フランスのサスペンスの巨匠シャブロルマラソンを緩やかに開始。
何となく、ジャケットが気になってた68年作をチョイス。VHSにて。
シャブロル作品は「石の微笑」に次いで2作目だが、気持ち悪い空気感がた>>続きを読む
ゴダールマラソン。
68年、ゴダールが撮った、ローリング・ストーンズのドキュメンタリー。ということだが、ドキュメンタリーのシーンがあるだけで、ゴダールの政治映画じゃん。
スタジオのシーンから切り替え>>続きを読む
周りの評判も高かったこちらを鑑賞。
想像していたよりも余白の多い自由な作風。
かなり観る側の映画偏差値みたいなのを試されるようなA24が選びそうな作品。(今回は、自分の偏差値の低さに失望笑。)
とい>>続きを読む
怪物だーれだの予告編がすごく印象的だった本作。
まず持って、巧みに構成されたプロットも、美しい映像も、俳優陣の名演も、坂本龍一の音楽も含めて、凄まじい完成度の高さだということは書いておきたい。
以下>>続きを読む
アルトマン特集上映へ駆け込み。
72年のサスペンスものだろうという前情報だけで見に行ったけど、想像のだいぶ上をいくエッジの効いた作品でかなり度肝を抜かれた!アルトマンすげぇ。
スザンナ・ヨーク演じる>>続きを読む
ジャック・ターナーの1942年作。
ホラーの個展。直接的なホラーシーンではなく、猫族という設定、恐怖を煽る映像演出、真実は何なのかの物語のプロットなどが掛け合わされた心理ホラーとして、古さを感じさせず>>続きを読む
ゴダールマラソン。
ゴリゴリの政治映画期に突入。
五月革命後の空気をそのままパッキングしたような作品。ひたすらに、政治ディスカッション。ディスカッションしている人の顔は映さず撮られた対話シーン。そこ>>続きを読む
異色ノワールという触れ込みを聞いて、過去にクリップしていたこちらを鑑賞。
富と名声を得たものが欲望の落とし穴にハマっていくような流れはフィルムノワールの空気感だが、全体を通して、ひとりのボクサーの人>>続きを読む
試写会鑑賞。
原作漫画は未読、アニメシリーズをこの試写会の後から3話まで視聴。
不眠症に悩む高校生2人がたまたま物置と化した学校の天文室で出会い、秘密の隠れ家をシェアし始めることで深まっていく、青春も>>続きを読む
100年近く前のサイレント映画とは思えない完成度。
タイトル通り、捕えられたジャンヌ・ダルクが裁かれる姿を描いた作品。おおよそ顔の表情をアップで撮ることで全てを語る、これぞ映画だなと。
神の子として、>>続きを読む
クロード・シャブロル初。
こんな妖しいサスペンスを撮る監督なのか、好きかも。
「石の微笑み」という放題をつけられているが、原題は”ブライドメイド”。ローラ・スメット演じるセンタがこの花嫁(主人公の妹)>>続きを読む
ゴダールマラソン。
ゴリゴリのプロパガンダ映画だと聞いていたから毛沢東と文化大革命から後の5月革命や世界の学生運動、マルクス、レーニン共産主義や当時の国際政治の背景を改めて復習して臨んだのがよかった>>続きを読む
フィリップ・ガレルの93年作。初ガレル。
ジャン・ユスターシュの「ママと娼婦」のような会話劇と映像としっとり挿入されるピアノ。
上部だけの会話から見る愛の空虚さ。妻に愛していると言えない夫。未練たら>>続きを読む
ゴダールマラソン。1967年作。
クライムサスペンスの様相なのに、気付いたらゴリゴリの政治映画になってて、ポカーン。
原作はリチャード・スタークのアメリカの犯罪小説とのことだが、あまりにも原作からかけ>>続きを読む
ジャン・ヴィゴ監督長編。
新婚旅行でパリに向かう夫婦と乗組員たちとパリの喧騒が相まった、ロマンティックなドラマ。シンプルなプロットながら、人生の輝きが詰まった作品だった。1934年?!全く色褪せない。
フランソワ・オゾン新作を試写会にて。
ライナー・ヴェルナー・フォスビンダーの「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」のリメイク作とのことで、元ネタは未見だが、一部キャラクターの設定は変わっているものの、かな>>続きを読む
ゴダールマラソン。
60年代ゴダールの後期、66年作。
これは先日観た「ママと娼婦」にも通じる男性と女性の関係性。奇しくも、ジャン=ピエール・レオが主演。
でも、ゴダールはもっと自由にやりたい放題や>>続きを読む
ゴダールマラソン。
映画を使って、実験的な編集の試みが随所に感じられる構成。主人公と思わし団地妻がこの”彼女”なんだけど、時折様々なパリの”彼女”たちが観客に語りだすシーンが織り交ぜられてるので、ひ>>続きを読む
実在したダンサーであり、公妾(高級娼婦)のローラ・モンテスを描いた伝記物。
マックス・オフュルスはドイツ出身で、のちにフランスへ帰化した監督。今作は唯一のカラー作品とのこと。
とにかく、豪華爛漫なセッ>>続きを読む
ゴダールマラソン。
ゴダール映画祭にて鑑賞。
ミエヴィル監督の「マリアの本」とゴダールの「こんにちはマリア」の2部構成。
“マリア”(マリー)と”神”のくだりがあるから、キリスト教の受胎告知の話をテ>>続きを読む
「インザベットルーム」、「リトルチルドレン」のトッド・フィールドの16年ぶりの監督作ということで、期待値マックスで劇場へ。(監督はもう映画は作らないかもしれなかったが、コロナ禍で何かをしないと狂ってし>>続きを読む
シリーズラストらしい⁈
ガーディアンズたちの友情、ファミリー愛、ポップで痛快、コミカルでいて、熱くて、シリアスさも兼ね備えた、鉄板のシリーズは、最後まで抜群の安定感だった。
出だしからこの曲かぁ、と気>>続きを読む
ゴダールマラソン。
「勝手にしやがれ」と同じくらい有名なゴダール。このマラソンを機に初鑑賞。
ゴダール作品、シナリオの面白さを探求するタイプの自分の好みとは真逆にいることを再認識させられる。だから敬>>続きを読む
長尺のエリック・ロメールみたいな会話劇。220分。会話劇中心でダレると思いきや、案外飽きずに観られた。
今で言うとフリーターのようなプー太郎である主人公は典型的なヒモでいて、ナルシストで、2人の女性の>>続きを読む
ゴダールマラソン。
63年作。
ゴダール自身の私生活(結婚生活)と映画制作を結び合わせたようなテーマ設定。
様々な意味が込められているであろう”軽蔑”。特に、妻が自分を売った夫に対する軽蔑。その感情か>>続きを読む
前作「川っぺりムコリッタ」に続いて、荻上直子監督のトークイベント付き試写会へ。監督の話面白いから、終了後トークが楽しみだった。(何と、主演の筒井真理子さんとみなみかわさんも登壇!)
事前の情報だとか>>続きを読む
黒沢清の初の全編フランス語作品。
全編にわたって、黒沢清の世界観のダークラブロマンス。黒沢清映画を語る上で、外せない”廃墟”について、西洋の古い洋館が見事にその役割を担う。陰影の付け方も、ドアの軋む音>>続きを読む
昨年夏のスニークプレビューで鑑賞。
情報解禁まで寝かしておく必要があり、しっかりメモを残したはずなのに、iPhoneから消えていた、、、。
記憶が定かでなくなってしまったが、斎藤工の監督作で、主演の窪>>続きを読む
トリュフォー長編2作目。
アメリカ映画、犯罪ものへのオマージュ的なコンセプトがあったようだけど、若きトリュフォーの遊び心や実験的な精神が添えられた、フィルムノワール。この3年後に撮られた「柔らかい肌」>>続きを読む
ゴダールマラソン。64年作。
マーシャ・メリルが恋人と夫の間で揺れる人妻シャルロットを演じる。マーシャ・メリルを観ているだけで満足ではあった。
映像と音のコラージュで実験しまくってて、人妻と夫、人妻と>>続きを読む
ゴダールマラソン。
ゴダールの長編2作目で、アンナ・カリーナのデビュー作。
敬遠し続けてきた、ゴダール映画と向き合うため、会社の放出図書にたまたまあった「ゴダール的方法」という本を手に取り、連休中に>>続きを読む
1950年の犯罪ノワール。「マルタの鷹」と「キー・ラーゴ」のジョン・ヒューストン監督作。
犯罪者たちの視点で描かれる強盗の裏側のプロセスと群像的な人間描写が見応えがあった。何かにしがみついていく男たち>>続きを読む
アンジェイ・ワイダ監督の81年作で、カンヌのパルム・ドールを受賞した社会派ドラマ。
77年作の「大理石の男」の続編で、前作が共産主義国家とりわけスターリン時代のポーランドの忘れられた英雄を描いたのに対>>続きを読む
久々の家族映画と思い、昨年の「ドラゴンボール」以来の一家揃っての映画鑑賞。
自分が小学生の時に夢中で遊んだマリオ(1〜マリオワールド、マリオカートまで)は、自分の息子世代にも絶大の人気で誰もがテーマ曲>>続きを読む
タランティーノもベストにあげているこちらを初鑑賞。
ゴダールの中で一番わかりやすくて、センスだけが際立ってた。オープニングからしてイケてる。よく見ると実験的なシーンが多様されているのに、全体がエンタメ>>続きを読む
追悼ジャン=リュック・ゴダール映画祭。
なかなかソフトでの鑑賞難易度が高いと思われるこちらの作品をチョイス。
全編モノクロの63年作。低予算を逆手にとって、戦争の無意味さをユーモアをもって、チープに>>続きを読む