でもやっぱりなんにも覚えていないので、ドロン様目当てに再見した。なぜ昔見たことがあることがわかったかというと、片付けをしていたら昔映画を録画
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宇宙戦争(1953年製作の映画)

4.0

「こっちが先でした…」

H・G・ウェルズの原作が世に出たのは1898年、この映画が公開されたのは1953年である。舞台設定も19世紀末のロンドンから、1950年代のロサンゼルスに移行されている。
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レベッカ(1940年製作の映画)

4.6

「ゴシックゴージャスサスペンス」

昔、見たことがあったかどうかも定かではない。私の記憶は映画に関してはほとほとヘタレである。もっとも、最近は映画に限ったことではないけど…
ヒロインはモンテカルロで大
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サイコ(1960年製作の映画)

5.0

「ナンバーワン」

いまさらその映画ですか~ と言われてしまいそうだけれど、やっぱり外せない永遠の名作である。ヒッチコックファンやサスペンスファンなら1度は見ているだろう。あらためてレビューを書いてみ
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汚名(1946年製作の映画)

4.5

「はらはらどきどき」

クロード・レインズ繋がりで鑑賞。ケイリ―・グラントとイングリッド・バーグマンという2大スターが共演しているものの、レインズは非常に重要な役どころで、3人目の主役と言っても過言で
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透明人間(1933年製作の映画)

4.2

「知的な声」

20年前に公開された「インビジブル」は見ている。大好きなポール・ヴァーホーヴェン監督作だからという理由だったと思う。主演のケビン・ベーコンがなかなかにエグくて見応えがあったのを覚えてい
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幽霊と未亡人(1947年製作の映画)

4.8

「未熟ものでした…」

レックス・ハリソンと言ったら、ヘンリー・ヒギンズ教授!と言う人は多いだろう。「マイ・フェア・レディ」はもちろん見たことはあるけれど、めっちゃ昔なので、当然内容はほぼ忘却の彼方…
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ローマ法王の休日(2011年製作の映画)

4.0

「追悼」

ミシェル・ピコリが去る5月12日に94歳で亡くなった。亡くなったことなど全く知らずに、13日に鑑賞していた。と言っても、一気に見たわけではなく、途切れ途切れに何日かかけて見ていて、エンディ
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キートンの大列車追跡/キートン将軍/キートンの大列車強盗(1926年製作の映画)

4.5

「偉大なる無表情」

無声映画のホラーは先日見た。人物の動きが早めに見えるので、無声映画はホラー向きではなかったのかもしれない。その点、ドタバタコメディは、早めの動きがコメディにぴったりとはまっている
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