monteliusvagenさんの映画レビュー・感想・評価

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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

4.0

のどかでどこかお気楽な最弱サッカーチームとプライドの高い鬼監督が同じフィールドで1ゴールを目指す!
スポーツにおいて知識や技術、勝敗も重要。けれど幸せはそれだけではないことをユーモアたっぷりに伝えてく
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人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした(2023年製作の映画)

3.7

痛々しさも醜さも曝け出し、思い切った行動に踏み切る元アイドル。
充実した人生を送る他者への羨望や嫉妬、刺々しい感情は
おっさんの持つ衝撃吸収力によって変化し、
その独特の佇まいで肯定される。
「適当に
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.5

カーアクションとバイオレンスにヒューマンドラマも加わった充実の内容。クールな女性ドライバーの意識の変化も見どころです。少年から見れば28歳は ”おばさん” なのか…

母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

3.6

正義の味方が助けに来てくれるわけでもなく、
警察も周りの人間も頼りにならない、
ならば自分で何とかするしかない…

消えた娘を探す母の"戦い"を目の当たりにし、
苛立ちが込み上げ、愕然としました。
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ミッドナイト・ファミリー(2019年製作の映画)

3.5

必要とされる救急隊が未認可であるという理由で
運が悪ければ収入が得られず、警察に追われ、
同業者と仕事を取り合う。
念入りに車両の手入れをし、
次の搬送に備える一家の姿から
人命救助に専念する意識の高
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私はヴァレンティナ(2020年製作の映画)

3.4

マイノリティへの風当たりは強く、その矛先はヴァレンティナにも否応無く向けられる。
決して泣き寝入りはしない彼女の主張とも言えるタイトルが示すように、
名前の重要性が色濃く映る作品です。

スターダスト(2020年製作の映画)

3.0

自分が物心ついた時には既に世界的スターだったデヴィッド・ボウイが、アメリカであのような扱いを受けていたとは。一定の期間に焦点を当て、凝縮された印象です。

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.5

LEVEL2公開を前に、おさらい上映。
豪華キャストを揃えた迫力ある作品です。
白石監督をお迎えしてのトークでは、誰もが気になるシーンのタネ明かしや、起用する俳優の魅力について語られました。

LEV
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.1

来る日も来る日も同じ一日の繰り返しにウンザリ。ならば開き直って楽しむべし!特別な空間を行き来しているうちに、サラとナイルズが垢抜けて見えてくるから不思議です。

家なき子 希望の歌声(2018年製作の映画)

3.0

レミにとって旅の仲間であり、音楽の師匠であり、育ての親でもある
ヴィタリスの大きな愛情に心打たれます。
歌が重要な鍵となる、わかりやすく素直な作品。

ソニア ナチスの女スパイ(2019年製作の映画)

3.2

女優としての顔が徐々に崩れ、その後の人生に大きく影響を及ぼす役割を担ってしまったソニア・ヴィーゲット。敵味方が入り乱れ、裏切り合い探り合うなかで、彼女なりの大切な人への眼差しが垣間見られ、印象に残りま>>続きを読む

パパは奮闘中!(2018年製作の映画)

3.7

ライトな内容を想像していましたが、労働問題や子育て環境といった身近なテーマを取り上げた結構シリアスな作品でした。これらはギヨーム・セネズ監督の実体験が基になっているそうですが、映画としての脚色はあるも>>続きを読む

あの日のオルガン(2019年製作の映画)

3.5

しっかり者の 楓先生と、天真爛漫な みっちゃん先生。対照的な二人だけれど、子どもたちを守りたいという願いは同じ。それぞれの接し方で幼い命を救う過程が丁寧に描かれていました。みっちゃんが落ち葉に包まれる>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.5

凄惨なテロ、銃撃、命がけの国境越え…何度心臓が止まりそうになったことか!
とりわけアレハンドロの執念深さが際立っており、
幾つものシーンで見せ場を作っています。
特にラスト!不気味だけど嫌いじゃない!
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愛を綴る女(2016年製作の映画)

3.7

絵に描いたような良き伴侶のおかげか、チャイコフスキーのピアノの音色のせいか、はたまた南仏の風景がそう思わせるのか、ヒロインの身勝手な振る舞いすらも魅惑的に見えてきます。もちろんマリオン・コティヤールだ>>続きを読む

しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

4.8

かけがえのない友とよき相棒犬。彼等と過ごす4日間がこれまでの人生のどの瞬間よりも眩しく、特別なものになっていく。フリアンの親友トマスの心情を物語るようなギターの調べが印象的。

TAP THE LAST SHOW(2017年製作の映画)

3.8

タップダンス映画ではありますが、これはもうスポ根ものと言えるかもしれません。鬼のようなスパルタ指導に喰らいつき、遂に実を結んだ圧巻のパフォーマンスに拍手喝采なのであります。

おとなの事情(2016年製作の映画)

4.2

親友といえど、互いの携帯電話を見せ合うという悪趣味なゲームはおすすめできない。いいことなんて一つもないとわかっていながら止められない好奇心が修羅場の入り口!隠しておきたい秘密は墓場まで持って行きましょ>>続きを読む

ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

4.0

強靭な肉体を武器に野生動物を味方につけて戦うターザンに惚れ惚れする一方で
妻ジェーンが敵に果敢に立ち向かう姿も現代らしくて良いじゃないですか!
想像をはるかに上回るジャングル体験でした!

これが私の人生設計(2014年製作の映画)

4.5

イタリアが抱える問題を取り上げつつ、底抜けに陽気な人々が巻き起こすドタバタ喜劇に笑いが止まりません!
女性というだけで虐げられる雇用環境は日本と似ていますね。
建築業界という男社会に切り込んでいく主人
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

4.7

監督が脚本家を待っている間に閃いたというアイディア、大変気持ち良く巻き込まれました。青春映画の枠にとらわれない大胆な手法で美しさも愚かさも曝け出しています。
2つの色は対立ではなく、調和のとれた配色な
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ドローン・オブ・ウォー(2014年製作の映画)

4.0

ドローンの誕生によって
戦争が "お手軽"なものになってしまった。
繰り返される悲劇を目の当たりにし、
息苦しさが止まらない。

上映後、田原総一朗さんと森本敏さんがお見えになり
映画の話題から安保法
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.2

いつもなら煩わしく感じる3D眼鏡をかけていることすら忘れて没頭してしまいました。大量の砂埃にむせ返る!火花が、武器が、車両が、そして人間が飛んできますのでお気をつけて!

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

4.4

学校、警察、そしてメディアの体質に嫌悪感が募る。正義のために立ち上がる生徒役俳優らの不気味なまでの熱演によってあれよあれよと引き込まれてしまった。”いいところだったのに!”と叫びたくなるラスト。早くも>>続きを読む

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)

4.4

映画の大半を占める法廷シーンが見ものですが、親子ゆえのやりづらさが見受けられるあたり、他の裁判ものとはひと味違いますね。ダウニーJR.はもちろん、デュバルの恐ろしいまでのON/OFF切り替え!まさに怪>>続きを読む

ストックホルムでワルツを(2013年製作の映画)

4.0

気が強くて奔放。そうしなければ頂点からの景色を眺めることはできなかった。幾多の絶望を味わいながらも夢は自らの手で掴み取るものだと身をもって示した歌姫のスウェディッシュ・ジャズをご堪能あれ。