もとしょんさんの映画レビュー・感想・評価

もとしょん

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アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.4

相手の頭を掴んでは離さない「アイアンクロー」のように、父の教えが兄弟の生き様を蝕んでいく。だからこそこのタイトルなのかと思ったり思わなかったり…。

前情報一切見ずに友人から簡単なあらすじを教えてもら
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さんかく(2010年製作の映画)

3.0

3人ともちゃんと依存気質なのよね。
あんまり過去とか脈のない相手に未練もたないタイプだから、百瀬のようにはならないと思うけど、佳代目線あの別れ方は嫌だよな〜。なんか気持ちわかっちゃう。田畑智子が車の窓
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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -(2019年製作の映画)

3.5

前半の姉パート、後半の妹パートとストーリー構成が大胆なのが良い。この二つが最後どう交わるかというドキドキと、ラストのまだ続いていく感じが好きだった。

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)

4.3

ギルバートは確実に“いい人間”なんだと思うけど、いついかなる時も“いい人間”であり続けなきゃって思うことが彼を悩ませてるんだなと思った。
クレイジークルーズの宮崎あおいのセリフで「いい人は当たり前にい
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.4

なんだろね。面白かったし感動もしたんだけど、ストーリーはどこか既視感が拭えず、VFX前提で画面構築しているからか画面の作り方?もレイヤーで配置してるような絵ばかり。
山崎貴は監督というよりあくまでVF
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余命10年(2022年製作の映画)

3.0

作中で3度くらい観られるカットの繋ぎがものすごい綺麗。それだけで一見の価値アリだな〜と思う。ストーリーは可もなく不可もなく。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

北海道の雄大な景色がもたらす情緒と、漫画に忠実なド派手なキャラクターアクション。この静と動のバランスが見事にハマっていて、プロローグとしても一本の映画としても期待以上の満足度だった。

ただアシㇼパが
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.4

ストーリーは勧善懲悪×家族もので普通ではあったけど、パンドラの生態系とその星に息づいている感じ、なにより今作は海の描写がめちゃくちゃ綺麗で2時間半を飽きずに楽しめた。続編も楽しみ。

流浪の月(2022年製作の映画)

3.7

ロリコンのことを「大人を好きになれない人」って言うの好き。

更紗はこういう人だ、文はそういう人だ…
レッテルを貼られ、誰もちゃんと見てくれないからこそ寄り添ってしまう二人の心理がよく伝わってくる作品
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.8

観ていると文化や人種間のわだかまりが根強いことを知っていくと同時に、また過去と同じ過ちを繰り返すのかってドキドキした。愛の話だな〜。
二胡の彼が寄り添ってくれるとこ良かった。

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.4

2分間の繰り返し。ストーリーは楽しめたけど、案外応用の効かない設定で、ヨーロッパ企画としてはややおとなしめの作品だなと思った。

誰にでも流れて欲しくない時間がある。そんなゆったりしたテーマと貴船がも
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ロストケア(2023年製作の映画)

4.0

家族のいる人ならどの世代に刺さるストーリー。
親がそうなったとき自分はどうするか、パートナーが、はたまた自分が。国が変わらない限り、延々と付きまとう問題だなと思う。

それから柄本明の演技がうま過ぎて
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Gメン(2023年製作の映画)

3.7

テンポで突き進んでいく作品は元々好きじゃないけど、ドラマ1クール分のボリュームをうまーく詰め込んだようなストーリーは潔くて逆に新鮮で楽しめた。キャラクターの違いも明快で、ラストはマジでみんなカッコ良い>>続きを読む

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

3.5

映画観たあとに原作追って読んだけど、かなり原作を忠実で好印象なのと、ここでシリーズを終わらせるため(実際どうかは不明)にストーリーの落とし所をうまく見つけたなと思った。

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

3.8

出来なくなったから自信を失ったのか、自信を失ったから出来なくなったのか。現実でもありうる才能と感情の負の連鎖に悩む主人公が、ラストシーンで大切な人のためにがむしゃらになる姿にいつも泣かされる。
跨がっ
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クレイジークルーズ(2023年製作の映画)

2.5

千弦の「いい人は当たり前にいい人なんじゃなくて努力してるんですよ」ってセリフが印象的。本当にそうだわ。
それから沖方の千弦に対する言葉も、後戻りの効かないクルーズ船って舞台と相まってとても素敵だった。
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マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル(2022年製作の映画)

4.0

自宅で自分を誘拐しようとしてくるコスプレ集団こわすぎでしょ笑
ベーコンすっかりおじいちゃんになってたけどカラダ張るなあ。

スピンオフ感覚で見たけど、あらゆる面で心温まって最高。クアッドブラスターのと
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.8

マドレーヌの人生は壮絶で、初恋・DV・25年・息子の4つと最後の老人ホームで、ただ受け入れることしかできない孤独や悲劇と対峙してる。だからこそ同じように現実に雁字搦めになってるシャルルに共感し、あの言>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

3.5

“アウトロー達が世界を救う”要素はGotGと同じなんだけど、思い返すとちょっと自業自得じゃねって思うところもあって、主人公が俺たちは負け犬だって語ってる場面は少しシラけた。

ただ最後の選択は良かった
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

会話も、社会に馴染めない感じも、戦闘シーンも絶妙にリアルで安心して見られたし、なにより2人のキャラクターが最高。
続編たのしみ。

きみはいい子(2014年製作の映画)

4.0

“抱きしめられたい。子どもだって。おとなだって。”
子供と大人って括りがあるだけで、いくつになっても人の根本って抱きしめられたいのかもしれない。
自分が親になることがあるかまだ分からないけど、その時が
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キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

3.5

前半は杏の熱のこもった演技に泣けて、後半は羌瘣や竜川のアクションに興奮した。
もう毎度言ってるけど、飛信隊の無双っぷりとか王騎や河了貂の視力は客観的に見だすと意味わからんすぎて笑える。

4作目たのし
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彼女が好きなものは(2021年製作の映画)

4.3

個人じゃなくて、属性で相手を判別しちゃうのってあるあるだよな〜。自分もゲイの友人に対して、最初のうちは変に恐れていたりしたことを思い出す。
「複雑なことを無視して世界を簡単にしたくない」「理解できなく
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人種差別系の作品かと思ってたけど、エレメントたちは差別的な感情でいがみ合ってるわけでもなく、移民2世を描いた映画と言われて納得。
しきたりに縛られずに自分の気持ちに正直に動いていく主人公たちの姿は「ウ
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