もとしょんさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

恋は光(2022年製作の映画)

4.0

恋とは母性なのか、戦いなのか、はたまた嫉妬なのか。
三者三様に恋の形が定義化されていくのが面白い。

それから愛されたことなく生きてきた西条の好きと言えない葛藤。
“光っているから”という相手依存の恋
>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.0

結論から言えば、フーダニットよりホワイダニット。なぜ死んだのか?に対する答えがカチッとハマる作品だった。

この子は邪悪(2022年製作の映画)

1.5

玉木宏のドラマみたいな演技と予定調和な展開ですべて台無しにされたなって思ったけど、そもそもそんな実のあるストーリーだったかというとそうでもない。
タイトルの意味についてもそういう回収の仕方をされると物
>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

2.0

途中までは4人がどう交わっていくのかっていうワクワクともどかしさがあったのに、クライマックスからの脚本の単調さは何だったのだろう。
本音の吐露とフラッシュバックとBGMのせいでどんどん薄ら寒くなってい
>>続きを読む

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.1

90分ワンシチュエーションの中での展開のボリューム感。笑える流れをしっかり押さえてきてくれるのも良い。

一方で、同僚の趣味に付き合ってみたり、先輩の仕事量を減らすためにスキルアップしたりと、良い職場
>>続きを読む

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.5

伏線の回収や共闘シーン。後半にかけて面白くなりそう…ではあったけど少しだけ展開に欠けて物足りなかった。

真田広之の座頭市かっこよすぎ。

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.1

上司たちの情事のために自室を貸し出すサラリーマンの話。
風邪を引いてしまい上手く帳尻を合わせようとする姿や、隣人から誤解され疎ましがられたりと、設定をめいいっぱい生かした展開が面白い。

最後は人間ら
>>続きを読む

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.8

かなり前に次のDr.ストレンジはホラー映画だって聞いてたけど、こういうことか。MCUの要素を適度にホラーに落とし込んでいて新鮮だった。

自分の性質、宿命に抗ったストレンジ。
「あなたの宇宙に落ちてよ
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

3.5

人間みんな追いかけたい生き物なんだなって。ついつい尽くして自己を殺してしまうのもすごいあるある。

ただ中途半端な関係でも続けていたいって考えにはあまり共感できず。そういう関係をバッサリ切り捨てる性格
>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

男側のつまらない虚栄心で構成された演出とストーリー。これを見ると『宮本から君へ』をよく思わない人の気持ちもよく分かるな。

アンチャーテッド(2022年製作の映画)

3.4

前半の謎解きは退屈だったけど、後半はこれがアンチャーデッドかっていう見応えがあって楽しめた。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.1

他を切ってきたからこその残した大切なものへの貪欲さと覚悟が熱い。
ザ・クリエイター向けの映画だけど、不器用な人全般に当てはまりそうなテーマだなと思った。

耳をすませば(2022年製作の映画)

1.5

実写としての再現度は高くて好きなんだけど、なにぶん回想シーンが多い。
それもあって10年後のオリジナルストーリーはまあ進まず、葛藤しつづけた雫が結果的に自分で気づけずに終わってしまう肩透かし感はなかな
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.3

「女の子に花の名前を教わると、男の子はその花を見るたびに一生その子のこと思い出しちゃうんだって」
作中に出てくる固有名詞の数々は、ふと相手を思い出してしまう時のフックになっていて、それを“花束”って言
>>続きを読む

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション(2021年製作の映画)

2.0

アクションシーンは凄かったけど、終盤に突如現れた強敵たちに誰それ感を否めず。
デクとラスボスの対比も良かった分、ロディとのロードムービーよりラスボスの過去をもう少し掘り下げてみて欲しかったなと。

>>続きを読む

神は見返りを求める(2022年製作の映画)

4.1

すごいラブストーリーだな。
どの登場人物も胸糞悪いし、ムカつくし…
でもそんな中でも本音をぶつけ合う主人公たち。上っ面ばかりの世界で唯一互いを嫌いと言える2人が輝いて見えた。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.7

少しアニメチックな調子はあるものの、やっぱりお仕事ものドラマは熱くて2、3度泣けた。

世界の美しさをテーマにしたサバクは、仕事仲間の素晴らしさに気付いていく斎藤監督のストーリーにも重なってくるし、生
>>続きを読む

レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

2.5

なんか既視感あるなと思ったら、オビワンとアナキン。

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.1

贖罪の「正論」と日常を守る「最善」。
由宇子が選んだ「最善」が次第に自分の首を絞めていく様子と心理の運びがすごい自然で、加害者側の心理に入り込みやすい作品だった。

恐らく「最善」は、矢野志帆の告白を
>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.7

元々映画に向いてそうだなと思ってた作品×今イチオシの永野芽郁だったので、公開初日に駆け込んだ。

壊された私のマリコ。
ネグレクトやDVを自分自身のせいだと思いたい心理にも、忘れたくない思いと何かして
>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.4

馬、ゴーディ、Gジャン。
動物と、それを見世物として商売にしようとする人々。
この作品では“目を合わす”って行為を立場が逆転するトリガーにしていた。

相手が本来制御することのできない自然であるという
>>続きを読む

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

3.5

友達間で「ちんパレ」って略称で盛り上がってたら、後日母親から「略したらちんパレね」と言われ、血は争えないなと感じました。

犯人予想は微妙にズレてしまった〜!けど、物語は二転三転の真相があって楽しめた
>>続きを読む

ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

3.0

娘を救う。ただそれだけの話なんだけど、その上でタイトル見返すとめちゃくちゃカッコええ…!ってなる。

デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020年製作の映画)

2.5

良いのか悪いのか、いつまでもデジモンってコンテンツに捉われてないで先へ進め!ってケツを叩かれてる気分になった。パートナー解消問題しかりラストに流れない『Butter-Fly』しかり、少しファンを突き放>>続きを読む

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

3.4

小鳥が啄ばむまでのブラックとミスリードが最高だった。
最初の10分間に5.0付けたい。

哭声 コクソン(2016年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ゾンビ化がキノコ、祈祷師が詐欺師、謎の女が土地の守り神とかなら辻褄は合ってきそうだけど、既存の何かに当てはめようってする行為自体が意味ないんだろうなあ。この作品においては。

信じれば神にでも悪魔にで
>>続きを読む