へんなくつさんの映画レビュー・感想・評価

へんなくつ

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散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.9

みんな強そうで弱くて、賢そうで馬鹿で、面白かった。めちゃくちゃSFかとおもったら、ヒューマンラブだったり、笑えたけど、2度楽しめた感じでした。東出さんいきいきしてる◎
好きな俳優たくさん。サイボーグぽ
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ノスタルジア 4K修復版(1983年製作の映画)

4.3

やっと。。。。劇場で観れて嬉しい。。
でも夜型人間なのに、、上映してるの朝10:20からしか、もうなくて、這って観に行きました泣(本当は夜の空気の中見たかった)

ノスタルジア、ずっと夢の中みたいだっ
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.5

最初の部屋の絵画のような脳裏に残る、色味、空気、闇に薄れていきながらひろがる言葉で、もう好き。。
「ーもし突然
赤の他人がこの部屋に入ってきたら
その人は何を見て何を聞くだろう
ここで何かを感じるだろ
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熱のあとに(2023年製作の映画)

4.0

さなえだけが筋が通ってて好きだった。
足立さんも暖炉の前で「(はやとのこと)愛してる」って言葉聞いて、頭おかしいけど筋通ってる、好き、てなった。
男の人や他周りの人もなんかイカれた人たちにしてるけど、
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13回の新月のある年に(1978年製作の映画)

5.0

ただただずっと愛に切実で、エルヴィン/エルヴィラの最後の音声の、生と死と、愛とは幸せとはの言葉は、生きた人の純粋なスーッと入ってくる言葉で本当に切なくて、自然で、ぶわ〜と泣けた。。。
まさに、不安は魂
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.2

一生目がハートれした、、ときめき〜
あのスタンドライトになりたいです、、
座ってるの勿体なかった
音も言葉も身体もビジュも空気もビジュも全部かっこよかった。。。
汗ビチャグレースーツ(*☻-☻*)
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

こんな映画作ったら、、5年くらい抜け殻になっちゃわないんですか。。(余計なお世話)ってくらい、目も脳みそもおなかもいっぱいになった、、、ごちそうさまです。
もっかいみたい気持ちともう良い気持ち
おなか
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螺旋銀河(2014年製作の映画)

4.0

欠点すら同じになりたい
傷や、痛みや狂ったところも
貴方の体に、もし大きな穴があいていたとしたら、私の体の同じところに同じ大きさの穴をあけたい

冒頭の夜景の中に澁谷さんの声が浮遊して、
この↑言葉が
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.1

毎日の木漏れ日と、おじさん同士の影踏、
変わらぬ日常の暮らし(とたまの非日常)
「(影を重ねて)変わらないなんてそんな馬鹿なことあるわけない」そうだよ日々ささやかに変わってて良くも悪くもそれがとても愛
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もう頬づえはつかない(1979年製作の映画)

4.5

桃井かおり、、さいっこう。。
こんなアンニュイな色っぽい大学生いるの、、美しすぎる。いつまでも見ていたいよ
奥田瑛二のお若い姿もめちゃくちゃかっこいいけど、気持ちいいくらい薄っぺらい若者。橋本くん、ち
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彼方のうた(2023年製作の映画)

3.8

心地良さや寄り添いの中にずっと狂気(距離感とか)も感じたけどこれはどこまで狙いなのでしょう、、おしえて〜パンフレット今度買えたら買おう、、
最初からなにかを探してるような春に、こちらもついずっと答えを
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ザ・ホエール(2022年製作の映画)

4.5

思考は自立してても、行動は全然自立出来てない、パパも娘も、、誰かをへたくそに求めてる◎ 気付いたらずっと泣いてた
ほぼチャーリーの部屋の中だけの出来事なのにこんなに感情が掻き乱されるのすごい
家族も人
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.2

神感もギャグ感も美しさも醜さもみんな狂気に満ちていた。。その世界に生きるならば信じたもの勝ち、、完敗でじだ、、最後までベネデッタを応援してしまってた。かっこよかった。。そして凄まじくてとても疲れた。。>>続きを読む

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.8

自分見てるみたいだった、私は絵を描いてて、家族も絵描いてて、個展をして生きてるけど、本当にリアルだった。
まわりが気になるし、気が散るし、
心配だし、鬱陶しいし、
急になぞに何かしてあげたい(すがりた
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コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.6

大晦日夕方に、みんなでお酒にお寿司とケンタッキーつまみに観るのにちょうどたのしおもしろきもちよでした◎(ちょいちょい早送り)

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

誰かを思って待つ ことが、
いまさらながら、新鮮じゃないのにこんなにキュートで尊くて、そして現実(生)を感じさせてくれるんだ、と満たされた。

真顔デッドドントダイにカラオケおじさん、や、わんこ、、
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.7

あんなどん底なのにずっとプライド高くキメ続けてくれる夫、ヒェ〜やば〜最高〜て何度も心の声出た(褒)
こうなりたくない!でもなんか一生ついていきたいです!と吸い寄せられる2人のおそろしい吸引力。私はあの
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.3

口数少ないのに表情と、感情とリンクした音楽でぐいぐい彼女に引き込まれていく。
終始、工場と、淡々とこなす彼女の生活の中で、彼との嘘みたいなダンスシーンとか誕生日プレゼントの「海賊物語」とか、最後のチキ
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王国(あるいはその家について)(2018年製作の映画)

4.8

俳優さんたちが本読みをしながら、自分の中に言葉を入れてく時間をじーっと見つめながら、あれさっきより優しいな(とかつらそうだな)口調とか、2回目聞いたからかなとか、思いながら、
自分の、
あのときいった
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

5.0

とにかく映像と音楽が身体を覆い被してくれるような贅沢な気持ちになる。
花と巧の親子の関係がとても好き(言葉は少ないけど、森の中でおんぶしたり、手を繋いだり、巧が説明会で帽子取ったように花も鹿の前で帽子
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家にはいたけれど(2019年製作の映画)

4.0

動物たちと子供たちが本当に尊い存在だった。
映画を観た感じがしなかった。詩とか絵からその人の心を少し知れた時みたいな感情になった。
夫を亡くし、息子も失いかけて、精神的に不安定な母は、子供や知人にひた
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義父養父(2023年製作の映画)

-

冒頭のリカの顔はなにかにおこってるのかなと思うくらい、少しバリアを張ったような鋭い顔をしていて、最後まで見終わってふと、最初のあの顔を振り返るとあれ別人?と思うくらい、家族のかたちに対峙して掻き乱され>>続きを読む

マリの話(2023年製作の映画)

-

軽快だけど不思議な緊張感があって、出てくる人々は距離感が近いのか遠いのか、ずっといろんなことを探しながら(いい意味で)騙されながら観ていた。4つのお話の不思議な映画体験。
濱口さんとのアフタートークで
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さよなら、私のロンリー(2020年製作の映画)

3.9

毎日17時に、家族の住む工場の一室はピンクの泡に浸食されるので、それを家族3人でバケツで逃す拭き取る。生活費はポンコツチームプレーで犯罪を犯しその日暮らし。
歪んだ家族の営みがルーティン化されてて、そ
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GIFT(2023年製作の映画)

5.0

映画祭で「悪は存在しない」を観て、フィルメックスでは2度目の「GIFT」でした。
映画を先に見たからストーリーは知ってしまっているけど、GIFTは完全な別物として楽しめて不思議な感覚だった。
生演奏と
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.7

こんなに豪華で一生目に優しいヴィジュ良しなものしか出てこない最高な世界観なんだけど、少し退屈してしまった、、記憶、、(前に観ためも)

二人静か(2023年製作の映画)

3.9

大きな女性と小柄な男性の夫婦のバランス感とか、職場と人の空気感とかのコントラストがずっと不穏で最初ざわざわしながら、いつの間にかその空間に引き込まれてた。
絶望を感じると人じゃない気分になることがある
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草の響き(2021年製作の映画)

3.9

好きな俳優(東出くん大東さん)2人が出てて劇場で見るの楽しみにしてたやつだけど気付いたら終わってて、、今更。
夫婦2人の精神の触れ感がすごい。後半応援と不安な気持ちからの、最後の切なさと爽快感◎夫婦と
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アル中女の肖像(1979年製作の映画)

4.0

飲みながら生きてきたいので、定期的に観たい◎
鯨の船、乗りたい、、
常にヴィジュアル最高だけどはじまりとおわりもずっと洒落てる…

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8

燃ゆるがめっちゃ好きだったから、(時間も短めだし)少し物足りなかったけど、夢と現実の狭間のような、良い距離感が洒落てて心地よかった◎
クレープ作ってる時の2人の笑い声何度も聞きたいかわいい泣ける

天使の影(1976年製作の映画)

4.4

構図もみんなのお顔も歌もことばたちもとても好きだった。
本を読むようにじっくりゆっくりもっかい一人で観たい。教会のシーンだいすき◎

マリア・ブラウンの結婚(1978年製作の映画)

4.0

なんだこの最高なご夫婦…
私もこんな妻になりたい…(気持ちだけ)

不安は魂を食いつくす/不安と魂(1974年製作の映画)

4.2

体力有り余る若い男のシンプルな破滅と、年上女性のじわじわな傲慢さ。見ててたまらなかった。とてもわかりやすくて好きだった。シンプルでおもしろい。すごい。
入籍したあとの食事のシーン、かわいい。
タイトル
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怪物(2023年製作の映画)

4.5

役者さんたちが本当にすごくて、、
角度ごとにしっかり私の心も振り回されてしまって、私も誰かにとっての怪物の一部になってんだー
トランペットとトロンボーンの鳴き声、怪物の鳴き声、すごく心地よかった。
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.2

最初うわあーこの子かわいい、、と一瞬で虜になり、どんどんまわりとのギャップにこちらがそわそわして、あみこのピュアさに次はそわそわして、、みんなわるくなくて、みんなどこかわるくみえる、ずっと脳みその片隅>>続きを読む

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