モンキーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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オットーという男(2022年製作の映画)

2.4

ネタバレありの感想書きました。必要最低限の尺に収めて感動させるマークフォースターの職人性は買うが、余りにもオリジナルの良さを薄めてしまっている印象。トム×猫の相性は最高だけに勿体無い。
#オットーとい
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.5

ネタバレありの感想書きました。
数多の多元宇宙が絡む物語を、度をギリギリ超えないバカさ加減で遊び、鬼の編集と無数の配色演出によって低予算に見せない創意工夫溢れた力作でした。
#映画エブエブ
#エブリ
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.4

ネタバレありの感想書きました。
あまりにパーソナルな物語だけど、そこはスピルバーグ。映像にしっかり魔法をかけ、映画の素晴らしさと美しさ、危うさまでも描く。ラストは最高。
#フェイブルマンズ

http
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

2.4

ネタバレありの感想書きました。
心に闇を抱えた主人公同様、全体が浮き沈みの激しい内容な上に時代背景がうまく反映されておらず、さらに随分と年齢差のある恋愛に発展する不思議な映画。映像も舞台も美しいが、物
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.0

ネタバレありの感想書きました。
オストルンド節炸裂のヒエラルキー皮肉劇場。
なぜ男がおごらくちゃいけないのか論争から無人島サバイバルでの立場逆転に発展する、格差を根幹とした3部構成のお話でした。結末は
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湯道(2023年製作の映画)

2.5

ネタバレありの感想書きました。
予想の範疇を越えない人情喜劇ではありましたが、道を進むには姿勢と感謝の念を抱くことが大事だと教えてくれた作品。またドタバタ劇ではなく物静かなテンポで進行するのが意外でし
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.2

ネタバレありの感想書きました。
17世紀に実在したレズビアン修道女は、本当にキリストの嫁かハッタリか。ぶっちゃけ真偽なんてどうでもいいのかもしれない。
こうでもしないと自分を貫けなかったのかと思うと彼
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.1

ネタバレありの感想書きました。
ジャズなんか分からなくても最高に熱い映画。
出来過ぎな物語ではあるが、圧巻の演奏シーンと彼らの本気度を見れば納得。
玉田に感情移入しまくって涙ボロボロでした。
#ブルー
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

2.5

ネタバレありの感想書きました。
銀行内で消えた100万円を探す銀行員たちのミステリー性を帯びた、銀行員のモラルの物語。
丁寧な構成だが全編トーンが同じなのが勿体無い。しかしお陰でいい意味でスッキリしな
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別れる決心(2022年製作の映画)

2.2

ネタバレありの感想書きました。
刑事と容疑者による精神的恋愛を、トリッキーな映像表現と仄かな色彩で描く大人なラブサスペンス。
個人的にはこんな恋愛めんどくせ、と思ってしまいハマらず。前作のような構成の
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

2.7

ネタバレありの感想書きました。
ご近所から量子世界へと舞台を移したアントマン一行によるスターウォーズな話。
シリアス感はあれど、ちゃんと笑いもあるので楽しく観賞できる娯楽作品でした。
#アントマン 
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.2

ネタバレありの感想書きました。
幸せの絶頂から突如マンホールに落とされた男の脱出劇…だけではないソリッドシチュエーションスリラー。
色々無理があるがこの手の作品が日本で出来たことを賞賛したい。監督も初
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バビロン(2021年製作の映画)

3.6

ネタバレありの感想書きました。
狂乱の時代と言われたハリウッドに翻弄された者たちを、パワフルでクレイジーな描写と音楽で描く大作。
色々思う部分はありますが、見た後おかわりしたくなる中毒性を秘めた作品で
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.0

ネタバレありの感想書きました。
あまりの高さに心拍数もテッペン知らずな恐怖の応酬!観終わった後も生きた心地がしませんし手汗もパない。
ホントに高所ダメな人は見ない方がいいです。マジでなんつう映画作りや
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.1

ネタバレありの感想書きました。
これを観たらサンタを信じたくなる⁉︎容赦ないバイオレンスと豪快アクション、泥棒退治の名作をまんま使うなどのユーモアセンスが冴え渡った超娯楽作品でした。
#バイオレントナ
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

2.1

ネタバレありの感想書きました。信長と帰蝶の夫婦の姿をメインにした戦国時代劇。金かかってる割に2人の距離感が全く伝わってこないラブストーリーに。
信長はキムタクそのものでした。
#レジェンドアンドバタフ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.7

ネタバレありの感想書きました。
マクドナー監督のアカデミー賞作品賞有力作。
会話のやり取りに笑いながらも徐々にボタンのかけ違いへと発展していく構成が見事です。コリンファレルのハの字眉毛は見ものです。
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

2.2

ネタバレありの感想書きました。
家系重視なインド映画界でコネなしで監督なった人が描いた半自伝的作品。
正直好みの作品ではないが、映画制作や人に見せたい欲に邁進すること9歳の少年のやんちゃぶりと夢中な姿
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.1

ネタバレありの感想書きました。
ワインスタインが一体どんな手口でセクハラを繰り返し被害者を黙らせてきたのか。取材を通じて明かされる事実に驚愕しながらも、記者であり母親である2人の記者の願いも感じた作品
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

2.6

ネタバレありの感想書きました。
問題に向き合わず逃げる主人公に反感と共感が交錯するロードムービー。
何度も振り向く彼は何から逃げているのか。たどり着いた先は素晴らしき哉人生…?
#そして僕は途方に暮れ
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.6

ネタバレありの感想書きました。
高度28000フィートの航空機内で起きたバイオテロで感染した乗客を救うべきか切り捨てるべきかの選択を重くスリリングに描いたパニック映画。
さすが韓国映画と言える面白さ。
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Mr.Children 「GIFT for you」(2022年製作の映画)

3.5

ネタバレありの感想書きました。
#MrChildren デビュー30周年を締めくくるdocumentary filmは、ミスチルとファンの感謝のしるしだったと同時に、彼らを通じた僕らファン同士への感謝
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.6

ネタバレありの感想書きました。
今回もユーモアあり楽しい仕掛けや謎解きの極上ミステリー。
もうライアンジョンソンについて行きます。
そうですかビートルズですかなるほど。
#ナイブズアウトグラスオニオン
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アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.2

ネタバレありの感想書きました。
安住の地を求めて旅に出る家族をベースに「I See You」の言葉に集約された繋がりの大切さ、侵略を繰り返す人間の愚行や捕鯨問題など前作同様テーマが詰まった超大作でした
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.0

ネタバレありの感想書きました。
リンゴを食べたイブは産みの苦しみと男を慕い支配される罰を与えられたそう。
男の俺でも目を瞑りたくなるキモキモ映像、そしてガキ同然な夫の見苦しさ。男性諸君、愛とは奪うでも
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.2

ネタバレありの感想書きました。
過去に傷を抱えた男女のいびつな半同棲から生まれる幸せのカタチ。
プレハブの時もあるし一軒家の時もある。だからそのままでいい。
孤独感や艶っぽさを見せる青々とした夜が美し
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

ネタバレありの感想書きました。
前評判なんてどこ吹く風。見始めたら涙が止まらない作品でした。
井上先生が見せたかった #スラムダンク  は期待以上の映画でした。
#SLAMDUNKMOVIE 
#S
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

2.6

ネタバレありの感想書きました。
ロック様がレベチな強さを持つキャラを演じたアンチヒーロー映画は、脳みそまで筋肉故に周囲のキャラが説得しねえと話が進まない他力本願な物語でした。
わかりきった展開で目新し
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.3

ネタバレありの感想書きました。
悲しみに暮れる木彫師の心を癒すため命を宿された操り人形による「人間になる」ための冒険。
舞台背景によってどう在りたいかと願うピノキオの姿がより強みを増す設定が素晴らしい
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母性(2022年製作の映画)

2.1

ネタバレありの感想書きました。
女子高生の悲惨な自死から始まる母娘の #母性 をめぐる映画。
ミステリーよりもドラマ性を重視した回想録のため、真実の意外性が浅いうえに「話を聞く」だけに留まってしまう没
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ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界(2022年製作の映画)

2.7

ネタバレありの感想書きました。
楽しいことは楽しいが、あまりのテンポの速さと詰め過ぎなテーマ性、尺の短さであまり印象に残らず。
親は子に押し付けたがるけど尊重しないといけませんね。
#ストレンジワール
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.9

ネタバレありの感想書きました。
湿地で暮らす少女は青年を殺害したのか否かを巡るミステリー。
孤独ながらも強く逞しく生き、2人の男に愛されていく回想録がメインのため法廷劇としての魅力は弱かったが、雄大な
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ある男(2022年製作の映画)

2.8

ネタバレありの感想書きました。
愛した夫はなぜ別人になりすましたのかを巡って描かれるアイデンティティの物語。
正直主人公が安藤サクラの方が面白くなった気がするが、社会問題を扱う上でブッキーの視点の方が
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.3

ネタバレありの感想書きました。
思わず写真を撮りたくなる映え料理、うっとりするほど美しいアニャ、ブラックユーモアからの笑えない恐怖、なのに見終わった後腹が減る。
シェフがもてなすフルコースを「食べるな
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.0

ネタバレありの感想書きました。
「ブックスマート」のオリヴィアワイルド監督の次作は「女の幸せ」について。前作同様教科書的な巧さを見せ、エンタメに富んだスリラーですが、真相の露呈が弱く物足りなさも。
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

ネタバレありの感想書きました。
魅力的な映像と笑い泣きさせる面白さ、さらに忘れてはならない悲劇と悼みを描いた新海誠監督の一歩踏み込んだ意欲作。
目を背けていたことを「戸締まり」する旅によって全ての人に
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