中川貴滋さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

中川貴滋

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ロボコップ(2014年製作の映画)

3.7

オリジナル版で無理があった設定がうまく処理されている。メカやアクションもよい。
そして俳優陣がよい。

ジョエル・キナマンがかっこいい。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.9

配給会社!宣伝の仕方間違ってるでしょ。

めちゃくちゃよかった。面白い。

フェミニズムに批判的な人ほど、観て欲しい。

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.1

無駄なやり取りがなく、抑えが効いた演出で、テンポがよかった。
言葉で語らず、映像と音と無音に語らせている。

ただ。想像通りのストーリーで、あまり驚くところがなかった。

そしてあの静寂は、安らぎとい
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

4.9

めちゃくちゃいい。
脚本がいい。俳優がいい。キャラクターがいい。映像がいい。音楽がいい。

それ以外は言葉に出来ない。出来ないから、映画なんだな。

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.6

前作はスリラーだったが、今作はまさかのSF。
随所で前作の設定をうまく活かしており、それが単なる伏線回収ではなく、ちゃんと映画の面白みを増しているところに好感が持てる。
これまた意外な佳作。

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

面白かった。
気軽なスリラーなんだけど、前向きに生きることの大切さなんかが散りばめられていて、色々な見方が出来る。

話が進むにつれてヒロインがだんだん可愛くなって行くし、元々ある骨太さもとてもいい。
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明日の食卓(2021年製作の映画)

2.4

相互不信という地獄。
たった一言足りないだけで、不信の連鎖が生まれてしまう。
「あなたが大切だ。あなた無しには生きていけない」と言えればよかったのに。

ただ、あまりにこの地獄が教科書的な気がして、緊
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ジャングルランド(2019年製作の映画)

2.8

設定からだいたいの筋書きは想像できた。
特に意外なこともなく、ただ悲しかった。

俳優さんはとてもよい。

SKIN/スキン(2019年製作の映画)

3.5

短編の方を先に観ていたので、相当凄惨な内容になると覚悟していたが、案外ソフトでホッとした。
しかし、事実を基としていると知り、白人至上主義コミュニティの狂気とブライオンと家族の絆の強さと忍耐にただただ
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カラー・アウト・オブ・スペース 遭遇(2019年製作の映画)

1.0

0点をつけたい。
面白かったのは序盤のみ。
そのあとは全く凡庸。緊張感がない。
光のCGだけではどうにもならない。

マッド・ハウス(2019年製作の映画)

2.9

いわゆる「毒親」と子の関係を端的に表しているようで、ひたすら胸くそが悪かった。

これは自分の人生

なんだよね。「いつか感謝するようになる」なんて大きなお世話。自由をくれよ、と。

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.0

全てがマイナスから始まる被差別者。
構造的差別。是非色んな人に見て欲しい。

でも。これは言いたい。

「君子危うきに近寄らず」

ですよ!もっと不利な状況を理解して!
まず自分のことを考えて!
ハラ
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星の子(2020年製作の映画)

3.8

面白い!

この話が通じない感じ!
芦田愛菜の無垢さ!
シムラ!おまえいいやつ!
岡田将生の薄っぺらさ!

全てが怖かったし、よかったよ!

芦田愛菜は本当に良い俳優さんだ。
ずっと観ていたいけど、年
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.6

とてもよい作品だった。
社会で抑圧される女性の姿を、奇妙な設定で鮮明に描いている。
これは主人公だけの話ではない。
多かれ少なかれ、全ての女性がこのような不自由と不平等に囚われている。
トイレのエンド
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.0

設定が良く出来ている。
こちらが優位と思いきや、実は相手の庭にいるという恐怖。

バニラ・スカイ(2001年製作の映画)

3.0

2001年作品だけど、めちゃくちゃ’90sな映画。ソフトなジェイコブス・ラダーって感じ。

トム・クルーズのルックスが有ってこその説得力。

あと、あのシーンでトッドのCan We Still Be
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きみはいい子(2014年製作の映画)

3.5

親も子も教師も、誰もが悩み苦しんでいる。そして誰にも相談できないでいる。

誤解を恐れずに言えば、私は常々、皆もっと互いに介入し合うべきだと思っている。
イジメも虐待も、誰もがかかりうる病気だ。
だか
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

とにかく圧倒された。打ちのめされた。
これほど才能とキャリアがある人が、いまも平然と突っ走っている。
パフォーマンスの質がとんでもなく高い。

だがそれ以上に凄いのは、デヴィッド・バーンが音楽に込める
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最高の花婿/ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲(2014年製作の映画)

3.7

気楽に観られて、面白かった。
でも、多国籍的、多文化的になっても家父長的なのね、とも思った。

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.8

思ったより軽く観られた。みんなカッコよくて面白い。

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

4.5

面白かった。
演出がとてもよい。
淡々と、恐怖を描いている。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.8

つらい。真面目に働けば働くほど不幸になる。選択肢のない、見せかけの「自己責任社会」もつらい。

家族はみんないい人。
それが救いだが、それだけに、さらにつらい。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

この映画が意図するところではないかも知れないが、話を聞いてもらえないことの怖さを感じた。

一見同じ言葉で話しているようでも、コミュニケーションになっていない。こちらが何を伝えても、相手は変わらない。
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

5.0

とてつもないイマジネーションと表現力。
全くの妥協なし。捨てパンチが一つも無く、ずっと強打。
自由自在。平面と立体、リアルとアンリアルを行ったり来たり。

大事なのはリアリティや解像度ではなく、想像力
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