よっこさんの映画レビュー・感想・評価

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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.1

初めから終わりまでミステリアスな展開。

チャプター毎にストーリーが説明され、整理されているので分かりやすい。

アマンダ役のジュリア・ロバーツがずっと不機嫌で嫌な感じだが、何だか少し共感する部分もあ
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ツーリスト(2010年製作の映画)

3.0

アンジェリーナ・ジョリー&ジョニー・ディップ、豪華スターの共演。

とにかく絵面が美しく目の保養になる映画。

サスペンス、スパイ、カーチェイスならぬボートチェイス、ロードムービー的要素はやや弱い気も
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二百三高地(1980年製作の映画)

3.8

前から観たかったけれど何分長いもので、、
ゴールデンカムイからこちらを観る方がいらっしゃるようですが、私もニ百三高地の激戦が気になりようやく鑑賞。

あおい輝彦演じる小賀武志というロシア文学を愛する教
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正欲(2023年製作の映画)

3.8

気になっていた話題作品、ようやく鑑賞。

普通って何だろう?
多様性って?

好みや性格、生活スタイル、家族のあり方、生き様、誰一人として同じなんてないのに、似通った者同士互いに居心地の良さを求めて解
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私というパズル(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

大好きな俳優、ヴァネッサ・カービィが主演ということで鑑賞。

我儘で気の強い役の多いヴァネッサが、辛い出来事に向き合い葛藤していく少し気難しい主人公マーサを演じている。

舞台は米東海岸の街ボストン、
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.7

いやぁ、ガイ・リッチー監督、期待以上だった。

アフガニスタンという何十年も混乱状態にある国。もうあまり日本では報道もされなくなったが今も混乱状態で不安定なのは変わらないだろう。

ニュースでみたアメ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.5

10代の頃村上春樹作品をよく読んでいたのに、最近読んでないな、と思いながら鑑賞。

台詞や言い回しが春樹ワールド全開で引き込まれる。

チェーホフも詳しくないし難解ではあるけれど、古くても良いもの好き
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

連続殺人事件、快楽殺人鬼、背筋の凍る表情と目を背けたくなる場面が多く、観終えてドスンと重たい気持ちをなった。
阿部サダヲ、ホントに恐い。

幼少期に親に捨てられたり虐待を受けたトラウマを持つ人間が、成
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.2

少し前の作品だが、いつもNETFLIXであなたにおすすめに出てきて、ずっと気になっていたのでようやく鑑賞。

なんだかとてつもないものを観せてもらった。

内田英治監督、脚本。

都会の片隅で生きるト
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舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)

3.5

初めから終わりまで笑いっぱなしw。

今最も話題をさらってるクドカン✕アベサダ、15年以上も前の映画だけれど、微妙にその頃はまだこれくらいokだったな、などと思いながら観てました。

笑いの中にも京都
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ボーン・アイデンティティー(2002年製作の映画)

3.4

10年以上前に自宅で鑑賞。

NHKのセカイサブカルチャー史で紹介してたので、このシリーズ全部観たのに記憶が曖昧で、気になって再鑑賞。

マット・デイモン主演。
記憶を失くした特殊工作員ジェイソン・ボ
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コールド マウンテン(2003年製作の映画)

3.9

15年くらい前に一度観て再鑑賞。

面白かった記憶はあるけれど、すっかりストーリーを忘れていたが、アメリカ近代史が気になって思い出してアカデミー賞もノミネートした大作をチョイス。

20年程前なので、
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.9

レオナルド・ディカプリオ主演、渾身のサバイバルストーリー。

長い尺もなんのその、長い野宿生活のリアリティを出すには足りないくらいなのかも。

厳しい雪山で生き残るための本能的な知恵、何度も死にかけな
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.3

本日、再び同じ映画館で息子と観てきました。

前回の鑑賞後、仲代達矢さんの二百三高地も観て、映画ではまだ出てこない函館巡りもしてきて、ゴールデンカムイの世界観を広げてからの再鑑賞。

アニメ版でゲラゲ
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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.4

およそ100年ほど前のオクラホマ。

突如湧いた油田の地権者である裕福なネイティブアメリカン、そのオイルマネーに群がり権益を狙う白人が犯す連続殺人事件。

FBI誕生のきっかけでもあり、実話を基にして
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ブロークバック・マウンテン(2005年製作の映画)

3.5

前からタイトルみて気になっていて、ようやく鑑賞。

今でこそジェンダーや人種など多様性を認め合う価値観がようやく浸透してきたが、当時のこの映画の舞台のような狭いコミュニティでは同性愛は偏見と憎悪に満ち
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ジャズマンズ・ブルース(2022年製作の映画)

3.9

重いテーマであったが、ショーとしてのジャズ、生活の一部のジャズ、それぞれ音楽が素晴らしかった。

南部の人種による棲み分けがあり、肌の色の違いだけであからさまな差別があった時代。

善悪が解りやすく描
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PASSING -白い黒人-(2021年製作の映画)

3.6

今から100年くらい前の1920年代のアメリカの物語。

通り抜ける、という意味の「パッシング」が有色人種が白人のふりをすることを指すをという意味のだと初めて知った。

多様性が叫ばれる昨今においても
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.8

ライアン・ゴズリング、ミッシェル・ウィリアムズの2大スターが夫婦役だけれど、全くキラキラしていない現実社会の苦悩を見事演じてる。

カメラワークや会話もドキュメンタリーのようで、リアリティがある。
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.2

とてもよかった。

大学、Blue Note、コットンクラブ、モデルとなった見覚えある景色に頷きながら魅入って
しまった。

18歳の若者がこんなに真っ直ぐジャズを突き詰め突っ走る爽快感。

ミュージ
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クィーン(2006年製作の映画)

3.8

エリザベス女王の苦悩、大衆には理解しがたい価値観、王室の伝統、
君主として国に全てを捧げた唯一の者しか知り得ない側面が垣間見れた。

ヘレン・ミレンの冷静な演技もよかった。

万引き家族(2018年製作の映画)

3.5

是枝作品が最近気になって鑑賞。

役者がみな演じているとは思えないほど自然体で素のまま描き撮る手法には感嘆させられる。

おばあちゃんの樹木希林さんの入れ歯をハグハグさせながらの喋り方、父親役リリー・
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母性(2022年製作の映画)

3.8

それぞれ個性強い登場人物で、ガツンとやられました。

自分も母となり知らず知らず子供をコントロールしようとする傾向があることに気付かされ、母性とは何なのか、ルミ子の母のような愛情溢れる無償の愛を与えら
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ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

何度か観た映画だが、改めて映画館にて鑑賞。

何てことない旅の途中、見ず知らずの男女のたった1日の出来事なのに、互いに心を許し究極のプラトニックな関係を築く物語。

若者ならではの何ものでもない曖昧さ
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.5

ごくありふれた普通の家族が、ひょんなことから電気のない不自由な社会で奮闘する物語。

ちょっとした日常の設定があるあると頷きながら笑ってしまうが、不便なりに少しずつ環境を受け入れ順応していく様子が面白
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ジャッキー ファーストレディ 最後の使命(2016年製作の映画)

3.1

ナタリー・ポートマンがアメリカ史上最も有名でその華やかさから常に一挙一動注目された若きファーストレディ、ジャクリーン・ケネディの気高さを演じきっていた。

ケビン・コスナー主演のJFKとはひと味違いジ
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王様のためのホログラム(2016年製作の映画)

3.3

トム・ハンクス主演。
チャーリー・ウィルソンズ・ウォーを観てから何となく観てしまった。

色々と謎の多い国、サウジアラビアの社会が垣間見れる。

チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007年製作の映画)

3.4

今では周知のアフガニスタン紛争の裏側。

現地でしかわからないこともある。平和な国の一議員が悲惨な現場を観て行動に移したことは評価したい。

この時は冷戦下であり、何としても共産化を食い止めたいアメリ
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モネ・ゲーム(2012年製作の映画)

3.4

2回目の鑑賞。

上野の森美術館でモネを観てきたので、帰宅するなり観てしまいました。

積み藁連作をめぐる、アラン・リックマン演じる大富豪のライオネルに詐欺を目論むハリー(コリン・ファース)。

キャ
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ラスト・クリスマス(2019年製作の映画)

3.5

懐かしいワムのラスト・クリスマスを聴きながら、ロンドンの街中で繰り広げられるハートウォーミングなラブコメストーリー。

ユーゴスラビアの紛争から逃れてきたケイト一家。

ちょっと自堕落で憎めない明るい
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.5

前から気になっていた作品。
レイチェル・マクアダムがとにかく魅力的。

脇を固める女性陣もマーゴット・ロビーにヴァネッサ・カービィと豪華。

この一家の男性だけが持つタイム・トラベルの能力が繰り広げら
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.8

ミュージカル ウェストサイド・ストーリーの音楽でお馴染み、レナード・バーンスタイン夫妻の物語。

多才なブラッドリー・クーパー演じるマエストロ、妻のフェリシア役のキャリー・マリガン、モノクロ映像が交錯
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キャロル(2015年製作の映画)

4.1

暫く余韻に浸りたい映画。

ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの視線と台詞の絡み合い、全てが無駄のない美しさに感嘆。

若さ故の苦悩と葛藤の中、数々の正直な胸の内を吐き出すテレーズ
の言葉、品格
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