Mononokeさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Mononoke

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アンテベラム(2020年製作の映画)

3.5


暗示的なカットだったり、ナニカ知ってそうで意味ありげな登場人物だとかの伏線を散々と散り散らかしといて終盤の展開で全力疾走したから肝心な

何故?どうやって?

の部分を置き去りにモヤっとしたものが残
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異端の鳥(2019年製作の映画)

-


初見時は予備知識もなくノーガードだった為に残酷さに耐えられず序盤で断念〜

〜からの意を決し身構えて再鑑賞

しかしよくもまあ、こんだけ一瞬たりとも心暖まらない人間の冷酷な負の部分を169分という時
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ディープ・サンクタム(2014年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます


異様にIQと怒り沸点の低い迷惑系パリピ5人が無計画&ド軽装のままノリで入った洞窟内で遭難して仲間内で大騒ぎするPOV映画。

食料がなくて、くじ引きで誰か1人を食料にするという発想も緊急事態に於いて
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祟り蛇ナーク(2019年製作の映画)

3.0


誰しもが想像するであろうコテコテなイメージのオカマちゃん達の圧もそのままに序盤からドリフ、ひょうきん族に代表される昭和コント臭の漂うテンションにてストーリー進行するので、自分の中に存在する 死亡フラ
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.2


他の映画監督とは明らかに一線を画す夢現で物哀しくなるほど暗澹たる映像美にセリフ説明などほとんどなく詩的で難解とも言われることの多いテオ・アンゲロプロス監督作品ですが今作はキャリアの中では最もわかりや
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サラブレッド(2017年製作の映画)

3.3


2人の少女による犯罪サスペンス…という概要ではあるが、継父さんが殺意を抱かれるほど悪人にも見えないしあれだけの知性と金があるならもっと緻密な計画を練るなりプロに殺害依頼しようぜ👍と思ったんだけど…
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.5


久々の数年ぶりに鑑賞。

ジョーズやエクソシストもそうなんだけど、
気軽にCGなんぞ使えない此の頃の70’s映画ってさ… ただ面白い映画を作ってやろうとする製作陣&役者達の1作品に対する熱量の凄まじ
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ブラック・ウォーター(2007年製作の映画)

3.3


実際の獣害事件を基にした映画ということなので映画的な派手さはなく地味なりに地味に面白かった。

巨大モンスターレベルのワニが大暴れするパニック映画と違ってワニがなかなか姿を見せないところも逆に不安感
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5


傑作から(個人的には)微妙な作品まで出ずっぱりで特別な印象を抱いていなかった菅田将暉くんと(これも個人的には)セカオワとゲスの極みの区別もつかないほどよく知らないFukaseくん主演ということで舐め
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デンデラ(2011年製作の映画)

3.2


幼少期に姥捨山という民間伝承を耳にした時はその仄暗く悲惨な因習と当時の日本の貧しい時代背景を想像して幼心に多大なショックを受けたものだったが、

今作品内の婆さんらはみんな元気。

なんなら麓村の若
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その瞳に映るのは(2021年製作の映画)

-


学校への誤爆という悲劇的事件の実話という予備知識しかなかったがそれなりの覚悟をもって鑑賞しました。前半の子供目線の無邪気でファンタジーな描写や若い修道女のクールな立ち振る舞いとか凄く映画的だなって感
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無垢の祈り(2015年製作の映画)

4.0


〜 血の通わない登場人物、錆びついたインダストリアルな風景とBGM、終始重く鈍色な空 〜

我々視聴者と同じ世界線に存在しているはずなのに喜びという感情を知ることもなく、幸せな過去の想い出もなければ
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WE GO ON 死霊の証明(2016年製作の映画)

3.5



死に対する恐怖を拗らせてしまい、報奨金をエサに新聞広告まで出して死後の世界を証明しようとするイチロー似な中年主人公が予想外に下手こいちゃう映画。

サクッとあらすじ書いちゃうとこんな。

つまんな
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月光仮面(1981年製作の映画)

3.0


藤岡琢也、志穂美悦子、地井武男、ガッツ石松、ジョニー大倉、原田大二郎、(最後にチョロっと)ブラザー・トム

等の豪華な役者が脇を固めた昭和のカルト作品(興行的に大ゴケという意味で)なんだけどわりと楽
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.5


え!?ここで終わり???とは感じたけど前作で感じた静かな緊迫感もパワーダウンすることなく終始楽しめたし、まだ続編ありそうで楽しみ✨

ほんとね、、、
天パの男の子が明らかに序盤から足引っ張りそうでホ
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ダーク・アンド・ウィケッド(2020年製作の映画)

2.5


まず、凄くテンポが悪い。
そのくせ現状で起こっていることに対して説明もほとんどなく ? となることが何度かあった。
そしてその ? も最後までスッキリせずな始末。

登場人物も地味というか華がないと
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.2


ワンカットに目いっぱい詰め込んだキレのある至近距離バトルが素晴らしい!

だけでなく、

コンビニに転がる死体の中で怠そうに談笑するJK2人とか、凄くザツにターゲットを始末するこなれた感とか、殺し屋
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サイトレス(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます


ストーリー概要すら見ず、
どこに着地しそうな雰囲気の作品なのかもわからないまま予備知識0で鑑賞した!

介護士だけじゃなく警察とか救急隊員とかあからさまに不自然すぎて盲目エレンの妄想が作り出したエレ
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ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.8



学生や劇団の自主制作映画レベルの予算で製作したのではあろうが、

● BTTF

● ミッション: 8ミニッツ

● バタフライエフェクト

に並ぶ

タイムリープを扱った名作映画!!!のスケール
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ブロー・ザ・マン・ダウン~女たちの協定~(2019年製作の映画)

3.3



ぶっちゃけると面白いんだかつまんないんだかよくわかんなかった。途中で止めようかと思ったし。

けど、

ちょいちょいぶっ込んでくる港町漁師おっちゃん合唱団の拳の効きまくった熱唱だとか、ナニカ知って
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オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.2


うーーーん、、、なんだろ…?

ナニカ既視感あるな…と感じながらの鑑賞だったが、、、アレだ、

プライベートライアンとバイオハザードと武器人間。

前半は敵地という、いつ死んでもおかしくない八方塞が
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本当の目的(2015年製作の映画)

3.5


バルカン半島内でもコソボ/マケドニア映画を鑑賞するのは恐らく初めてだと思う。


主演女性2人の眼差しは虚ろで表情も死んでるし、自然豊かなはずの風景までもが仄暗いし、ナニカ派手な演出(来そうで来ない
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.8


もう全部が静かに怖い。

警察の捜査が地味に怖い。

メディアの印象操作が派手に怖い。

夫婦がお互いを理解し合うことすら怖い。

D・フィンチャー監督作品にしては猟奇的なシーンはほぼ皆無だがそこい
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オールド(2021年製作の映画)

3.7

不安を煽るだけ煽って投げっぱなしエンドを迎えた同監督作品のハプニング的な空気感を感じ不安もあったが(個人的には好きな作品)今作は Why? に対する Answer が用意されていてよかった。

シック
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トロール・ハンター(2010年製作の映画)

3.4


【激録・トロールハンター密着24時‼︎】

のようなテレ東の警察ドキュメンタリーだとか、

【次々と消える家畜!恐怖の巨大トロールは北欧の大地に実在した!】

のような昭和の伝説的探検バラエティであ
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5



悪の親玉の(まさかの)お誕生日会での三つ巴の細菌学者争奪銃撃戦はかなりテンションぶち上がった!

が…

そこがテンションの頂点だった、、

全体的にもクレイグ版ボンド初期作に見られたスマートな英
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0


さらっとあらすじを読んで、
泣ける感動を押し付ける24時間テレビのような企画に懐疑的な身としてはひょっとしたら受け入れられないのではないか…という不安が鑑賞前にはあったけど杞憂に終わりました。

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ビバリウム(2019年製作の映画)

3.0


マグリットやエッシャーの絵画世界に迷い込んだような不思議で不条理な映像感覚。

ではあるのだが、ごく少数の登場人物が閉鎖的なロケーションの中でストーリーを進めていくために97分がちょっと長く感じてし
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.4

ストーリーはVシネマレベルのクオリティなのだが、前野朋哉の中小企業の気さくな営業マン姿の凄腕サイコパスをはじめ、ウェイ系兄ちゃんs、仲良しJK、ガテン系労働者s、モブ眼鏡、年金生活者風の老人等のどこに>>続きを読む

みんな死んだ(2020年製作の映画)

3.3

パリピって怖い。リア充って怖い。

けっこうな数の登場人物がいるのに総じて面倒くさい奴らばかりで誰にも感情移入できなかった稀有な映画 笑

ラスト20分からのうっかりジェノサイドは作品タイトルどおり待
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空白(2021年製作の映画)

4.2

序盤の少女の事故死から周囲を巻き込み壊し壊れていく古田新太のまさにモンスターの如き無双っぷり

無責任どころか面白がり火にガソリンぶち込むノリで騒ぎ立てるマスゴミ、

それにより主要登場人物全員の感情
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